未必のマクベス

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評判

未必のマクベスの評価:

3.76/5点 レビュー 97件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全118件 101〜118 6/6ページ
No.18
(5pt)

圧倒的に押し寄せるうねりの中で結末を迎えた。

この作品は、2014年9月に単行本として世に出ていたらしい。
今更ながら、気付かなかった自分の迂闊さを悔いている。
ただ内容的には、当時通っていた書店のターゲット層から考えると、注目作品ではなかっただろう。

タイトルにもある通りシェークスピアの「マクベス」の世界観や進行が随所に出てくる。
読んでなくても楽しめるのだが、読み手の思い込みでハードルが一つ上がってしまうかもしれない。

量的にも、41文字×18行×603ページの7-8割が文字で埋まっているので、読む時間が少ない人には
少し心理的抵抗が予想される。

乗り換えを含む電車の中で読んでいたりすると、余り無い事だが、集中しすぎて乗り過ごしたりすることもあった。

世代的には、30-35歳以降の男性が推奨されると思われる。
何故なら、高校時代に昇華出来なかった淡い思いがくすぶり続ける主人公が、香港を中心とした東南アジアで
「王」として「旅」をしながら、その思いに決着をつけていく物語でもあるのだから・・・。

女性から見たときに、主人公の周囲を取り巻く同性の描写に対してどう感じるかは、人によって異なりそうで
作品への評価を大きく左右しそうに感じる。

ひと時もだれることなく、一気に読み終わった素晴らしい作品であるが、
「暗号化」によるセキュリティが主人公の所属する会社のビジネスの根幹となっていることから、
「難しい」という先入観で物語がすっと入ってこない人もいるかもしれない。
この物語の面白さは、短い書評で伝わるものではないので、是非読んでみて欲しい。

ブックオフに流れる本も少ないと思う。
私はもう既に、死ぬまでにあと何回かは読み返すと信じている程だ。

残念なのはこの作者が非常に寡作であること。
長編第1作が「グリフォンズ・ガーデン」で22年前に出版されているが、手に入らない。
出来ればこの機会に再版して欲しいと切に願う。
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)より
415031294X
No.17
(5pt)

圧倒的に押し寄せるうねりの中で結末を迎えた。

この作品は、2014年9月に単行本として世に出ていたらしい。
今更ながら、気付かなかった自分の迂闊さを悔いている。
ただ内容的には、当時通っていた書店のターゲット層から考えると、注目作品ではなかっただろう。

タイトルにもある通りシェークスピアの「マクベス」の世界観や進行が随所に出てくる。
読んでなくても楽しめるのだが、読み手の思い込みでハードルが一つ上がってしまうかもしれない。

量的にも、41文字×18行×603ページの7-8割が文字で埋まっているので、読む時間が少ない人には
少し心理的抵抗が予想される。

乗り換えを含む電車の中で読んでいたりすると、余り無い事だが、集中しすぎて乗り過ごしたりすることもあった。

世代的には、30-35歳以降の男性が推奨されると思われる。
何故なら、高校時代に昇華出来なかった淡い思いがくすぶり続ける主人公が、香港を中心とした東南アジアで
「王」として「旅」をしながら、その思いに決着をつけていく物語でもあるのだから・・・。

女性から見たときに、主人公の周囲を取り巻く同性の描写に対してどう感じるかは、人によって異なりそうで
作品への評価を大きく左右しそうに感じる。

ひと時もだれることなく、一気に読み終わった素晴らしい作品であるが、
「暗号化」によるセキュリティが主人公の所属する会社のビジネスの根幹となっていることから、
「難しい」という先入観で物語がすっと入ってこない人もいるかもしれない。
この物語の面白さは、短い書評で伝わるものではないので、是非読んでみて欲しい。

ブックオフに流れる本も少ないと思う。
私はもう既に、死ぬまでにあと何回かは読み返すと信じている程だ。

残念なのはこの作者が非常に寡作であること。
長編第1作が「グリフォンズ・ガーデン」で22年前に出版されているが、手に入らない。
出来ればこの機会に再版して欲しいと切に願う。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.16
(5pt)

世界に引き込まれます

唐突ですが、村上春樹の主人公ってはっきりしないグダグダ悩むイラつく男性でとても苦手です。
作者の文体は確かに少し村上春樹に似ていますが、主人公は正反対です。
文体も似ているのは透明感だけでナルシストっぷりはなく、とても読みやすいと思います。実際ぐいぐいと引き込まれ1日で読んでしまいました。
ここに書いてある方もいらっしゃいますが、確かにラストが気になります。
でも、面白かった!
雲呑麺を食べたくなりました。
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)より
415031294X
No.15
(5pt)

世界に引き込まれます

唐突ですが、村上春樹の主人公ってはっきりしないグダグダ悩むイラつく男性でとても苦手です。
作者の文体は確かに少し村上春樹に似ていますが、主人公は正反対です。
文体も似ているのは透明感だけでナルシストっぷりはなく、とても読みやすいと思います。実際ぐいぐいと引き込まれ1日で読んでしまいました。
ここに書いてある方もいらっしゃいますが、確かにラストが気になります。
でも、面白かった!
雲呑麺を食べたくなりました。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.14
(5pt)

久しぶりに痺れるような読書体験でした。傑作です。

序盤の構成に唸りながら読みました。
初恋の淡い気持ちを思い出し、胸がしめつけられながら最後まで楽しめました。
犯罪小説にして究極の初恋小説と言った感じ。
とにかく面白かった。
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)より
415031294X
No.13
(5pt)

久しぶりに痺れるような読書体験でした。傑作です。

序盤の構成に唸りながら読みました。
初恋の淡い気持ちを思い出し、胸がしめつけられながら最後まで楽しめました。
犯罪小説にして究極の初恋小説と言った感じ。
とにかく面白かった。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.12
(4pt)

深夜特急へのオマージュ?

香港、マカオ、ホーチミン市、バンコクなど、
アジア各国を出張したり遊び歩いている人たちにとっては、
何となく身近で馴れ親しんでいるような描写が多くあって、
物語のなかに引き込まれていくのだけど、
プロットは極めて非日常的で、現実から遠く離れたフィクションだ。

けれども設定はかなり現実味を帯びていて、
バンコクのBTSとMRTのカードがなぜ統一されていないか、
みたいな、理由が暗示されていたりする。
金正男と思われる人物も、
さもありなん、という役回りで登場する。

深夜特急第一巻へのオマージュみたいに、
唐突に陸羽茶楼が出てきたり、
文体はなんとなく村上春樹で、
池井戸潤より真山仁よりハードボイルドな
企業小説かと思いきや、
伊坂幸太郎の小説よりもなお
さり気なく血生臭くない殺人が頻繁に起こる。

お勧めします。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.11
(4pt)

深夜特急へのオマージュ?

香港、マカオ、ホーチミン市、バンコクなど、
アジア各国を出張したり遊び歩いている人たちにとっては、
何となく身近で馴れ親しんでいるような描写が多くあって、
物語のなかに引き込まれていくのだけど、
プロットは極めて非日常的で、現実から遠く離れたフィクションだ。

けれども設定はかなり現実味を帯びていて、
バンコクのBTSとMRTのカードがなぜ統一されていないか、
みたいな、理由が暗示されていたりする。
金正男と思われる人物も、
さもありなん、という役回りで登場する。

深夜特急第一巻へのオマージュみたいに、
唐突に陸羽茶楼が出てきたり、
文体はなんとなく村上春樹で、
池井戸潤より真山仁よりハードボイルドな
企業小説かと思いきや、
伊坂幸太郎の小説よりもなお
さり気なく血生臭くない殺人が頻繁に起こる。

お勧めします。
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)より
415031294X
No.10
(4pt)

面白い、けどもったいない!(ネタバレ注意)

600ページ超ある文庫だったが、表紙の写真と冒頭数ページで世界観に引き込まれて購入。
 最後の最後まで、助長とわかっているのに惹きつける展開と描写はお見事。
 ただラストの展開にはがっかり。
以下ネタバレ

 高木という、社内で主人公にライバル心があるが人間味があって、途中主人公の命まで助けた憎めないキャラクターが、最後に主人公との思い出の場所であんなに大々的に主人公を冷徹に殺しにかかるのは残念すぎた。少なくとも最後の最後に安っぽい理由で心変わりしてしまうキャラクターではない。むしろ主人公が自分の恋人にしたように、戸籍上殺して別人として生かすという方法を取りそうだったものだが。
 途中の助長な説明文も描写のセンスでカバーしていたので、かなりの傑作だと感じていたが、最後の展開だけは本当に納得がいかない。無理矢理終わらせた感が半端ない。
 ハッピーエンドにしろとは言わないが、なんか編集に長過ぎるからいい加減終わらせろと言われたのかな、と思うくらい唐突な終わり方だった。
 もし映像化するならラストだけは変えて欲しい。ハッピーエンドにしろとは言わないが、高木を悪役にするなら犯行理由にもっと深みを出してほしいし、殺し方ももう少し大人しいものにしてほしい。なぜ最後に多人数で高級ホテルでドンパチやっちゃうかなぁ……。
 本当に返す返すももったいない!!作品。迷っているなら読んでほしい。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.9
(4pt)

面白い、けどもったいない!(ネタバレ注意)

600ページ超ある文庫だったが、表紙の写真と冒頭数ページで世界観に引き込まれて購入。
 最後の最後まで、助長とわかっているのに惹きつける展開と描写はお見事。
 ただラストの展開にはがっかり。
以下ネタバレ

 高木という、社内で主人公にライバル心があるが人間味があって、途中主人公の命まで助けた憎めないキャラクターが、最後に主人公との思い出の場所であんなに大々的に主人公を冷徹に殺しにかかるのは残念すぎた。少なくとも最後の最後に安っぽい理由で心変わりしてしまうキャラクターではない。むしろ主人公が自分の恋人にしたように、戸籍上殺して別人として生かすという方法を取りそうだったものだが。
 途中の助長な説明文も描写のセンスでカバーしていたので、かなりの傑作だと感じていたが、最後の展開だけは本当に納得がいかない。無理矢理終わらせた感が半端ない。
 ハッピーエンドにしろとは言わないが、なんか編集に長過ぎるからいい加減終わらせろと言われたのかな、と思うくらい唐突な終わり方だった。
 もし映像化するならラストだけは変えて欲しい。ハッピーエンドにしろとは言わないが、高木を悪役にするなら犯行理由にもっと深みを出してほしいし、殺し方ももう少し大人しいものにしてほしい。なぜ最後に多人数で高級ホテルでドンパチやっちゃうかなぁ……。
 本当に返す返すももったいない!!作品。迷っているなら読んでほしい。
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)より
415031294X
No.8
(5pt)

文庫化はまだ?

新聞の書評を見て図書館で借りて読んだ。面白かったので手元用に単行本を購入した。
この本は文庫化されるだろうと思っているが、なかなかそうはならず、(もっと多くの人に読まれてもいいと思っているので)もったいないと思っている。
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415209480X
No.7
(5pt)

非現実に浸れるミステリー恋愛小説

普通のサラリーマンの物語かと思いきや、登場人物は企業の闇の中でありえない事態に振り回される。最初は主人公の中井に、自分と同じサラリーマンだというところに感情移入するのだが、だんだんと自分と異なる中井像になっていく。そこからエンターテイメント作品としてドライブがかかる。真実味を帯びながらも舞台は非現実的な世界に移行。気がつけばすっかりマクベスの舞台の観客になっている。そして中井はミステリーの中心に立たされ、周りの人物もどんどん巻き込まれ、マクベスの舞台は大きくなる。そして終幕。やはりマクベスは悲劇だった。切ない。
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No.6
(5pt)

良い状態でした

評価通りの大変良い状態でした。また機会がありましたらお願いします。
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No.5
(5pt)

良い状態でした

評価通りの大変良い状態でした。 また機会がありましたらお願いします。
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415209480X
No.4
(5pt)

洗練された恋愛小説

この本を読みながら、村上春樹の『羊をめぐる冒険』を思い出した。全体的な雰囲気が似ています。ただ、今の自分が引き込まれて、熱中できたという事は、もっと上質なストリー展開である事は間違いない。「羊をめぐる冒険』を再読しようとしても今の自分には到底無理だから。村上春樹が読めたのはぎりぎり『ノルウエーの森』まで。
村上春樹ほどストリー展開に無理はないが、現実離れした主人公の行動は、女の子にもてる事も併せ村上春樹の主人公っぽい。台詞もなんとなく似ている。
今の村上春樹には到底書けない洗練されたストリー、上質な会話、現代性も併せもつですから、もっと売れるべきでしょう。早川では無理か。前作『グリフォンズ・ガーデン』は絶版ですが、近くの図書館にあるようですので、早速借りて読んでみようと思います。作者には、長編次作に期待しております。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.3
(5pt)

すらすら読めます。

犯罪小説でありながら、恋愛小説の要素も含まれており、あまり無いジャンルの本かと。読み始めると夢中になり、通勤時間に一気に読んでしまいました。主人公の独特な言い回しや表現が印象的であること、また、文章の組み立てがおもしろく、読み応えがありました。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.2
(5pt)

特に30代男性、サラリーマン・ビジネスマンには直撃の書!

この度早川書房より出版された、早瀬耕氏の新作

「未必のマクベス」

主人公のビジネスマン「中井」に感情移入するのなら
タイトルにもあるように、恐らくその世代から上がドンピシャだと思いました。

私から多くを語るには忍びない。

ぜひあなたにもこの物語が届きますように。

ハードカバーで2200円+税
ですが、おそらく数年ないし一年後には「文庫本」としても登場するであろう傑作だと思いましたので、気になった方はぜひこの機会に「マクベス」に触れてみてください~
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X
No.1
(4pt)

独特の雰囲気

ジャンルの特定は難しく、緻密な犯罪やファンタジックな恋愛が交錯します。

「マクベス」を知らずに読み進めましたが、前提知識として要求されるものではなく、ストーリーのフレームとして活用されており、必要な導入が設けられています。

登場人物の語り口は独特で、好みが分かれるところです。著者のスタイルなのか、どの展開にも慎重に伏線が張られ、思考やコミュニケーションにも破綻がありません。

徐々にスピード感を増しながら展開していく極端ともいえる企業の謀略も、著者の経験なり取材によって「あり得ない話ではない」と思える設定が維持されています。感情移入が難しい主人公と一定の距離を保ちながらも、グイグイと展開に引き込まれていきます。

会話に多用される学術的な要素や、企業人にとっての(著者独自とも言える)ポリシーが、テンポを崩す反面、ストーリーを読者の想像によって修飾するための小道具にもなって楽しめます。

香港・澳門を中心に、東京から東南アジアへ目まぐるしく舞台を移しながら展開するストーリー。全編を通して登場する「キューバリブレ」で喉を潤したくなります。(私はラム酒が手元になかったので、ウィスキーコークで代用しましたが。。)

長編であり、手軽に読める小説ではありませんが、独特の雰囲気をもった作品です。一読の価値有り。
未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 未必のマクベス (ハヤカワ・ミステリワールド)より
415209480X