(短編集)

レキシントンの幽霊

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評判

レキシントンの幽霊の評価:

4.18/5点 レビュー 96件。 C ランク

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平均点4.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全193件 181〜193 10/10ページ
No.13
(5pt)

僕にとって思い入れのある作品の一つです

『恐れるべきは恐怖そのものではなく、
 恐怖の対象に背を向けることだ』
これは『7番目の男』で語られる言葉です。
後悔・自責・・・こういった感情でがんじがらめに
なっていた自分がはっとさせられた一言でした。
そして自分がその時、ぶち当たっていた壁を
崩す起爆剤となりました。
って大袈裟でしたね。。
心の奥深いところとか人間の暗部。
そういった場所にスポットライト
を当てるのが上手いなぁ、この人は。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.12
(4pt)

話に惹き込まれる

村上ワールドのファンではないけれども、この本には惹き込まれた。現実にはありえないストーリーも本当に存在するような気がした。読んで晴れやかな気分になるというよりも、どちらかと言えば「どんより」と物思いに老ける方が多いと思う。本から得る感情は読者によって様々だと思うが、惹き込まれることは間違いないと思う。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.11
(4pt)

話に惹き込まれる

村上ワールドのファンではないけれども、この本には惹き込まれた。現実にはありえないストーリーも本当に存在するような気がした。読んで晴れやかな気分になるというよりも、どちらかと言えば「どんより」と物思いに老ける方が多いと思う。本から得る感情は読者によって様々だと思うが、惹き込まれることは間違いないと思う。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.10
(4pt)

作者についての想像がたくましくなる作品群

この作品集で一番気に入っているのは「沈黙」という掌編だ。
飛行機を待つ間のわずかな時間に交わされる個人的な過去の話なのだが、そこには作者をして孤高の位置に導いた原体験のような物が感じられる。
村上作品は初期の三部作、友人「鼠」との交流に端を発する物語群、で見られるような独自の世界への没入と、その世界の中での混乱が語られることが多いように感じるが、上記の作品では「なぜ、そう言う作品を書く作者が形成されたのか」が何となく感じられる、と言うことだ。
そこでは「本物の喜びや本物の誇りを感じることができないであろう」とされる一人の級友について語られている。それは逆に作者は「本物の喜びや誇りを感じること」を選択したということなのだろう。それは作者の世代に共通!なテーマでもあったことを思い出させる。さらに主人公にボクシングについて「リングに立っていても深い穴のそこで暗闇を相手に戦っている気がする。孤独でも悲しくない」と言わせている。これこそ村上作品に共通の井戸についてのモチーフそのものだ。
他にも作者の女性観を感じられる「緑の獣」、原点へと回帰するような印象を与える「7番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」など7編が収められているが、本書では作者の手になる「あとがき」も重要だ。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.9
(4pt)

作者についての想像がたくましくなる作品群

この作品集で一番気に入っているのは「沈黙」という掌編だ。
飛行機を待つ間のわずかな時間に交わされる個人的な過去の話なのだが、そこには作者をして孤高の位置に導いた原体験のような物が感じられる。
村上作品は初期の三部作、友人「鼠」との交流に端を発する物語群、で見られるような独自の世界への没入と、その世界の中での混乱が語られることが多いように感じるが、上記の作品では「なぜ、そう言う作品を書く作者が形成されたのか」が何となく感じられる、と言うことだ。
そこでは「本物の喜びや本物の誇りを感じることができないであろう」とされる一人の級友について語られている。それは逆に作者は「本物の喜びや誇りを感じること」を選択したということなのだろう。それは作者の世代に共通!なテーマでもあったことを思い出させる。さらに主人公にボクシングについて「リングに立っていても深い穴のそこで暗闇を相手に戦っている気がする。孤独でも悲しくない」と言わせている。これこそ村上作品に共通の井戸についてのモチーフそのものだ。
他にも作者の女性観を感じられる「緑の獣」、原点へと回帰するような印象を与える「7番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」など7編が収められているが、本書では作者の手になる「あとがき」も重要だ。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.8
(3pt)

印象派の絵画のような。

全体を通じて感じさせられたのが、まるで印象画の絵画を見ているときのような感覚でした。
普通の人が、ごく当たり前のように”日常”を演じている。
けれども過去のどこかに、もしくは今も続いている一つの物事
それは波であったり、チョコレートであったり。。)によって、
主人公たちの心を捉え、影を落とす。
その影を、はっきりと意識しようとすればするほど、それは不確かに形を変えていく。
そんなところに、「印象派の絵画を見ているような」不思議さを感じました。
特にそれを私は「七番目の男」の中に感じました。
写実的過ぎる作品に、物足りなさを感じている方。きっと気に入られると思います。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.7
(3pt)

印象派の絵画のような。

全体を通じて感じさせられたのが、まるで印象画の絵画を見ているときのような感覚でした。
普通の人が、ごく当たり前のように”日常”を演じている。
けれども過去のどこかに、もしくは今も続いている一つの物事
それは波であったり、チョコレートであったり。。)によって、
主人公たちの心を捉え、影を落とす。
その影を、はっきりと意識しようとすればするほど、それは不確かに形を変えていく。
そんなところに、「印象派の絵画を見ているような」不思議さを感じました。
特にそれを私は「七番目の男」の中に感じました。
写実的過ぎる作品に、物足りなさを感じている方。きっと気に入られると思います。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.6
(5pt)

見事なほど春樹ワールドな作品

村上春樹の魅力のひとつに“不”の感情を見事に表現しているというのがあげられる。行間に隠された文章を一文一文紐解いていくと、そこに隠されたメッセージが自分の心の琴線に触れるのである。これはつまり“共感”である。実のところ行間を読ませてくれる作家はもとより、完全に共感させてくれる作家というのはなかなかいない。しかし、その数少ない作家の1人が村上春樹なのである。そしてこの短編集はその村上春樹の魅力を凝縮した傑作である。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.5
(5pt)

見事なほど春樹ワールドな作品

村上春樹の魅力のひとつに“不”の感情を見事に表現しているというのがあげられる。行間に隠された文章を一文一文紐解いていくと、そこに隠されたメッセージが自分の心の琴線に触れるのである。これはつまり“共感”である。実のところ行間を読ませてくれる作家はもとより、完全に共感させてくれる作家というのはなかなかいない。しかし、その数少ない作家の1人が村上春樹なのである。そしてこの短編集はその村上春樹の魅力を凝縮した傑作である。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.4
(5pt)

静かな方向へ広がっているダイナミックレンジ

「これは数年前に実際に起こったことである。」表題作の冒頭にはこのように記されている。
「あらゆる現実的なマテリアルを…原型が認められなくなるまでに溶解し、しかるのちに適当なかたちにちぎって使用する」と語っていた作者にとってはこれは異色ともいえるアプローチではないだろうか。
派手な効果を狙うような文章はここには無く、すべては静謐に進んでいく。 その分、クライマックスに衝撃的なまでの力は存在しないかもしれないが、それは静謐さの中において充分な表現力を持っている。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.3
(5pt)

静かな方向へ広がっているダイナミックレンジ

「これは数年前に実際に起こったことである。」表題作の冒頭にはこのように記されている。
「あらゆる現実的なマテリアルを…原型が認められなくなるまでに溶解し、しかるのちに適当なかたちにちぎって使用する」と語っていた作者にとってはこれは異色ともいえるアプローチではないだろうか。
派手な効果を狙うような文章はここには無く、すべては静謐に進んでいく。 その分、クライマックスに衝撃的なまでの力は存在しないかもしれないが、それは静謐さの中において充分な表現力を持っている。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038
No.2
(2pt)

異色の作品

「ノルウェイの森」の序章と対となる(作者語る)最後の作品以外は、作者には珍しく一つのアイデアをうどんを引き延ばすように作品に仕立てた短編集。孤独へ至るアンチクライマックスの連続だが、名画家のデッサンのように、原寸大の作者が見える。そんな意味で、ファンには逃せない作品かもしれない。
レキシントンの幽霊 Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊より
4163166300
No.1
(2pt)

異色の作品

「ノルウェイの森」の序章と対となる(作者語る)最後の作品以外は、作者には珍しく一つのアイデアをうどんを引き延ばすように作品に仕立てた短編集。孤独へ至るアンチクライマックスの連続だが、名画家のデッサンのように、原寸大の作者が見える。そんな意味で、ファンには逃せない作品かもしれない。
レキシントンの幽霊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: レキシントンの幽霊 (文春文庫)より
4167502038