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希土類少女
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希土類少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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発想は面白いけど。体内錬金術ともいうべきそのバックグラウンドが述べられていないため、荒唐無稽感がぬぐえないまま、物語が進み、なんとなく切ないエンディングへと向かってゆく。漫画レベルなら結構いいのだけれど小説になってしまうと、なんとなく元素本を参考にするだけではなかなか難しいかなと思いました。 | ||||
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面白かった。 でも星は二つです。 ほんとうは星一つにしたいくらいだけど、作品自体は面白かったから星二つ。 結末が違ったら星五つだった。 不幸な生い立ちを抱えた主人公の少女が、周りの影響で前向きに生きるようになるのはいい。むしろ好物。 大きな力に人生を規定された主人公の少女が、それでも愛する人を見つけて幸せを手に入れるのもいい。むしろ好物。 少女が愛する人のために不幸を受け入れるっていうのは・・・少女から女性に成長した描写だと思えば、まあぎりぎりなんとか許容できる。 だけどさあ。せめてさあ。 最後は少女の想いに応えてあげてよ。 少女が辛い目にあっても、酷い仕打ちを与えられても、最後に救いがあると信じてたから読めたんだよ。 作者さんは「こういう世界」を書きたかったのかもしれないし、それは確かに成功しているけど。 少女は報われて欲しかった。 | ||||
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小説やマンガの実写化作品が多くなっている昨今だが、是非映画にしてほしい作品を見つけてしまった。 それが、本作『希士類少女』だ。 儚いラブストーリーとしてみてもよし、命の大切さについて考えるもよし、善悪ついて感じてみるもよし、とにかく教えられることがたくさんある。 人気が出てきたアイドルなんかを使って、実写化向きではないものを実写にするくらいなら、本作を映画にしてほしい。 きっと、いろんなことを感じる人がたくさん出てくると思う。 | ||||
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学校の朝の読書の時間のために購入しました。大好きな作家さんのようです。 | ||||
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妻子を持つも愛情を持てなかった男と,両親に愛されることなく育った少女の出会いは, 愛を知らなかったが故に強く惹かれ,限られた時間を懸命に生きようとする少女の姿など, 純愛,そして悲恋が予想される,言ってしまえばよくあるキャラクタと設定に感じられます. ただ,冒頭などに見られる少し官能的な描写,傲慢な口や大人たち,そして後味の悪さ, これまでの作品からは大きく異なる作風で,ターゲットもそれらよりはやや上という印象. こういう話も書くのかと,失礼ながらも驚き,それと同時に小さな戸惑いも覚える一冊です. 特に,二人を待ち受ける運命は救いどころがなく,小さな幸せが呆気なく崩れる様子や, 奇跡のハッピエンドと思わせておいて,梯子を外されるような『最後』はあまりに残酷で, 反面,これで良かった,救われたという正反対の思いもあり,複雑な読後感を引きずります. しかし,『希土類少女』自体については,話の取っ掛かりとしては機能していましたが, すぐにヒロインをはじめとする,少女たちの生命や愛の物語へと比重が移されていくため, その突飛さだけが浮き立ってしまい,思ったほどの掘り下げが見られなかったのが残念です. | ||||
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“純度の極めて高いレアメタルを少女が生み出す。だが彼女たちは長くても25歳までしか生きられない。” “国家は彼女たちを隔離し、レアメタル生成症候群であることを隠匿した場合は厳しく罰せられる” 設定は斬新で、投げかけられるテーマは極めて重いが…。 ワクワクしながら頁をめくれるのは前半部分のみで、恋愛小説めく後半からはもう“ぐだぐだ”としか言いようのない出来。 | ||||
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希土類少女とタイトルにあります。 タイトルにこだわらなければ作品を読めば普通の恋愛物として楽しむこともできると思います。 ただ、タイトルに過剰な期待を抱くと 希土類は物語の構成上の主人公とヒロインの 結ばれない愛の設定に使われただけいう印象が強くなってしまいます。 特に経済だとか工業だとか言った内容に力を入れるほど少女たちから取れる金属の価値の具体性が増し その矛盾(少女たちの人生を奪うという非情と釣り合わない少女たちの生み出す価値)が顕在化します。 以上のようにあまり高い評価をしませんでしたが この作品の斬新な設定は評価に値するものだと思います. なので、私としては 理系で物語文など久しく読んでいない方で物語に飢えている方、 あるいは設定に突っ込みを入れるような無粋なことはしない方にはお勧めです。 | ||||
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とても現実的で理解しやすい作品でした。 続編がでたら別の終わり方になってもらいたいです。 「人の思い」「欲望」が入り混じっている世の中を表現しているようでした。 | ||||
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日経新聞の書評に掲載されており読んでみました。 設定自体は荒唐無稽(失礼)と言うかかなり現実を超越したものです。が、作中で何故、またどの様な原理で主人公達がその様な病にかかるのかなどに触れていないので却って「生成症候群」という大前提が原則として受け容れられたりします。レアメタルを産出するのが中学生から最大でも24,5才までの女の子と言うのが単なる惹きの要素かと思っていましたが話が進むにつれ、切ない物語に変っていき興味深く読めました。ただ、主人公の子もそうなのですが周りの女の子にも面白そうな子が沢山出てきているのですが、あまり掘り下げが無く、この辺りはページ数との関係でしょうか?ちょっと残念でした。 普通の人より限られた期間の人生であり、かつその能力の希少性から国家や社会の発展のために特殊な環境で生活を強いられる娘達。本人達の努力や才能と無縁にその価値が評価されてしまい、個々が止むを得ずないがしろにされるという部分に私はお話の本質を感じつつ読破しました。 また、レアメタルの特性などと絡めて女の子達を紹介するところが少しだけありますが、作者の茶目っ気が感じられて楽しかったです。 | ||||
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直前に「雨乞い部っ!」を読んで???となっていたため、あまり期待せずに読んだのですが、冒頭から衝撃的スタートで読み進めるごとにぐいぐい引き込まれました。印象としては「千葉県立海中高校」に近いと思いますが、こちらはさらに救いのない話です。ヒロインはこれでもかと追い詰められ、痛めつけられるし、新伝奇とかで需要のありそうなキモウトが出てきたり、この作家さんはほんとはこういう話が書きたかったんだろうか。あとがきらしいあとがきもなくて、真意がわかりませんが。実際こんな少女たちが生まれてきても、我々はこんな選択をするだろうか。もっとましな手を考え付くと思うな。こんな人権弾圧国家になるなら○国のアスにキスするほうがまだましだと思う。拉致とか隔離とかより先に、誰が(つまりどの国が)その子に一番良い条件を提示できるか、ってのが現実的なオプションでしょうね。好き嫌いはあるでしょうが、確実に読み手の心に強烈な印象を残します。少なくともその日一日は。これからも要注目の作家さんですね。 | ||||
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