ティンブクトゥ

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評判

ティンブクトゥの評価:

4.15/5点 レビュー 27件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 1〜20 1/3ページ
No.44
(4pt)

オースターの作品としては異端の作品

犬目線(!)で描かれる物語
普段はネコ派の俺もこの犬の物語にハマりました
犬好きにオースターの他作品が好きな人にも
オススメできる変わった作品って感じ
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.43
(4pt)

オースターの作品としては異端の作品

犬目線(!)で描かれる物語
普段はネコ派の俺もこの犬の物語にハマりました
犬好きにオースターの他作品が好きな人にも
オススメできる変わった作品って感じ
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.42
(5pt)

良書です。

感動しました。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.41
(5pt)

良書です。

感動しました。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.40
(4pt)

先の読めない展開でした

ポール・オースターさんにしては異色の本では?
どうして?と思ってしまうところはいつも通りかもしれません。
半分くらいまで誰が主人公なのか分かりませんでした。
「魔の山」を先日読もうと思って手元にあるのですが、この本にも「魔の山」が出てきました。
読め、ってことでしょうか。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.39
(4pt)

先の読めない展開でした

ポール・オースターさんにしては異色の本では?
どうして?と思ってしまうところはいつも通りかもしれません。
半分くらいまで誰が主人公なのか分かりませんでした。
「魔の山」を先日読もうと思って手元にあるのですが、この本にも「魔の山」が出てきました。
読め、ってことでしょうか。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.38
(4pt)

まだ読み切ってはいませんが…

久し振りにとても引き込まれる文体です。 犬好きの私としては、犬からの視点ということで興味を持ちました。 今多忙で中断してしまいましたが、是非時間を遣り繰りして近いうちに読み切りたいです。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.37
(4pt)

まだ読み切ってはいませんが…

久し振りにとても引き込まれる文体です。 犬好きの私としては、犬からの視点ということで興味を持ちました。 今多忙で中断してしまいましたが、是非時間を遣り繰りして近いうちに読み切りたいです。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.36
(5pt)

「ジャケ買い」いたしました

作者のポール・オースターの名前は、柴田元幸氏編集の文芸誌経由で知ってはいたものの、短編を数編読んだことがあるだけでした。今回暇つぶしの書店ブラつきで、オースター氏の文庫本が沢山出ているのに少し驚きつつ、一番印象的なタイトルである本書を手にとってまたビックリ。表紙のワンコの写真が我が家で現在飼っている犬、ワイヤー・フォックス・テリアの子犬写真ではありませんか。裏表紙にもやはり「犬と飼い主の最高の物語」なんて記してあるので、もう即買い!新潮社は相変わらず商売上手ですね(笑)。

そして読んで大満足。「へっぽこ詩人」ウィリーと、その飼い犬ミスター・ボーンズの、まことにユニークとしか言いようのない物語。しかも全編ミスター・ボーンズの視点から語られているのも面白い。不治の病に冒されて死を覚悟したホームレスのウィリーは、歩行もままならない状態でホームタウンのNYからボルティモアへ赴く。理由はそこに住む高校時代の恩師に会って自作の詩の原稿を預かってもらうため。ところが、彼女の家に着く前に偶然エドガー・アラン・ポーの記念館に通りかかり、そこでへたばってしまう。ポーランド移民の息子でもあるウィリーが「ポーの場所」、つまり「ポーランド」に辿り着いたぜ、とダジャレをかまして力尽きてゆくのには悲しいけど笑ってしまう。ここが前半の山場。その後は一人ぼっちになったミスター・ボーンズの飼い主を求める彷徨の物語。優しい飼い主を見つけたと思っても、なかなかうまくいかない。そしてシンミリのラスト。

ウィリー及び彼の両親の奇想天外な人生、ウィリーのクリスマスの逸話、そしてさまざまな与太話を独特のリズムで語る、まるでジャズの即興演奏のような飛翔する文体は新鮮。さらにミスター・ボーンズの人間以上に人間的な思索に全く違和感を感じさせない表現方法など、作者の懐は深い。もちろん柴田氏の翻訳も最高。これまた読み終わって大いなる満足感と幸福感に包まれる、数少ない小説と思います。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.35
(5pt)

「ジャケ買い」いたしました

ポール・オースター!本書の作者の名前は、柴田元幸氏編集の文芸誌経由で知ってはいたものの、短編を数編読んだことがあるだけでした。今回暇つぶしの書店ブラつきで、オースター氏の文庫本が沢山出ているのに少し驚きつつ、一番印象的なタイトルである本書を手にとってまたビックリ。表紙のワンコの写真が我が家で現在飼っている犬、ワイヤー・フォックス・テリアの子犬写真ではありませんか。裏表紙にもやはり「犬と飼い主の最高の物語」なんて記してあるので、もう即買い!新潮社は相変わらず商売上手ですね(笑)。

 そして読んで大満足。「へっぽこ詩人」ウィリーと、その飼い犬ミスター・ボーンズの、まことにユニークとしか言いようのない物語。しかも全編ミスター・ボーンズの視点から語られているのも面白い。不治の病に冒されて死を覚悟したホームレスのウィリーは、歩行もままならない状態でホームタウンのNYからボルティモアへ赴く。理由はそこに住む高校時代の恩師に会って自作の詩の原稿を預かってもらうため。ところが、彼女の家に着く前に偶然エドガー・アラン・ポーの記念館に通りかかり、そこでへたばってしまう。ポーランド移民の息子でもあるウィリーが「ポーの場所」、つまり「ポーランド」に辿り着いたぜ、とダジャレをかまして力尽きてゆくのには悲しいけど笑ってしまう。ここが前半の山場。その後は一人ぼっちになったミスター・ボーンズの飼い主を求める彷徨の物語。優しい飼い主を見つけたと思っても、なかなかうまくいかない。そしてシンミリのラスト。

 ウィリー及び彼の両親の奇想天外な人生、ウィリーのクリスマスの逸話、そしてさまざまな与太話を独特のリズムで語る、まるでジャズの即興演奏のような飛翔する文体は新鮮。さらにミスター・ボーンズの人間以上に人間的な思索に全く違和感を感じさせない表現方法など、作者の懐は深い。もちろん柴田氏の翻訳も最高!!これまた読み終わって大いなる満足感と幸福感に包まれる、数少ない小説と思います。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.34
(5pt)

「ジャケ買い」いたしました!

ポール・オースター!本書の作者の名前は、柴田元幸氏編集の文芸誌経由で知ってはいたものの、短編を数編読んだことがあるだけでした。今回暇つぶしの書店ブラつきで、オースター氏の文庫本が沢山出ているのに少し驚きつつ、一番印象的なタイトルである本書を手にとってまたビックリ。表紙のワンコの写真が我が家で現在飼っている犬、ワイヤー・フォックス・テリアの子犬写真ではありませんか。裏表紙にもやはり「犬と飼い主の最高の物語」なんて記してあるので、もう即買い!新潮社は相変わらず商売上手ですね(笑)。

 そして読んで大満足。「へっぽこ詩人」ウィリーと、その飼い犬ミスター・ボーンズの、まことにユニークとしか言いようのない物語。しかも全編ミスター・ボーンズの視点から語られているのも面白い。不治の病に冒されて死を覚悟したホームレスのウィリーは、歩行もままならない状態でホームタウンのNYからボルティモアへ赴く。理由はそこに住む高校時代の恩師に会って自作の詩の原稿を預かってもらうため。ところが、彼女の家に着く前に偶然エドガー・アラン・ポーの記念館に通りかかり、そこでへたばってしまう。ポーランド移民の息子でもあるウィリーが「ポーの場所」、つまり「ポーランド」に辿り着いたぜ、とダジャレをかまして力尽きてゆくのには悲しいけど笑ってしまう。ここが前半の山場。その後は一人ぼっちになったミスター・ボーンズの飼い主を求める彷徨の物語。優しい飼い主を見つけたと思っても、なかなかうまくいかない。そしてシンミリのラスト。

 ウィリー及び彼の両親の奇想天外な人生、ウィリーのクリスマスの逸話、そしてさまざまな与太話を独特のリズムで語る、まるでジャズの即興演奏のような飛翔する文体は新鮮。さらにミスター・ボーンズの人間以上に人間的な思索に全く違和感を感じさせない表現方法など、作者の懐は深い。もちろん柴田氏の翻訳も最高!!これまた読み終わって大いなる満足感と幸福感に包まれる、数少ない小説と思います。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.33
(5pt)

「ジャケ買い」いたしました!

ポール・オースター!本書の作者の名前は、柴田元幸氏編集の文芸誌経由で知ってはいたものの、短編を数編読んだことがあるだけでした。今回暇つぶしの書店ブラつきで、オースター氏の文庫本が沢山出ているのに少し驚きつつ、一番印象的なタイトルである本書を手にとってまたビックリ。表紙のワンコの写真が我が家で現在飼っている犬、ワイヤー・フォックス・テリアの子犬写真ではありませんか。裏表紙にもやはり「犬と飼い主の最高の物語」なんて記してあるので、もう即買い!新潮社は相変わらず商売上手ですね(笑)。

 そして読んで大満足。「へっぽこ詩人」ウィリーと、その飼い犬ミスター・ボーンズの、まことにユニークとしか言いようのない物語。しかも全編ミスター・ボーンズの視点から語られているのも面白い。不治の病に冒されて死を覚悟したホームレスのウィリーは、歩行もままならない状態でホームタウンのNYからボルティモアへ赴く。理由はそこに住む高校時代の恩師に会って自作の詩の原稿を預かってもらうため。ところが、彼女の家に着く前に偶然エドガー・アラン・ポーの記念館に通りかかり、そこでへたばってしまう。ポーランド移民の息子でもあるウィリーが「ポーの場所」、つまり「ポーランド」に辿り着いたぜ、とダジャレをかまして力尽きてゆくのには悲しいけど笑ってしまう。ここが前半の山場。その後は一人ぼっちになったミスター・ボーンズの飼い主を求める彷徨の物語。優しい飼い主を見つけたと思っても、なかなかうまくいかない。そしてシンミリのラスト。

 ウィリー及び彼の両親の奇想天外な人生、ウィリーのクリスマスの逸話、そしてさまざまな与太話を独特のリズムで語る、まるでジャズの即興演奏のような飛翔する文体は新鮮。さらにミスター・ボーンズの人間以上に人間的な思索に全く違和感を感じさせない表現方法など、作者の懐は深い。もちろん柴田氏の翻訳も最高!!これまた読み終わって大いなる満足感と幸福感に包まれる、数少ない小説と思います。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.32
(4pt)

舞台はニューヨークじゃないんだ。。。

犬が主人公です。文庫の表紙が可愛かったのですぐに気に入って買いました。もともと路上生活者に飼われていた犬で、飼い主は呼び捨てで犬の名前にはMrがついていたりと、設定は面白かった。また前半のだじゃれ・言葉遊びの部分は、よく日本語に訳せたものだと感心しました。オースターの小説をまだ原語では読んだことはありませんが、読みたくなりました。犬の話なのに、あまりにも人間くさいというか、犬になりきれていない感じがしたので、星1つへらしました。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.31
(4pt)

舞台はニューヨークじゃないんだ。。。

犬が主人公です。文庫の表紙が可愛かったのですぐに気に入って買いました。もともと路上生活者に飼われていた犬で、飼い主は呼び捨てで犬の名前にはMrがついていたりと、設定は面白かった。また前半のだじゃれ・言葉遊びの部分は、よく日本語に訳せたものだと感心しました。オースターの小説をまだ原語では読んだことはありませんが、読みたくなりました。犬の話なのに、あまりにも人間くさいというか、犬になりきれていない感じがしたので、星1つへらしました。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.30
(5pt)

ただの犬好きなので

表紙に惹かれて手に取りましたが、久々に読みながら泣いてしまいました。
こちらの作者さんの本は初めてなのですが、全編を通して張り巡らされた繊細な蜘蛛の糸のような詩、または構築された音楽のような美しさを感じました。言葉がシンプルで凝縮されていて全く無駄がない。読んでいるほうも緊張を強いられますが、それが心地よい充足感をもたらしてくれます。いい作品に出会えて良かった!読後感はさわやかですが、まだ涙が出てしまいます。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.29
(5pt)

ただの犬好きなので

表紙に惹かれて手に取りましたが、久々に読みながら泣いてしまいました。
こちらの作者さんの本は初めてなのですが、全編を通して張り巡らされた繊細な蜘蛛の糸のような詩、または構築された音楽のような美しさを感じました。言葉がシンプルで凝縮されていて全く無駄がない。読んでいるほうも緊張を強いられますが、それが心地よい充足感をもたらしてくれます。いい作品に出会えて良かった!読後感はさわやかですが、まだ涙が出てしまいます。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.28
(5pt)

誰もが思いを達成できない敗者だが

私は、犬と人間の愛情物語とはちょっと違った読み方をしました。

ボーンズは高い知能を持ちながら、犬としての肉体的制約のために苦難の道を歩む。
ウィリーは文学への高い志がありながら、「イカレタ頭」のために何もなすことができない。
ジェノサイドを生き延びたグレヴィッチも、優しいヘンリーも、裕福で美しいポリーも、誰もがそれぞれの抱える制約のために夢をかなえることができない。

そんな人(と犬)の悲しみに、「でも勝つことができるんだ」とラストシーンは希望をもたらしてくれます。
それは絶望ギリギリの厳しいものではあるけれども。

三人称と一人称が溶け合ったような語り口の絶妙な距離感が、ステレオタイプに陥りがちな設定に深みを与え、読者それぞれに行間を読むことを可能にしています。

(翻訳は美しい日本語。ただ長い言葉あそびの部分はさすがに苦しいので、飛ばし読みしました。)
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.27
(5pt)

誰もが思いを達成できない敗者だが

私は、犬と人間の愛情物語とはちょっと違った読み方をしました。

ボーンズは高い知能を持ちながら、犬としての肉体的制約のために苦難の道を歩む。
ウィリーは文学への高い志がありながら、「イカレタ頭」のために何もなすことができない。
ジェノサイドを生き延びたグレヴィッチも、優しいヘンリーも、裕福で美しいポリーも、誰もがそれぞれの抱える制約のために夢をかなえることができない。

そんな人(と犬)の悲しみに、「でも勝つことができるんだ」とラストシーンは希望をもたらしてくれます。
それは絶望ギリギリの厳しいものではあるけれども。

三人称と一人称が溶け合ったような語り口の絶妙な距離感が、ステレオタイプに陥りがちな設定に深みを与え、読者それぞれに行間を読むことを可能にしています。

(翻訳は美しい日本語。ただ長い言葉あそびの部分はさすがに苦しいので、飛ばし読みしました。)
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.26
(5pt)

犬の言葉と人間の言葉が分かる

本書にも出てくるが、その昔「ミスター・エド」っていうアメリカ産のTVドラマがあった。「馬がしゃべる そんな馬鹿な!」っていうキャッチー・コピーが評判になったコメディーだったけど、本書は、犬語が分かる人間と人間の言葉が分かる犬のお話。

 冒頭の数ページは、主人公ミスター・ボーンズとウィリーのどちらが犬で、どちらが人間かよくわからない。
 お互い病弱の身を抱えながら、終始一緒に行動するが、いかんせん、ウィリーが恩師に看取られて先に逝ってしまう。

 ウィリーが死んだ後も、ミスター・ボーンズが夢に見るのは、いつもウィリーの事ばかり。その後優しくしてくれるジョーンズ家の人々は所詮家庭中心で、一緒には行動してくれない。苛立たしさがつのる。そしてついに、病気の身でありながら、ミスター・ボーンズは自由を求めて・・・・・

 私のように犬語が分かり、犬語も話せる人ばかりでなく、犬どころか他の動物が好きな人もそうでない人もすべての人にお勧めできる人と犬との友情溢れる素晴らしい作品である。

 いつものようにオースターと言えば、この人。柴田さんの翻訳も実に読みやすい。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.25
(5pt)

犬の言葉と人間の言葉が分かる

本書にも出てくるが、その昔「ミスター・エド」っていうアメリカ産のTVドラマがあった。「馬がしゃべる そんな馬鹿な!」っていうキャッチー・コピーが評判になったコメディーだったけど、本書は、犬語が分かる人間と人間の言葉が分かる犬のお話。

 冒頭の数ページは、主人公ミスター・ボーンズとウィリーのどちらが犬で、どちらが人間かよくわからない。
 お互い病弱の身を抱えながら、終始一緒に行動するが、いかんせん、ウィリーが恩師に看取られて先に逝ってしまう。

 ウィリーが死んだ後も、ミスター・ボーンズが夢に見るのは、いつもウィリーの事ばかり。その後優しくしてくれるジョーンズ家の人々は所詮家庭中心で、一緒には行動してくれない。苛立たしさがつのる。そしてついに、病気の身でありながら、ミスター・ボーンズは自由を求めて・・・・・

 私のように犬語が分かり、犬語も話せる人ばかりでなく、犬どころか他の動物が好きな人もそうでない人もすべての人にお勧めできる人と犬との友情溢れる素晴らしい作品である。

 いつものようにオースターと言えば、この人。柴田さんの翻訳も実に読みやすい。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137