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山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎
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山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この作品は山手線探偵シリーズ3作品の1作目です。 面白かったので山手線探偵2も読みました。 どんどん面白くなりました。しかし山手線探偵3は アマゾンで買えませんでしたので、ヨドバシ(送料無料)で買いました。 山手線探偵シリーズはどんどん面白くなります。お勧めします。 でもこの作者の最新作「偶然屋」は説明不足が多く駄作です。 読んで大変後悔しました。 | ||||
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固定の事務所を持たない霧村雨は、山手線を事務所とする伝説の探偵。 自称作家の三木、助手のシホと3名で事件解決に挑む連作短編集。 かなり気軽なトーンで謎解きも簡単な内容から始まるものの、 徐々にその深刻度は増していき、物語に引き込まれた。 気軽に読める良作ミステリー。 謎が残ったままで、更に依頼で終わる辺りに、続編への期待も高まる。 | ||||
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山手線の車内にだけ現れるという名探偵と、その助手の活躍を描く。装丁はまさにライトノベル系で、中身もいわゆるライトノベルに属するミステリといえよう。 ミステリとしては、いくつかの短編の集まりのような構成をしていて、実はそれらをつなぐ軸が一本通っている、というちゃんと考えられた構成になっている。やや(というか、かなり)都合のよい偶然によって、犯罪が実行されたり、謎が解明されるような流れもみられるが、いちおう伏線の回収もちゃんとされていて、全体として論理的矛盾はない。別にライトノベルじゃなくて普通にミステリのネタにすればよいような感じでもある。 登場人物は、まぁ相当エキセントリックだ。帯紙にもあるが、助手が小学5年生というのはさすがにちょっとナンであろう。そのあたりの設定が読んでいていろいろ引っかかるのだが、物語としては楽しめる。また、背景としてでてくる技術や風俗の一部は、個人的には一過性となる可能性が高いものと思っているので、本作を読むなら早め、遅くとも数年以内がよいのではないか。おそらく10年もすると、何の話をしているのかわからなく箇所がでてくるかもしれない。(ちなみに今読むと、あぁ2012年初頭の作品だから、xxxxとかxxxxばかりでxxxxが出てこないんだ、なんて楽しめたりする。) | ||||
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このレビューを書きこんでいる2012年6月13日現在、 税別619円のこの本の中古価格が1,413円って、どういうことなのか? 一時的に品切れで入手出来ないから、とか? それはともかく、 七尾与史氏の初の「白い」ミステリー。 ライトなタッチの文体だけど、中身は「黒い」路線で売上絶好調作家さんですが、 今回は一転してほのぼのとした作風です。 冒頭いきなり、嫌なシーンで幕が開き、 どこが「白い」んだ、やっぱり「黒い」じゃないか!騙された! と思いますが、舞台は暗転、、 山手線に乗車中の小学5年生の女の子・シホの視点に変わります。 シホは明るく賢く勝気な子で、ここからは確かに「白い」路線へシフト。 でも、やっぱり本質的にダークなんじゃないかと思うのは、 程度の差こそあれ、きっと誰の中にもある、他人の不幸を見たい、他人を羨む、 といった、人間の持つ嫌な感情を冷静に見ている、作者の個性を感じるからでしょうか。 一点気になったのは、 「痴漢」と女性に騒がれてうろたえる男性の憔悴ぶりに、 シホが同情して「お尻を触られるくらい目をつぶれば」と思うところです。 小学5年生とはいえ、女の子のシホがそんなふうに思うでしょうか。 女の子は小さい頃から、痴漢やら露出魔やらの性的異常者に遭遇しているものです、口に出さなくても。 その怖さ・不快感は、やはり男性にはわからないのかも知れません。 冒頭のシーンがあとから重要な意味を持ってきて、 その伏線の張り方、アイデアはさすがと思わせます。 山手線の「途中下車の旅」的な楽しさもあります。 | ||||
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