色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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評判

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:

3.41/5点 レビュー 1,022件。 B ランク

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平均点3.41pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,024件 281〜300 15/52ページ
No.744
(5pt)

「国境の南、太陽の西」と同じくらい好きです

賛否両論というのは、非常によくわかる作品だと思います。
馴染めない人には、とても退屈な文章が非常に長く続くかと思います。
数ページ読んでみて苦痛を感じたなら、最後まで読まなくて良いかと思います。
そういう人にとって、完読するのはとても忍耐力が必要とされると思います。
個人的には、これまで以上に文章そのものに引き込まれました(そういう意味では、これまでの村上春樹と少し違うのかも?)。
また、幾つかの謎は解き明かす必要のないものとして素直に読めましたし、物語の最終的な行方も自然なものとして感じられました。
そういう意味において、1Q84ほどではないにしろ、村上春樹の作品としては、とても親切な作品だと思います。
私の中の村上春樹の作品としてはBEST3に入ります。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 Amazon書評・レビュー: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年より
4163821104
No.743
(5pt)

色彩というキーワード

村上春樹を読むのは5冊目です。
短編集しか読んでいなかったのですが、
今回、はじめて長編を読んでみました。

他の作品と比べて、なんだかサスペンス色のある
めずらしい作品なのかなと思いました。
謎ときの面白さもある作品です。

ナイーブで孤独で、どこか現実感のない生活を送る
35歳の多崎つくる。
こんな人が男女問わず、増えているのかなと思いました。

過去の謎に囚われながらも、
不確かな未来を手探りで生きていく、
それが人生というものなのか。
最後は希望がある終わり方だと思いました。
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4163821104
No.742
(4pt)

慰めになる小説

仲間はずれにされたことのある人間にとっては、

慰めになる小説だと思います。

最後が中途半端ですが、人間はいつも悩みを抱えた生き物だと

感じました。

最近、根気がなくなって小説を最後まで読めない私が、

短時間でひきこまれて、最後まで読めたのは

やはり作家の才能だと思います。
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4163821104
No.741
(2pt)

推理小説なの?

図書館に置いてあったので借りてみました。みんなの言ってる気どった文体への嫌悪感はわかります。
私はスイスイと読みやすかったですよ。よい読み心地でした。
私見ですが 村上氏が書きたいのは1人の人間の内面であってそれ以外は飾りなのでは?と思います。そこだけコッテリと描かれた本だとバランスが悪いのでこのような文体なのかと思いました。
ここまで内向的な人間では物語がつくれませんので興味を持ってくれる積極的他者が必要です。だからもてさせるしかないのでは。内向的な人間の内面が主題ならば。
貧しかったり親子の敵対などがある場合はそれだけでもドラマが生まれますがそれでは焦点がずれるので敢えてのハイパーリア充設定かと。
一人称である多崎つくるカメラはハイビジョンではありません。コミュニケーションが得意でない彼から与えられる心象風景からの情報は白黒のフィルム程度の限定的なものです。
テレビではナレーションにも字幕がつき、snsで他人が今何をし 何を考えているかがわかるという至れり尽くせりな日常に慣れた現代人にはかなりの縛り設定です。

でも私は多崎つくるにシンパシーを感じる文もありました。

さて本書の考察にて推理小説であるとしたものがありました。なるほどです。

でもそうなるとこんなに読者に頭を使わせてミスリードし読者の想像力のなかで解決編を描くしかない、なんとも後味が悪い推理小説は嫌いです。

分かる人だけ分かればいいんだということなのか。

わかったところで それが何だといいたくなった。
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4163821104
No.740
(5pt)

傑作のひとつ

良い文芸作品は良いジャズ演奏と似ています。

私は特に音楽に通じているわけではなく、まして楽器の演奏が得意なわけでもないのですが、楽曲におけるテーマがすっきりと分かりやすく、即興演奏が小気味よく、全体的にスイングした良曲に出会うととても幸せな気分になり、そのあと何度も聴き入ることになります。

考えてみれば、楽曲のテーマは文芸作品のストーリーであり、即興演奏は文章中の比喩や隠喩だと思うのですが、聞き手として、たとえそこに総体的に完結した一貫性を見いだせなくても、感動することがあります。おそらく聞き手は深く理解していなくてもそれは一級の作品だからなんだと思います。

私にとってこの作品は3分半くらいにまとまった粋なピアノトリオ曲に感じました。書き下ろしはすべて読んでいますが、小作品ながら傑作のひとつではないでしょうか。

芸術というのは通俗性を超えた部分で「何か」を表現することだと私は思います。そしてその答えは本当の芸術家であれば誰も明かさない。語ることは読者にとって無意味だからです。

そういう意味で村上さんの作品は確かな芸術の域にあり、すべては読み手側の解釈に委ねられ、ストーリーの謎を追うことや重箱のすみをつつくような時代考証は無粋です。

文体を楽しみ、隠されていると思われる「何か」は読者それぞれの体験を重ねあわせて想像すればいいんです。
正解などありません。
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4163821104
No.739
(3pt)

私は「ハルキスト」になれない。

村上春樹の作品は、中学生の時から「ノルウェイの森」を読んで以来、なんとなく気に入ってすべての作品ではないが、飛び飛びで読み続けている。独特の「文章表現」が好きなのだが、村上作品で一つ、どうしても気になる事がある。それは、どの作品も同じ「キーワード」が出て来るのだ。例を挙げると、オールディーズの音楽、クラシック音楽、80年代の洋楽への批判、プールで泳ぐ事、主人公の孤独、コーヒーへのこだわり、奇妙で入り組んだ世界、そして例のごとくのセックス描写…どの作品も正直「またこの事?(キーワード)」と思わされる事が実に多い。セックス描写も同じで、「またか」とため息をつく事も。正直、この人はセックスなしには小説が書けないのかとまで思う。この作品も例外ではない。第一、この作品は展開が強引過ぎる。主人公が高校時代の仲間から突然、仲間外れにされたのは、仲間の女の子にレイプされた疑いがかけられたのが原因で、その詳しい事を探るため、友人たちを生まれ故郷に尋ね歩くが、かつての仲間達の証言もあまり説得力はない。そして唯一、フィンランドに滞在する女友達に、結局は死んでしまっていた、自分がレイプしたと疑われた女性の真実を聞く場面は、同じ女性としては耐え難い描写だ。一体、女性をなんだと思っているんだと感じたし、むやみに「レイプ」の描写を話の種として使わないで欲しいと思った。(他の作品でもそれは言える)。「村上ワールド」と言われる非常に入り組んで良く分からない世界観は、マジックのようで評価は出来る。しかし結局、何度読み込んでも良く分からないのだ、何を言いたいのかが。村上作品はたいがいがそうなのだが、この作品に対してはその事が倍増している様に感じる。だからこの先、新刊が出てもこの人の作品を読むかどうかは分からない。
それともう一つ。これは作品とは関係ないが、村上春樹の熱狂的なファンいわゆる「ハルキスト」と呼ばれる人たちは、音楽さえ村上氏が本に書いた音楽を進んで聴く傾向にあるという。それはなぜ?小説と音楽は全くの別物と考えている私には理解出来ない。自分達の聴く音楽ぐらい自分達で選択出来ないのだろうかと思う。だから私は、彼の作品は娯楽程度に読むが、決して「ハルキスト」にはなれないし、なりたくもない。ただ、全体的に作品としては単なる「娯楽」として読めば悪くないので、星は3つ。ただし、「レイプ」の描写だけは作者によく考えて欲しい。
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4163821104
No.738
(5pt)

まるで自分がそこにいるような感覚になりました。

昨年の週刊現代5月4日号によると僕と多崎つくるさんは同級生です(同じ1974年生まれ)。この年生まれの有名人は野球の松井秀樹さん、ボクシング元世界チャンピオンの内藤大助さん、三重県知事の鈴木英敬さん等です。あとマスコットではキティちゃんも同級生です。多崎さんは今までたくさんの理不尽な目にあってきました。そして36歳で巡礼の旅にでます。それは生まれて初めて心から好きになった女性に「あなたは何かしらの問題を心に抱えている」と言われたからです。実は僕も多崎さんと似たような理不尽な事が今までも多々あり、どうしていいものか途方にくれています。これは全くの偶然なのですが、そんななか僕も多崎さんと同じ36歳頃に伊勢神宮に家族で参拝に出かけました(もちろんこの本は出版されていません)。なんとも奇遇ですね。そして昨日、雅子妃が20年ぶりに参拝に来られると聞いて、久しぶりに伊勢神宮へ参拝に行きました。その日は弟の誕生日でした。このレビューを読んでくださっている方で、自分の責任ではないのにいつも理不尽な目にあうと感じている方がいたら、また自分の近くにそのような方がいるなら、是非読んでいただきたいです。最後にひとつ残念な感想があります。巡礼のきっかけになった女性の方は、もう少し早く多崎さんの前に現れる事ができなかったのでしょうか?それが一番残念です。
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No.737
(1pt)

伏線が全く回収されてない

伏線が全く回収されてないクソみたいな終わり方ですね

シロの事件のことも
灰田のこと
6本指のことも
沙羅とのこと

あんな終わり方をされて、時間をドブに捨てた気分です
世に出したらいけないレベルだと思いました。
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No.736
(1pt)

苦手

元々特に好きな作家ではないのですが、これだけ話題になるのでとりあえず読んでみようくらいでいつも何作かは読んでみます。

結果、16ページから先に進めませんでした。冒頭から人をぐっと引き込むような何かが全くない。
主人公の多崎つくるは大学生なんだけど、まあ大学生が言うセリフではない。
高校生の時の回想シーンのセリフも、高校生が言うようなセリフじゃない。
言葉の言い回しに違和感ありすぎて、苦手です。
簡単に言うと、好みじゃないです。
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No.735
(5pt)

おもしろい

村上春樹の本を読むときは彼女に会う時みたいにドキドキで非常に面白いです。色彩をもたない・・・も非常に面白かったです。
特に本を読むときの想像力が半端じゃない。村上春樹の本は内容がわからない、非現実的等批判する人もおられますが、
20年、30年たっても頭に、心に残るこの気持ちは、やはり実に面白いとしか言い表せれないし、海外の人に人気がある
理由もわかる気がします。
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No.734
(1pt)

もうちょっと勉強して。

発行した年から考えて、つくるの彼女と大体同じ年齢ですが、村上さんはちょっと時代背景について不勉強な気がする。
「ワム!」を誰もが聴いているかのようは表現があって、すごく違和感。
ひとまわり上の世代にはいたかもしれないけど、私の周りで「ワム!」を聞いている人なんかいなかった。
その辺りから、なんだか粗探しのような読み方しかできなくなって、ストーリーに集中できなくなってしまった。
今の30代では絶対に使わなそうな古めかしい言い回しが多く、橋田寿賀子の脚本のようだった・・・。
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No.733
(2pt)

ファンタジー

村上春樹独特の上品、知的なファンタジー小説。それにしてもこの終わり方はなんとかしてよ。
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No.732
(1pt)

失望しました

最初の3ページから先に読むことが出来ません。三度トライしましたが、人物設定のあまりの都合よさというか、いい加減さに
この作家の「死」に対する考えの底の浅さに憤りさえ覚えました。当該作家の中身の無さを再認識した次第です。
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No.731
(1pt)

私の初村上作品。最後まで読んだ自分を褒めたい

幸か不幸か初めて読む村上春樹作品。
以下、初めて村上作品を読んだ人間はこう思った、ということでレビューを見ていただければ。

この本の話を簡単に言うと、
「高校時代からの仲良しグループから突然仲間はずれにされた主人公が、
付き合ってた彼女の助言により、仲間に会って真相を聞く」というもの。
それが370ページ19章に及ぶ。
じゃあ前述の2行で表した概要をしっかり濃密な370ページで書き上げているかというと
そうではなく、まどろっこしい、冗長的な文章が大半。
これが死ぬほど面白く無く退屈。これがまず8章134ページも続く。
どれだけ読むの止めようかと思ったことか。
このあたりの文章・表現が噂に聞く「春樹節」「村上春樹らしい文章」というものなのか。
だとしたら、これを気持良く感じるかどうかでハルキストになれるかどうか別れそうだ。

9章で彼女が主人公のかつてのグループ仲間の現在を調べた内容が出て来て
ここからようやく"普通の小説"並に読めるようになる。
10-17章(12,13章除く)は主人公がグループ仲間に会いに行く場面。仲間はずれにされた真相、
グループのメンバーのそのときの心境、仲間はずれにしたときから今までの経歴などが
出て来て、わくわくして読めた。アオ、アカ、クロの順に会いに行くが、
アオ、アカのあたりが面白く、長さも丁度良い。
クロの部分はページ数も多くやや間延び的な感じ。
そして18章からまたダラダラとした文章(ハルキスト適正テスト)が続く。

とりあえず「唐突な仲間はずれ」という謎をぶっ込んで
それに対する解答がある程度得られてスッキリ、
そして主人公がかつての仲間と良い再会ができて良かったなぁ、と。
(130ページのフラストレーションを再会シーンで一気に流せたせいか)
ハッキリしない部分もあるけど、そういうのを求める小説でもないかと。
「灰田絡みの話は結局何の為だったのか?」なんてどうでもいい。

私はこの作品に高い評価は与えられないけど、高い評価する人間を否定するつもりはない。
村上作品は最早作品としての出来不出来を議論する位置にいない、
立派なブランドになっているのだろうと。
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No.730
(3pt)

ハードカバーで買うまでもない。

悪くはない。
しかし、良くもないかな。
雰囲気は十分出てるけど、新品のハードカバーで買わなくともイイかな、と。
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No.729
(2pt)

村上春樹は分からない

ハルキストはハルキストで尊敬します。ただ、僕には彼の小説は分からない。小説が悪いのではなくて僕がバカなのでしょうが。いつも村上春樹は今度こそ、と買っては途中で断念。この本は、そうだなあ、30ページぐらいでダウン。名古屋に住んでいるので、その部分まで読みたかったがダメだった。(笑)
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4163821104
No.728
(1pt)

絶対安全地帯にいる人の贅沢な悩み。

村上春樹は新潮の作品以外は、主人公が絶対安全地帯(この小説の場合、仕事スキルあり、お金持ち)にいるくせにうだうだと過去の事を追うというぜいたくな悩みで読んでいてうっとおしいモラトリアム野郎の戯言。思うに、村上春樹は子供を育てたことがないので、悠々自適な自分探しに終始しているのだろう。
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4163821104
No.727
(3pt)

ヘルシンキへ向かうフィンエアーの機内で読了

主人公・多崎つくるは、名古屋の高校時代に腹心の友といえる男2人女2人のグループと付き合いがあった。ところが、進学のために上京したつくるが、大学2年のときに帰省すると、かつての友人たちは、理由も明かさずにつくるを絶縁する。あれから16年、36歳になったつくるは自分が絶縁された理由を求めて友を巡礼する旅に出る…。

 「ハルキ・ムラカミの新作にはフィンランドが登場するそうだね」。4月に出張したカンヌで私は、5月に再会する予定のフィンランド人の同業者からそう聞かされました。この書はまだフィンランド語には翻訳されていないようですが、世界に冠たる日本人小説家の著作に関する情報はいち早く彼の地に届いていたのです。
 そんな“フィンランド物”である村上作品を私は、フィンエアーの中で読了しました。
 つくるが巡礼の対象とした友達の一人が、今はフィンランド人の夫と二人の子どもとともにヘルシンキに暮らしているのです。

 これまでの『アフターダーク』、『海辺のカフカ』、『1Q84』といった村上作品が持つ、幻想色――あるいは敢えて言うならSF色――は見られません。むしろ、つくるが友人の輪から放逐された真相を探っていくという、ミステリー調の濃い作品です。事の真相にたどりつくまでの道程を追うのは、犯罪小説の類が好きな私には楽しい読書であったといえるでしょう。

 しかし事実が立ち現れた後の展開は、相変わらずの、というか、らしいというか、紛れもない村上春樹節が怒涛のように迫ってきます。それはどこか浮世離れした、まさに幻想色が強い、どこでもないどこかで繰り広げられる小説といえるでしょう。思えば、30代になるまで名古屋で生活してきた友人たちが、ただの一度もお国言葉でつくるに語りかけないのは、非現実的といえます。名古屋出身の私はその点を、この小説は世俗社会とは切り離されたところで起こっている物語なのだと言い聞かせながら読んだというのも事実です。

 物語の後半をフィンランドに選んだのも、日本からは縁遠い、ムーミン(実在しないトロール)、アキ・カウリスマキ(『マッチ工場の少女』や『過去のない男』といったセリフの少ない、だからこそどこか現実味の薄い物語が得意な映画監督)の国の夢幻性のようなものを借りたということなのではないでしょうか。

 最後にそっと差し出されるメッセージは、おそらくつくると同世代の30代の一部の読者には、心の安寧を与えるものなのかもしれません。振り返るほどの量の人生の積み重ねがあるわけでもなく、だからこそ人生を振り返って知ってしまう真実の重みにさほど目を向ける必要も感じなかった30代。私にもそんな頃があった覚えがあります。
 ですが、だからこそこの小説は、50代の私には、ほんのちょっぴり30代を思い返すよすがには確かになりましたが、30代の読者への応援歌のようなこの作品を今あらためて読むほどの必然性は私の中には見当たらなかったというのが正直な思いです。
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4163821104
No.726
(3pt)

都会のボンボンのたわごと

どうしてもこうゆう風に感じた。 僕ら田舎に住んでいる労働者からすると、登場人物がみんな恵まれた環境に育ち、生活していることにうらやましく思った。 特に主人公のつくるはそうだ。 社交が苦手なはずなのに、魅力的な彼女とセックスできるし、仕事は専門職についているし、簡単に有給休暇を取れてフィンランドへ旅行できるし、うらやましい。 読んでいて1Q84の延長線上にあるような作品だなと感じた。 村上さんは、もう少し違った環境にある人物と物語を書いて欲しい。 徳島県の田舎に住む高齢者の介護、とか、農家や漁師、高年齢のニートなどに挑戦してほしい。 この本を読んでいて、いつものパターンか、という感じがした。
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4163821104
No.725
(5pt)

さすが、

流石 村上春樹の作品
ハードカバーなのに さくっと読むことができました。
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