五分後の世界

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評判

五分後の世界の評価:

3.97/5点 レビュー 129件。 E ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 121〜140 7/9ページ
No.60
(5pt)

戦う国家

主人公、小田桐は気がつくと森を歩いていた。そこは、この世界より5分進んだ世界であった。
はじめは戸惑いながらも生きていく小田桐が、もとの世界に戻るためにUG軍と行動を共にする。自分の生活を根底から覆す「5分後の世界」。小田桐と自分を重ね合わせる事によって今の自分への甘えをつくづく感じさせられ、『生きる』ということも考えさせられる。
一度は読んでみる価値あり。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.59
(4pt)

地下の理想郷

主人公小田桐は、パラレルワールドに迷い込む。 その世界では、日本は第2次大戦で降伏せず、日本全土が占領されている世界であった。その世界では、日本人は世界最高の科学技術を有し、地下に「アンダーグラウンド」と呼ばれる広大なトンネル網を張り巡らせ、地上を占領している軍に対してゲリラ戦を挑んでいる。とにかく圧倒的な戦闘場面の描写に圧倒されました。まるで本から血のにおいが漂ってきそうなほどです。 この本を読むと、自分が甘えていることを自覚させられます。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.58
(5pt)

ドラゴンの最高傑作

私にとってはこれが村上龍の最高傑作である.特に地下世界で使われる教科書を主人公が読むシーンが一番好きだ.続編の『ヒュウガウィルス』も面白い.
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.57
(5pt)

ok

ok no problem fine. good enough nice
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.56
(5pt)

問題なし

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五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.55
(5pt)

価値観を根底から揺さぶる最高傑作

自分がそれまで培ってきた価値観が根底から揺さぶられる
衝撃的な読書体験でした。
誇張ではなく、読む前と読んだあとで
世界に対する見方が一変します。
これまで考えたこともなかった新たな視点を
次々に提示していく洋々たる空想力、
そしてそれを支える骨太で細密な作品設計と表現力には
驚嘆し脱帽させられるばかりでした。
自分にとってはいまだにこの小説が村上龍氏の最高傑作です。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.54
(5pt)

村上龍の最高傑作

著者みずからが「最高傑作」と評したように、自信をもって薦められる一冊。
確かに暴力描写は多いが、戦争を続ける日本という舞台設定において、メッセージを伝えるためには致し方ないであろう。

主人公は太平洋戦争で降伏をせずに戦い続けている5分ずれた「もうひとつの日本」に迷い込む。
ただ生き延びることを優先した結果、受け入れられ、やがて一員としての自覚に目覚めるところで物語は終わる。

メッセージは非常にシンプルだ。
個人が戦略的に生き延びること。そのために何を考え、どう行動すべきかを物語として伝えている。

確かに、ある世界観を作り出すことで現実世界を批判するというのは物語でよくある手法ではある。
ややもすればこのような手法には胡散臭さや説教じみた感覚がつきまとうが、「もうひとつの日本」は清々しく、食料の問題や少子化の問題など、リアリティも担保している。
さらに、その手段である舞台である「もうひとつの日本」に対して、著者本人がすべてに心酔している訳ではないこと感じられる。
必ずしも戦争がよい、戦争している国がよいと言っている訳ではない。

ぜひ皆様にも読んで頂きたい一冊である。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.53
(4pt)

地には平和を

SF作家の小松左京氏の「地には平和を」のパクリのような設定だが、描写はリアルで筆力で地下要塞の様子を含め描き切った感のある作品。戦闘シーンも冗長なほどの描写である。ただ惜しむらくは、やはり私もそうだが戦後派の弱みか、戦闘で高揚する感覚に制されるところか。攻め込まれる民の視点がどうも欠けているような気がする。彼の作品は他のものもそうだが少々概念が先行しているところがある。血には臭いがあり、死体には時間とともに腐敗臭が漂う。ある種東南アジアの例えばタイやベトナム、カンボジアの夜のようなすえたような匂いが漂うような文章が欲しかった。70年近く前だがそのような戦いを日本人は闘ったのだ。大岡昇平の「野火」と勝負せよとは言わないが、プレステのゲームのレベルは越えてほしい。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.52
(5pt)

村上龍の頂点

村上龍の頂点はこの作品でしょう。
短い小説ですが
ただ短いのではなく、作中に出てくる日本のビールと同じで、濃いのです。

主人公が窮地に陥ったところで終わり、読み手にその後を要求させ、ヒュウガウィルスが語られる(ヒュウガウィルスもまたそれなりにおもしろい)のですが
読まなくても、オダギリのその後がわかるほどに、この小説はコンパクトで、完結しています。

「生命力」の描写はコインロッカーベイビーズに通じるものがありますが
この小説はオダギリ本人すら気づいていない成長、小説内で語られる日本人としての覚醒の描写が見事です。

最後のオダギリのセリフには泣かされます。
あの情けないヒモだった人間の口から、ついにこんなセリフが出るようになったのかと、感動してしまいます

日本人としてとても勇気づけられる気分になります。
中学生の時に読みましたが、10年経っても心に残っている一冊です。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.51
(5pt)

戦争という最悪な状況に対比する精神的な高潔さ

本土決戦後の日本が「時間が5分進んだ世界」、いわゆるパラレルワールドとして描かれている。
主人公は、その世界に紛れ込んでしまった「こちら側の世界」にいる日本人、小田切。
その世界では、日本は連合国に分割統治され、いまだ日本人はゲリラ兵として連合国と戦っていた…

実際に、第二次世界大戦終結間際、連合国によって日本分割統治は予定されていた。そして現実にはなぜか実行されなかった。
もし、そうなっていたら…を背景に構成された物語。

主人公の存在は二つの日本を対比させる触媒として働いている。
単なる戦争物、パラレルワールド物にとどまらず、
人間の醜さや高潔さ、価値観を対比させることで、ひとが本当に追い求めるべきものは何か?と深く考えさせられる。

卑屈で矮小な人物の小田切の視点で物語は進む。
逆境や過酷な状況でも誇りや矜持を持ち続け、大国相手にも一歩も引かない「現実とは異なる日本」。
ゲリラ兵の気高さに触れ、徐々に変わっていく主人公。
主人公の処刑前の下りと最後の戦闘では、目覚めていく彼の人間性に鳥肌が立つの感じた。
戦闘の描写も徹底して容赦がなく、主人公側にとってのご都合主義は一切ない。
それがこの物語にリアリズムを与えているのだろう。

再生の物語だ。
逆境において意志を貫く人々の物語だ。

私は、本来の日本人は誇り高い、なんて思わない。
どの国、どの世界にも高潔な人はいるし、どうしようもない人もいる。
どの国にも、恥ずべき歴史はある。
非常時における人間の残忍さや醜悪さも知っている。

それでもここには、こうありたいと思う人々の気高い姿が描かれている。
戦争という最悪な状況下だからこそ、精神的な高潔さがより際立つ。
私も心の時計を5分進めよう。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.50
(4pt)

五分後の世界に生きる

この小説の醍醐味はどこにあるのかと言えば、読むときに感じる疾走感である。太平洋戦争の周辺を改竄し、新しいもう一つの逼迫した世界を作り出し、その世界に迷い込んだ男が戦闘する本能と快楽に目覚めていく作品だと言える。原子爆弾を落とされても日本は降伏しなかった。玉音放送の流れなかった日本の姿が、生々しく躍動的な現実描写と荒廃した世界が展開する。その反照が私たちの意識に何をもたらすのだろうか。降伏して、GHQに一時占領されて、アメリカ文化に呑まれそうになっても、こんな日本でよかったと思うだろうか。それとも、読書中ふつふつと湧き上がる闘志に戸惑うのか。日本人に問いかける。また、戦争したいかい?答えは否であってほしい。そこに男の幸せがあったとしても。小説というもう一つの世界を呑みこんで、今日を闘いながら生きていく現代人の想像力と伴走する、生きた作品。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.49
(4pt)

解説の通り「変化」を促されました

現代日本に憂いを感じている人達には扇動的な作品だと思います。

事実「弱腰の日本」「太平楽で個人主義の国民」に少なからず落胆や憤りを感
じている私には、煽られる部分が結構ありました。戦闘描写は、戦闘そのもの
よりも戦闘に携わる者の「在り方」「心の持ちよう」の方が重要だと思います
ね。ことさら残酷なのは、心理学的には「雑念を払拭し空白を作る事に寄与」
しているのでしょう。これは個人的な見立てですし、覚束ない点も多いのです
が……。

それと描写。正直うんざりするほど長いです。
長いのですが、ある種の人間には「恍惚感」があるのではないでしょうか?
当然ながら「そんなんねーよ」「チープだろ」って人も少なからずいるようで
す。しかしそれは、分かりやすいテーマに立脚しつつ「戦闘」や「音楽」など
単純化されたシンプルな行為だけで伝えるために必要な事だと思います。

事実、これだけ明快であるにも関わらず「これが理想郷?」といったとんでも
ない勘違いが数点あります。その点、チープとも取れ、さらに分かりやす過ぎ
る著者の主張は、ある意味プロパガンダとして成功しているように思えます。
勘違いや捉え違いが少ない点を勘案すれば十分でしょう。

つまりレビュー自体に批判的内容が少ない事もその証になります。

いずれにせよ偏った作品です。それにも関らず好意的なレビューが多い時点で、
著者の手法は正解ではなくとも、大きく間違ってはいない、と評価できます。
多くのレビュアに高評価を付けさせるだけの「力ある作品」であることは、間
違いない事実であり、目を背けるべきものではありません。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.48
(4pt)

幻冬舎

幻冬舎社長が村上龍の最高傑作だとテレビで言ってたのを聞いて、奥から引っ張り出した。
そう、それが『5分後の世界』。
句読点が少なく読むづらいのはいつものことながら、暴力描写にはキレがあるものの、
状況説明や視覚的な描写が少なく、映画で例えるならばB級アクション映画を見ているよう。
この程度で高揚して「あとがき」に興奮を抑えられない様を露呈。
そこで実感。
「この作家書けない・・」。
幻冬舎の『ピアッシング』も駄作だった。エッセイで自己満足ぶりを読ませてもらうぐらいが丁度よさそう。
最高傑作と言うならば『愛と幻想のファシズム』かな。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.47
(4pt)

村上龍の真骨頂は戦闘物なのか

村上龍氏というと限りなく透明に近いブルーやコインロッカーベイビーのようなちょっと壊れた人を
何か思いいれ一杯に、共感を滲ませながら描くというのが真骨頂ですが、私は実は戦闘物を書かせたら
当代随一なのではと思わされたのがこの作品です。

主人公がひょんな事から5分後の世界、戦後降伏することなくゲリラ戦を続けながら地下で生存を続ける
別の歴史を歩む日本に迷い込み、そこで戦闘に巻き込まれ理屈も納得感も何もないままとにかく必死で生き延び
ようとするというのが話の格子です。つまりSFなのですが、SFとしての作りは設定や歴史認識の面からそれほど立派な
物とは言えないようい思います。

雰囲気的には戦国自衛隊とかバトルロワイヤルに通じるものがあるのですが、この本が秀逸であり私を引き込んだのは
その戦闘シーンの描写でした。

その臨場感と爆発力は凄まじく、オリバーストーンもたじろくのではと思うほどの無残さと生々しさです。
火薬と血の匂いがするような、という形容がありますが文章でここまで表現するのは、村上氏が本来内面に
持つのはこうした肉食の残忍さなのではと思わせる内容でした。

経済物やハローワークもいいですが、たまには自分の本質(?)に立ち戻ってこうした作品を書いて欲しいな
と思わせる一冊です。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.46
(5pt)

光輝く一冊

文学はジャンルを超越する

たしかそのようなお言葉あったはずです

高校生の時に読み、ひじょうに感銘を受けました

ありがとうございました。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.45
(4pt)

5分後の世界の日本と現実の世界の日本

愛と幻想のファシズムに「なぜ日本は本土決戦をせず無条件降伏してしまったのか?なぜ国民は竹やりもって突撃しなかったのか?俺はこんな国にプライドは持てない」という会話が出てくるが、まさにそれを主題にした小説だと思う。
史実では行なわれなかった本土決戦を日本が経験し、8000万の命が奪われ、本土は分割統治され、生き残った26万の日本人が地下で未だに戦いを続けている。世界で日本人は伝説的に英雄視され、信頼され、尊敬されている。
こう書くと荒唐無稽な架空戦記で、ありえない設定にカッコイイ日本人を登場させ満足するような自慰的な小説に思われるかもしれない。が、まったく逆である。
僕が感じたのは現実の日本人に対する失望感だ。それは戦後日本人の堕落とかそんなレベルではなく、日本人という民族そのもに対する失望感である。
民族的な危機も、日本人という理由だけで目の前の親兄弟が次々殺される経験もしたことがない、どうしようもない甘さ、ヌルさ。
相手を知らず戦争を始め、自国の兵士を粗末に扱い、その癖早々に降伏して、日本の未来をアメリカに委ねてしまった日本人の無責任さ。
この小説の兵士が、現実の日本の状況を半世紀前の帝国軍のようだと称する場面が出てくるが、つまり現代と半世紀前の帝国軍とが繋っているのが現実の世界の日本人だとすると、繋がっていない、現代の日本人と半世紀前の帝国軍が変わっているのが5分後の世界の日本人なのだ。
この5分後の世界の日本人は、敵以上に敵を知り、生き残る事を最優先に考え、そして自分自身で未来を決断する。
勇気とプライドを持っているのだ。
それはバンザイ突撃や切腹のような無責任で実態のない勇気やプライドではなく、最善のことを認識しそれに向かっていく勇気とプライドだ。
村上龍は日本人にそれを学ばせる舞台として、8000万の同胞の死と他民族による日本本土の分割占領、入植という悲劇を用意したのだと思う。
それらを経験し、勇気とプライドを手にした日本人と、それを持っていない現実の日本人との対比を書きたかったのだと思う。
もちろん現実には8月15日に戦争は終わり、7年の占領の後に日本は独立し、現在1億2000万人の日本人が住み60年以上戦争を経験していない。
しかし「沖縄を犠牲にしただけで無知のまま生命を尊重できず何も学べなかったのかもしれない」日本人としてこの小説を読む時、架空の日本の鏡に写る現実の日本の姿が見えてくるのだと思う。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.44
(5pt)

主人公を通して日本人の覚醒を訴える作品

大胆な設定による、もうひとつの未来を描いた作品だ。
 世界情勢の設定が大胆である。本書の中で紹介される日本史の教科書に、その設定が詳しく解説されているが、「もし本土決戦を行わず、沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は「無知」なままで、生命を尊重できないまま、何も学べなかったかも知れません。」このフレーズがすべての始まりであり、物語の原動力であることは誰も否定しないだろう。
 列強による分割統治、国内で続くゲリラ戦、地下に儲けられたゲリラの国家、先端の科学技術・・・、これらのモチーフは近未来史テーマの作品で扱われているかも知れないが、本書はその世界に突然放り込まれた主人公がいかに自分の立場を受け入れて、覚醒していくかを描いていている点が大きく異なるだろう。この点では「裏・戦国自衛隊」と言えるのではないだろうか。
 軍人の行動や兵器の扱い、そして戦闘や死傷者の描写は非常に克明で、映像化は難しいなと思わせるが、これを細かく書き込むことで、主人公の置かれた状況が非常にリアルになっている。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.43
(5pt)

この本を最初に読んだ時は今から10年近く前

その時は単純に、このストーリーの中の日本人がとてもカッコイイなって思った。

今また読み直して気がついたことがたくさんあった。

第二次世界大戦を降伏しなかった日本は、現在生き残ってる国民は26万人らしい。

その26万人の国民達は驚くほど優秀に描かれている。

今の日本の人口から計算すると、約2%位の人口の計算になる。

単純に今の人口から見て、2%の人間はかなり優秀な人達であることが分かる。

今成功している経営者、実業家などのような賢さと同じものを、このストーリーの日本人がいとも簡単にやっているから、たぶんそういう人たちが生き残った国民のモデルになってるだろうと、簡単に想像できる。

100人に1人が1億円以上の金融資産を持っているといわれる今、それを持っている人たちの集団って思えば、どれ位優秀なのかが分かる。

このストーリーの中で日本人は国民、純国民、非国民と振り分けられ、今起こっている格差社会を上手く表現していているなぁと思った。

混血児が多く出て来るが、それは近い将来もっと増えるであろう外国人労働者のように思える。

読んだあとは、もっと強く賢く生きないといけない!って言う思いになる。

間違いなく、自分はこの話の中で言う、非国民にあたる人種だから、無駄をなくし、もっとシンプルに考えて行動しないと!という気分にさせられる、やる気が出る本だと思う。

たぶん、この本を読んで批判的なことを言える人は、2%にあたる人たちだと思った。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.42
(5pt)

これは。

村上龍の作品を読んでいるといつも、「俺」を感じる。
自分はどうあるべきなのかを自問させてくるし、その答えを常に与えてくるのが村上龍の小説だと思う。それが答えなのかは分からない。

ただただ、強く生きたいと思う。全滅の危機があれば、足でまといであれば、何の躊躇もなく殺してくれるような信頼できる仲間と。

腹が熱くなる
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.41
(5pt)

日本人について改めて考える

「もしも日本が戦争のときにこうだったら・・」

最近だとかわぐちかいじの「ジパング」が有名だが、
「ここまで日本が降伏しなかったら」という話に惹かれてこの本をハードカバーで買った。

そして、今また読み直した。日本について真剣に考えるようになったからだと思う。

海外戦線で情報の大切さを学んだ兵士を中心とした人々が文字通り「地下に潜った」
人口26万人の「日本」
その国の教科書に書かれていること、そこに著作時の日本に対する気持ちが表われている。

【「沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は『無知』のままで、
生命を尊重できないまま、何も学べなかったのかもしれません」】

この本が出て十数年経つ今でも 日本はまだ学んでいない。

国よりも子々孫々の未来よりも決算期の数字が大事な日本人。

「矜持」どころか「正直な商売」すらできない日本人

責任の所在を明らかにしないことを連綿と続けている国家

このままいけば、「拉致」どころか
本当に「被爆」しても、「割譲」されても
目が覚めないのかもしれない。

それにしても、取材に基づいたリアルな描写に引き込まれていく
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443