忍法八犬伝

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評判

忍法八犬伝の評価:

4.29/5点 レビュー 28件。 B ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

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全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(4pt)

八犬伝パロディの傑作

里見八犬伝の八犬士の孫8人が主人公。8人は甲賀に忍法修行に行ったものの、1年で逃げ出して、それぞれ好きなことして生きていました。里見家の危機にも知らん顔でそれぞれの人生を歩んでましたが、里見家の村雨姫に頼まれたとたん、自らの命を犠牲にしても奪われた玉を奪い返す勇士になります。山田風太郎の忍法帖シリーズでは、生と死がテーマになってるものが多いですが、この作品ではとくにそれを痛感します。

同じような、やる気のない主人公がある女性のためには命をも捨てる話に、「風来忍法帖」があり、こちらもおすすめ。

村雨姫の名前は、里見八犬伝の妖刀「村雨」からきていますし、他にも数々のパロディがあり、そういう部分でも楽しめます。

里見八犬伝そのものを風太郎風に解釈した名作「八犬伝」のほうもぜひ読んでみてください。
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)より
4062645130
No.11
(4pt)

唯一の欠点は……

どうも、山田風太郎先生の小説は、主人公達が、『ろくでなし』の方が、話が面白くなってしまうようだ。

幼い頃から、自分達の先祖の八犬士達の忠義や英雄伝説を嫌になるほど聞かされた主人公達が、甲賀へ忍者修行に出されて、それから一年で行方をくらますほど、八犬士である事を嫌っている主人公達。

里見家や主君などどうでも良く、八犬士の血を引いていることも迷惑だとばかりに、御家の危機にも無関心を決め込んでいたが、彼らが憧れていた村雨姫の頼みとなると、彼女をどうにかしようとではなく、彼女の心に残る男になりたい、彼女の役に立ちたいとばかりに服部半蔵率いる伊賀くノ一軍団に、景気良く挑戦していきます。

次々と斃れていく若き八犬士達。だが、彼らは村雨姫の為に戦いを続ける。

アクション有り、忍法合戦有り、笑いもあり、最後のラスト三行の哀しい文章にもかかわらず、爽やかさを残すラストまで、これぞエンターテイメント小説の見本とも言うべき傑作小説です。(だけど、源八の死に方だけは、絶対に嫌)

星五つにしてもおかしくないのですが、実際の『里見八犬伝』で、一番好きな犬山道節が、此処では一番あっけなく、そして扱いが他の七人と比べて弱かったので、それだけが、私個人のマイナスです。でも、傑作!!
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)より
4062645130
No.10
(5pt)

面白い!

八犬伝を忍法帖に仕立て上げる荒唐無稽な発想もさることながら、忠孝悌仁義礼智信の珠が盗まれ、取り返す役のはずの八犬士の子孫が忠義とは全く無縁で、あるものは盗人をし、乞食になり・・・と武士ですらない職にあるのが面白い。しかも、忍者かといえば、途中で修行を投げ出したとあっては、「これで本当に珠が取り戻せるのか!」と思ってしまう。

 正攻法で珠を取り戻すという誰もが予想できる展開から外れて、物語を進めていく手腕はさすがです。忠義などではなく、ただ美しい姫君である村雨の役に立ちたいがために奔走する。この気持ちに共感できると、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。

 派手な忍法合戦はあまりありませんが、面白さは一級品です。
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)より
4062645130
No.9
(2pt)

残念

「八犬伝」をパロディー化したユニークな設定。

村雨姫の為に其々の職業特性を以ってプロの伊賀忍軍と対抗する構図に「風来忍法帖」を彷彿し本書に惹かれ期待した方は多いと思います。

しかし、期待度が高かった為か得心出来ない点が多かった。

修行先から逐電し自らの天職と暮らしを愉しむ彼らが村雨姫の出現で旧主家の危機に係わり姫の為に尽す心境変化の様が希薄。

また、彼女の為に犠牲者が増えているにも拘らず、その後も深謀遠慮しない彼女の発言・行動には最後まで共感は出来無かった。

正直「忍法帖」シリーズの中では上位の作品ではないと思います。着想のユニークさを活かし切れなかった感が残る。

追記、当シリーズは奇抜・奇想な忍法が数多く登場するが、八対八の闘いであるが七つ止まりです。
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4062645130
No.8
(5pt)

ロリな村雨様(空想)は誰が演じるか?

山田風太郎と海の向こうのダシール・ハメットは似ている。と思う。ハメットは「赤い収穫」一作でハード・ヴォイルドというジャンルを作ってしまったが、風太郎は、他の作家が地団駄踏んでも適わない「忍者もの」というジャンルを作ってしまった。とは言え、風太郎の小説に出てくるのは、忍者というよりクリーチャーといった方がしっくりくるバケモンだらけだが、その感情は、以外に人間臭かったりする。ボクが風太郎の中でも特にこの物語が好きな理由は、そのバケモノじみた忍者たちの純真であり、今では古めかしい忠義、といったコアな生真面目さが一杯につまった所にある(但しこの物語の八犬士達に与えられた称号は「戯乱盗狂惑悦弄」である。老臣でなくたって「何てこったぁ!このバチ当たりめがぁ」である)。また「〜だったら死んでもいい」という純真を本当に実践していく登場人物達は、ある意味滑稽で、そして悲しかったりするのだが、歯切れの良い文章と、スイスイと進むストーリーのお陰で、恐ろしくさっぱり爽快に感じられる。しかし読み終わった後、ズ〜ンと来るのだ。これは現代の日本の作家で言えば船戸与一あたりにも通じる諦念である。また、登場人物が、南総里見八犬伝の本物の主人公達の子孫、というのもなんだが笑える。子孫かよ!みたいな・・・。しかし彼らは、その身上、自分達でも気に入ってしまったすりかえられた称号等とは裏腹に、可憐な姫に導かれるまま、己の使命をこなしていくのだ。ちゃらんぽらんな男だって女一人で変わるもんさ。あ、そういうもんさ。御代は見てのオカエリ、トーントーントンカラリンってかぁ〜。
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4062645130
No.7
(5pt)

男心の小説です

これは男心の小説です。

美しく汚れのないものへの崇拝・絶対的帰依の気持ち・・・若い頃に抱いた懐かしい気持ち、また今は失われてしまった日本人の心がよみがえります。

 読みながら私は、村雨姫に対して八犬士の誰よりも頭を低く平伏していました。男ってやっぱり馬鹿なんでしょうか?
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4062645130
No.6
(1pt)

おもしろくありません。

映画の伊賀忍法帖、里見八犬伝が好きで読みましたが、これはおもしろくありません。甲賀忍法帖は大傑作ですが、こちらは間違いなく愚作です。
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4062645130
No.5
(5pt)

くっそ~面白い!

「バジリスク」「SINOBI」の原作「甲賀忍法帖」の方が人気は高いでしょうが、私は断然こちらを勧めます。
家の家宝である八つの珠。それを服部半蔵配下のくの一に盗まれたため、里見家は御家断絶の危機。
この危機を救わねばならない八人の忍。しかし最初彼等は全然やる気ないです。江戸で勝手気まま自由に暮らしている彼らには御家の危機などどこ吹く風。
しかし幼い姫君村雨のために彼等は立ち上がり八人のくの一軍団と死闘を繰り広げます。御家のため、主君のためなどではなく、初恋の姫君を守るために戦うという動機が泣かせます。
決して成就しない恋。そんな事は百も承知で彼等は己が命を投げ出して行きます。
「甲賀忍法帖」を読んで面白いと思ったあなた!。
これはもっと面白いですよ!。
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4062645130
No.4
(5pt)

すべてのエンターテイメントがぎっしりつまった傑作

里見家断絶をねらう本多佐渡守の陰謀によってすりかえられた八つの珠を取り戻せ! 
しかし、当の八犬士達はお家断絶の危機などどこ吹く風で、気ままな生活を送っていた。ところがそこに八人の初恋の人、村雨姫が現れて?!
壮絶な忍法争いの裏にある八犬士の純情に最後は涙、涙です。
豊かなキャラクター、エログロ、ド派手なアクション、トリック等まさにすべてのエンターテイメントがここに集結!
こんな面白い小説がこの世にあったのかと。ラストは豪華絢爛、雷に打たれたような衝撃を受けました。
忍法帖シリーズの中でも屈指の完成度を誇る傑作でしょう。小説好きならずとも読んでもらいたい一作です。
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4062645130
No.3
(3pt)

愉快痛快な忍法活劇

愉快痛快な忍法活劇をお望みならば、読んで損はしないだろう。
ただし、「甲賀忍法帖」のような知的なかけひきや、複雑緻密な騒乱を期待することはできない。
ただ単純痛快に、一人が一つの忍法を使い一人の敵を倒し、
また次の一人が一つの忍法を使い一人の敵を倒す。
それと、もう一ついうなら、八犬士は凄すぎる極限忍者ではなく、どことなく間抜けなお気楽忍者たちである。
ぼくは忍法帖には、極限VS極限のようなものを期待してしまって、そういう意味では不満である。
やはり「甲賀忍法帖」が傑作すぎたため、過剰に期待してしまうからだろうか。
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4062645130
No.2
(5pt)

落ちこぼれたちが精鋭伊賀忍者相手に命をかける

八犬士の子孫が守る安房里見家。城主里見忠義は本多正信の陰謀にはまり、
家宝の八顆の珠をすり替えられた。同時に家宝を竹千代に献上せよとの命が下る。
家宝の八つの珠を取り戻さねばお取り潰しである。忠義は甲賀で修行した八犬士の
子孫に奪回を願うが、彼らはみな落ちこぼれて既に甲賀を逃げ出していた。
江戸で遊んでいて全然やる気なし。ところが、彼らの憧れの村雨姫が単身江戸に
向かうと話は大きく展開する。好きな女のためならやらなきゃいけねえ。
珠を持つ相手は服部精鋭のくノ一8人。実力で敵わねば命を賭けろ。

死に物狂いで珠を取り返そうとする八犬士と伊賀忍者の戦いは甲賀忍法帖とは
また違った趣がある。陰惨な部分が少ないのでくノ一忍法帖よりも面白い。
山田忍法帖の中でも良質な作品なのでお勧めします。
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)より
4062645130
No.1
(5pt)

マジおもろいっす。

これはやばいぐらいにおもしろかったっす。
八犬士達の個性がこれまたよくできてる!!
そっこう読んでしまいました。
夜寝れなくなりますよ。
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)より
4062645130