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殺人者
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殺人者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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男はそんなに無防備じゃないよ。 ご都合主義炸裂の妄想でつか? | ||||
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望月諒子さんの作品はもっと評価されていいと思うのですが、いまひとつ知名度がない。何冊か私も読んでいますが、初めて手に取ったのがこちらの作品です。もう10年以上前だと思いますが、読了後、映画化して欲しいと散々周囲に言っておりました。全然読み手は増やせませんでしたけどね。 最近書店でばんばん平置きされているのを見かけ、何故こんな古い作品を今更?と思っていたら再版だったのですね。これまで読んだ望月さんの作品は全てハズレなしなので、多くの方に読んでいただけるきっかけになれば。 | ||||
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フリージャーナリスト”木部美智子”シリーズ第2弾。 冷酷で無味乾燥なタイトルはその理由を語っていく。 2000年に次から次へと凄惨な事件が起きた。 ジャーナリストの視点から追い続ける。 ささやかな幸せを奪われた15年前に遡る。 腕時計は証し。 複雑に絡み合う事実のプロット。 それをつなぎ合わせると線はつながってひとつに。 階層深く推理を重ねたその真相は悲しみにあふれて。 | ||||
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どう考えても無理がある。 動機は良いが方法に無理があり、高評価の意味がわからない。 まどろっこしいし、筋書きわかった時点で警察に。笑 リアリティがない。 「ならばそれは罪だろうか」 罪やし! そしてエンディングも最悪。 これまでで2番目に最低。 | ||||
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望月らしいどっしりと深い復讐劇。15年前に不良たちに自分の恋人を惨殺された女性が、恋人が 持っていた高級時計をある女性が身に着けているのを見つける。そして、迷宮入りしたこの事件の 彼女の復讐劇が始まる。だが、望月らしく設定は単純ではない。まず、その不良たちの下っ端の 二人が惨殺される。性器を切り取られるという残虐な殺され方だ。犯人は、性的なコンプレックスを抱える 30代の女性だと目を付けられるが、彼女は自殺してしまう。主人公のジャーナリスト木部美智子は、 真犯人は今は塾の教師をしている、15年前に恋人を殺された女性だと睨んで執拗な取材を続ける。 15年前の殺人で犯人たちは皆生き延びるが、自分たちだけが明日のない人生に落とし込まれる 理不尽さ。社会、そして逃げ切った犯人たちでさえ忘れてしまった過去の悲劇。それを許していいのか。 ジャーナリスト美智子の苦悩を描きながら、復讐劇は進められていく。ここ最近、望月涼子の作品、 特に木部美智子のキャラクターに惹かれている私にとって待ちに待った作品(古い作品だが、ほぼ絶版 状態になっていた)だったが、展開や結末に些かの期待外れ(期待過剰?)だった点はあるも ぜひ新作を、という気持ちを強く持たされた作品だと言っていい。 | ||||
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テーマは面白かったし、時折物語に引き込まれたが、ご都合主義な部分が数点あって、その度に冷めてしまって終盤の盛り上がりに気持ちが乗り切らなかった。 | ||||
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圧倒的筆力。太田愛のようなまどろっこしさがなく、ストレートで気持ちがいい。蟻の棲家同様、一気読みでした。これからも楽しませて欲しい。 | ||||
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一年前に同著者の『蟻の棲み家』を読んで、衝撃を受けた。まさに骨太という言葉がぴったりで、ラスト1/3は、引き込まれて一気に読んでしまった。作家望月涼子、そして探偵木部美智子、ただものではない。 そして今回、待ちに待ったシリーズ最新文庫という『殺人者』。まさに圧巻。今回も、フリーライターの木部美智子が謎解きをしていくのだが、ここまで人間心理を掘り下げられるのかと驚いた。「常識」がどんどん崩されていく。そしてこの本もラスト1/3は一気読み。2022年の文庫ベスト1まちがいなしの一冊。昨今の軽々しいミステリーとは一線を画す重厚感。なぜ、これほどの書き手が埋もれていたのか? | ||||
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柚月裕子、太田愛と遜色ない実力。 描写、組み立て共素晴らしい。 売れてないのが不思議。 直木賞を取ると思う。 | ||||
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・十五年前の殺人事件の復讐に取り憑かれた犯人を追う警察とフリージャーナリストである木部美智子。容疑者が自殺した後に意外な事実が明らかになるが…。 ミステリーというよりはサスペンスですね。読者は事件の大まかな事情(犯人の素性、被害者が狙われた動機など)を知らされているけど、作中の登場人物にとっては状況が分からずに翻弄される、という内容の作品なので、読んでいてもどかしく感じることがあります。そのためミステリーとしての本格的な謎解き要素や、「読者にとっての意外な展開」というものはほとんどありません。結局、当初に出てきた真犯人も動機もそのままですし、かなり犯人にとって都合の良い展開や状況になることが多いところが個人的に気になりました。 また人物描写や情景描写は丁寧で上手いものの、その分、文章表現や説明が必要以上に冗長になっていて、早く先が知りたいのになかなか話が進まないことにイライラしてしまうのもマイナス。前述したように、読者は動機や背景といった、ある程度の事情を知っている立場なので、こうしたじっくりとした冗長な展開とは相性が悪く、ストレスを感じます。その事とも相まってかなり読み飛ばしをしてしまいました。もう少し文章(文量)をシェイプアップしたらテンポ良く読めたのにと思います。 | ||||
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~ミステリとしての面白さ、たった数行の描写で端役に至るまでその人間像を浮かび上がらせる筆力のたくましさ、犯人の動機へ思わず感情移入してしまう過去の因縁の悲劇性……これが2作目とは思えない練れたエンターテインメントだと思います。とはいうものの、この作者は発端と結末をとりあえず定めなくてはならないという娯楽小説の枠からいずれはみ出してし~~まうのではないか、そんな予感を強く持たせます。いずれその作家的情熱のままに「終わらざる小説」に手を染めるのではないか、期待を持ちつつ、私は3作目を手に取ろうとしているところです。~ | ||||
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