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汚れた守護天使



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汚れた守護天使の評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

「海外ミステリの楽しみかた」翻訳家 宮脇孝雄先生の教材です。

1992年英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞作品です。
1980年「見習い女探偵」で英国推理作家協会賞最優秀処女長編賞受賞。
と、実力派のようですね。
私は調べても彼女のプロフィールが見つけられなかったのですが、宮脇先生のレジュメによると、失読症(知能にはなんの問題もないのに、単語の綴りが読めない学習障害の一つ。ディスレクシア)だそうです。
 ”ある年の冬、退屈しのぎに小説を書きはじめたら(字は夫にかいてもらった)、長編が一本完成し、作家の道に入った。”そうです。
ゆえに、読んでいて俯瞰しているような不思議な文体の気がします。
ただしこの作品は女性レスラーのそれも階級社会のあるイギリスの話ですので、主人公のことばははっきり言って汚いです。それが気になる方にはおすすめできません。
汚れた守護天使 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:汚れた守護天使 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150016054
No.1:
(5pt)

嗚呼、女子プロ

このところ、にわか女子プロファンの私。きっかけは『ガイア・ガールズ』という女子プロのドキュメンタリー映画を見たこと。これはキム・ロンジノットというイギリス人の女性映画監督が撮った、日本の女子プロチームの夢と栄光の物語。で、他の国の女子プロはどうなっているのかしらん、とウェブでチェックしました。ブラジルやら、他の国にもあるにはあるらしい。でも、例えばアメリカでは、女の子は闘うよりは、なんだか添え物みたい。つまらん。
そんなときに出会ったんですよ、この本に。エヴァは、イギリスの女子プロレスラー。若くて、痛々しいような強さをもった女の子。長与千種みたいなガタイかしら、なんて想像してみます。ちょっとやそっとで人に小突きまわされない、自立した、強い身体をつくるエヴァ。肉体を鍛え上げていく、ひたすらに自己充足的な快感と、まだ行き場を見出していない繊細な心の不安定さが、危ういバランスを保っているところに、この作品の味わいがあります。文庫しか買わないはずの私だが、邦訳の他の二作品は文庫にあらず。これは仕方がない。方針をまげて買うことにします。
汚れた守護天使 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:汚れた守護天使 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150016054

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