本能寺遊戯
評判
本能寺遊戯の評価:
3.50/5点 レビュー 8件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1〜10 1/1ページ
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本能寺遊戯の評価:
3.50/5点 レビュー 8件。 C ランク
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一冊は、角川書店、じゃなくてKADOKAWAっていうんですね、から文庫書下ろしで、「名刀月影伝」、
もう一冊は、文芸社から単行本(ソフトカバー)で「浮世絵師の遊戯 新説 東洲斎写楽」。
どちらも、東京創元社でも光文社でもない、初めての出版社です。楽しみだなあ。
1.漂流巌流島 東京創元社 単行本2008年 文庫本2010年 四篇収録 文庫のみ本格ミステリ作家有栖川有栖の解説あり
2.柳生十兵衛秘剣考 東京創元社 文庫本2011年 四篇収録 文芸評論家細谷正充の解説あり
3.本能寺遊戯(ゲーム) 東京創元社 単行本2013年 文庫本2015年 五編収録 文庫のみ著者あとがきあり
4.蜃気楼の王国 光文社 単行本2014年 文庫本2016年 五編収録 文庫のみ書評家福井健太の解説あり
5.柳生十兵衛秘剣考 水月之抄 東京創元社 文庫本2015年 三篇収録 文芸評論家末國善己の解説あり
6.浮世絵師の遊戯 新説 東洲斎写楽 文芸社 単行本2016年 四篇収録 何と3.の続編?
7.名刀月影伝 KADOKAWA 文庫本2016年 四編収録 文芸評論家細谷正充の解説あり
嬉しいのでレビューを一つ、簡単に。
上記の通り、本書「本能寺遊戯」文庫版は、著者の作品として三作目、通算七冊目の著書になります。
親本との違いは、本編の前にエピグラフ、っていうんですか、
ポーの「マリー・ロジェの謎」(丸谷才一訳)からの引用があることと
本編後に著者あとがきがあることです。
なので、勝手ながら、この文庫版こそ、決定版と呼んでいいかと思います。
まだ「本能寺遊戯」を持っていない、これから買うつもりの方、こちらがお勧めです。
そうそう、カバー画がお気に入りの方、文庫版、親本とも同じイラストレーターさんですが、文庫版のカバーは、親本と違います。
つまり、文庫化のために、わざわざ親本と違うカバー画が新規に描き下ろしてあるのです!!!
著者とイラストレーターさん両方のファン、或いはこの本(文章、イラストetc.)が醸し出す世界が好き、一冊の書籍として好きな方、
経済的余裕があれば、文庫本と単行本両方お勧めです。
内容については、他のレビューアーさん達の弁に尽くされているのですが、
強いて、ネタバレにならないように気をつけつつ、一つだけ言うと、
作中歴史雑誌に横行する或る傾向、それは惹いては、歴史ミステリを書く、或いは(歴史ものにかかわらず)ミステリを書く、
更には、(ミステリにかかわらず)物語る時に気をつけなければならないことだと思うのですが、に対して批判的な視線が存在します。
しかし作品内の結末は、その視線とは、ややズレたところに着地します、というか、したと感じました。
これは、ミステリという形式、構造上の要請に由来するものかもしれないのですが、
著者の考えも必ずしも批判的一辺倒ではないんだと、勝手に思い込んでいました。
で、今回あとがきを読んで、あれれ…。思ったより、批判的、というか困惑のようなものを、勝手ながら、感じてしまいました。
それだけ世に志の低い、工夫の足りない作品が多いってことなんでしょうか。色々考えさせられてしまいました。
さあ、次は何を考えさせてくれるのでしょうか。今から楽しみです。