トマシーナ
評判
トマシーナの評価:
4.57/5点 レビュー 21件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21〜23 2/2ページ
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トマシーナの評価:
4.57/5点 レビュー 21件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
この猫が「語り手」となって物語が進んでいくのが、なんとも面白い。
しかし、この猫、あろうことか、途中であっさりと死んでしまう。
そして突然、別の猫が「語り手」となって物語が続いていくのだが...正直言って私は、この主人公の猫ちゃんが死ぬ場面までは、
『あ~ 退屈な本』と思った。しかし、猫の死後あたりから、グイグイと物語に引き込まれていく。
読者は、まんまと、原作者ギャリコの手法にのせられてしまうだろう。ちょっと『かったるい言いまわし』や『クドクドと続く表現』が
知らず知らずのうちに、快感にさえ変わっていく。
そして、読み終わった後は、『あ~ いい話だった』と、快い気分に
ひたれる事になるだろう。医者になる夢を絶たれ、妻を亡くした獣医マクデューイは
神をも信じられず、動物への愛情も持てない。
そのひとり娘のメアリー・ルーは、母を亡くした寂しさから
飼い猫のトマシーナを何よりも可愛がっていた。
が、父は愛猫を安楽死させてしまう。 愛猫を殺されたことで
心を閉ざしてしまう娘は、気の病で次第に衰弱していく...この状況を、救ってくれるものは誰か?
そして物語は、父と娘と、その取り巻きの人々の心の動きを
細やかに綴りながら、ハッピーエンドへと向かっていく。ポール・ギャリコの傑作である。
(猫好きの方には、猫の気持やしぐさの描写が、たまらなく愉快だろう)