(短編集)

ノックス・マシン

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評判

ノックス・マシンの評価:

3.13/5点 レビュー 40件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 21〜40 2/5ページ
No.62
(4pt)

ノックスの十戒を題材にしたSF?コメディ?

電子書籍版で読了。三篇の短編作品が収録されている。ノックスの十戒として知られる中国人について、発想を物理学や数学の問題へと飛ばし、一応読者を納得させる結論にたどり着く。ひとつの文章の背景に隠れているものが多く、ミステリー小説の初心者はよく意味が分からない展開だと思うかもしれない。私はそれほどミステリーに詳しくないが、たまたま登場する作品を少し読んだことがあるので、この言い回しはあの作品を意識しているのかなどが少し分かった。ミステリー好き(マニア)だったら、もっと深く味わえると思う。数年後に読み返したら、何か新発見があるかもしれない。そんなミステリーの検定試験のような作品でもある。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.61
(4pt)

ノックスの十戒を題材にしたSF?コメディ?

電子書籍版で読了。三篇の短編作品が収録されている。ノックスの十戒として知られる中国人について、発想を物理学や数学の問題へと飛ばし、一応読者を納得させる結論にたどり着く。ひとつの文章の背景に隠れているものが多く、ミステリー小説の初心者はよく意味が分からない展開だと思うかもしれない。私はそれほどミステリーに詳しくないが、たまたま登場する作品を少し読んだことがあるので、この言い回しはあの作品を意識しているのかなどが少し分かった。ミステリー好き(マニア)だったら、もっと深く味わえると思う。数年後に読み返したら、何か新発見があるかもしれない。そんなミステリーの検定試験のような作品でもある。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.60
(4pt)

異色の佳作

内容の7割がた理解不能でした。が、面白いんです。雰囲気だけで楽しむための筋はキチンと入ってくる。作者の筆力を感じます。万人向けではないですが、すすめてみたくなる1冊です。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.59
(4pt)

異色の佳作

内容の7割がた理解不能でした。が、面白いんです。雰囲気だけで楽しむための筋はキチンと入ってくる。作者の筆力を感じます。万人向けではないですが、すすめてみたくなる1冊です。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.58
(3pt)

おもしろいのは表題作だけ

何かのSFアンソロジーで表題作を読んで、
コレはおもしろい。
他のも読んでみよう、と思ったんですが、
やめとけばよかったです。

面白いからアンソロジーに取り上げられるわけで、
他の作品がそれ以上って道理は無いですわなw
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.57
(3pt)

おもしろいのは表題作だけ

何かのSFアンソロジーで表題作を読んで、
コレはおもしろい。
他のも読んでみよう、と思ったんですが、
やめとけばよかったです。

面白いからアンソロジーに取り上げられるわけで、
他の作品がそれ以上って道理は無いですわなw
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.56
(5pt)

ミステリと思って手にしたら、SFだったでござる

面白かったんですが、「このミス1位」を売り文句にしてるのはマイナス要因かも。
帯に小さく「(一応このミス1位です)」にしといた方が良かったんじゃないか?

さておき、「十戒第五項目がなんでタイムトラベルに結びつくんだ?」で手にしました。
なぜ”あの日”が特異点になっているかが焦点になると思われるのですが
それに対する回答はないですね。
恐らく、その日にタイムトラベラーの中国人がノックスの眼前に現れる必要があり
歴史的整合性のために特異点になっているのではなかろうか。
(故に、双方向で行き交えるのはその日だけ)
そして第五項目は、後の人物の呼び水として機能すべく存在していると。

以下短評

・引き立て役~
メタな感じでええですね。「アクロイド殺し」の本歌取りみたいなカラクリもあったり。
ただ解説に”原書知らなくても楽しめる”的なことがあったと思うのですが、
他の人のレビューを見る限り、知らないから置いてけぼり感の方が多い印象?
あと法月氏は、ヴァン・ダインよりノックスの方が好きなんだろうな~と。

・バベルの牢獄
これ好き。書籍という媒体ならではの仕掛けも楽しい。
ただ、私が最初にこの技食らったのは、バカミス作品だったりするのですが……。

・論理蒸発
遠い未来では、こんなことも起こりうるのかも知れません。
そう言えば、野崎まどの「know」も”知”の密度を高めて、
脳内にブラックホールを作る話だったなぁ・・・。
さておき、ユアン・チンルウは元の時空に戻れたのか、その答えが分かる作品です。
最初のノックス・マシン以上に物理・量子力学の専門用語が飛び交い
また、引用される過去のミステリー作品の数も多く、筋を踏まえていくだけでも難儀ですが
このラストシーンは買いたいです。実に良い。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.55
(5pt)

ミステリと思って手にしたら、SFだったでござる

面白かったんですが、「このミス1位」を売り文句にしてるのはマイナス要因かも。
帯に小さく「(一応このミス1位です)」にしといた方が良かったんじゃないか?

さておき、「十戒第五項目がなんでタイムトラベルに結びつくんだ?」で手にしました。
なぜ”あの日”が特異点になっているかが焦点になると思われるのですが
それに対する回答はないですね。
恐らく、その日にタイムトラベラーの中国人がノックスの眼前に現れる必要があり
歴史的整合性のために特異点になっているのではなかろうか。
(故に、双方向で行き交えるのはその日だけ)
そして第五項目は、後の人物の呼び水として機能すべく存在していると。

以下短評

・引き立て役~
メタな感じでええですね。「アクロイド殺し」の本歌取りみたいなカラクリもあったり。
ただ解説に”原書知らなくても楽しめる”的なことがあったと思うのですが、
他の人のレビューを見る限り、知らないから置いてけぼり感の方が多い印象?
あと法月氏は、ヴァン・ダインよりノックスの方が好きなんだろうな~と。

・バベルの牢獄
これ好き。書籍という媒体ならではの仕掛けも楽しい。
ただ、私が最初にこの技食らったのは、バカミス作品だったりするのですが……。

・論理蒸発
遠い未来では、こんなことも起こりうるのかも知れません。
そう言えば、野崎まどの「know」も”知”の密度を高めて、
脳内にブラックホールを作る話だったなぁ・・・。
さておき、ユアン・チンルウは元の時空に戻れたのか、その答えが分かる作品です。
最初のノックス・マシン以上に物理・量子力学の専門用語が飛び交い
また、引用される過去のミステリー作品の数も多く、筋を踏まえていくだけでも難儀ですが
このラストシーンは買いたいです。実に良い。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.54
(2pt)

書いた本人も面白いと思っているのだろうか?

5作品の短編集.いずれもミステリーというよりSFに近い作品.

全体にSF的な仕掛けから意外性を作っている作品集であるが,
SFとしては説得力がなく,ミステリーというには苦しく,中途半端な印象.

例えば,タイトルにもなっているノックス・マシンだが,
小説をコンピュータ解析するというアイディアは面白い.
ただ,その手法は統計学的解析であって,理論物理に落とし込もうというのは
無理がありすぎる.
その説得力のなさを専門用語で煙に巻くような表現も受け付けない.

ミステリーのうんちくが好きな読者には楽しめるのかもしれないが,
個人的にはあまり楽しめなかった.
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.53
(2pt)

書いた本人も面白いと思っているのだろうか?

5作品の短編集.いずれもミステリーというよりSFに近い作品.

全体にSF的な仕掛けから意外性を作っている作品集であるが,
SFとしては説得力がなく,ミステリーというには苦しく,中途半端な印象.

例えば,タイトルにもなっているノックス・マシンだが,
小説をコンピュータ解析するというアイディアは面白い.
ただ,その手法は統計学的解析であって,理論物理に落とし込もうというのは
無理がありすぎる.
その説得力のなさを専門用語で煙に巻くような表現も受け付けない.

ミステリーのうんちくが好きな読者には楽しめるのかもしれないが,
個人的にはあまり楽しめなかった.
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.52
(2pt)

ミステリとSFの融合という触れ込みなのだが・・・

法月綸太郎のノン・シリーズ中編集。
書店で刺激的なポップ&帯紙を見て購入。いわく、「このミス1位」「ミステリ界に衝撃と称賛の嵐!」「古典探偵小説とSFが融合」などなど。
ノックスというからには、いわゆる「ノックスの十戒」がネタであることは容易に想像がつく。逆にそこに思いが及ばない場合、本作を読んでも面白いと思えないのではないか。もともとそういう傾向がある気もするが、法月もずいぶん玄人狙いな作品を描いたなというのがまず感想。

まず表題作「ノックス・マシン」。読み始めると果たして、なにやら超科学のキーワードがちりばめられたSF的な物語が始まる。それなりに読みごたえがある話なのだが、しかし、ミステリとSFの両刀使いな読者はいろいろ読んでいて引っかかるのではないか。特に「裸の特異点」「並行宇宙」あたり、いまとなってはSF界ではだいぶ手あかが付いた感があって、どうものめり込めない。

続く2作は飛ばして、4作目の「論理蒸発ーノックスマシン2」。現存する某G社をほうふつとさせるシリコンバレーはパロアルトにある一大情報企業がまずは舞台に。ホーキング放射やら量子もつれやら、またまたSF的キーワードがばんばん出てくる。それを面白がって読んでいるうちは良かったのだが、しかし終盤にきてあごが落ちた。特異点が○○になっていて、それが故に○○はいろんな勢力に○○されて、、、という設定、1980年代のアニメ・超時空ナントカとほぼ同じであります。

うーーーん。読む前の期待値が大きすぎたのか。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.51
(2pt)

ミステリとSFの融合という触れ込みなのだが・・・

法月綸太郎のノン・シリーズ中編集。
書店で刺激的なポップ&帯紙を見て購入。いわく、「このミス1位」「ミステリ界に衝撃と称賛の嵐!」「古典探偵小説とSFが融合」などなど。
ノックスというからには、いわゆる「ノックスの十戒」がネタであることは容易に想像がつく。逆にそこに思いが及ばない場合、本作を読んでも面白いと思えないのではないか。もともとそういう傾向がある気もするが、法月もずいぶん玄人狙いな作品を描いたなというのがまず感想。

まず表題作「ノックス・マシン」。読み始めると果たして、なにやら超科学のキーワードがちりばめられたSF的な物語が始まる。それなりに読みごたえがある話なのだが、しかし、ミステリとSFの両刀使いな読者はいろいろ読んでいて引っかかるのではないか。特に「裸の特異点」「並行宇宙」あたり、いまとなってはSF界ではだいぶ手あかが付いた感があって、どうものめり込めない。

続く2作は飛ばして、4作目の「論理蒸発ーノックスマシン2」。現存する某G社をほうふつとさせるシリコンバレーはパロアルトにある一大情報企業がまずは舞台に。ホーキング放射やら量子もつれやら、またまたSF的キーワードがばんばん出てくる。それを面白がって読んでいるうちは良かったのだが、しかし終盤にきてあごが落ちた。特異点が○○になっていて、それが故に○○はいろんな勢力に○○されて、、、という設定、1980年代のアニメ・超時空ナントカとほぼ同じであります。

うーーーん。読む前の期待値が大きすぎたのか。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.50
(2pt)

ミステリとSFの融合という触れ込みなのだが・・・

法月綸太郎のノン・シリーズ中編集。
書店で刺激的なポップ&帯紙を見て購入。いわく、「このミス1位」「ミステリ界に衝撃と称賛の嵐!」「古典探偵小説とSFが融合」などなど。
ノックスというからには、いわゆる「ノックスの十戒」がネタであることは容易に想像がつく。逆にそこに思いが及ばない場合、本作を読んでも面白いと思えないのではないか。もともとそういう傾向がある気もするが、法月もずいぶん玄人狙いな作品を描いたなというのがまず感想。

まず表題作「ノックス・マシン」。読み始めると果たして、なにやら超科学のキーワードがちりばめられたSF的な物語が始まる。それなりに読みごたえがある話なのだが、しかし、ミステリとSFの両刀使いな読者はいろいろ読んでいて引っかかるのではないか。特に「裸の特異点」「並行宇宙」あたり、いまとなってはSF界ではだいぶ手あかが付いた感があって、どうものめり込めない。

続く2作は飛ばして、4作目の「論理蒸発ーノックスマシン2」。現存する某G社をほうふつとさせるシリコンバレーはパロアルトにある一大情報企業がまずは舞台に。ホーキング放射やら量子もつれやら、またまたSF的キーワードがばんばん出てくる。それを面白がって読んでいるうちは良かったのだが、しかし終盤にきてあごが落ちた。特異点が○○になっていて、それが故に○○はいろんな勢力に○○されて、、、という設定、1980年代のアニメ・超時空ナントカとほぼ同じであります。

うーーーん。読む前の期待値が大きすぎたのか。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.49
(2pt)

ミステリとSFの融合という触れ込みなのだが・・・

法月綸太郎のノン・シリーズ中編集。
書店で刺激的なポップ&帯紙を見て購入。いわく、「このミス1位」「ミステリ界に衝撃と称賛の嵐!」「古典探偵小説とSFが融合」などなど。
ノックスというからには、いわゆる「ノックスの十戒」がネタであることは容易に想像がつく。逆にそこに思いが及ばない場合、本作を読んでも面白いと思えないのではないか。もともとそういう傾向がある気もするが、法月もずいぶん玄人狙いな作品を描いたなというのがまず感想。

まず表題作「ノックス・マシン」。読み始めると果たして、なにやら超科学のキーワードがちりばめられたSF的な物語が始まる。それなりに読みごたえがある話なのだが、しかし、ミステリとSFの両刀使いな読者はいろいろ読んでいて引っかかるのではないか。特に「裸の特異点」「並行宇宙」あたり、いまとなってはSF界ではだいぶ手あかが付いた感があって、どうものめり込めない。

続く2作は飛ばして、4作目の「論理蒸発ーノックスマシン2」。現存する某G社をほうふつとさせるシリコンバレーはパロアルトにある一大情報企業がまずは舞台に。ホーキング放射やら量子もつれやら、またまたSF的キーワードがばんばん出てくる。それを面白がって読んでいるうちは良かったのだが、しかし終盤にきてあごが落ちた。特異点が○○になっていて、それが故に○○はいろんな勢力に○○されて、、、という設定、1980年代のアニメ・超時空ナントカとほぼ同じであります。

うーーーん。読む前の期待値が大きすぎたのか。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.48
(1pt)

素人は手を出すな

ミステリマニア兼SFマニア(物理マニア)しか楽しめない本。 私のようなただの本好きが手にしても内容が全く理解できない。 作者の自己満足のためだけに書いた本としか思えない。 辞書を読んでいる方がよっぽど面白い。 「このミステリーがすごい」で第1位ということは、世の中にはこの本を理解できるマニアがあふれているということか。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.47
(1pt)

素人は手を出すな

ミステリマニア兼SFマニア(物理マニア)しか楽しめない本。 私のようなただの本好きが手にしても内容が全く理解できない。 作者の自己満足のためだけに書いた本としか思えない。 辞書を読んでいる方がよっぽど面白い。 「このミステリーがすごい」で第1位ということは、世の中にはこの本を理解できるマニアがあふれているということか。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.46
(1pt)

読むのが苦痛

何書いているのか意味不明、これといったオチもない。 ここまで読むのが苦痛だった小説はない。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.45
(1pt)

読むのが苦痛

何書いているのか意味不明、これといったオチもない。 ここまで読むのが苦痛だった小説はない。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157
No.44
(4pt)

マニア・ネタ満載の玉手箱

ドイル、チェスタトン、クリスティ、ヴァン・ダイン、クイーン等の大御所の作品はほとんど読破しているのみならず、ノックス、バークリー、セイヤーズなんかも最低限フォローしており、一時取り沙汰された「後期クイーン」を巡るゲーデル的問題にも多少の興味があったりもする、そんな海外(古典)ミステリ・ファンであり、かつ、イーガンや小林泰三あたりの量子論ネタのSFが好きで、理系じゃないけどSF好きが高じてブルーバックス等で最新宇宙論や素粒子論の入門書を時たま読み、パリティ対称性の破れとかブラックホールの蒸発なども概念としてちょっとは知っていて、事のついでに倉阪鬼一郎みたいなバカミスも妙に好きだったりする。

そんな希有な読書家にとっては、本書はそうした大量のガジェットが(すこぶる表層的に)詰まった玉手箱であり、これをパロディ、パスティーシュ、オマージュ、メタフィクションといった大風呂敷でもってえいや~!とぶちまけた本書は、にににやしたり、ふふふとほくそ笑んだりして楽しみながら読める快著であろう。

一方、普段は東野圭吾やビブリオ古書堂なんかを読むが、「このミス」第1位の本だからよっぽど面白いミステリなのだろうと思って買ったごく一般の読者は、間違いなく「なにこれ?」で終わるだろう。
辛辣な読者なら、この本は○○大ミステリ研あたりのマニアが矜持を満足させて喜ぶ内輪ネタ本だと裁断するかもしれない。

そんなわけで、わたくし的には5つ星だが、一般向けではないという点で4つ星とさせていただく。
ノックス・マシン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ノックス・マシン (角川文庫)より
4041033608
No.43
(4pt)

マニア・ネタ満載の玉手箱

ドイル、チェスタトン、クリスティ、ヴァン・ダイン、クイーン等の大御所の作品はほとんど読破しているのみならず、ノックス、バークリー、セイヤーズなんかも最低限フォローしており、一時取り沙汰された「後期クイーン」を巡るゲーデル的問題にも多少の興味があったりもする、そんな海外(古典)ミステリ・ファンであり、かつ、イーガンや小林泰三あたりの量子論ネタのSFが好きで、理系じゃないけどSF好きが高じてブルーバックス等で最新宇宙論や素粒子論の入門書を時たま読み、パリティ対称性の破れとかブラックホールの蒸発なども概念としてちょっとは知っていて、事のついでに倉阪鬼一郎みたいなバカミスも妙に好きだったりする。

そんな希有な読書家にとっては、本書はそうした大量のガジェットが(すこぶる表層的に)詰まった玉手箱であり、これをパロディ、パスティーシュ、オマージュ、メタフィクションといった大風呂敷でもってえいや~!とぶちまけた本書は、にににやしたり、ふふふとほくそ笑んだりして楽しみながら読める快著であろう。

一方、普段は東野圭吾やビブリオ古書堂なんかを読むが、「このミス」第1位の本だからよっぽど面白いミステリなのだろうと思って買ったごく一般の読者は、間違いなく「なにこれ?」で終わるだろう。
辛辣な読者なら、この本は○○大ミステリ研あたりのマニアが矜持を満足させて喜ぶ内輪ネタ本だと裁断するかもしれない。

そんなわけで、わたくし的には5つ星だが、一般向けではないという点で4つ星とさせていただく。
ノックス・マシン Amazon書評・レビュー: ノックス・マシンより
4041104157