五分後の世界

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五分後の世界の評価:

3.97/5点 レビュー 129件。 E ランク

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平均点3.97pt

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全73件 61〜73 4/4ページ
No.13
(3pt)

サバイバル

「五分後」の世界にトリップした主人公が、旧日本軍の意志を継ぐテロリスト集団と行動をともにし、国連軍とバトルを繰り広げるという話。これだけ書くと何のこっちゃ、という感じだし、実際読後感も「それで終わり!?」って感じなんだけどね。

けど、「あとがき」で、村上龍は、これが自分の最高傑作だと言い切っている。本作は、だんだんセックスとか芸能とか、そういうものから離れてきた村上龍の画期をなす作品なのだと思う。セックス書くのは渡辺先生にまかせて、自分は世直しします、世の中に必要なのはサバイバル能力なんですよ、っていう主張をします、と。必ずしも心地よい主張でもないし、全面的に賛成するわけでもないが、この手の主張をする人があまりに少ないのが事実。その点で、村上龍的存在をぼくは高く買っている。

今読んでみると、みょうちくりんな舞台設定がされている本作より、『昭和歌謡大全集』や『半島を出よ』の方が戦闘に明け暮れる日常をリアリティをもって描ききっており、はるかに完成度は高いように思われる。つまり本作は習作のような位置づけなのだろうが、それにしても(今でも)十分に新機軸の刺激があり、読める一冊である。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.12
(3pt)

面白い本には間違いないが・・・・・

かなりの期待高の先入観ありで読みました。期待し過ぎたのでしょうか。確かに面白いんですが何か物足りないんです(欲ばりすぎー)。私はSFが好きなのでもっとスゴイことになるのかなと思っていたのですがあれっもう終わりってな感じ、もうちょっと盛り上がってほしかった。でも十分に読む価値はあります。ヒュウガ・ウィルスが未読のままなのでそのうち読んでみようと思います。
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4877284443
No.11
(3pt)

古くなってる。

昔読んだのを最近になって再度読み返してみた。

以前はとても面白かった気がしていたが、文章からして頭に入ってこない。
文章が不自然に感じるのだ。

なぜだろう・・・多分表現が今の時代にあっていないように感じる。
古くなってしまったんだね。

この本は時の試練に負けそうであると思った。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.10
(2pt)

村上龍を読んでみた

伝えたいテーマは、分かり安すぎるほどに良く伝わりました。
しかし、伝え方が巧みであるとは感じませんでした。

まず、文章に味がありません。
集められた情報の羅列、平凡な会話表現などが作者の固い頭を想わせます。
また、小説内の想像世界があまりにも勧善懲悪な設定であり、失笑することもありました。

ほかの村上龍作品を読もうとは思いませんでした。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.9
(2pt)

熱しやすく、冷めやすい人々

からとても強く支持されそうな小説。村上さんの今の日本の現状を憂いている事は良く分かりますが、そのための手段として小説という方法で表現するなら(そう私には感じられました、私個人の感想です、また作品からどう感じる事も読者の自由であると私は考えます)、その設定が安易過ぎると思う。また誰の心にもあるいわゆるタカ派的なるものを満足させるファンタジーとしては有効ですが、その先が(手段なり、方法なり)放り投げられていてちょっと不満。安易なタカ派的カタルシス(生きている実感)が最高、という単純な思考が悲しいです。

激しい環境の中ではささやかな安らぎを大きな幸せに感じ、安穏とした環境の中ではすべての物事が薄く感じられる事を分かっていてあえて、単純化しているようで残念。ただ描写は様々なものに焦点が合っているクリアーな、クリアー過ぎる感じのする写真を見ている様でいて非常に上手いと思います。だからこそ、単純化し過ぎる点が残念。
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4877284443
No.8
(2pt)

最高傑作か?

少し期待しすぎたのかもしれない。

執拗な戦闘描写、現代日本に対するメッセージ性などが賞賛されているようだが、

残念ながら自分にはそのような好意的な感想は全く持てなかった。

緻密な取材によって構成された世界観であるはずなのに、それが十分に生かしきれていない。

この作品の第二弾である「ヒュウガ・ウイルス」が、この五分後の世界で描かれた舞台をそのまま再利用して書かれている点から見ても、

その辺の消化不良は作者自信も感じていたのだろう。

何度か読み返しているうちに味が出てくる小説というのもあるとは思うが、

1度読んだ時点で2度目があるかどうかが決まってしまうのも事実である。

他の作品に期待したい。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.7
(1pt)

やはり。…。

幻冬舎という所から、想像がつく。売れ筋の本しか出さない。商用絶対主義の書肆である。

 軽めのエンターテイメント本。RPGのノベライズそんな物しか感じられませんでした。文学=芸術と思って生きている小生にとって、苦でも楽でもない、虚無しか感じさせてくれない。そのその根拠、出発点が荒唐無稽であり、なにゆえに戦闘しているのか理由が見えない。戦闘シーンがそのそのの目的なのか。俗受けとしか思えません。失礼ながら…。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.6
(2pt)

カタカナで書かれた小説

読み進めながらこの違和感はなんだろうと色々考えてみたが、結局この小説の文章が問題なのでははないかと思い至った。この乾いた文章は内容から必然と生まれた文体とは思えず、行間に意味がないというべきか-時折感じる「単語」の感覚的きらめきは認めるとしても-まさしく身も蓋もないと・・。読了後たまたま次に読んだ小説が島尾敏雄の「死の棘」だったのだが、(たとえが陳腐で恐縮だが)砂漠の放浪のはてにやっと見つけたオアシスに出会えた感じだった。ああこれこそが「日本語」で書かれた小説だ!ほんとうの物語だ!と、まじで涙がでてきた(この作品と「五分後〜」をくらべるのはちょっと酷だけれど。) たとえれば「五分後の世界」を読んでいるときのこの感じはカタカナの文章を読んだときの違和感と同じ・・。カタカナで書かれた小説・・、漢字がない小説、漢字も表音文字となってしまった小説・・。遠目に見ると記号が並んでいる小説。 やっと理解できました。
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4877284443
No.5
(3pt)

心して読むべし

もしも、戦争が終わっていなかったら?

この疑問に一つの答えを出しているのが、この「5分後の世界」。

今、この日本に生きる自分にとってはあまりにも衝撃的な世界でした。

日本全土は列強の国々に占領統治されています。一つの国として成立

し得なくなってしまった日本。そこに生きる純粋な日本人。移民との

混血児。そして退化してゆく日本人。描かれる世界はあまりに

生々しく痛々しい。

「生きる」ためのエネルギー。その強さに、圧倒されてしまいました。

読み終わったあとの疲労感。異世界に置き去りにされたような感覚。

最後のページが終わっても、手足は泥にまみれ、硝煙のにおい、

血のにおいが頭に残っています。

気軽に読み始めましたが、読み進むのになかなかのパワーが必要でした。

1回目は星3つ。おそらく何度も読むうちに星の数が増える作品ではないでしょうか。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.4
(1pt)

読んでただ疲れただけの駄作

作者の伝えたいことは分からなくもないが、ストーリーが極端に過ぎて仮想の現実にしても展開に無理がありすぎる。途中からは個々のシーン、それも状況についての説明(うんちく)が無駄に多すぎる。無理やり説明を付け加えているようにも感じられた。

果たして26万人のほぼ兵隊だけの国が何十年にも渡って存在できるのだろうか?これが作者の望む日本の将来なのだろうか?

この小説を読んでこの作者の書籍は全く読みたくなくなった。話しの持って行き方としてはあまりにも稚拙な感じを受ける。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.3
(2pt)

戦闘描写が細かすぎ

武器とか戦闘描写が細かすぎて、その癖、心理描写が乏しくて、読んでてしんどかった。疲れた。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.2
(3pt)

戦い続ける世界

この本で鮮烈なのはアメリカに降伏した場合、
つまり実際の歴史をシミュレートすることで現在の政策を
痛烈に批判しているところです。
「プライドや日本人の誇りを全て棄ててアメリカに追従するでしょう」というところだと思いました。確かに外交にしても政策にしてもアメリカの顔色を伺い、
アメリカに莫大な金を貸している現状を見るとそういえるんだと思うんです。
でも、それを語るにしては物語の流れが強引だなって思いました。
五分後の世界に「来てしまったんだから仕方がない」と
割り切って考える主人公はカッコ良いと言うこともなく、劇的な成長を遂げるわけでもない。感情移入がしにくいです。
また、登場人物の軍人たちも戦争時なら英雄であっても、私の目からは“人を殺すのが楽しい”という印象がありありと伝わり、
理解に苦しみました。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443
No.1
(3pt)

強烈なイメージを喚起させる

とにかく凄まじい暴力描写に度肝を抜かれる。
著者が現代日本に感じている嫌悪感や苛立ちが行間からいやというほど伝わってくる。ただ村上龍の場合、彼の日本に対する思いが強すぎるために作品としての完成度をそいでしまう傾向がある。この作品もそうで、政治性や思想がダイレクトに伝わる半面それ以外の場面、例えば登場人物の会話や舞台設定についての説得力という点で急激にモチベーションが下がるのだ。現代日本が隠蔽しているものを露にしたいという欲求は理解できるが、それをそのまま表現するのであればエッセイで十分で、何も小説というスタイルを取る必要はないはずだ。
あえて小説という表現形態を取るのであれば、著者の個人的思想だけではなく、緻密な小説世界を構築することが不可欠と思う。
五分後の世界 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 五分後の世界 (幻冬舎文庫)より
4877284443