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京伝怪異帖



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京伝怪異帖の評価: 3.67/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

事件に対応する平賀源内が面白い

いままで曖昧であった平賀源内の人物像が、一面明瞭になった。
京伝怪異帖Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖より
4120030040
No.8:
(4pt)

タイムマシンで戻れるとしたら、是非行ってみたい時代!

江戸の戯作に興味を持ったのは平賀源内の影響でした。源内というと、まずエレキテルを思い浮かべると思いますが、戯作者としてもかなり売れていたようで、代表作の「根南志具佐」を読んだ時はびっくりしました。何というか、音楽に例えるなら、これはパンク・ロックだなと。
その後、山東京伝のことを知り、33歳年下とはいえ同じ江戸に住んでいたわけだし接点がなかったとは言い切れないとは思ってました。しかしあの高橋克彦先生がまさにこの二人を主人公にした小説を書いていたとは知りませんでした。
あらすじだけ聞いたら「んなわけないでしょ」という設定を「あり得るかも」と思わせる手腕はさすがです。
しかし、この時代の江戸は本当に面白いですね。タイムマシンで戻れるとしたら、是非行ってみたい時代です。3泊4日くらいでね(笑)。
京伝怪異帖Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖より
4120030040
No.7:
(4pt)

ミステリとオカルトが平然と同居する、ヘンテコな世界観

さくさくと読めて楽しめる小説にかけては天下逸品の高橋克彦先生。『京伝怪異帖』の前半であります。
収録作は「天狗髑髏」「地獄宿」「生霊変化」。
ミステリとオカルトが平然と同居する、高橋先生ならではヘンテコな世界観(ほめ言葉)。だって江戸時代だからね。いったい話がどっちに転ぶやら、最後まで油断がなりません。つっこみどころは多いんですが、読んでいる間は間違いなく楽しめること請け合い。
京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)より
4062738651
No.6:
(4pt)

ミステリなのかオカルトなのか、どちらに転ぶか分からない作劇の妙

さくさくと読めて楽しめる小説にかけては天下逸品の高橋克彦先生。『京伝怪異帖』の後半であります。
収録作は「悪魂」「神隠し」。
ミステリなのかオカルトなのか、どちらに転ぶか分からない作劇の妙はますます冴え渡っております。まあ主役が山東京伝の必要がだんだんなくなってきてはいるんですが。
最終話、さりげなく出てくる平田篤胤が嬉しい。安藤さんはどう見ても安藤昌益なんですが、物語の時点では故人ですから、お遊びですよね。
京伝怪異帖 巻の下 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖 巻の下 (講談社文庫)より
4062738791
No.5:
(3pt)

やや難解

このシリーズを楽しみして読んでいます。でもこれはちょっと難解です。
京伝怪異帖Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖より
4120030040
No.4:
(5pt)

このシリーズは秀作だと思います。

おこう紅絵暦 (文春文庫)など一連のシリーズの外伝ぽい作品です。時期的に重なりますし、登場人物も一部重なっています。
文章的な味も随所に感じられますし、ストーリーや謎解きは秀逸、時代背景に詳しくない人でも分かりやすく、かつ説明的すぎないのは
さすが高橋克彦氏だと感じます。読み終わった後に「ワクワクした〜」という楽しみを求める人に。
京伝怪異帖Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖より
4120030040
No.3:
(2pt)

面白いけれど・・・

いつもながらスピーディーな展開且つ緻密な人物設定なので安心して読めます。軽快な江戸情緒を味わいたい人にはお勧め。ものすごく分厚いので通勤電車で読むのは苦労しますが。

高橋作品はどうやらずば抜けた博識を一人は出さぬと気が済まないらしい。それはそれでぐいぐい内容に引き込まれるのだが、どこか説明臭くて世界観に酔いきれない。直接的な謎解きも良いが、もう少し奥行きのある背景を書いてもいいと思う。

表紙の蘭陽はベリーグッド!
京伝怪異帖Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖より
4120030040
No.2:
(4pt)

文句なく面白い! わけでもないけど・・・・・・

山東京伝、平賀源内、田沼意次、松平定信、その他歴史上の人物が沢山出てくるので、「日本史なんか忘れちゃったよー」という人は広辞苑や人名辞典やインターネットなどで、ある程度の基礎知識をつけてから読むほうが面白さが増すだろう。前半の天狗髑髏では、この物語が一体どこに向かっているのかがつかめず戸惑った。平賀源内が獄死して、遺品の中に天狗の髑髏があるという。主人公はその髑髏に興味を持ち、髑髏をめぐって、源内の獄死は思わぬ展開を見せる。
地獄宿。そこへ行った者は皆生きては帰れぬという。その真偽を確かめたい、と思った主人公がまたまた事件に巻き込まれる。生霊変化。時代の移り変わり、栄光と失脚が描かれつつ、不思議な出来事が絡んできて、その中に胸にジンと来る人の心が描かれている。この本の中でも、一番の作品だろう。
京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)より
4062738651
No.1:
(3pt)

そのさま軽妙洒脱にして寄、それが描けなければ

山東京伝という漢、俗にあってもそのさま軽妙洒脱、寄のヒトであったと思う。石燕を滑稽な言葉で揶揄し、一方で安積沼を書く男である。稀代の奇人であったろう。その意味において「俗」ではなかった。しかし、本書では凡庸な一黄表紙作家として描かれる。「売れた」という記述はあっても、そのヒトトナリは、普通の範囲の男として終始描かれている。少なくとも皮肉の効いた筆を持つ「奇人」として描かれていない。
本書のホームズに平賀源内というこれまた大奇人を持ってきてしまったために、ワトスン役である京伝が凡庸な男になってしまったのだろうか。怪異譚として面白くないわけではないが、蔦屋と組んで幕府に毒舌を浴びせ、結果没落してゆく飄々とした漢をモチーフにしたにしては、お行儀が良過ぎる。
京伝怪異帖 巻の下 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:京伝怪異帖 巻の下 (講談社文庫)より
4062738791

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