悲鳴伝

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悲鳴伝の評価:

3.82/5点 レビュー 62件。 B ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 101〜113 6/6ページ
No.13
(4pt)

アニメが裏返った様な世界

他人の感情が分からず、人に合わせた感情や行動をとる事に悩んでいる少年が、実にその事自体によって英雄の行為に巻き込まれてしまう。
主人公の性格造形は戯言のいーちゃんに通じるものがあり、悲鳴伝の荒唐無稽な世界の中で主人公のキャラは見事にくっきりと浮かび上がっている。
ヒーローとかラノベ風の展開も西尾維新にかかると残酷な影絵のように奇妙で新鮮。
語り手や登場人物の饒舌さは、アニメが裏返った様な世界に現実感を与え、西尾維新最長と云われる長編も短く感じさせる。
正義でも悪でもなく、自分の生活を守るだけの新たなヒーローの誕生だろうか
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223
No.12
(5pt)

西尾流『まごころを、君に』

久々に興奮した。
興奮して一気に読んだ。

『クビシメロマンチスト』の衝撃以降、なかなかそれ以上の傑作がでてこないなぁなんて思っていたら、ついに出たという感じか。
(*以降ネタバレ若干あります)

主人公の空々空(そらからくう)13歳は「地球」から人類を守る「地球撲滅軍」に入り、ヒーローにならなければいけなくなる。
しかし、そのヒーローの仕事とは、人間にしか見えない、というか人間そのものであろう怪人を殺すことだった。
到底納得できない理由を無理やり飲まされ、少年は「地球撲滅軍」の先輩にあたる少女と一緒に暮らすことになる。
その少女はあろうことか、少年の家族を斬殺した少女だった。

「正義」を名乗る人間が「悪」から人間を守るために人間を殺す。
そして、その「正義」を執行するのはほとんどが未成年の子供たちだ。
消費税を一夜にして5%から3%に変えることができるほどの権力を持つ機関「地球撲滅軍」はどれだけの人数がいるのかすら分からない謎の集団。

この作品を読んでいて真っ先に思い返したのは『新世紀エヴァンゲリオン』であり(もちろん旧バージョンのほう)、『まごころを、君に』だった。
謎の組織NERVに無理やり入れられた少年、碇シンジが「世界」を守るために使徒と呼ばれる巨大生物と戦わされる言わずと知れたストーリー。
ただ、この作品が議論を呼び、今日まで問題作と呼ばれているのは、「正義」を執行し人間を守るために存在していた機関が結局、人間を殺戮してしまう(していた)という、ある種、矛盾した物語だったからだろう。

「使徒」と呼ばれる巨大生物は、ほとんど人間と同じ生き物であり、その「使徒」を使って人間を殺していたのは、まぎれもない普通の人間だったのだ。

ラストに至っては世界そのものが破壊され、あの有名なラストシーンに至るわけだが、この『悲鳴伝』はその設定からラストに至るまで、テーマに至るまで、『エヴァンゲリオン』を踏襲している。
これを西尾維新本人がどこまで自覚的なのかは判らないが、少年少女の三角関係の構図まで合致しているので、おそらくは「わかるでしょ」という感じで「あえて」似せている(オマージュ)している、のだろう。(マンションの一室での同棲、おかしなペット、組織からの逃亡、セカンドインパクトに通じる大災禍などもそうだ)

『エヴァンゲリオン』がそうであったように、この作品も極めて批評的な側面を持つ作品だ。
それは絶対に正しい「正義」を描くヒーロー作品への批評であり、少女のために世界を守る少年の物語(セカイ系)への批評でもある。
ただ、この作品と『エヴァンゲリオン』が根本的に異なる点は(いや、最も近しい点ともいえるのかもしれない)やはりラストシーンであり、その意味は読者それぞれで感想が違うだろうが、一見救いのない終わりは新たな出発への「希望」をも匂わせている。
賛否両論だろうが、こういう終わり方がぼくは大好きである。(本当に個人的なことだけれど)

これ以上、書いてもなんなんで、主人公の空々空について。

彼は一見すると、ものすごく冷酷非道というか、本当に「お前人間か」という、いつもの西尾キャラなのだが。
これもいつものパターンではあるが「一見すると」なのであり、そんなに単純明快な冷酷非道キャラでもない。

なんに対しても、無感動で(例え自分の家族を殺されても悲しまず)、子供がいるかもしれない「怪人」を殺してもなんとも思わない空々は内面に関して言えば恐ろしくもある少年だ。
彼の行動原理の基本は、あくまで「自分が生き残ること」なのだ。
だから、その行動原理を遵守するため非道なことを心を傷めずにできる。
だが、作中では、それだけでない面を時折見せる。
それも彼自身、無自覚に。
例えば、犬にしか見えない様に改造された少女を助ける時、罪悪感に魘され続ける少女を助ける時、彼は行動原理や自身の論理を曲げて(あるいは勝手に解釈を変えて)行動する。
自分が危険に会うことも顧みず。
この自己矛盾に最後まで気づかない(あるいは気づこうとしない)空々少年。

「あくまで自分のために」と思いつつ行動し、結果「誰かのために」行動しているということ。
こういうことが、今、彼に共感できてしまう(または共感できない)読者にはどう映るのだろうか。

(ちなみにぼくは、結構、空々少年に共感できてしまうような奴でした。)
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223
No.11
(4pt)

アニメが裏返った様な世界

他人の感情が分からず、人に合わせた感情や行動をとる事に悩んでいる少年が、実にその事自体によって英雄の行為に巻き込まれてしまう。
主人公の性格造形は戯言のいーちゃんに通じるものがあり、悲鳴伝の荒唐無稽な世界の中で主人公のキャラは見事にくっきりと浮かび上がっている。
ヒーローとかラノベ風の展開も西尾維新にかかると残酷な影絵のように奇妙で新鮮。
語り手や登場人物の饒舌さは、アニメが裏返った様な世界に現実感を与え、西尾維新最長と云われる長編も短く感じさせる。
正義でも悪でもなく、自分の生活を守るだけの新たなヒーローの誕生だろうか
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.10
(5pt)

西尾流『まごころを、君に』

久々に興奮した。
興奮して一気に読んだ。

『クビシメロマンチスト』の衝撃以降、なかなかそれ以上の傑作がでてこないなぁなんて思っていたら、ついに出たという感じか。
(*以降ネタバレ若干あります)

主人公の空々空(そらからくう)13歳は「地球」から人類を守る「地球撲滅軍」に入り、ヒーローにならなければいけなくなる。
しかし、そのヒーローの仕事とは、人間にしか見えない、というか人間そのものであろう怪人を殺すことだった。
到底納得できない理由を無理やり飲まされ、少年は「地球撲滅軍」の先輩にあたる少女と一緒に暮らすことになる。
その少女はあろうことか、少年の家族を斬殺した少女だった。

「正義」を名乗る人間が「悪」から人間を守るために人間を殺す。
そして、その「正義」を執行するのはほとんどが未成年の子供たちだ。
消費税を一夜にして5%から3%に変えることができるほどの権力を持つ機関「地球撲滅軍」はどれだけの人数がいるのかすら分からない謎の集団。

この作品を読んでいて真っ先に思い返したのは『新世紀エヴァンゲリオン』であり(もちろん旧バージョンのほう)、『まごころを、君に』だった。
謎の組織NERVに無理やり入れられた少年、碇シンジが「世界」を守るために使徒と呼ばれる巨大生物と戦わされる言わずと知れたストーリー。
ただ、この作品が議論を呼び、今日まで問題作と呼ばれているのは、「正義」を執行し人間を守るために存在していた機関が結局、人間を殺戮してしまう(していた)という、ある種、矛盾した物語だったからだろう。

「使徒」と呼ばれる巨大生物は、ほとんど人間と同じ生き物であり、その「使徒」を使って人間を殺していたのは、まぎれもない普通の人間だったのだ。

ラストに至っては世界そのものが破壊され、あの有名なラストシーンに至るわけだが、この『悲鳴伝』はその設定からラストに至るまで、テーマに至るまで、『エヴァンゲリオン』を踏襲している。
これを西尾維新本人がどこまで自覚的なのかは判らないが、少年少女の三角関係の構図まで合致しているので、おそらくは「わかるでしょ」という感じで「あえて」似せている(オマージュ)している、のだろう。(マンションの一室での同棲、おかしなペット、組織からの逃亡、セカンドインパクトに通じる大災禍などもそうだ)

『エヴァンゲリオン』がそうであったように、この作品も極めて批評的な側面を持つ作品だ。
それは絶対に正しい「正義」を描くヒーロー作品への批評であり、少女のために世界を守る少年の物語(セカイ系)への批評でもある。
ただ、この作品と『エヴァンゲリオン』が根本的に異なる点は(いや、最も近しい点ともいえるのかもしれない)やはりラストシーンであり、その意味は読者それぞれで感想が違うだろうが、一見救いのない終わりは新たな出発への「希望」をも匂わせている。
賛否両論だろうが、こういう終わり方がぼくは大好きである。(本当に個人的なことだけれど)

これ以上、書いてもなんなんで、主人公の空々空について。

彼は一見すると、ものすごく冷酷非道というか、本当に「お前人間か」という、いつもの西尾キャラなのだが。
これもいつものパターンではあるが「一見すると」なのであり、そんなに単純明快な冷酷非道キャラでもない。

なんに対しても、無感動で(例え自分の家族を殺されても悲しまず)、子供がいるかもしれない「怪人」を殺してもなんとも思わない空々は内面に関して言えば恐ろしくもある少年だ。
彼の行動原理の基本は、あくまで「自分が生き残ること」なのだ。
だから、その行動原理を遵守するため非道なことを心を傷めずにできる。
だが、作中では、それだけでない面を時折見せる。
それも彼自身、無自覚に。
例えば、犬にしか見えない様に改造された少女を助ける時、罪悪感に魘され続ける少女を助ける時、彼は行動原理や自身の論理を曲げて(あるいは勝手に解釈を変えて)行動する。
自分が危険に会うことも顧みず。
この自己矛盾に最後まで気づかない(あるいは気づこうとしない)空々少年。

「あくまで自分のために」と思いつつ行動し、結果「誰かのために」行動しているということ。
こういうことが、今、彼に共感できてしまう(または共感できない)読者にはどう映るのだろうか。

(ちなみにぼくは、結構、空々少年に共感できてしまうような奴でした。)
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.9
(4pt)

西尾維新ファンと厨二病患者と元厨二病患者には間違いなくお薦め

寝る前に少しだけ読もうと思った筈が、「この登場人物(特に主役)は正しいのか間違ってるのか、間違ってると思う自分が間違ってるのか、それとも、、、」とモヤモヤしながら、どんどん転がるストーリーを追いかけてたら結局午前4時になってしまいました(途中、ちょっと寝ましたが)。

続編あれば、間違いなく買います。あとK遠野先生をちょっと思い出しました。大長編という割にはすぐ読み終わってしまった感じもあるので、その意味で☆4です。
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223
No.8
(5pt)

西尾維新の本気!

面白いです! 西尾維新には珍しく一人称視点の小説じゃないのは斬新で良かったです!
言葉遊びはいつも通り、ストーリーも抜群に面白く戯言シリーズ、物語シリーズに匹敵する傑作です!

ぜひ読んでください(≧∇≦)
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223
No.7
(4pt)

西尾維新ファンと厨二病患者と元厨二病患者には間違いなくお薦め

寝る前に少しだけ読もうと思った筈が、「この登場人物(特に主役)は正しいのか間違ってるのか、間違ってると思う自分が間違ってるのか、それとも、、、」とモヤモヤしながら、どんどん転がるストーリーを追いかけてたら結局午前4時になってしまいました(途中、ちょっと寝ましたが)。

続編あれば、間違いなく買います。あとK遠野先生をちょっと思い出しました。大長編という割にはすぐ読み終わってしまった感じもあるので、その意味で☆4です。
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.6
(5pt)

西尾維新の本気!

面白いです! 西尾維新には珍しく一人称視点の小説じゃないのは斬新で良かったです!
言葉遊びはいつも通り、ストーリーも抜群に面白く戯言シリーズ、物語シリーズに匹敵する傑作です!

ぜひ読んでください(≧∇≦)
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.5
(3pt)

少年の,そして少女の物語

屁理屈と詭弁を混ぜ返したようなプロローグは,簡単に言えば『初期の西尾維新』という印象です.
一話まるまるを使ったそれは,のっけから重々しく,ちょっとしんどい部分があるのは否めませんが,
少年が抱える悩みや葛藤,それについてのやり取りは,世代が違っても共感できる部分がいくつもあり,
そのあたりを意識していると,作中でも触れられますが,彼の言動に別の『思い』が見えて興味深いです.

全体としては,地球だの世界だのと大仰な背景が語られるものの,メインとなるのは少年の成長物語.
そこへ,彼に因縁のある少女が絡んで進む,いわゆる『ボーイミーツガール』というところでしょうか.
ただ,少しばかり見方を変えてみると,主人公だけではない,むしろその少女の物語とも言えなくもなく,
特に最後などは,予想通りとはいえ,彼女のためのようで,悲しいながらも救われる姿が強く心に響きます.

ただ,先の地球や世界の件が,少年と少女の物語だったとはいえ,未消化のままで終わるのが残念で,
謎の組織や怪人退治,不思議なアイテムの数々など,はじまりの雰囲気からは想像できなかった展開は,
それこそヒーロー活劇みたいでおもしろかっただけに,もうちょっとまとめてほしかった思いがあります.
他にも,少年の異端性や,『このあと〜なるのだった』みたいな『引き』の表現が多いのも気になりました.

余談ですが,『最長巨編』と謳われてはいるものの,実際に手にしてみるとそこまでのものではなく,
確かにボリュームはありますが,ページ数も厚みも『ヒトクイマジカル』より少し…というくらいです.
また,各話が70ページ前後で区切られているせいか,厚さほど読むのが大変というのはありませんでした.
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.4
(3pt)

少年の,そして少女の物語

屁理屈と詭弁を混ぜ返したようなプロローグは,簡単に言えば『初期の西尾維新』という印象です.
一話まるまるを使ったそれは,のっけから重々しく,ちょっとしんどい部分があるのは否めませんが,
少年が抱える悩みや葛藤,それについてのやり取りは,世代が違っても共感できる部分がいくつもあり,
そのあたりを意識していると,作中でも触れられますが,彼の言動に別の『思い』が見えて興味深いです.

また,地球や謎の現象など大きな背景が語られるものの,メインとなっているのは少年の成長物語で,
そこへ,因縁のある少女が絡み進む流れは,いわゆる『ボーイミーツガール』の雰囲気もというところ.
ただ,少しばかり見方を変えてみると逆,少年だけではない,その少女のための物語のようにも感じられ,
最後の場面などは,いささか予想通りながら,彼女にも『結末』が用意されており,悲しくも強く響きます.

ただ,先の地球や世界の件が,少年と少女の物語だったとはいえ,未消化のままで終わるのが残念で,
謎の組織や怪人退治,不思議なアイテムの数々など,はじまりの雰囲気からは想像できなかった展開は,
それこそヒーロー活劇みたいでおもしろかっただけに,もうちょっとまとめてほしかった思いがあります.
他にも,少年の異端性や,『このあと〜なるのだった』みたいな『引き』の表現が多いのも気になりました.

余談ですが,『最長巨編』と謳われてはいるものの,実際に手にしてみるとそこまでのものではなく,
確かにボリュームはありますが,ページ数も厚みも『 ヒトクイマジカル 』より少し…というくらいです.
また,各話が70ページ前後で区切られているせいか,厚さほど読むのが大変というのはありませんでした.
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223
No.3
(5pt)

これぞ西尾維新、読者の悲鳴が聞こえる。

まずこの話は、元々明かされている内容が少なく。
読んだ時の衝撃もすごいので、前知識無く読んでもらいたいのが本音です。
それで知りたいという人にも少し触りを書きます。

 まず昔の西尾維新が帰ってきたような作品です。
戯言シリーズやリスカ、世界シリーズに通じる、えぐるような痛々しさがあります。
これがダメな人は避けたほうがいいでしょう。化物シリーズの会話喜劇な部分はほぼ無いです。
 内容はヒーロー物ですが・・・。魔法少女における、まどか☆マギカくらい異質な位置にあります。現実的絶望展開という意味で似てるかもしれません。
異能バトル的な部分はありますが、狂った人たちの狂った世界が狂ったように進みます。
 初期西尾維新の心理的にくる、展開が好きな自分とっては大満足です、万人にはとてもお勧めは出来ませんが、ここ数年来の傑作でした。
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.2
(5pt)

ヒーローもの。

久々に西尾維新全開!

戯言シリーズが好きな方におすすめです。化物語から入った方にはちょっと難易度が高いかもしれません…。
主人公が今までの作品には居なかったキャラなので新鮮でした。
面白かったけれど、ラストの後味が悪かったので2巻が出るのを楽しみにしております。
悲鳴伝 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社ノベルス)より
4061828290
No.1
(5pt)

これぞ西尾維新、読者の悲鳴が聞こえる。

まずこの話は、元々明かされている内容が少なく。
読んだ時の衝撃もすごいので、前知識無く読んでもらいたいのが本音です。
それで知りたいという人にも少し触りを書きます。

 まず昔の西尾維新が帰ってきたような作品です。
戯言シリーズやリスカ、世界シリーズに通じる、えぐるような痛々しさがあります。
これがダメな人は避けたほうがいいでしょう。化物シリーズの会話喜劇な部分はほぼ無いです。
 内容はヒーロー物ですが・・・。魔法少女における、まどか☆マギカくらい異質な位置にあります。現実的絶望展開という意味で似てるかもしれません。
異能バトル的な部分はありますが、狂った人たちの狂った世界が狂ったように進みます。
 初期西尾維新の心理的にくる、展開が好きな自分とっては大満足です、万人にはとてもお勧めは出来ませんが、ここ数年来の傑作でした。
悲鳴伝 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悲鳴伝 (講談社文庫)より
4065294223