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殺戮ガール(殺しも芸の肥やし)
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殺戮ガール(殺しも芸の肥やし)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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面白くないし笑えない 犯人の犯行動機がくだらなさにやった罪の重さが釣り合わない しかも犯人は捕まりもせずに逃げおおせると | ||||
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取って付けのような設定、都合の良すぎる展開、一発だけの謎。小説として欠点だらけだが人が殺されるのを見る快感を共有しようとする意図は描写が不徹底ながら伝わる。その不徹底が欠点なんです、怖くない。目の前が白くなったり赤くなったりされても。どのような事をしたのか詳細に描いてこその題材じゃないのかな。 | ||||
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芸のためなら、命もいらぬ~って、他人のかよ! 芸の肥やしになるなら、犯罪も厭わないっていうのは、ただの精神破綻(異常)者。 目的のためには、手段を選ばず。 これを深堀すると、信念の魔術になる。 〇〇が欲しいなぁ〰とか、●●になれたらええなぁ~ぐらいでは、夢は叶ったりしない。 何が何でも!!という感じでないと、願望は実現しない。 | ||||
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死亡フラグシリーズがなかなか面白かったので手に取りました。あちらの痛快なお話とはだいぶ趣向が異なります。 次々と罪もない人たちが殺され、人生を狂わされていく、そのさまが「例のシリーズと同じ文体で」書かれています。 そこに、まず違和感があります。おどろおどろしいのに軽いんです。全体的に。読みやすくはあるのですが。 だから、この先「彼女の素性が明らかになるにつけ、殺人には意味があったのでは?」なんて深読みしてしまいます。 あるいは、逮捕されるか殺されるか、ケリがつくんじゃないか、と期待を持ってしまいます。 そういうお話ではありませんでした。 (理由とも呼べないような)つまらない理由で人を殺し、最終的には姿をくらましてエンドです。 ちょっと期待を裏切られました。読みやすいので最後まで一気に読めましたが後味が悪いことこの上ないです。 続編でも何でもいいので、彼女が罪を償いうようなケリをつけてほしいものです。 | ||||
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七尾シリーズはほとんど読破しています。次の作品を探しています。 | ||||
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装丁やタイトルなどからライトタッチのキャラミステリーかと思う人もいるだろうが、そこはこの著者、一筋縄でいかず、女子高生を30人生き埋めにしたり、自分の幼い子供までボンベで吹き飛ばすなど倫理観皆無の超残虐的女性が、次々罪のない人を片っ端から残酷に殺害しながらお笑い芸人を目指す姿を描いていくという、いったいこれは何じゃというような作品になっている。読後は救いがなく超バッドテイストである。 次々と接近した女性の戸籍などを奪って他人に成りすましていくなど、どことなく宮部みゆきの火車を彷彿とさせる要素もあるが、本人は微塵も意識していないだろう。社会派要素皆無。ひたすら空気を吸うように人を殺害する主人公が明るく描かれている。読んでいると本当に自信の倫理感が崩壊していきそうだ。 七尾ミステリーはいわゆる、密室やアリバイなどの新本格系要素は皆無で、ほぼ無差別殺人のミッシングリンクネタばかりだが、本作もその路線。 ギャグなのか何なのか読んでいる方が困ってしまうようなラスト一行など、ふざけているのに読後最悪という悪趣味ぶりが際立つ一冊。好き嫌いはかなり分かれそうである。 | ||||
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ま これの続編なんて無いと思いますけど……。 人類という種における『絶対悪』っていうのは個人的な考えで言わせてもらうと 政治犯とか宗教犯みたいな"確信犯"の方にこそ存在しうるんじゃないかと思うんですが なんでか創作というファンタジーの中では「善悪の彼岸の中に感性を持たない人間」が 「無拍子に楽しみながら殺しまわる」っていうテンプレートが普及してますね。 こういう話を考える人って例えば『絶対善』という概念について創出してみようとか そういう工夫をしたことがあるんでしょうか? 絶対悪を快楽殺人者とする理由が 観念の欠落した好奇心 って ちょっと考えれば出鱈目すぎていくら物語が物語としても タネに選ぼうって気にならないと思うんですが。 言文一致運動が生まれてより一世紀弱。 ひとまず我々人間が"絶対なんちゃら"なんて概念を弄ぶにはもう一世紀は早いみたいですね。 | ||||
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タイトルの通り、これは推理小説ではない。 ミステリーを解く、というよりは、事件の真相に迫る人々の話。 謎解きを楽しむのもではない。 フーダニットもミスリードもない。 読みやすく、電車での移動中なんかに、ちまちま読むにはいい作品。 俺は好きだな。 | ||||
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「殺戮」と「ガール」を並置することの違和感が そのまま本作のリアリティを担っている気がする。 目の前の三歳の女の子を始末するのに思い悩む わけでもなく、殺害方法をゲームを楽しむように くじ引きできめようとする女子高生。 彼女の「殺人癖」と「お笑い好き」。これも両立の しようのなさそうな属性を矛盾なく内包させる設定が 面白い。 確かにぶっとんだ空想的な設定かもしれない。 しかし、ある種のリアリティを感たのも確か。 ページを繰る手も止まらない。 | ||||
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まず、あらすじに「黒いユーモア・ミステリ」とありますが、ユーモアの要素はありません。犯人がお笑い芸人を目指しているというだけで、話にはまったくブラックジョークやユーモアの要素は出てきません・・・。そこが一番ひっかかりました・・・。これは「ユーモア・ミステリ」とはいわないだろ! とツッコミを入れたい。 次に、このお話、まあ常識や人間的感覚の欠如した女性がいとも簡単に次々と殺人を重ねていくわけですが・・・。ただ、その物語を客観的に描写しているだけで、それ以上でも以下でもない印象です。犯人の生活と、犯人を追いかける刑事や探偵、一般人の視点での物語とが語られるのですが、最後まで読んでも、作者がいったいなにを表現したかったのかが、わかりません。犯人を追跡する刑事もの・推理ものなのか? 刑事ものにしてはあまりに中途半端だし、読者が推理する要素も皆無。では殺人者の異常な心理だとか、そこに垣間見える人間性だとか、そんなものを表現したいのかというと、その辺の描写も薄っぺらい。つまり、この小説でなにを表現したかったのかがわかりません・・・。殺人者の女性のキャラも、結局ぶれていると感じました。ネタバレになりますが、あんなにお笑い芸人を志したのに、結局自分の犯した罪のためにそれを潔く捨てて逃亡を図っていますよね。・・・ちょっとこれには納得できませんねえ。結局この人、殺人とお笑い芸人、どっちが大事だったの? て思います。また、結末にバッシングが殺到しているようですが、中盤まで読めば、まあだいたいこんなエンディングなんだろうなあ、という想像はつきますので、個人的にはそこまで落胆はしませんでしたが、「死亡フラグが立ちました!」に通じる、消化不良なエンディングであることは確かですw この作者の作品を読んだのは、死亡フラグとドS刑事に続き3作目ですが、個人的にはこの作品が一番がっかりでした。死亡フラグを超える作品はまだ書けていないようですね。よかった点は、あいかわらず軽快で先が気になる文体だということでしょうか・・・。読むのが苦痛ではなかったです。一気読みできました。この作者の、一皮剥けた作品を、早く読みたいです。着想や文体は好きなので・・・。 | ||||
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修学旅行のバスがまるごと失踪し、その事件を引き起こした犯人が次々と事件を起こす。 事件に関わりのある複数の人物の視点で物語は進んでいきます。 前半は色々と話が広がっていくので、この先どうなるのだろう?と読み進められました。 終盤にかけても予想はついたにしても、それなりに楽しみながら読みきりました。 ただ発想は良いのに著者の力量が追い付いてない様な印象を受けます。 これは他の作家にも言える事ですが、普通使わない漢字を使ったり、敢えて難解な言葉を使う事で全体のリズムが悪くなり読みにくくなっています。 シリアルキラー物は2タイプしか成立しないと思います。 理由など無く殺したいから殺す、快楽殺人者タイプ。 もう1つは殺人衝動を抑制出来ずに殺すが自分の行動に苦しんでいるタイプ。 シリアルキラー物としても中途半端な感じが否めない。 それなりに楽しんだはずなのに色々と穴が多くて雑な部分も目立つので満足したとは言い難い。 | ||||
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実は恐怖と隣り合わかもしれない、、、という恐怖があります。 何の因果もなく生まれてくる殺人鬼の存在。そんな人物がいつ身の回りに 現れるかわからない。そんな背筋の凍るような気分を味わえて、僕はこの 作品がとても好きでした。なので読後初めてこのページを見て、思わぬ評 価の低さに驚きました。推測するに、ミステリーとして読むとあまり満足 できないのかもしれないですね。 ストーリーは、 殺した相手に成り代わることを繰り返しながら生きる少女の正体を警察官 や探偵などが追う、というものです。 読み終わってレビューを斜め読みしてみると、確かにトリックが少々雑だ ったかもしれないと思い当たります(他者さんのレビュー参照)。 でも僕は確実に引き込まれました。 僕はこの作品の面白いところはミステリ的要素よりもホラー的、サスペンス 的要素だと思います。 知的好奇心に誘われ、ちょっと人のプライベートをのぞくとそこにはとん でもない事実がある「かもしれない」恐怖。 心から信頼している人物、愛している人物がよくよく考えると得体がしれ ない存在「かもしれない」という恐怖。 何気ない一言、動作、出来事が命取りになってしまう「かもしれない」恐 怖 そういった恐怖をこの作品から感じました。日常の裏側を疑ってみくなって しまう作品です。また、裏側からいつ殺戮の手が伸びてくるかもしれない。 ある日死の電話がかかってくるかもしれない、呪いのビデオを見てしまうか もしれない(古い?)的な日本ホラーのような怖さがありました。 非難轟轟の終わり方に関しても、 「裏側」への恐怖を呼び起こすような良い終わり方だと思いました。 ただ、「このミス大賞」のブランドを信用して購入すると、粗さが目立って しまうのでしょう。僕は殺戮ガールというおどろおどろしい(?)タイトル に惹かれて買ったので、おどろおどろしい内容に満足でした。殺戮ガールと いうタイトルが安易というか、幼稚にも感じましたが、おどけたような犯人 の行動を考えると、絶妙といえるかもしれません。 唯一気になったのは、犯人の本音を吐露したと思われる一文。 夢がお笑い芸人になりたいって、、、それでは、なんで人を殺すの?の説明になってない。 実際、殺人のせいでせっかくの夢が台無しになっているし。。。あれだけ感が働いて、 頭のいい犯人が、その事態を予期できなかったのは矛盾を感じました。 犯人の常人には測れない感性を表したかったのかもですが、常人を心理を欺く知能を 作品を通して見せつけているゆえに、違和感バリバリでした。 余談ですが、文体的にも内容的にも、映画にしたら絶対面白いです。 | ||||
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ここ数年、『本屋大賞』の看板を信じて受賞作やら評判作を読んできたけど、ハッキリ言ってハズレだらけ! この作品もハードルを下げていたにも関わらず残念ながらイマイチ。途中まで面白いというレビュアーもいるが、それもギリギリ及第点レベル。他の作品のレビューにもあったが、この作者は最後が駄目。本屋大賞よりアマゾンのレビューで高得点の作品の方がよっぽど面白い。とにかく残念な作品。 | ||||
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タイトル買い、二日で読了。刑事や探偵が犯人の素性に近づいたと思いきや、また遠ざかる、の繰り返しで、途中までのいたちごっこがもどかしい。正体が判り、殺人の動機が判っても何だか無理矢理っぽい気もした。「刑事」と「犯人」が本文中に出てくるが、彼らの「直接対決」がない終わり方のパターンは自身初読で、尻切れトンボ感が否めませんでした。 | ||||
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タイトルが気になって本屋で購入。 途中までは読んでて面白かった反面、これはミステリーか?と疑問視していた。 ラストは…脱力感と不完全燃焼になった。 もっと突き詰めて欲しかった。 | ||||
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確かに発展途上といった感もある作品だがもっと評価されても良いんじゃないかと思う。人を殺すことに倫理的な抵抗感を全く感じない人が存在するということは、サイコパスとかソシオパスとかのタイトルで一時期大量の本が書店に並んだこともあって新鮮味は薄いかもしれない。しかし、そのような精神異常者に分類される犯人が、あたかも自分の罪を悔いているかのような寝言を繰り返しているところにあたりには新鮮さを感じるんですけどね。 犯罪者に対する世論は時代とともに移り変わりますが、その流れの途中経過としての犯人像が提示されたような描写です。生まれながらの純粋な邪悪か環境により邪悪性が培われたのか、異常者と正常者の線引きはどこに存在するのか、被害者の遺族感情を無視した法制度は順当と言えるのか否か、我々が犯罪者を裁く制度に対して抱く様々な疑問を再び問題提起して問いかけてきているような作品です。純粋な邪悪と表現されながらも、どこかにボタンの掛け違いがあっただけである可能性が見え隠れするような犯人像に、逆に恐怖を感じさせられました。 私は他のレビュアーほどミステリーに造詣は深くありませんし、正直みんなが低く評価をしているものを高く評価するのは自らの無能さを露呈しているようで恥ずかしくもありますが、正直言って結構楽しんじゃったんです。せめて読んで楽しかったと言ってくださる方が一人でも多くなってくれれば私の心も癒されますので、是非、ご一読いただきたく宜しくお願い申し上げます。 | ||||
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まず私はグロテスクな描写があまり好きでは無いことを書いておきます。そんな人間が下した評価です。 私達一般人が持つ倫理を正しいとするならば、物語の主要人物たる女性は冷酷非道な殺人鬼です。 命を奪うことになんの躊躇いもない。ゲーム感覚でのバトルロワイヤルには、眉根は寄りっぱなしに。 ミステリファンはこのような苦痛を乗り越えてでも、爽快感溢れる解決や、思いもよらぬどんでん返しを目にしたいのです。 しかしこの作品からは徒労感しか生まれませんでした。どんでん返しも見え見えです。 | ||||
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途中までは、良かったです。一気に半分以上読め、続きが気になって気になって。 終盤に差し掛かる頃から、疑問というか、これは無理じゃない?みたいな描写が増え始めます。こんなんじゃ怪しまれるし、犯人特定出来ちゃうんじゃない?っていう犯行も。 メインのトリックは、大胆だがリスクも大きかった気も。そこまで上手くいかないんじゃ?。丸一日かけた作業の反対を一瞬で終わらせるなんて無理でしょう。しかも1人で。 途中語られる、彼女の過去も中途半端。それだけ?って感じです。 ブラックユーモアミステリーとあるけど、あまり笑えはしないし。気持ち悪いだけ。 デビュー作もそうだったけど、もうちょっとラストなんとかならないかな。すっきりしない。 | ||||
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期待外れでした。シチュエーションや設定は面白いのですが、それ以外はさっぱり。 肝心のバスジャックも、犯行描写読む限り、え?これなら普通に何人か逃げれるんじゃないか?という内容。 ご都合主義というか、何というか。 犯行に運の要素を盛り込んでるというのは分かるのですが、あまりに稚拙に感じました。 | ||||
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「ドS刑事」がベストセラーの著者ですが、初めてこの著者の本を読みました。 軽快な文章でとても読みやすく、ユーモアミステリとしては楽しめると思います。 いきなり30名以上が乗ったバスが行方不明になったり、容疑者に近い人物がどんどん消えていく所など、ページをめくる手が止まりません。 が、ページが残り少なくなっても全く警察は犯人に追いつけず、解決への道は遠い・・・。 こういう結末もあるのかと思いましたが、これなら近藤房子というキラークイーンを擁するSROシリーズの方がはるかに楽しいと思う。 | ||||
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