水族館の殺人

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評判

水族館の殺人の評価:

3.36/5点 レビュー 45件。 A ランク

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平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 21〜40 2/3ページ
No.24
(4pt)

シリーズの中で一番好き

お気に入りのシリーズ2作目。イルカと柚乃ちゃんのふれ合い?がかわいい。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.23
(4pt)

シリーズの中で一番好き

お気に入りのシリーズ2作目。イルカと柚乃ちゃんのふれ合い?がかわいい。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.22
(4pt)

ちょっと長かったか。

体育館の殺人に次ぐ、裏染天馬シリーズ第二段。 でも、主人公は文学系の容姿の卓球部員、柚乃ちゃんか?
他にも前回出てきたキャラがちらほら。
あの元副会長も。
新キャラの妹ちゃんも登場し、天馬が部室に住み着いている理由も半分くらい明かされる。
重要なあと半分は?

そして、水族館の殺人、謎解きは途中であっさり終わるかと思ったら...
二転三転として、イメージしながら読むにはちょっとややこしいことに。
一番特をしたのは誰か?

最後は天馬流の終わり方。
事件の更に裏にあるものとは...
まぁまぁ楽しめましたが、動きが少ないわりに、ちょっと長かったか。
次の短編集、風ヶ丘五十円玉祭りの謎に期待。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.21
(4pt)

ちょっと長かったか。

体育館の殺人に次ぐ、裏染天馬シリーズ第二段。 でも、主人公は文学系の容姿の卓球部員、柚乃ちゃんか?
他にも前回出てきたキャラがちらほら。
あの元副会長も。
新キャラの妹ちゃんも登場し、天馬が部室に住み着いている理由も半分くらい明かされる。
重要なあと半分は?

そして、水族館の殺人、謎解きは途中であっさり終わるかと思ったら...
二転三転として、イメージしながら読むにはちょっとややこしいことに。
一番特をしたのは誰か?

最後は天馬流の終わり方。
事件の更に裏にあるものとは...
まぁまぁ楽しめましたが、動きが少ないわりに、ちょっと長かったか。
次の短編集、風ヶ丘五十円玉祭りの謎に期待。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.20
(5pt)

登場人物は多いが、要所で整理されるので混乱することなくラストを迎えられる

地元の水族館で発生した殺人事件。これを高校生探偵が解決する。探偵役の裏染天馬が活躍するシリーズの第2弾。本格推理小説ということで、読みながら自分も謎解きに参加できる。ある程度まで犯人やトリックの目星はつくものの、決定的な推理はできない(自分だけ?)。登場人物(被疑者)が多いので、アリバイが成立しているかどうかも分かりずらく、要所で天馬がさりげなく整理するのは読者サービスのひとつなのかもしれない。全体的に軽いトーンで話が進み、でも推理は本格で、そのギャップが面白い。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.19
(5pt)

登場人物は多いが、要所で整理されるので混乱することなくラストを迎えられる

地元の水族館で発生した殺人事件。これを高校生探偵が解決する。探偵役の裏染天馬が活躍するシリーズの第2弾。本格推理小説ということで、読みながら自分も謎解きに参加できる。ある程度まで犯人やトリックの目星はつくものの、決定的な推理はできない(自分だけ?)。登場人物(被疑者)が多いので、アリバイが成立しているかどうかも分かりずらく、要所で天馬がさりげなく整理するのは読者サービスのひとつなのかもしれない。全体的に軽いトーンで話が進み、でも推理は本格で、そのギャップが面白い。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.18
(4pt)

よく考えています。

トリックは先に暴き、それを使って犯人を導き出す内容です。よく考えています。
派手なトリックが好きな人には向きませんが、緻密に推理を積み上げる作品が好きな人には楽しく読めます。
じっくり読み込んでいるところに、登場人物の軽さがやや違和感があります。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.17
(4pt)

よく考えています。

トリックは先に暴き、それを使って犯人を導き出す内容です。よく考えています。
派手なトリックが好きな人には向きませんが、緻密に推理を積み上げる作品が好きな人には楽しく読めます。
じっくり読み込んでいるところに、登場人物の軽さがやや違和感があります。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.16
(4pt)

いろいろ偶然に依拠してはいるけれど、ミステリとして面白い

「平成のエラリークィーン」青崎有吾による第2長編。例によって、読者への挑戦が挿入されている本格ミステリである。
本作はいちおう独立したミステリになっているが、登場人物たちの色付けやら面白ネタなどを十分に楽しむには、第1長編の「体育館の殺人」を先に読んだほうがベターだろう。

今回の事件の舞台は、横浜は根岸エリアの歴史ある水族館(ちなみに現実のこのエリアには市民プールはあるが水族館はないので、立地は創作と思われる)。この館内にある巨大水槽で衝撃的な事件が勃発、そしてそれは明白に殺人だという。なるべくして生じたクローズドサークル内には老若男女の容疑者11名。アリバイ崩しから着手した県警の捜査は次第次第に行き詰まり、そして・・・ということで探偵役のお出ましとなるのである。

シリーズの特徴だと言えるが、テンポよく進む物語に、軽妙(というより単に軽薄?)な会話や行動の数々。途中でアリバイトリックが明らかになるのだが、それにより謎は再度深まるという流れ。そしてそして、関係者を一堂に集めての解決編、と。

前作でも感じたことだが、色々と強引な設定であったり、都合の良い偶然により犯罪が成り立っていたり、そのあたりは少々気になるところではある。しかしまぁ、本作の場合、細かいところは多少目をつぶって、ミステリを楽しみましょうという気分で読んでよいのではないかなぁと。個人的には、読んでいる途中ずっと楽しめました、という感想です。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.15
(4pt)

いろいろ偶然に依拠してはいるけれど、ミステリとして面白い

「平成のエラリークィーン」青崎有吾による第2長編。例によって、読者への挑戦が挿入されている本格ミステリである。
本作はいちおう独立したミステリになっているが、登場人物たちの色付けやら面白ネタなどを十分に楽しむには、第1長編の「体育館の殺人」を先に読んだほうがベターだろう。

今回の事件の舞台は、横浜は根岸エリアの歴史ある水族館(ちなみに現実のこのエリアには市民プールはあるが水族館はないので、立地は創作と思われる)。この館内にある巨大水槽で衝撃的な事件が勃発、そしてそれは明白に殺人だという。なるべくして生じたクローズドサークル内には老若男女の容疑者11名。アリバイ崩しから着手した県警の捜査は次第次第に行き詰まり、そして・・・ということで探偵役のお出ましとなるのである。

シリーズの特徴だと言えるが、テンポよく進む物語に、軽妙(というより単に軽薄?)な会話や行動の数々。途中でアリバイトリックが明らかになるのだが、それにより謎は再度深まるという流れ。そしてそして、関係者を一堂に集めての解決編、と。

前作でも感じたことだが、色々と強引な設定であったり、都合の良い偶然により犯罪が成り立っていたり、そのあたりは少々気になるところではある。しかしまぁ、本作の場合、細かいところは多少目をつぶって、ミステリを楽しみましょうという気分で読んでよいのではないかなぁと。個人的には、読んでいる途中ずっと楽しめました、という感想です。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.14
(4pt)

動機が…。

犯人候補が2人ぐらいまで絞れるのだが、いかんせん動機が分からないため、最後の最後で「そうくるか‼︎」と唸らされてしまう。

良作だとは思うが、前作が素晴らしかった反面、ちょっと読者に対してアンフェアかな、と思われた。

次作に期待‼︎
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.13
(4pt)

動機が…。

犯人候補が2人ぐらいまで絞れるのだが、いかんせん動機が分からないため、最後の最後で「そうくるか‼︎」と唸らされてしまう。

良作だとは思うが、前作が素晴らしかった反面、ちょっと読者に対してアンフェアかな、と思われた。

次作に期待‼︎
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.12
(4pt)

楽しく読めます

本格推理ですが、読みながらトリックやアリバイは、ほぼ理解できずに読み進めました。一覧表でも作りながらでないと分からないのではないかと。

キャラが面白いので楽しく読めます。適度なエロスもいいですね。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.11
(4pt)

楽しく読めます

本格推理ですが、読みながらトリックやアリバイは、ほぼ理解できずに読み進めました。一覧表でも作りながらでないと分からないのではないかと。

キャラが面白いので楽しく読めます。適度なエロスもいいですね。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.10
(4pt)

黄金時代への傾倒

「体育館」同様、文体・キャラはライトノベル調の軟質さむきだしながら、
なぞの提示から推理過程を経て解決へ導く流れはきわめて硬質かつ古典的である。

現場の物的証拠・痕跡は数多い。
兇器の包丁、止まった腕時計、散乱した紙くず、トイレットペーパーの破片、画鋲、バケツ、モップ、
ゴム長靴、ゴム手袋、ミシン目のないトイレットペーパー、血の足跡、モップでつけた血痕など
手がかり過多ともいえる。
しかしながら裏染が"手がかり少なし"と嘆いているのは、
それらをもってしても11人の容疑者から犯人を絞り込むのを困難にしているからだろう。
その元凶はアリバイなしという条件下に全員がおかれている平等性と、
あまたの物証・痕跡等が犯人に直結しない断絶なのだろう。

よって手がかりからの推理よりも手がかりからの直感に比重をおき、
それで得られた解答に論理で裏打ちするかたちをとるのである。

解決編に至るまで開示さない情報があり、その点では首をひねったが、関係者一同を集め、
探偵が淀みなく名推理をぶちまけるパフォーマンスは、もろに黄金時代的直球で
著者の傾倒ぶりをうかがわせる。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.9
(4pt)

黄金時代への傾倒

「体育館」同様、文体・キャラはライトノベル調の軟質さむきだしながら、
なぞの提示から推理過程を経て解決へ導く流れはきわめて硬質かつ古典的である。

現場の物的証拠・痕跡は数多い。
兇器の包丁、止まった腕時計、散乱した紙くず、トイレットペーパーの破片、バケツ、
モップ、ゴム手袋、ミシン目のないトイレットペーパー、血の足跡、モップでつけた血痕など
手がかり過多ともいえる。
しかしながら裏染が"手がかり少なし"と嘆いてのは、
それらをもってしても11人の容疑者から犯人を絞り込むのを困難にしているからだろう。
その元凶はアリバイなしという条件下に全員がおかれている平等性と、
あまたの物証・痕跡等が犯人に直結しない断絶なのだろう。

よって手がかりからの推理よりも"ひらめき"に比重をおき、それで得られた解答に
論理で裏付けするかたちをとるのである。

解決編に至るまで開示さない情報があり、その点では首をひねったが、関係者一同を集め、
探偵が淀みなく名推理をぶちまけるパフォーマンスは、あまりに黄金時代的直球で
著者の傾倒ぶりをうかがわせる。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.8
(4pt)

シリーズ長編第3作に期待

2012年、鮎川哲也賞を受賞した「体育館の殺人」でデビューした著者が放つ、長編第2作目。
神奈川県立風ヶ丘高校の体育館で起きた殺人事件を名推理で解決した、学校の部室に住む不思議な生徒、裏染天馬が再び探偵役を務めます。

風ヶ丘高校の新聞部は、横浜市内にある水族館を取材することに。
この取材中に、陰惨な殺人事件が起こる。呼び物のひとつ、レモンザメの泳ぐ水槽に、血を流した飼育員が転落し、血の匂いに反応したサメが、飼育員に喰らいついたのだ。
駆けつけた神奈川県警の警察官は、水族館内部の人間の犯行と断定、事件は早期に解決するかに思えた。
ところが、容疑者全員にアリバイがあることが分かり、さっそく事件は暗礁に。
打開策として、裏染天馬の推理の助けを借りることとなったが…。

県警の要請で、水族館に向かう裏染天馬は、車中で事件の概要を聞いただけで、「アリバイの問題が解けた」と宣言し、さっそく安楽椅子探偵ぶりを発揮します。
こうした展開は、本格ミステリ好きにはたまらない趣向で、好印象です。

その後、天馬が繰り出す推理は、「体育館の殺人」と同様、きわめて論理的なもの。
また、犯人を追いつめる手掛かりとなる小道具も、前作の「黒い傘」同様、日常生活にありふれたものばかり。
誰でも日常的に馴染みのあるものを手掛かりとして使うことで、「読者への挑戦状」こそないけれど、「きちんと読めば、あなたも解決を導けるはず」という読者への問いかけになるわけで、良い意味で「本格ミステリ」の王道と呼べるのではないでしょうか。

前作同様、エラリー・クイーンを彷彿とさせる作風だが、小道具の使い方や、伏線の妙味、隙のない犯人指摘の推理と、より磨きがかかっているように思われます。
前作を読んで魅力を感じた方なら、満足度は高い作品なのではないでしょうか。

さらに、物語の最後の最後に明かされる、もうひとつの真相も、なかなか楽しめる趣向ではないかと感じました。
次の長編作品でも、この水準を維持し続けてほしいものです。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.7
(4pt)

シリーズ長編第3作に期待

2012年、鮎川哲也賞を受賞した「体育館の殺人」でデビューした著者が放つ、長編第2作目。
神奈川県立風ヶ丘高校の体育館で起きた殺人事件を名推理で解決した、学校の部室に住む不思議な生徒、裏染天馬が再び探偵役を務めます。

風ヶ丘高校の新聞部は、横浜市内にある水族館を取材することに。
この取材中に、陰惨な殺人事件が起こる。呼び物のひとつ、レモンザメの泳ぐ水槽に、血を流した飼育員が転落し、血の匂いに反応したサメが、飼育員に喰らいついたのだ。
駆けつけた神奈川県警の警察官は、水族館内部の人間の犯行と断定、事件は早期に解決するかに思えた。
ところが、容疑者全員にアリバイがあることが分かり、さっそく事件は暗礁に。
打開策として、裏染天馬の推理の助けを借りることとなったが…。

県警の要請で、水族館に向かう裏染天馬は、車中で事件の概要を聞いただけで、「アリバイの問題が解けた」と宣言し、さっそく安楽椅子探偵ぶりを発揮します。
こうした展開は、本格ミステリ好きにはたまらない趣向で、好印象です。

その後、天馬が繰り出す推理は、「体育館の殺人」と同様、きわめて論理的なもの。
また、犯人を追いつめる手掛かりとなる小道具も、前作の「黒い傘」同様、日常生活にありふれたものばかり。
誰でも日常的に馴染みのあるものを手掛かりとして使うことで、「読者への挑戦状」こそないけれど、「きちんと読めば、あなたも解決を導けるはず」という読者への問いかけになるわけで、良い意味で「本格ミステリ」の王道と呼べるのではないでしょうか。

前作同様、エラリー・クイーンを彷彿とさせる作風だが、小道具の使い方や、伏線の妙味、隙のない犯人指摘の推理と、より磨きがかかっているように思われます。
前作を読んで魅力を感じた方なら、満足度は高い作品なのではないでしょうか。

さらに、物語の最後の最後に明かされる、もうひとつの真相も、なかなか楽しめる趣向ではないかと感じました。
次の長編作品でも、この水準を維持し続けてほしいものです。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210
No.6
(4pt)

巻き添えをくらったレモンシャークと被害者に合掌

鮎川哲也賞受賞作に続くシリーズ2作目であります。
殺人事件の解明に徹したストイックなプロットは前作通り、そして、ヒロインの暴力娘ぶりと警察の無能ぶりは前作よりも大幅増(笑)。おまわりさん、半日捜査しただけで高校生探偵を頼らないでください。それもわりとありがちなアリバイトリックなんだから。事件現場に居合わせた新聞部が勝手に呼んじゃった、という展開でもよかったのではないかと。
十一人の容疑者から真犯人を絞ってみせる消去推理の妙は絶品といいたいのですが、この犯行は十分以内で可能なのかしら? いくら水族館の職員でも分刻みで行動を把握できるものなのか、という点も合わせて首を捻ってしまいます。
むしろ感心させられたのは犯行動機。賛否分かれる奇妙な動機ですが、「わざわざ派手な犯行を行わないでも、帰り道にでも襲った方が安全なのでは?」という当然の疑問にきっちり応えてみせるものでびっくり。それはそれで「水族館が閉鎖に追い込まれたらどうするの?」という別の疑問が湧いてはくるんですけれど……
よくよく考えると地道な捜査で警察も解決できたんじゃないか?などのツッコミどころは多いんですが、物語運びは巧いんでさくさく読めます。巻き添えをくらったレモンシャークと被害者に合掌。
水族館の殺人 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人 (創元推理文庫)より
4488443125
No.5
(4pt)

巻き添えをくらったレモンシャークと被害者に合掌

鮎川哲也賞受賞作に続くシリーズ2作目であります。
殺人事件の解明に徹したストイックなプロットは前作通り、そして、ヒロインの暴力娘ぶりと警察の無能ぶりは前作よりも大幅増(笑)。おまわりさん、半日捜査しただけで高校生探偵を頼らないでください。それもわりとありがちなアリバイトリックなんだから。事件現場に居合わせた新聞部が勝手に呼んじゃった、という展開でもよかったのではないかと。
十一人の容疑者から真犯人を絞ってみせる消去推理の妙は絶品といいたいのですが、この犯行は十分以内で可能なのかしら? いくら水族館の職員でも分刻みで行動を把握できるものなのか、という点も合わせて首を捻ってしまいます。
むしろ感心させられたのは犯行動機。賛否分かれる奇妙な動機ですが、「わざわざ派手な犯行を行わないでも、帰り道にでも襲った方が安全なのでは?」という当然の疑問にきっちり応えてみせるものでびっくり。それはそれで「水族館が閉鎖に追い込まれたらどうするの?」という別の疑問が湧いてはくるんですけれど……
よくよく考えると地道な捜査で警察も解決できたんじゃないか?などのツッコミどころは多いんですが、物語運びは巧いんでさくさく読めます。巻き添えをくらったレモンシャークと被害者に合掌。
水族館の殺人 Amazon書評・レビュー: 水族館の殺人より
4488027210