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キリコはお金持ちになりたいの
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キリコはお金持ちになりたいのの評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.89pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1～9 1/1ページ
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| 主人公の行なっていることは決して善行ではないのに思わず応援したくなる。そして自分もこのように少しは狡賢く生きていかなくてはいけないかな？と思ってしまいました。 | ||||
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| 紹介で読ませて頂きました。 素晴らしい小説でした。時間を忘れました。 刑務所暮らしや、島暮らしの高村薫さんのガチファンですが近いものを感じました。 都会暮らしの、お金持ち感覚、そして願望が圧縮されてました。人間の欲望には、限りがないと勉強になりました。 ゆっくり全集読み込みたいです。 | ||||
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| お金好きで保険の知識がある敏腕看護師が、倫理観のカケラもなく、人の弱みにつけこんで、大金、小金をゲットして、タワマンの最上階ペントハウスに住み、高価な服や時計、バックを身につけて、優越感に浸る。犠牲になるのは、モラハラ夫や毒親、身勝手な医者や、出入り業者だが、救ってあげた友人も徹底的に利用し、骨の髄までしゃぶり尽くす。個人的には、シホに賢くなって、最終的にキリコを見返してやってほしい。 | ||||
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| ネタバレあります↓ 「黒い家」とかの保険金殺人と違って、霧子さんはモラルがあって理性的だ。 搾取したり殺したりする理由や動機がまともで納得できるものだ。 志保や梢がラストであのように扱われていたのも、 霧子さんへ恩がありながら霧子さんを利用し陥れようとしたから。 被害者であっても、打算的な面もある志保や梢にあまり同情できない。 （でも食費や待遇をもっと上げた方が、二人が逆らうリスクが減るのでは？） 霧子さんには、もっと大きいプロジェクトを手がけて欲しい気もするが 危ない橋を渡らずにラグジュアリーな生活を謳歌してほしいとも思う。 又は、霧子さんなら他の業種で合法的に起業しても成功するのでは？ とにかく霧子さん、がんばれ！ | ||||
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| とにかく面白く読みやすい。最後がもっとキレがあって欲しかった | ||||
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| 楽しいだろうな・・・というのが本音です。だから実際実行してみよう、とは思わないのは霧子のように頭が良くないからでしょうね。絶対どこかでボロが出るだろうな（笑）最後の方は霧子の本音が炸裂していてミステリーと言うかおかしくて笑ってしまいました。梢のお母さんの壊れ方が一番怖かったです。 | ||||
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| キリコさんくらいしたたかに生きていると、悪いことだけれど応援したくなってしまいました。 どんな相手でもキリコさんに巻き込まれていくところはある意味痛快です。 「お金持ちになりたいの」を男性に頼るなどではなく、自分でやり遂げるなんて本当にフィクションならではだと思います。 ノンフィクションになったら怖すぎるでしょう。 松村さんの本はまだ２冊目ですが、他の本も読んでみたくなりました。 同じ女性としてキリコさん、嫌いじゃないです。 | ||||
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| 松村作品、初めて読みました。 章が変って、章ごとに主役が変って行く語り口、新鮮です。 また看護師さんもの、なかなか細かく書き込まれています。 ご本人が看護師さんではないのに、細かいことがよく書か れています。 医師である私が、この主人公がすることを応援していいの かと思いながら、小説のなかだから、いいか、と最後まで 霧子が捕まらないように、とハラハラしながら読みました。 で、結果は、、、、 読んでのお楽しみです。 タイトル「キリコ」は、手塚マンガの、ブラックジャック の安楽死ドクター 「キリコ」を意識しておられる？ 一種の「ピカレスク」です。 続編が楽しみです。松村さんよろしくお願いします。 | ||||
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| 欠かさず読んでいる松村比呂美さんの文庫書き下ろし長編です。 タイトルからイメージする様なコメディーな内容ではなく いつもの松村さん独特のクセのある人物がたくさん登場します。 主人公の霧子（キリコ）は仕事をバリバリこなす看護師ですが したたかで金集めに執心していた祖母の才覚を引き継いでお金に対する執着も並ではありません。 あの手この手でお金を稼ぐだけではなく、友人を利用して保険金詐欺まで手を出します。 その経緯が普通の保険金詐欺とは違い、一見友人を助ける為の様な 善意を見せつつ計画を立てる頭の良さ。 キリコ以外の登場人物、梢、志保、志保の旦那の哲哉などのキャラクター設定も巧みで 決して楽しい話ではないのだけれど飽きずに一気に読み進める事が出来ます。 エピローグではこう終わるか！と言った意外性も面白かったです。 | ||||
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