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ダーティ・ママ!
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ダーティ・ママ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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子連れママ刑事が活躍する話だが、非常にテンポ良く話が進み、大変に読みやすい。シリアスかと思いきや、随所随所に笑いの要素もちりばめられてあり、そこも高評価。とは言え、単なる軽いストーリーではなく、それぞれの話がそれぞれのメッセージを持っている。大人から子供まで楽しめる良書だと言える。 | ||||
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最終話は史上最年少の犯人に挑戦といえるかもしれない。 キャラクター設定は練達のシナリオライターらしく、非常に個性的なのだが、 タイトルの通り、探偵役は子育て中ゆえのダーティーさをかかえ、 ワトソン役も韓国映画にも見られるような、直接的な汚れたシーンも目立つ。 女性読者にとって、このダーティーさに女性特有の共感を持たれるのか、 拒否反応を示すのか、吉と出るか凶と出るかが勝負となろう。 (ちなみに、近所の女性に読んでもらったところ、おおむね拒否反応は 見られなかった) | ||||
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さすが脚本家さんの本だけあって、 その時どきの様子が頭にぱっと浮かぶので、 本の中に入りやすくて=読みやすい!! 最近のサスペンスものは結構深かったり、 重かったりするものが多いけど、 こちらは爽快な感じで久々新鮮。 もし、これからもシリーズ化するなら、 同じ刑事課の男性群にももっとキャラをつけて いくべきかな! | ||||
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ソフトボールの元オリンピック選手候補で 今は警察官になっている長嶋葵(24歳)は刑事課に配属され、 子連れシングルマザーのマルコーこと丸岡高子(推定41歳)と 組まされます。 怪しげなFX会社の経理担当が強盗に襲われた事件から その会社の社長の自殺に発展した事件。 妙に羽振りのいい女性派遣社員の殺害事件。 郵便局強盗と幼稚園への爆破予告事件。 3つの中編小説を連作で描きながら 刑事とは名ばかりのベビーシッター葵の舎弟(妹だけど)生活や 交番勤務の警察官との恋に シングルマザーが子育てしにくい日本の現状や保育園問題、 父親の養育拒否、頭の古い男の男尊女卑思想を絡めて…… と最近よくある、スラップスティックに 社会問題をプラスしたエンターテイメント。 ですが、このマルコーが最高にいい。 何がいいって、「悪い人」なのがいい。 収賄に不法侵入、他人のデータを盗み取りハッキング。 部下の人権も踏みにじる。 自分の欲求や要望を通すためなら、恐喝もする。 こういう立ち位置のキャラクターは「偽悪」で 本心は温かい人なのが定番ですが マルコーは徹底的に悪い人。厭な上司。ジコチュウ。 それが魅力です。 子連れの女刑事は、リアル感はないのですが ベビーカーに潜ませた数々の装置で 息子橋蔵の安全は最大限に守ります。 それはちょっと感動。 秦建日子の刑事シリーズには 雪平夏見のシリーズ(アンフェアシリーズ)があるのですが このダーティ・ママもシリーズ化しそうな勢いです。 | ||||
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著者の秦さんの作品は初めて読みましたが面白いです。 文章も読みやすく小説はあまり読まないという方も すんなり入っていけるのではないでしょうか。 待機児童問題や養育費問題等、現代社会で女性が一人で 子供を育てることの難しさが主人公のマルコーを通じて 語られており結構考えさせられます。 そうは言っても難しいことを考えずマルコーと葵のデコボココンビの 活躍に一喜一憂し読み終わった後にあー面白かったの一言がでる いい作品だと思います。 | ||||
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読み出して最初に思ったのは、この作品が映像化された時に高子の役は誰で、葵の役は誰かでした。 やはりアンフェアの印象が強く残っていたのだと思います。 ラッセルと呼ばれる様になる葵と、名付け親の高子のコンビが本当に面白く前作とは違う味を出しています。 期待大ですよ。シリーズとなれば読まずに居られません。 | ||||
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ミステリには、様々な探偵が登場しますが、 本作品に登場するのは、子連れの女刑事です。 40代のシングルマザー、丸岡高子刑事が、 ハイパーレッドのベビーカーに 1歳の息子、橋蔵を載せて難事件に挑む、 連作ユーモア推理が本書なのです。 この設定なら、<子連れ女刑事丸岡高子> といった題名になりそうですが、<ダーティ・ハリー> ならぬ<ダーティ・ママ>となっているのは、 彼女が犯人逮捕のためなら、 何でもOK、という豪傑だから。 ある日突然の異動で、 丸岡高子刑事の相棒兼ベビーシッターとなった 20代の長嶋葵刑事の目を通して、 ハチャメチャな捜査がテンポよく描かれていきます。 ストーリー展開は、著者が脚本家でもあるためか、 コメディタッチのドラマを観ているかのようです。 ミステリとしての筋立てもしっかりしていて、 各話の冒頭に発生する事件が、 思わぬ展開を辿りながら、解決をみることになります。 そういえば、ダーティ・ハリーこと ハリー・キャラハン刑事といえば44マグナムですが、 丸岡高子刑事の秘密兵器は、息子の橋蔵です。 拳銃とは違う必殺ワザを隠し持っているのですが、さて…。 キャラクター設定が斬新な、楽しめる1冊となっています。 | ||||
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交通課に勤務する葵に、突然、刑事課への移動命令。 そこでの任務は、 シングルマザーで検挙率一位を誇る女刑事、通称マルコーとのコンビ。 でも、実際の仕事といったら、 彼女の一人息子でまだ赤ん坊の橋蔵のおむつがえと その他もろもろの力仕事。 おまけにマルコーは、 事件現場や聞き込み、張り込みにまで 橋蔵を乗せたスーパーな仕掛け満載の乳母車を持ってくるし、 違法捜査や情報の横流しなど、 まるで女刑事版「子連れ狼&ダーティー・ハリー」なのでした。 ストーリーは3編。 まるでTVドラマを見ているように激しく、軽快に進み、 にやにやしたり、ぎょっとしたりしているうちに読み終わってしまいますが、 事件そのものはシリアスですし、 登場人物もそれぞれ問題を抱えています。 母は強し、女は強し。 おもしろおかしく展開しながらも 現実問題をしっかりおさえており、 読後感は爽快そのものです。 | ||||
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ダーティ・ママ!というタイトルから、ハードボイルドな感じを想像していましたが、シングルマザー刑事の奮闘記でこれから先が楽しみな内容となっています。 1. はじめてのダーティ・ママ 2. ダーティ・ママは二度吐く 3. 父親参観日のダーティ・ママ 3つの短編のそれぞれでシングルマザーの心意気みたいなものが爆発するんですが、こういったキャラ設定ものにありがちな説明が多く、1作目はなかなか先に読み進めません。設定が強引すぎてイメージがわかないし、視点の変わり方(シングルマザー刑事とその部下)のリズムも悪く、これなら長編にしてもう少しゆったりした流れで・・・と感じます。 2作目が本編と考えてもいいかもしれません。とにかく1作目を我慢して読む。3作目はそれなりだけど、うーむ・・・難しいですね・・・ 2作目をもう少しふくらませながら、サブストーリーとして1作目と3作目を盛り込んで長編としてくれたらもっと楽しかったかもしれません。 意外とテレビドラマになったらキャスティングによっては面白くなるのかもな・・・と思いつつ、無駄なキャラ設定(脇役に個性をつけすぎ?)など盛り込みすぎてて消化不良は否めない感じです。 | ||||
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著者が脚本家、演出家であることが本書の最大の特徴と言ってもいいかもしれない。 とにかく、端的で的確な表現で各登場人物の描写を瞬時に行っている。 主人公や脇役が抱える個人的テーマに加え、事件にかかわるテーマが不況(失敗)、家庭崩壊、父子関係(親子の葛藤)といった、人間にとっての永遠のテーマであり、身近なテーマだけに、共感できる部分も多い。 それにしても、43歳主人公・丸岡高子が1歳の子持ちからしてマルコーというニックネームというのはできすぎだが、コミカルな面とシリアスな面とのバランスがとれていて、楽しみながらも共感や感動を呼ぶところがこの作品の特徴と思った。 面白いだけではなく、現代や人間を考えさせて欲しいと感じる読者にお薦め。 | ||||
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楽しい展開で読後感がとても明るい。 本を読んでいるというより、TVドラマの情景がそのまま 浮かんでくるようだった。筆致に、スピード感( テンポの良さ )があり、イメージ( 例えば、場面 )が生き生きと浮かんでくる処は特筆しておきたい。コミック的な具体性・イメージといったらよいかもしれない。 映画にもなった「刑事 雪平夏美シリーズ」が人気を博したが 脚本家でもある作者の新・刑事シリーズ。 本書には ダーティ・ママ 3編が収録されている。 主人公・葵 が 97,650円のプラダのバッグを カードローンで買う辺り、妙な生活感というかリアリティがある。 そのバッグは、事件にからみ、ローンの支払い最終月を前に使い物にならなくなってしまうのだが(笑)。 | ||||
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交通課から刑事課に異動になった新人刑事・葵と 検挙率ナンバー1のベテラン(と言っても43才)高子のコンビ刑事のお話し。 ベテラン(といっても43才)刑事・高子は、シングルマザーで 現場にまでハイパーレッドのベビーカーで息子・橋蔵(1才)を連れている。 その所為で コンビを組んだ葵(24才)は 刑事と言うよりは ほぼベビーシッター状態で事件と関わっていく。 こういうお話しに出てくるベテラン(と言っても43才)刑事って言うのは どうして一癖もフタクセもあるんだろう。 超法規的なコトをするし、言うことも 深イイんだか、ただのワガママ・愚痴なのか 判断が微妙。 そこで、新人刑事との考え方のギャップがあったり 高子の言動で振り回される葵の姿が面白くなるんだけど。 面白いのは 高子&葵だけじゃなくて エピソード1から3までの話しの中だけでも、出てくるキャラクタが気になり面白い。 刑事課の同僚だったり、交番勤務の葵の恋人・卓也だったり、自称一般人の天道君だったり。 とくにエピソード3に出てくる、橋蔵のお婆ちゃん・香山靖子(橋蔵のパパのお母さん)とは 橋蔵の認知調停(親権を争う)で どう対決するかワクワクする。 ちなみにエピソード3では、認知調停延期となって決着はつかない。 たぶんエピソード4以降も出版されるだろう(と信じている)けど、待てない。 作者の秦建日子さんは 脚本家でもあるから テレビドラマになっても面白そう。 ココからは私個人のイメージなんですが、 高子のイメージは泉ピン子さんなんだけど 年齢が43才だからなぁ(ピン子さん ごめんなさい)。 アラフォーの女優さんで 泉ピン子さんのようにズケズケっていう物言いができる人って誰だろう? 「ショムニ」の江角マキコさん? 「アンフェア」の篠原涼子さん? 葵役は、鈴木杏さんとか? 竹内結子さんとか? 香山靖子役は 野際陽子さんとか? あ。泉ピン子さんもイイ感じかなぁ? ・・・なんともステレオタイプな配役だなぁ・・・ | ||||
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