ティンブクトゥ

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評判

ティンブクトゥの評価:

4.15/5点 レビュー 27件。 B ランク

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平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41〜44 3/3ページ
No.4
(5pt)

表紙の犬が可愛いすぎなんですが

行き倒れになったウィリーは病院で高校時代の恩師、ミセス・スワンソンと再会を果たすのですが、その様子を、なぜか「ハエ」になって天井から見下ろすミスター・ホーンズの視線が素晴らしい。ここのジャンプ感は最高。ふたりの会話がいいんですよね。道中、ウィリーからからミセス・スワンソンの聡明さを聞かされていたミスター・ホーンズは、30年ぶりに見る教え子が病院に担ぎ込まれた姿を見た時の反応に仰天します。ミセス・スワンソンは気丈にもこう云うんですな。

《「参ったわねぇ、ウィリアム」と彼女は言った。「あんた、人生滅茶苦茶にしちゃったみたいね」""Jesus Christ, Willam," she said. "You've sure made a mess of things, haven't you?"》

実は、ペイパーバック版では読んでいたんですが、この日本語訳は素晴らしいですね。さすが柴田さん。とにかく、日本語版のp.83-からの会話は素晴らしすぎ。もし、アメリカに、どこか、まだ憧れがあるとすれば、こうした女性がローカルな街に本当にいるかもしれない、と思うからなんじゃないのかな、なんて思いながら読んでいました。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.3
(5pt)

表紙の犬が可愛いすぎなんですが

行き倒れになったウィリーは病院で高校時代の恩師、ミセス・スワンソンと再会を果たすのですが、その様子を、なぜか「ハエ」になって天井から見下ろすミスター・ホーンズの視線が素晴らしい。ここのジャンプ感は最高。ふたりの会話がいいんですよね。道中、ウィリーからからミセス・スワンソンの聡明さを聞かされていたミスター・ホーンズは、30年ぶりに見る教え子が病院に担ぎ込まれた姿を見た時の反応に仰天します。ミセス・スワンソンは気丈にもこう云うんですな。

《「参ったわねぇ、ウィリアム」と彼女は言った。「あんた、人生滅茶苦茶にしちゃったみたいね」""Jesus Christ, Willam," she said. "You've sure made a mess of things, haven't you?"》

実は、ペイパーバック版では読んでいたんですが、この日本語訳は素晴らしいですね。さすが柴田さん。とにかく、日本語版のp.83-からの会話は素晴らしすぎ。もし、アメリカに、どこか、まだ憧れがあるとすれば、こうした女性がローカルな街に本当にいるかもしれない、と思うからなんじゃないのかな、なんて思いながら読んでいました。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137
No.2
(5pt)

唯一無二の

ウィリーは少々ネジの壊れた放浪詩人。彼に寄り添って旅を続ける犬はミスター・ボーンズ。ウィリーはミスター・ボーンズ相手に果てしもなく語りかける。過去の思い出話や処世訓などを・・。ミスター・ボーンズは喋ることこそできないけれど人間の言っていることはほぼ理解できる。一人と一匹は最後のときに向かって旅を続けた。ウィリーの命が消えかかっていたからだ。

ウィリー亡きあと、一人取り残されたミスター・ボーンズは、ウィリーが残した処世術に従って新たな飼い主を見つけるのだが、心にあるのはイカレてたけど優しかったウィリーのことだけ。新しい家を見つけても、一家の状況次第で犬の存在など実に不安定である。むしろ流浪していたときのほうがよほど心穏やかだったのだ。なぜならウィリーとずっと一緒にいられたから。そしてウィリーはミスター・ボーンズのことを天使だと思っていたから。

やがて訪れるミスター・ボーンズの最後のとき。夢に現れたウィリーの試験に合格した彼はティンブクトゥをめざす。そこは死後に人と犬とが再会できる場所なのだ。

ミスター・ボーンズの視点で描かれる人間世界には深いものがある。随所で考えさせられる言葉に出会いはっとさせられる。衣食住だけでは人間も犬も生きてはいけない。そう、愛がなければ。
ティンブクトゥ Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥより
4105217119
No.1
(5pt)

唯一無二の

ウィリーは少々ネジの壊れた放浪詩人。彼に寄り添って旅を続ける犬はミスター・ボーンズ。ウィリーはミスター・ボーンズ相手に果てしもなく語りかける。過去の思い出話や処世訓などを・・。ミスター・ボーンズは喋ることこそできないけれど人間の言っていることはほぼ理解できる。一人と一匹は最後のときに向かって旅を続けた。ウィリーの命が消えかかっていたからだ。

ウィリー亡きあと、一人取り残されたミスター・ボーンズは、ウィリーが残した処世術に従って新たな飼い主を見つけるのだが、心にあるのはイカレてたけど優しかったウィリーのことだけ。新しい家を見つけても、一家の状況次第で犬の存在など実に不安定である。むしろ流浪していたときのほうがよほど心穏やかだったのだ。なぜならウィリーとずっと一緒にいられたから。そしてウィリーはミスター・ボーンズのことを天使だと思っていたから。

やがて訪れるミスター・ボーンズの最後のとき。夢に現れたウィリーの試験に合格した彼はティンブクトゥをめざす。そこは死後に人と犬とが再会できる場所なのだ。

ミスター・ボーンズの視点で描かれる人間世界には深いものがある。随所で考えさせられる言葉に出会いはっとさせられる。衣食住だけでは人間も犬も生きてはいけない。そう、愛がなければ。
ティンブクトゥ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ティンブクトゥ (新潮文庫)より
4102451137