(短編集)

氷平線

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

氷平線の評価:

4.46/5点 レビュー 48件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 41〜60 3/5ページ
No.47
(5pt)

氷平線

何かしらやりきれない悲しさで読み終わった。久しぶりで人間の罪深いさと悲哀を感じた。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.46
(5pt)

面白かった

他の方々が書かれたレビューを参考に購入して読みました。TVで著者のインタビュー番組も観て桜木さんの作品を読んでみたくなり最初の1冊にこれを選びました。それぞれの話に出て来る女性が、芯の強さを持ち 北の大地で一生懸命生きている。
まだ読み始めていませんが長編の「凍原」を2冊目に購入済みです。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.45
(5pt)

この上なく小説らしい小説

一瞬の所作、発する言葉によって変化・展開していく濃密な物語を、かくも鮮やかに描ききる作者の内面とその人生の厚みに驚かされました。登場する女性主人公たちの覚悟と腹のくくり方に、惜しみなく拍手を送りたいと思います。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.44
(5pt)

人知れぬ女性たちの悲しい暗い生きざまが

人知れぬ女性たちの悲しい暗い生きざまが心に沁みる。女たちの「性(さが)」を描いて出色。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.43
(5pt)

田宮虎彦の小説を思い出す。

田宮虎彦の名前を持ち出して、果たして何人の方がお分かりになるだろう。
『氷平線』の最後を読んで、田宮虎彦を思い出したのです。
父親に虐げられる主人公、父親と同じ物を持っている事に気付く主人公。
酪農家を捨てる女性は、田舎に残る父長制の被害者ですね。
他の作品の読後感も合わせて、もう暫く、この方の小説を読もうと思いました。
それから田宮虎彦も読み返そうと思いました。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.42
(5pt)

直木賞作家になられたので購入しました。

最初は直木賞受賞作の「ホテルローヤル」を購入しましたが、大変読みやすく面白かったので、次にこの作品を購入しました。
期待通りのいい作品でした。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.41
(5pt)

よかったです。

すべてが、悲しく暗い日々を、生きる女性なのに、けっして読み終えても、悲しい気持にならずに しばらく余韻にひたれる本です。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.40
(4pt)

内容と装丁のイメージが合います。

受賞作品への道程にある碑のごとき作品であり、濁りのないイメージと言ったら良いのか、肩に力が入る前の感じです。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.39
(4pt)

寒村での男女の生活・・

北海道の酪農村や漁村などでの男女の恋愛や生活を描いた短編集。

確かに官能的な部分もあるが、表現が美しいため厭らしさはない。
周囲の情景の記述も叙情的である。

閉鎖的な集落で、抑圧されながら生きる男女。
生きる目的が希薄であり、時に性的な欲情に身を任せることもある。

切なくも甘い、儚くも希望が見出せる作品が多かった。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.38
(4pt)

人生と中年の危機

この作者の他の小説を読んでいないのですが、出てくる人たちはみな中年以上です。
私も中年なので、さもありなんとばかりに読み進めてしまいました。
描かれている性もむしろ特別なこともなく。時代精神?
デスパレートな女たち、日本の東北で営まれている日常と思えばこのようなものになるのでしょう。
地域の目や、偏見といったものも人生というより日常として描かれています。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.37
(5pt)

素晴らしい。

氷平線が、何を意味するのか?
そこに生きる人々の、心理と壮大な風景を想像するだけで、背筋に寒気を感じたのは私だけでしょうか?
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.36
(4pt)

金太郎飴

地元出身(ちょっと広範囲ですが)で大注目の桜木紫乃さん、
品切れ状態だったのですが、ようやくご近所の本屋さんで入手することができました。

乾いた文体で描かれる人生(人性?)の悲しさ、たくましさ、
期待に違わず非常に面白く読ませて頂きました。
性に対してふっきれたような凛とした女性の生き方、
かっこよくて、清々しさすら感じられて・・・

ただ・・・・

それぞれの話の中心人物となる女性は
状況や年齢が異なったとしても、どれを読んでも同じタイプ???
ある意味単調です。

違う生き方、違う性のあり方の人間も描くことができたら
もっと面白い小説になるのにな〜と、勝手に思い描いていました。

北の大地の情景、美しく描かれていて素晴らしいです。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.35
(5pt)

切なさに溢れた表題作、明日への想いをつなぐ第1編。

(ネタばれ注意!!)
6編からなる短編集。今、私が最も気になる作家 桜木紫乃 の第一作品集である。

『起終点駅』でもレビューしたとおり、桜木紫乃の良さは、まず、そのシャープで研ぎ澄まされた文章表現にある。この作品においても、(デビュー作にもかかわらず)何気ない風景描写にも作者の想いが宿り、また、巧みな心理描写が立体的で実在感のある人物象を生み出している。短編でありながら、いずれも北の大地の匂いが、登場人物の息遣いがしっかり感じられる。

また、(男が主人公に仕立てられてはいても)彼女の作品の軸を成すのは、すべて女性だ。
そして皆(程度の差こそあれ)やるせなくあるいは理不尽な重荷を背負っているが、その重荷を時に未練なく捨て去り、あるいはしっかりと包み込み、はたまた逍遥と受け入れ想いを遂げる…いずれ凛とした靱さを持ち合わせている。

6編の中では、第1編の『雪虫』と表題作の『氷平線』が秀逸だ。

主人公達郎の営む酪農家に売られてきたフィリピーナの嫁マリーと達郎の幼馴染/恋人で既婚者の四季子。
酪農の地に縛りつけられるやるせなさを四季子との逢瀬に逃げ込む達郎に対して、現状を受入れ、したたかに生きていくマリーと四季子の靱さ。
「雪虫」の舞うラストシーン。マリーと共に生きる決意をした達郎の想いが明日への希望をつなぐ、悲しみと希望が交錯する傑作だ。

漁師町から抜け出す為に必死の思いで勉強に励み、東大に合格し財務官僚となった誠一郎は、税務署長として10年振りに故郷に戻る。そこでかつて肌を合わせた友江と再会するが…。
流氷の押し寄せるオホーツクの海で、友江の下した決断が、限りなく切なく哀しい『氷平線』

この第1作品集の後、『風葬』『凍原』『硝子の葦』と良作を生み出し、『ラブレス』が直木賞候補となった桜木紫乃。今後の受賞に期待しつつ、読み重ねていきたい。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.34
(4pt)

舞台の背景や設定が・・・

たまたま新聞に桜木さんの記事が載っていて、北海道出身ということもあり気になったので初めて(作品を)読みました。
文学的なことは他の方にお任せして、全く別の視点で感想を書きます。
レビューとしてはまるで参考にはならないかもしれませんが(汗

著者は釧路出身で、それ相当の取材もしているとは思います。しかし、、
酪農を取り巻く状況、背景、設定などがあまりにも古い。古すぎる(笑
第1話の「雪虫」の発表が02年で、状況はそれより少し前の設定かも。
それにしても時代が違いすぎます。
失礼な言い方をするのなら、酪農に偏見があるのでは?とも思ってしまいます^^;

正直、今どきの農村、酪農の地域って、これほど「閉鎖的」ではありません。
まわりが皆、自分ちの冷蔵庫の中身まで知ってるとか、
誰と誰が付き合ってる、昔付き合ってたのは周知の事実、とか。。
都会で近所付き合いが減ったり、町内会に入りたがらないのと一緒で、
農家同士の付き合いも希薄になっています。
(もちろん農業に関する会合や寄り合いが無いわけではない)
むしろプライベートでは都市部の人と変わりありません。
その家のおじいちゃんやおばあちゃんがいつの間にか(知らないうちに)入院してたとか、
施設に入ったとか、そんなことが普通にあるんです。
そのくらい、他人の家のことに無関心になりつつあります。

農家の人間が先生を食い物にしてる(笑)とか、都会からきたお嫁さんを遠巻きに見てるとか。
セダンの車で買い物に行くとか(笑)、納屋で密通してるとか。
フィリピン人のお嫁さんを300万で買ってくるとか。

ほとんどの人はそんな設定をいちいち気にもしてないかもしれませんが、
あまりにも現実とかけ離れているので、
「北海道の農家って、農村ってこうなんだぁ」と勘違いされるのが怖いです(笑
合ってる部分もありますが、少なくともほとんどが25年は昔の話です。
もしかするとこういう事情や状況が残ってるとしても、ごくごく一部の地域だと思います。
少なくとも私の周りでは聞いたことがありませんね。

でもそういう設定が話を面白くしているのも事実でしょう。
だから違う作品も読むつもりですが。

あくまでも「フィクション」です。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.33
(4pt)

切ないと感じるのは

・雪虫(オール読物新人賞受賞作)
・霧繭
・夏の稜線
・海に帰る
・水の棺
・氷平線
の六作を収録。

むき出しの人間関係と性、それに翻弄されながらもやり過ごし生きる女たちの姿は、切なかったり、悲しかったり、強かったり、清々しかった。

性描写を含めた全体の表現はくど過ぎず、雪景色を眺めるような淡さ。
一作一時間程度で読めるため、一篇ずつ読むもよし、一気に読むもよし。

全ての作品で貫かれている訳ではないが、ヒロインの心情の描写が少ないことが、読者を切なくさせるのだろうか。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.32
(4pt)

『椅りかからず』

<男女の性をまったく新しい筆致で描く”新官能派”>という帯のコピーにひかれて手に取った。
確かに”官能”は描かれている。が、官能が描かれているからこそ際立ったのが、茨木のり子さんの詩集『椅りかからず」を彷彿とさせる主人公の女性たちの”椅りかからぬ”姿勢である。
男の欲望を諾として受け入れ組み敷かれてはいるが、竹のようにしなやかに立ち上がり、椅りかからない。
柳眉を逆立て声高にジェンダーを振りかざす訳ではないが、椅りかからない。

『女性の品格』が売れている。しかし本当の品格はこの本をよんで身につけるテクニックではない。
『椅りかからず』に生きる姿勢こそ品格に通じるのではないか。
官能から始まった本で思いがけずそう感じた。
氷平線 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 氷平線 (文春文庫)より
4167836017
No.31
(4pt)

思わず、引き込まれる展開

短編集ですが、一作づつ異なるシチュエーションで一気に読ませる力作でした。
氷平線 Amazon書評・レビュー: 氷平線より
4163265406
No.30
(4pt)

氷平線について

桜木紫乃さん特有の北海道独特の雰囲気を漂わせた短編で男女の愛を描いた作品は大変良かったです。
氷平線 Amazon書評・レビュー: 氷平線より
4163265406
No.29
(4pt)

桜木ワールドの初期の短編集

他の作品にくらべて、初期の短編集だけに、粗削りで文章に洗練さが足りないが、やはり、人間の業を描く筆致に光るものを感じた。
氷平線 Amazon書評・レビュー: 氷平線より
4163265406
No.28
(5pt)

良かった。

心に響きました。
北海道の勤務時を思い出して読んでいました。
淋しさと儚さ、郷愁が残ります。
氷平線 Amazon書評・レビュー: 氷平線より
4163265406