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【井上靖】
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氷壁の評価:
4.37/5点 レビュー 83件。 B ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.37pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
内容が見え見えで冗長・・・全くの期待外れ
また、美那子とかおるの恋愛感情も不自然で、その心理描写も見え見えである。小坂の遺体回収した山小屋で、かおるが魚津に結婚を申し込むのは唐突で、一体どんな経緯からそうなったのか、また、遺体回収にプロポーズとは、失礼だが笑いの種でもある。
また、美那子と年上の旦那との心理的関係、魚津との問題・・・これらは、その辺のありきたりの恋愛小説如きで飽きてくる。最後の魚津の遭難死・・・そういう場面においても魚津が自殺かどうかの話を持ち出している。自殺の余韻を残して、一体読者に何を訴えようとしているのだろうか。
当時の山ブーム、また、男女の恋愛感情は、今と大いに異なるので、当時の人達は読んでそれなりのインパクトを受けたのだろう。でも、今の世情に照らし合わせると、飛ばし読みで十分で得るところがあまり無い。しかも、文章がだらだらと長くて冗長である。これも馴染めない。
井上靖氏には申し訳ないけど、もっと内容の濃い作品と思っていただけに、アテが外れ期待外れである。
追記であるが、小坂の遭難をきっかけに魚津と人妻の美那子との恋愛を甘ったらしく思いたっぷりに描いてる。小説と言えど、実際に冬山で遭難した遺族にとっては冒涜ものではないだろうか。