ムーン・パレス

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評判

ムーン・パレスの評価:

4.36/5点 レビュー 104件。 B ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 121〜140 7/9ページ
No.60
(5pt)

ポール・オースターが好きになった本

この本は何度も読める本です。

また「え!!!」となるお話がたくさんあります。ポール・オースターは、浅田次郎先生のように、不思議な気持ちを読者に与えてくれる、素晴らしい作家です。

詳しく感想を書きそうなんで、ここでやめますが、だまされたと思って読むと、温かい気持ちになります。

お勧めです。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.59
(5pt)

ポール・オースターが好きになった本

この本は何度も読める本です。

また「え!!!」となるお話がたくさんあります。ポール・オースターは、浅田次郎先生のように、不思議な気持ちを読者に与えてくれる、素晴らしい作家です。

詳しく感想を書きそうなんで、ここでやめますが、だまされたと思って読むと、温かい気持ちになります。

お勧めです。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.58
(4pt)

良い作品

秀作だと思います。

青春小説、と呼んでいいのかな。

でも心にどしんと来るものがあります。

話の引き込み方はさすがの一言。

厚い本なのに、終わるのがもったいないと思える出来。

本当はけっこう悲しい物語なのですが、なんだか心地よい読後感でした。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.57
(4pt)

良い作品

秀作だと思います。

青春小説、と呼んでいいのかな。

でも心にどしんと来るものがあります。

話の引き込み方はさすがの一言。

厚い本なのに、終わるのがもったいないと思える出来。

本当はけっこう悲しい物語なのですが、なんだか心地よい読後感でした。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.56
(5pt)

誰もたどりついたことのない場所へ

自分の立つ「位置」はどこか。
自分にとっての「軸」はなにか。
そんなことを考えさせられる物語。

この小説が「絶品の青春小説」と言われるのは、主人公の破天荒な行動や、荒唐無稽ともとれる「偶然」の積み重なりからきているものではなく、こうした「自分への問いかけ」があまりにもマジメに、どこか滑稽さも伴って、行われているからだと思う。

この小説は、「月」に始まり、「月」に終る。

「それは人類がはじめて月を歩いた夏だった」。
こんな書き出しから物語は始まる。
そして最後に、主人公は自分も他の人もたどり着いたことのない場所にたどり着く。

砂漠、海、そういう開けた場所にいくと、今でもこのシーンを思い出す。
確かに、漠然と広い場所は、どこか「月面」に似ている。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.55
(5pt)

誰もたどりついたことのない場所へ

自分の立つ「位置」はどこか。
自分にとっての「軸」はなにか。
そんなことを考えさせられる物語。

この小説が「絶品の青春小説」と言われるのは、主人公の破天荒な行動や、荒唐無稽ともとれる「偶然」の積み重なりからきているものではなく、こうした「自分への問いかけ」があまりにもマジメに、どこか滑稽さも伴って、行われているからだと思う。

この小説は、「月」に始まり、「月」に終る。

「それは人類がはじめて月を歩いた夏だった」。
こんな書き出しから物語は始まる。
そして最後に、主人公は自分も他の人もたどり着いたことのない場所にたどり着く。

砂漠、海、そういう開けた場所にいくと、今でもこのシーンを思い出す。
確かに、漠然と広い場所は、どこか「月面」に似ている。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.54
(5pt)

全てが繋がり、関係し合い、回帰する

僕は、この本に文庫で出会い、何度も手にしながら幾度となく挫折していた。手にしたきっかけは、書店員さんの手書きのメモが、平積みのこの本についていたから。「極上の物語をどうぞ」と書いてあったような記憶がある。

 初めて最後まで読み通すことが出来て、今の感想を率直に言えば、やはり「極上の物語」であったというしかない。僕があまりにバカで、今まで中途放棄してきたことがもったいなくもあり、人生の危難に直面している今だからこそ、読めたのかなあとも思っている。

 この物語は、地上で唯一の肉親であった伯父の死をきっかけに、主人公が自死を選ぶに等しい退嬰的な生活をはじめ、ふとしたきっかけから出会った女性に救われ、奇妙な介護の仕事に就く。そこから、不思議な縁の回転が始まり、自身の出自の謎が解き明かされていく。

 過去の断片的な事柄が全て繋がり、お互いが関係しあっていたことに気付きはじめながらも、作中の全ての登場人物たちと別れてしまう。そこには、東洋的な一期一会が寓意的に描かれているかのような錯覚さえ覚えさせられる。そして、最後全てを手に入れながら、全てを失った主人公は再びゼロ地点へ…。原点回帰的な、東洋的な終わりをつげる。

 もう一度読みたい。これが今の僕の偽らざる心境だ。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.53
(5pt)

全てが繋がり、関係し合い、回帰する

僕は、この本に文庫で出会い、何度も手にしながら幾度となく挫折していた。手にしたきっかけは、書店員さんの手書きのメモが、平積みのこの本についていたから。「極上の物語をどうぞ」と書いてあったような記憶がある。

 初めて最後まで読み通すことが出来て、今の感想を率直に言えば、やはり「極上の物語」であったというしかない。僕があまりにバカで、今まで中途放棄してきたことがもったいなくもあり、人生の危難に直面している今だからこそ、読めたのかなあとも思っている。

 この物語は、地上で唯一の肉親であった伯父の死をきっかけに、主人公が自死を選ぶに等しい退嬰的な生活をはじめ、ふとしたきっかけから出会った女性に救われ、奇妙な介護の仕事に就く。そこから、不思議な縁の回転が始まり、自身の出自の謎が解き明かされていく。

 過去の断片的な事柄が全て繋がり、お互いが関係しあっていたことに気付きはじめながらも、作中の全ての登場人物たちと別れてしまう。そこには、東洋的な一期一会が寓意的に描かれているかのような錯覚さえ覚えさせられる。そして、最後全てを手に入れながら、全てを失った主人公は再びゼロ地点へ…。原点回帰的な、東洋的な終わりをつげる。

 もう一度読みたい。これが今の僕の偽らざる心境だ。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.52
(5pt)

世界が広がる、遠くが見える。ヒロインがかわいい。

なんど読み返したか。楽しく、滑稽で、もどかしく、ときには、絶望的で悲しくなることもある。オースターは“偶然”にとりつかれた作家だ。なにも、不可思議な出来事が好きだとか、そういうだけじゃない。偶然とは、私たちの全く予期しなかった事件によって、突然目の前が真っ白になることだ。それは、私たちから一つの世界を奪い、もう一つの世界も見せてくれる。主人公マーコは、自らの想像力と偶然に翻弄される。作家自身の経験も交えたであろうマーコの“ダメ青年”ぶりは、笑ってしまうこともあるが、そのひとくせある純粋な想いに胸を焼かれたりもする。それから、主人公の恋人キティの、まあ、なんと魅力的なことか。アメリカの伝統的なハードボイルド小説を想起させる名ヒロイン。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.51
(5pt)

世界が広がる、遠くが見える。ヒロインがかわいい。

なんど読み返したか。楽しく、滑稽で、もどかしく、ときには、絶望的で悲しくなることもある。オースターは“偶然”にとりつかれた作家だ。なにも、不可思議な出来事が好きだとか、そういうだけじゃない。偶然とは、私たちの全く予期しなかった事件によって、突然目の前が真っ白になることだ。それは、私たちから一つの世界を奪い、もう一つの世界も見せてくれる。主人公マーコは、自らの想像力と偶然に翻弄される。作家自身の経験も交えたであろうマーコの“ダメ青年”ぶりは、笑ってしまうこともあるが、そのひとくせある純粋な想いに胸を焼かれたりもする。それから、主人公の恋人キティの、まあ、なんと魅力的なことか。アメリカの伝統的なハードボイルド小説を想起させる名ヒロイン。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.50
(5pt)

オースターの中で一番!

私はポールオースターの作品の中でこれが一番好きです。主人公の送る金欠生活も、台湾のお金持ちの娘である彼女も、さえない音楽家だった伯父さんの話もみんなみんないとおしくて、肥満体の先生のくだりの結末には「え、何で?」と思わされてしまいましたけれども、それも結局は許せてしまいました。オースターという人は本当にバランスの取れた作家で色々な作品を書いてくれていますが、この手の「青春小説」をもっともっと書いて欲しいな、と本当に心の底から思います。作中の中華料理の描写は、アメリカ人が中華料理に対して抱くイメージを完璧に象徴しているのではないか、と感じました(本当の中華料理はこれとは全然違うけどね)。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.49
(5pt)

オースターの中で一番!

私はポールオースターの作品の中でこれが一番好きです。主人公の送る金欠生活も、台湾のお金持ちの娘である彼女も、さえない音楽家だった伯父さんの話もみんなみんないとおしくて、肥満体の先生のくだりの結末には「え、何で?」と思わされてしまいましたけれども、それも結局は許せてしまいました。オースターという人は本当にバランスの取れた作家で色々な作品を書いてくれていますが、この手の「青春小説」をもっともっと書いて欲しいな、と本当に心の底から思います。作中の中華料理の描写は、アメリカ人が中華料理に対して抱くイメージを完璧に象徴しているのではないか、と感じました(本当の中華料理はこれとは全然違うけどね)。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.48
(5pt)

ほろ苦く、ピリ辛い、だけどどこかほっこりと甘い、青春小説

ニューヨークでストイックな生活を送る学生の、ほろ苦い孤独と葛藤と、ささやかな幸せ、知られざる自分のルーツを明らかにする、次々に起こる偶然、巡り合わせに導かれる青春小説。

ストーリーは波乱万丈だが、語り口はきわめてドライで淡白。村上春樹の作風に似ているといえるかもしれない。

貧しくて賢くて孤独な主人公、彼の音楽家の叔父、小柄な中国人の恋人、冴えない親友、やっかいな頑固老人の雇い主、その息子である巨漢の教授。

それぞれに個性的で欠点だらけで愛すべき人々がたくさん登場し、彼らが皆、驚くべき巡り合わせで主人公に絡んでいく。一人の人間にかかわる人々とその歴史が明らかになっていく。

アメリカには行った事がないが、これまで私が抱いていたアメリカという国の印象を、大きく覆した。こんなアメリカもあったんだ、と。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.47
(5pt)

ほろ苦く、ピリ辛い、だけどどこかほっこりと甘い、青春小説

ニューヨークでストイックな生活を送る学生の、ほろ苦い孤独と葛藤と、ささやかな幸せ、知られざる自分のルーツを明らかにする、次々に起こる偶然、巡り合わせに導かれる青春小説。

ストーリーは波乱万丈だが、語り口はきわめてドライで淡白。村上春樹の作風に似ているといえるかもしれない。

貧しくて賢くて孤独な主人公、彼の音楽家の叔父、小柄な中国人の恋人、冴えない親友、やっかいな頑固老人の雇い主、その息子である巨漢の教授。

それぞれに個性的で欠点だらけで愛すべき人々がたくさん登場し、彼らが皆、驚くべき巡り合わせで主人公に絡んでいく。一人の人間にかかわる人々とその歴史が明らかになっていく。

アメリカには行った事がないが、これまで私が抱いていたアメリカという国の印象を、大きく覆した。こんなアメリカもあったんだ、と。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.46
(5pt)

青春と運命

ポール・オースターの作品は、ほとんど読んでいるけれど、ある種、オースターらしくない小説らしい小説。探偵小説か、推理小説じみた展開はここにはない。

けれど、この小説が、単に、青春小説でもなく、青春小説といってしまうには、もったいない大きなテーマを持っている点、今までのオースターとは違った評価をされるべき傑作といえる。

青春の絶望を描いているようで、青春期に自然に模索する自己の存在を、父や祖父といった脈々と自分の中に流れる血の中に引きずり込まれていく姿には、奇跡的でありながらも、運命に導かれていくかのような圧倒的な感動を覚えずに入られなかった。

新しく、そして感動的なオースターに出会えた気がした。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.45
(5pt)

青春と運命

ポール・オースターの作品は、ほとんど読んでいるけれど、ある種、オースターらしくない小説らしい小説。探偵小説か、推理小説じみた展開はここにはない。

けれど、この小説が、単に、青春小説でもなく、青春小説といってしまうには、もったいない大きなテーマを持っている点、今までのオースターとは違った評価をされるべき傑作といえる。

青春の絶望を描いているようで、青春期に自然に模索する自己の存在を、父や祖父といった脈々と自分の中に流れる血の中に引きずり込まれていく姿には、奇跡的でありながらも、運命に導かれていくかのような圧倒的な感動を覚えずに入られなかった。

新しく、そして感動的なオースターに出会えた気がした。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.44
(4pt)

翻訳で抜け落ちた部分が美しい。

英語が実に古めかしいのに美しいです。

いかにもコロンビア出身の、「アメリカ近代文学の神」(原文より)になるのだと若い頃考えていた主人公のキャラクターが滲み出ています。

物語の面白さは翻訳版でわかっていましたが、原書ならではの、英語の美しさとセンスのよさは、読んでよかったと思わせました。

特にキティ・ウーと初めて会った時にキスをするシーンの、口ができることについての彼女の台詞。

ここは翻訳版では全く注意を払わなかった部分なのですが、原書ではすごくぐっと来ました。

柴田教授の翻訳は実に緻密かつ丁寧に構成されているとは思いますが、原書のオリジナルなクオリティーは、さらに上を行くものがあります。

お勧めです。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.43
(4pt)

翻訳で抜け落ちた部分が美しい。

英語が実に古めかしいのに美しいです。

いかにもコロンビア出身の、「アメリカ近代文学の神」(原文より)になるのだと若い頃考えていた主人公のキャラクターが滲み出ています。

物語の面白さは翻訳版でわかっていましたが、原書ならではの、英語の美しさとセンスのよさは、読んでよかったと思わせました。

特にキティ・ウーと初めて会った時にキスをするシーンの、口ができることについての彼女の台詞。

ここは翻訳版では全く注意を払わなかった部分なのですが、原書ではすごくぐっと来ました。

柴田教授の翻訳は実に緻密かつ丁寧に構成されているとは思いますが、原書のオリジナルなクオリティーは、さらに上を行くものがあります。

お勧めです。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048
No.42
(5pt)

すごすぎる

月の住人である、と自己主張する少年。自分の出自を限定しないところ、心の奥の暗闇をもってして自我を確立しようとしている少年の傑作青春小説です。ライ麦畑とか、村上春樹とかが好きな人は必読だと思う。

 主人公の男のわけわからなさとか、とらえどころなさが心地よく、それでいて感情をずんずんと揺さぶりかけてくる。作中作で言われているとおり、すべてが偶然によって起こっているのだが、それを違和感なく読ませるのは作者の技か。傑作です。
ムーン・パレス Amazon書評・レビュー: ムーン・パレスより
4105217038
No.41
(5pt)

すごすぎる

月の住人である、と自己主張する少年。自分の出自を限定しないところ、心の奥の暗闇をもってして自我を確立しようとしている少年の傑作青春小説です。ライ麦畑とか、村上春樹とかが好きな人は必読だと思う。

 主人公の男のわけわからなさとか、とらえどころなさが心地よく、それでいて感情をずんずんと揺さぶりかけてくる。作中作で言われているとおり、すべてが偶然によって起こっているのだが、それを違和感なく読ませるのは作者の技か。傑作です。
ムーン・パレス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ムーン・パレス (新潮文庫)より
4102451048