(短編集)

最後の息子

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評判

最後の息子の評価:

4.02/5点 レビュー 52件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(5pt)

奇妙でいて、穏やか

おかまの「閻魔ちゃん」との共同生活をビデオカメラを通してえがいたもの。おかまのひも、という微妙な立場にもかかわらず、主人公はその生活をとても穏やかで、過ごしやすいと感じている。読む価値大有り!!
同時収録のwaterもお勧め!
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.13
(5pt)

奇妙でいて、穏やか

おかまの「閻魔ちゃん」との共同生活をビデオカメラを通してえがいたもの。おかまのひも、という微妙な立場にもかかわらず、主人公はその生活をとても穏やかで、過ごしやすいと感じている。読む価値大有り!!
同時収録のwaterもお勧め!
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.12
(4pt)

不思議な暖かさ

なんだか不思議な本だった。
首を傾げてしまう不思議さではなく、
不思議な暖かさに包まれる本だった。
閻魔ちゃんの無垢さに憧れながら「ぼく」の計算高さに共感してしまう。
他2編もあったかくてくすぐったいような世界と現実のちょっと汚れた世界の
両方が介在する作品だった。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.11
(4pt)

不思議な暖かさ

なんだか不思議な本だった。
首を傾げてしまう不思議さではなく、
不思議な暖かさに包まれる本だった。
閻魔ちゃんの無垢さに憧れながら「ぼく」の計算高さに共感してしまう。
他2編もあったかくてくすぐったいような世界と現実のちょっと汚れた世界の
両方が介在する作品だった。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.10
(4pt)

waterが読みたくて

3篇あるうちのwater中心にレビューを書こうと思う。受験問題集にこの作品が使われていたことで出会った作品。
当時高校生だった私は、部活(水泳)に、いや高校生活に一生懸命な彼らを身近に思えずに入られなかった。第一印象はそんなかんじだったのだが、いざ読んでみると、これまた高校生のすべてといってもいいくらいの感情・生活が描かれている。エロ思考がやや多めだと感じたが、主人公が高校生男子なのだからそれも普通かもしれない。
最大の山場は水泳の大会で、部活特有の「勝利へのこだわり」「緊張」そして「終わった後の安堵感」などが読むことによって溢れてくる。読み終えたあと、続きが読みたい!と激しく思ったが、1日経った今は、こういう終わり方もありなのかな、と、その後の彼らを想像しながら思うとともに、これが『読み終えて何か残る感じ』とでもいうのか、としみじみ思っている。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.9
(4pt)

waterが読みたくて

3篇あるうちのwater中心にレビューを書こうと思う。受験問題集にこの作品が使われていたことで出会った作品。
当時高校生だった私は、部活(水泳)に、いや高校生活に一生懸命な彼らを身近に思えずに入られなかった。第一印象はそんなかんじだったのだが、いざ読んでみると、これまた高校生のすべてといってもいいくらいの感情・生活が描かれている。エロ思考がやや多めだと感じたが、主人公が高校生男子なのだからそれも普通かもしれない。
最大の山場は水泳の大会で、部活特有の「勝利へのこだわり」「緊張」そして「終わった後の安堵感」などが読むことによって溢れてくる。読み終えたあと、続きが読みたい!と激しく思ったが、1日経った今は、こういう終わり方もありなのかな、と、その後の彼らを想像しながら思うとともに、これが『読み終えて何か残る感じ』とでもいうのか、としみじみ思っている。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.8
(5pt)

情操

読み終えたとき、これほど心地よい“虚無”を感じる本はありません。どれも自分とは近いようで遠い世界の話でした。しかし単なる状況説明的な作品が氾濫する中で吉田作品は、ひとりひとりの繊細な心理を美しく描写することで、艶やかさや厭わしさといった人間の深意をなぜか愛おしいと思わせてくれるのです。中でも、女を失った男家族を描いた「破片」は美しかった。透明と不透明が混同するようにお互いを見つめ、何かを求める心が私には切なく映りました。私は、これほど人間が情操だと思ってもいませんでした。思っていたのかもしれないけど、感じてはいなかった。それを気付かされたことが“虚無”につながったのかもしれません。吉田作品は、人間の情操、逆を言えば儚さを訴えているように思えます。個人的には、村上春樹のような後味の残る1冊だと思いました。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.7
(5pt)

情操

読み終えたとき、これほど心地よい“虚無”を感じる本はありません。どれも自分とは近いようで遠い世界の話でした。しかし単なる状況説明的な作品が氾濫する中で吉田作品は、ひとりひとりの繊細な心理を美しく描写することで、艶やかさや厭わしさといった人間の深意をなぜか愛おしいと思わせてくれるのです。中でも、女を失った男家族を描いた「破片」は美しかった。透明と不透明が混同するようにお互いを見つめ、何かを求める心が私には切なく映りました。私は、これほど人間が情操だと思ってもいませんでした。思っていたのかもしれないけど、感じてはいなかった。それを気付かされたことが“虚無”につながったのかもしれません。吉田作品は、人間の情操、逆を言えば儚さを訴えているように思えます。個人的には、村上春樹のような後味の残る1冊だと思いました。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.6
(4pt)

一気に読めちゃいます。

3編の中では『water』が良かった。水泳部という夏限定みたいな、更に主人公にとって最後の大会になるかもといったあたりも、夏のひとときを切り取ったような物語に、一役買っている気がする。
 最近涙もろいとはいえ、女子部キャプテンの大会後の挨拶の所で、涙してしまいました。短い中に、それぞれの悩みや傷なんかも織り込んで、お見事だと思いました。表題作『最後の息子』は、淡々と描かれていたのが、かえって哀しかった。人の弱さというものを、思ってしまいました。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.5
(4pt)

一気に読めちゃいます。

3編の中では『water』が良かった。水泳部という夏限定みたいな、更に主人公にとって最後の大会になるかもといったあたりも、夏のひとときを切り取ったような物語に、一役買っている気がする。
 最近涙もろいとはいえ、女子部キャプテンの大会後の挨拶の所で、涙してしまいました。短い中に、それぞれの悩みや傷なんかも織り込んで、お見事だと思いました。表題作『最後の息子』は、淡々と描かれていたのが、かえって哀しかった。人の弱さというものを、思ってしまいました。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.4
(4pt)

流れてゆく映像のような、三篇の青春小説

表題作の主人公「ぼく」は、オカマの閻魔ちゃんのヒモ。「体調の良い病人」のような一見気ままな生活の中で、「ぼく」は自分の演じるべき役を模索している。そして同時に自らの努力を、苦笑いしながら眺めているのだ。 収められた三篇の作品はどれも、映像的な印象。一人称の語り手は、自分自身の姿をも場面全体の情景の中で捉えるような、客観的な視点を持っていて、それが語りをクールなものにしている。三篇の作品すべての中心には身近な人の死が横たわり、主人公たちの生はいやおうなくその影響を受け歪められているのだが、語りのクールさゆえに、作品の味わいは陰惨なものではなく、軽やかで洒脱である。
 表題作で「ぼく」が、ビデオカメラを通して自らの映像化(客観視)を行っているのが象徴的だ。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.3
(4pt)

流れてゆく映像のような、三篇の青春小説

表題作の主人公「ぼく」は、オカマの閻魔ちゃんのヒモ。「体調の良い病人」のような一見気ままな生活の中で、「ぼく」は自分の演じるべき役を模索している。そして同時に自らの努力を、苦笑いしながら眺めているのだ。 収められた三篇の作品はどれも、映像的な印象。一人称の語り手は、自分自身の姿をも場面全体の情景の中で捉えるような、客観的な視点を持っていて、それが語りをクールなものにしている。三篇の作品すべての中心には身近な人の死が横たわり、主人公たちの生はいやおうなくその影響を受け歪められているのだが、語りのクールさゆえに、作品の味わいは陰惨なものではなく、軽やかで洒脱である。
 表題作で「ぼく」が、ビデオカメラを通して自らの映像化(客観視)を行っているのが象徴的だ。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018
No.2
(4pt)

爽やかでありながら・・・

著者のデビュー作。軽快、爽やかでありながら、何となく訴えかけてくるものがある。私の大好きなのはこの本にある「ウォーター」高校の水泳部の青春系の小説にみえるが、その奥底にはもっと違った概念、『本当の高校生』というものがかいま見える。芥川賞も取り、登り調子の作家のデビュー作は必読である。
最後の息子 Amazon書評・レビュー: 最後の息子より
4163185704
No.1
(4pt)

爽やかでありながら・・・

著者のデビュー作。軽快、爽やかでありながら、何となく訴えかけてくるものがある。私の大好きなのはこの本にある「ウォーター」高校の水泳部の青春系の小説にみえるが、その奥底にはもっと違った概念、『本当の高校生』というものがかいま見える。芥川賞も取り、登り調子の作家のデビュー作は必読である。
最後の息子 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 最後の息子 (文春文庫)より
4167665018