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鬼神伝



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【この小説が収録されている参考書籍】
鬼神伝 (講談社ノベルス)

鬼神伝の評価: 4.00/5点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

高田氏のファン

他の本もそうですが、神や鬼、神社や寺の見方が変わります。影響大。
鬼神伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鬼神伝 (講談社ノベルス)より
4061827359
No.2:
(4pt)

伝奇的戦記

もともとはミステリーランドシリーズとして出版された「鬼神伝 鬼の巻」「鬼神伝 神の巻」を合本の上、加筆修正したもの

平安時代にタイムスリップした中学生・天童純が主人公

貴族を中心とした「人」と大和の神々とその子孫「鬼」の戦いが描かれる伝奇的な戦記もの

昔読んだ栗本薫著「魔界水滸伝」を少し彷彿させられたが、本著は淡々と話が展開していく
もう少しテンションの高い描写が欲しかった、特にバトルシーンでは
スケールの大きい話だけに勿体無い
鬼神伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鬼神伝 (講談社ノベルス)より
4061827359
No.1:
(4pt)

人と鬼、咎はどちらにあるのか

主人公天童純は密教僧である源雲に誘われ、人と鬼神が争う平安の世にタイムスリップします。そこで「選ばれし者」として貴族とともに鬼神と戦う事を求められますが、実は自身は鬼の子孫であり、人こそがこの戦いの元凶である事を知り、鬼神と共に貴族と戦う事を決意します。

この手の物語は人が鬼と戦うという形に描かれる事が多いと思いますが、本作はそのアンチテーゼとして描かれています。なぜ節分で鬼が豆を当てられるのか、桃太郎で鬼は本当に悪者なのか、具体的に物語を引用して、鬼が主人公に問いかける描写が頻繁に出現します。

一方、物語の構成としては極めて一般的な戦記物で、伝説の剣や主人公と共に闘うヒロインという舞台装置はそれほど目新しくはなく、また善悪の価値観においても単純に構図が逆転しているだけなので、せっかくの設定があまり生かされていないように感じました。これは残念ながら鬼や神などのキャラクターの描写があっさりとし過ぎていて、深くイメージを想起させるものではなかった事も一因かと思います。

とはいえ、本作が改訂版であり元々が児童書ということもあって、非常に読みやすく爽快感のある作品に仕上がっています。アニメ映画化が決定しているとのことなので、異形のキャラクター達がどう可視化されるのか、今から楽しみです。
鬼神伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鬼神伝 (講談社ノベルス)より
4061827359

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