ペナンブラ氏の24時間書店

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ペナンブラ氏の24時間書店の評価:

3.33/5点 レビュー 18件。 E ランク

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平均点3.33pt

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(3pt)

Google検索であらかた事足りてしまう今の冒険物語

月旅行が現実になりつつあり、Google検索であらかた事足りてしまう今の冒険物語はこんな感じなのかもしれない。

与えられた問題はこう。世界のどこかにある持ち出し禁止の本の中に永遠に生きる方法が暗号の形で隠されている。本を目にする事が出来る人は世界各地にある本屋の中に隠された課題を解いた人だけ。

失業中でひょんなことから世界各地にある暗号が隠された本屋のうちの1つでアルバイトをすることとなったクレイが本作の主人公。不思議な本屋に興味を持ち、失業する前に生業としていたデザイナーとしてのスキルを生かして問いに向き合い始める。

船で旅するでもなく、タイムマシンで過去に戻るわけでもなく、現代のまさに「イマ」の物語。解決のヒントを知るためにネットで調べてもヒントになりそうな情報は全く出てこない。

そればかりか、バイト先にある本を検索しても見当たらない。でも、目の前にGoogleで検索しても出てこない本はあり、謎が転がっている。

バストを世界一キレイに再現できるソフトウェア会社のCEOである友人や、Google社員である彼女と共に冒険に出かける。アメリカ国内を動くだけの物語だけど、Google内での調査、必要な器具はDIYで作り、作り方はネットに残っている。足りない材料についてもネット上でお願いをして貸してくれる人を探す。現実世界では知られていないが、ネット上で有名な人に貸してもらう。少し前の時代だったらあり得ない物語。

インターネットが当たり前になった今、冒険するなら新しい世界を作り上げるか、過去か未来に行くしかないでしょう。でも、まさに今、この世界にも解かれることを待つ謎はあって、解くための道具も揃っている。自分も身近なところから冒険をしてみようかとワクワクさせる物語。

【手に入れたきっかけ】

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ペナンブラ氏の24時間書店 Amazon書評・レビュー: ペナンブラ氏の24時間書店より
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No.2
(5pt)

本好き、SF・ファンタジーファン、ツイッターユーザーなら絶対に楽しめる本

サンフランシスコのトレンディなベーグルショップで広告デザインを担当していたクレイは、不景気のあおりを受けて失業してしまった。たいしたキャリアのない彼は再就職どころか面接にもこぎつけない。「仕事さえあれば何でもいい」という心境になっていた彼がようやくみつけたのが、「ペナンブラ氏の24時間書店」という奇妙な名前の書店での夜勤だった。

その書店には狭い店内には上を見上げると天井が闇に消えて行くほど高くそびえる本棚があり、そこに並んでいる本にはISBN(世界共通の書籍コード)がない。そして店主のペナンブラ氏は、クレイに「決して中を見てはならない」といった謎めいた約束をさせるのである。書店には普通の本もあるにはあるのだが、品揃えが行き当たりばったり的で、それらを目当てに来る客はほとんどいない。来るのは、謎の本棚に並んでいる謎の本を求めてやってくる常連客ばかりだ。

「決して中を見てはならない」と言われていたが、クレイはそれを守ることができなくなってしまう。そして、この本屋と本棚の謎の深みにはまっていく途中でグーグルに務める美女のキャットとも知り合う。

500年前に作られた本に潜んでいる謎、それを守り続けるカルト集団、この世にあるすべての本をスキャンして電子書籍化しようとするGoogle…と、現実のアメリカで起こっている「紙媒体 vs 電子書籍論争」に、少年たちが虜になる冒険ファンタジーを加え、そこにアメリカ西海岸のギークな若者たちを送りこんだような小説である。

著者は、Poynter, Current TV, Twitterというインターネットのギーク世界で働いてきたインサイダーなので、全体にちりばめられた風刺がとっても的確。著作権とか違法ダウンロードなど、この分野に詳しい人が読むとニヤニヤせずにはいられない箇所が沢山あり、「わかる、わかる!」と何度も本に向かって相槌を打ってしまう。

登場人物に好感が抱けるし、読後感も爽やかで、最高にお薦めの1冊である。
ペナンブラ氏の24時間書店 Amazon書評・レビュー: ペナンブラ氏の24時間書店より
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No.1
(3pt)

面白いけど…

面白くないわけではない。いやかなり面白いんだけど、勿体付けすぎというか、引っ張りすぎというか…、長いんですよ。東京創元社の本は活字が小さくてビッシリだし、それでかなりのページ数。他の出版社なら上下巻になるかも。
こんな書店、実際には無いんだろうけどアメリカだったら、もしかしたら有るんじゃないかと、なんかそんな気がしてきた。
ペナンブラ氏の24時間書店 Amazon書評・レビュー: ペナンブラ氏の24時間書店より
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