未必のマクベス
評判
未必のマクベスの評価:
3.76/5点 レビュー 97件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 101〜118 6/6ページ
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未必のマクベスの評価:
3.76/5点 レビュー 97件。 B ランク
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今更ながら、気付かなかった自分の迂闊さを悔いている。
ただ内容的には、当時通っていた書店のターゲット層から考えると、注目作品ではなかっただろう。
タイトルにもある通りシェークスピアの「マクベス」の世界観や進行が随所に出てくる。
読んでなくても楽しめるのだが、読み手の思い込みでハードルが一つ上がってしまうかもしれない。
量的にも、41文字×18行×603ページの7-8割が文字で埋まっているので、読む時間が少ない人には
少し心理的抵抗が予想される。
乗り換えを含む電車の中で読んでいたりすると、余り無い事だが、集中しすぎて乗り過ごしたりすることもあった。
世代的には、30-35歳以降の男性が推奨されると思われる。
何故なら、高校時代に昇華出来なかった淡い思いがくすぶり続ける主人公が、香港を中心とした東南アジアで
「王」として「旅」をしながら、その思いに決着をつけていく物語でもあるのだから・・・。
女性から見たときに、主人公の周囲を取り巻く同性の描写に対してどう感じるかは、人によって異なりそうで
作品への評価を大きく左右しそうに感じる。
ひと時もだれることなく、一気に読み終わった素晴らしい作品であるが、
「暗号化」によるセキュリティが主人公の所属する会社のビジネスの根幹となっていることから、
「難しい」という先入観で物語がすっと入ってこない人もいるかもしれない。
この物語の面白さは、短い書評で伝わるものではないので、是非読んでみて欲しい。
ブックオフに流れる本も少ないと思う。
私はもう既に、死ぬまでにあと何回かは読み返すと信じている程だ。
残念なのはこの作者が非常に寡作であること。
長編第1作が「グリフォンズ・ガーデン」で22年前に出版されているが、手に入らない。
出来ればこの機会に再版して欲しいと切に願う。