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バリ3探偵 圏内ちゃん
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バリ3探偵 圏内ちゃんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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序盤のネットリンチ辺りは最高に面白いが、それ以降は最高につまらなかった。流しよみて大まかな話だけ理解して無理矢理読み終えました。警察官たちの場面が本当に毎度つまらないんです。 | ||||
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他の方の批評を見ていると辛いのですが、まぁ言われてみればそうかもって思うかもしれません。 ネットリンチやネット私刑の助長とか、確かにそう言われると彼女が作品全体的に英雄視されてるのには疑問が出てくるのも否めません。 けど、そういう事は抜きにして、ただ「対人恐怖症」という病気の圏内ちゃんという女性のお話として見ると、私は色々共感してしまいました。 閉ざされた世界の中で、でも外の世界とも繋がってたくて、限られた世界だからこそ出来る事にはとことんで。 そういう病気の中で彼女らしく生きて能力を発揮している逞しさと、無邪気にネットリンチの世界に入り込んでいるっていう危うさを描いたのかなと自分は思いました。 きっと見方は1つではないと思います。この作品の彼女を見て危なさを感じる方もいれば、ちょっと勇気をもらったり、ほっこりする人もいるのだと思います。 私は読み始めはネット社会の危なさを感じ、彼女に共感し、驚嘆し、自分の出来ることから頑張っていこうという気持ちになったりと楽しめました。 でも、キャラの視点がコロコロ変わっていくのは、最初ちょっとついていけなかったです(笑)そこをちょっと我慢して読み進めていくと、おぉ~っとかなるほど~とかってなっていきました。 ストーリー的にも楽しめて、対人恐怖症やネット社会の問題点も考えさせてくれる作品だったと思います。 | ||||
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出だしの盛り上がりは面白いけれどムカムカ。 しょっちゅう視点変わるけど、基本的に同じ目線からしか見てないのもムカムカ。 そもそも文章が好きじゃなくてムカムカは僕の個人的なアレだからともかくとして、内容から登場人物から謎から解決の仕方からその他もろもろに至るまで始終ムカムカしっぱなしでした。 あと、設定ありきで他を都合に合わせてるのもちょっと好ましくなかったです。 二巻が発売されてたのを書店で見かけて知ったこの作品ですが、とりあえず試しに一巻だけを購入したのは英断だったかもしれません。 ライトミステリーでキャラに共感が持てないのは、続編を出す場合はちょっと致命的かもしれないですね。次も読もうって気にはならなくなってしまいます。 | ||||
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探偵ものが好きなので、とても楽しく読ませて頂くことができました。 | ||||
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プロローグを手に汗握って読み、これは期待できると興奮した。 しかし圏内ちゃんの正体が早々に判明し、その私生活が明かされてしまってからは彼女の魅力が半減。 視点が近づきすぎだ。 それでも犯人の過去視点が興味深く、面白い印象のまま「承」を読んだ。 にもかかわらず「転」(握手会)以降のショボさにガッカリ。 せっかくの設定を生かそうとしたのだろうが、忌女達から寄せられた情報が中途半端だし、急にリアリティがなくなってしまった。 ここは編集から何か言われて付け足したの? そして圏内ちゃんが決死の覚悟で犯人を助けようとする感情の流れもよく分からない。 締め切りに追われて急いであつらえた、とってつけたラストという印象だった。 冒頭や犯人の幼少期視点が面白かっただけにとても残念。 | ||||
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面白かったです。エピローグを読む限り、シリーズは継続の方向でしょうか。「探偵」、「助手」、「警察組織」、「犯人」というミステリーの形式に沿っていますが、探偵と捜査方法は現代的です。ミステリーとしての謎レベルは「入門レベル」で、ストーリーとキャラクターに引っ張られて読み進む感じでした。なお、『ドS刑事』とは同じ世界の事件のようです。 | ||||
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(注意:ネタバレありです) SNS上で迷惑行為を自ら世間に公表してしまう、いわゆる「バカッター」と呼ばれる行為と、その人間をネット上で集中的に、過度に攻撃する「ネットリンチ」が、本作の主な題材になっています。 テーマ的には大変興味を惹かれ、また主人公「圏内ちゃん」こそがネットリンチを主導して行う立場のキャラクターだったので、話がどう転がっていくのか序盤は惹かれました。 ネット上の書き込みから人物像を特定するという探偵手法も、最近の流行ではあり同アイデアを多く見かけるものの、新しい類型の安楽椅子探偵ものとして期待しました。 しかし、物語のラストまで主人公が自らのネットリンチという行為に対して葛藤も罪悪感も抱いておらず、また作中でも私刑を批難すべき立場の警官からさえ好意的に讃えられてまでおり、批判的な描かれ方もしないことに違和感と嫌悪感を覚えました。 助手はまだしも警察までもが「圏内ちゃん凄い! ぜひこれからも捜査協力を!」って、圏内ちゃんが扇動したせいで事件の被害者が三人も増えてるのに……。 しかも植物状態となった被害者の意志を汲み取ることができたから圏内ちゃん凄い! って、そもそも圏内ちゃんの扇動行為のせいで圏内ちゃんの共犯者が植物状態となったのに、責任を感じることも反省もしないの……? 圏内ちゃんの追う犯罪者は、自らの歪んだ欲望のために女性の左手首を切り落とす人間ですが、何の恨みもない相手の人生を、正義の名の下に面白半分に壊してしまう圏内ちゃんは、犯人と同類の人間のはず。 なのにそこを掘り下げられることはなく、圏内ちゃんはこの世界観の中では終始善人なのです。 例えば「圏内ちゃん」がハンニバル・レクターのように、世間から忌まれるような人間であり、それを自覚もしていながら捜査に協力するような、所謂犯罪者探偵のキャラであればまた違ったかもしれませんが、「圏内ちゃん」が自らの罪によって糾弾されることはありません。 というか警察は圏内ちゃんの犯した罪は完全にスルーで、一方的に名探偵圏内ちゃんを讃え続けます。 警察が無能なのはミステリのお約束ですが、倫理観のネジまでぶっ飛んでいるとついて行けません。 私がとりわけ嫌悪感を抱いたのは主人公圏内ちゃんの、本を読んでいる私自らさえいつそうなってしまう(ネットリンチに荷担してしまう)かもしれないという卑近な「卑劣さ」と「その卑劣さに対する無自覚さ」です。 近年ネット上に溢れる、正義と倫理を旗印にしたネットリンチの恐ろしさと、そんな卑劣な行為を行っておきながら、何食わぬ顔で自らを善良でか弱い市民と信ずる人間がいることの恐ろしさ。 電波の入らない圏外に行くと精神的に追い詰められてしまう主人公の「圏内ちゃん」が、弱い立場に転落したネット上の相手を一方的に反撃できない「圏外から」無邪気に楽しみながら攻撃し続けていく様、そして自らの罪を罪と自覚することなく、まるで正義のように振る舞ってゆくこと。それは女性の手首を奪っていく謎の犯人と同等かそれ以上に不気味であり、薄ら寒い恐怖と強い嫌悪感を覚えましたが、おそらくそれは作者が意図したことではないのでしょう。 最後まで、主人公とその周囲に感情移入できず、エンターテイメント作品として楽しめませんでした。 | ||||
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