オジいサン

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

オジいサンの評価:

3.78/5点 レビュー 27件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 21〜40 2/3ページ
No.29
(4pt)

誰だって頭の中では反芻してる

徹底して一人称、モノローグで語られる主人公、益子徳一氏の思い。いや、思いとは違うかな?思いに至る前の脳内活動?この文章を読んでいると「めんどくさい」「まどろっこしい」と思えてしまうかもしれない。でも、考えてみれば、誰だって頭の中は同じなんじゃないか?そう思えてくる。人間、常に何かを考えていて、言葉にする意味のあること、価値のあることはそのうちのほんの僅かに過ぎないと思う。ひとつのことについて、ぐるぐるぐるぐると考えを巡らせ、結果、たった一言が生み出される。ここで綴られる京極節は、回りくどく感じたり、無理無理日常使わないような表現や字面を多用してるように思えるかもしれないけれど、益子老人(いまや老人と言うには若いが)の脳内の活動を具現化したらこうなってしまうんじゃないだろうか?などと思いつつ、正直「めんどくせーな」的な気分にも陥りながら読了。振り返れば深い。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.28
(5pt)

いいなぁ―

この昨家の作品は、初めて読んだ、なんか、怪奇小説ばかり書いてる、昨家さんだと、おもっていたが、こんな、素敵な作品も書くとは、ほのほのぼのとして、おもしろかつた。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.27
(5pt)

いいなぁ―

この昨家の作品は、初めて読んだ、なんか、怪奇小説ばかり書いてる、昨家さんだと、おもっていたが、こんな、素敵な作品も書くとは、ほのほのぼのとして、おもしろかつた。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.26
(5pt)

これぞ京極夏彦!

オジいサン―と呼ばれたことを思いだしたことから始まる72歳益子徳一の、どうということはない、
別段嬉しくもないが、普通に、平凡に、ただ生きているどうでもない1週間の日常がここまで深く掘り下げられ、
且つ面白く描けるのは京極作品ならでは!
カセットテープが燃えるゴミか不燃ゴミか分からずいつまでも捨てられない、地デジは「ちでじ」か「じでじ」
か―いまさら人には聞けないなど些細なことばかりなのだがこれが京極節になると抱腹絶倒間違いなし
になるから不思議なものだ。
オジいサン (中公文庫) Amazon書評・レビュー: オジいサン (中公文庫)より
4122060788
No.25
(5pt)

オジいサン

年をとるとこういう思考回路になるのかと、仕事柄勉強になりました。
年齢を重ねるとじかんが速く感じるのはそれでなのかと納得。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.24
(5pt)

オジいサン

年をとるとこういう思考回路になるのかと、仕事柄勉強になりました。
年齢を重ねるとじかんが速く感じるのはそれでなのかと納得。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.23
(5pt)

良いね

京極らしからず、かれに遊んでもらえる。うなずける読了感に乾杯
オジいサン (中公文庫) Amazon書評・レビュー: オジいサン (中公文庫)より
4122060788
No.22
(4pt)

シミジミとした、至極真っ当な老人小説

至極真っ当な老人小説である。実際にその年齢に達していない作家の手になる老人小説としては、私は筒井のカリチャライズ小説しか知らないが、本作は(そこまで独走していない)枯淡とした味わいを感じさせる中々の出来栄えだと思う。主人公の独居老人の徳一の人物像は作者の創造・想像による架空のものであろうが、読み進めて行く内に次第に親近感が湧いて来た。

これと言ったエピソードも無い独居老人のさりげない日常を淡々と綴ったものだが、その侘しさ、虚しさ、自由なるが故に感じる不自由さ、偶に世間と繋がる時の煩わしさと言った事が、世相に対する皮肉と共に語られる。特に、"時間"に対する考察が興味深く(見開き左頁の下に時計の表示がある)、徳一が「一年が過ぎるのは速いが、一分が過ぎるのは遅い」と感じた時に発した「若者は各駅停車の電車に乗っているが、我々は新幹線に乗っている」との言辞は含蓄がある。また、徳一を律義・頑固で理屈好きな性格に設定している点がユーモア味を醸し出している。紆余曲折した経緯を経て徳一がある事を"理論的に"思い出す描写が何度も出て来る点に思わず微笑んだ。これが上述の侘しさ、虚しさ等をカバーしている。また、各頁の最終行を文の終りと合せる作法はいつも通り。

これと言ったエピソードも無いのに"大円団"と言うのは何だが、きちんとシミジミとした大円団を用意してある辺りも心憎い。作者の他の作品群とは作風が異なるが、読み応えのある作品に仕上がっていると思う。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.21
(4pt)

シミジミとした、至極真っ当な老人小説

至極真っ当な老人小説である。実際にその年齢に達していない作家の手になる老人小説としては、私は筒井のカリチャライズ小説しか知らないが、本作は(そこまで独走していない)枯淡とした味わいを感じさせる中々の出来栄えだと思う。主人公の独居老人の徳一の人物像は作者の創造・想像による架空のものであろうが、読み進めて行く内に次第に親近感が湧いて来た。

これと言ったエピソードも無い独居老人のさりげない日常を淡々と綴ったものだが、その侘しさ、虚しさ、自由なるが故に感じる不自由さ、偶に世間と繋がる時の煩わしさと言った事が、世相に対する皮肉と共に語られる。特に、"時間"に対する考察が興味深く(見開き左頁の下に時計の表示がある)、徳一が「一年が過ぎるのは速いが、一分が過ぎるのは遅い」と感じた時に発した「若者は各駅停車の電車に乗っているが、我々は新幹線に乗っている」との言辞は含蓄がある。また、徳一を律義・頑固で理屈好きな性格に設定している点がユーモア味を醸し出している。紆余曲折した経緯を経て徳一がある事を"理論的に"思い出す描写が何度も出て来る点に思わず微笑んだ。これが上述の侘しさ、虚しさ等をカバーしている。また、各頁の最終行を文の終りと合せる作法はいつも通り。

これと言ったエピソードも無いのに"大円団"と言うのは何だが、きちんとシミジミとした大円団を用意してある辺りも心憎い。作者の他の作品群とは作風が異なるが、読み応えのある作品に仕上がっていると思う。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.20
(4pt)

京極さんが創造した老後

若い方が読まれてもわからないと思う。
対象年齢は高いと思います。
身体と脳が少しずつ思うように働かなくなる、
そう感じたことの無い人が読んでも退屈なだけです。
人生面白いことばかりではありません。
でもつまらない事ばかりでもないんです。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.19
(4pt)

京極さんが創造した老後

若い方が読まれてもわからないと思う。
対象年齢は高いと思います。
身体と脳が少しずつ思うように働かなくなる、
そう感じたことの無い人が読んでも退屈なだけです。
人生面白いことばかりではありません。
でもつまらない事ばかりでもないんです。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.18
(3pt)

シリーズ化をすべきだろう。

「お爺さん」でもなければ、「オジイサン」でもなく、「おじいさん」でもない。「オジいサン」がタイトルだ。「い」にアクセントがあり、問い詰めるわけではなく、揶揄する感じでもなく、爽やかな印象とでもいうか、低学年の子供が公園で主人公益子徳一(72歳・独身)にそう声をかけ、忘れ物を指摘したのだ。それをタイトルにしている。

にしても、このタイトルで本を読みたい、買いたいと思うだろうか。書き手が京極夏彦だから辛うじて手を出すぐらいだろう。私が若かったらまず買わない。

50歳の京極が72歳の老人の心境を書くには無理があるのではないか。内容は地デジや携帯の事から、老人が住みにくい世の中になった様子を淡々と述べていくのだが、このぐらいの年齢なら、このぐらいの理解しかしないだろうという発想が切ない。

また本来悩むべき身体の老化や、独り身の行く末、この辺りの心境が描写されていない。老人の表層的なスケッチを見ているようで、軽い。

しかし、あの「絡新婦の理」を書いた京極夏彦なので、一応最後まで読まねばと思った。

たしかにラストはほのぼのとした余韻を残すが、それならもう少し人情話的なものを増やして、ストーリーそのものは圧縮し、3〜4編の短編集にして、タイトルも「オジいサン」という名称に拘泥する気持ちは分るのだが、ここは「益子徳一の日常」・「憂鬱」・「昂揚」と銘打ち、キャラクター的には魅力のある人物だと思うので、シリーズ化を狙えばよいと思うのだが・・・・。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.17
(3pt)

シリーズ化をすべきだろう。

「お爺さん」でもなければ、「オジイサン」でもなく、「おじいさん」でもない。「オジいサン」がタイトルだ。「い」にアクセントがあり、問い詰めるわけではなく、揶揄する感じでもなく、爽やかな印象とでもいうか、低学年の子供が公園で主人公益子徳一(72歳・独身)にそう声をかけ、忘れ物を指摘したのだ。それをタイトルにしている。

にしても、このタイトルで本を読みたい、買いたいと思うだろうか。書き手が京極夏彦だから辛うじて手を出すぐらいだろう。私が若かったらまず買わない。

50歳の京極が72歳の老人の心境を書くには無理があるのではないか。内容は地デジや携帯の事から、老人が住みにくい世の中になった様子を淡々と述べていくのだが、このぐらいの年齢なら、このぐらいの理解しかしないだろうという発想が切ない。

また本来悩むべき身体の老化や、独り身の行く末、この辺りの心境が描写されていない。老人の表層的なスケッチを見ているようで、軽い。

しかし、あの「絡新婦の理」を書いた京極夏彦なので、一応最後まで読まねばと思った。

たしかにラストはほのぼのとした余韻を残すが、それならもう少し人情話的なものを増やして、ストーリーそのものは圧縮し、3〜4編の短編集にして、タイトルも「オジいサン」という名称に拘泥する気持ちは分るのだが、ここは「益子徳一の日常」・「憂鬱」・「昂揚」と銘打ち、キャラクター的には魅力のある人物だと思うので、シリーズ化を狙えばよいと思うのだが・・・・。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.16
(4pt)

なかなか

独り身の老人の日常を、1分1秒'単位で追っている。最初はこんな'偏屈じじいの日常や考えていることを読んでも、なんの感動もない'と思っていたが、ラストが少しあったかい。なんの取り柄もなくただ歳だけとってきたかのように見える老人も、いろいろあっての今で、ただの老人と一まとめにするなとのことだ。ストーリーに起伏'がないのでインパクトに欠けるが'、老人ならではの勘違いや考え方'がくすっとさせる話なんだと思う'。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.15
(4pt)

なかなか

独り身の老人の日常を、1分1秒'単位で追っている。最初はこんな'偏屈じじいの日常や考えていることを読んでも、なんの感動もない'と思っていたが、ラストが少しあったかい。なんの取り柄もなくただ歳だけとってきたかのように見える老人も、いろいろあっての今で、ただの老人と一まとめにするなとのことだ。ストーリーに起伏'がないのでインパクトに欠けるが'、老人ならではの勘違いや考え方'がくすっとさせる話なんだと思う'。

オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.14
(4pt)

シュールゆえに玄人向けか。

独居老人の日常が300ページにわたり語られる。
本当にどうでもいい場面がえんえんと描かれる。しかし、いかにもありそうな場面、実際こういう事ばっか考えてるんだろうな、という事ばかりで面白い。ものすごくシュールなギャグがひたすら書かれている本である。

―商店街の電気屋との会話、
―いまどきの中学生とのすれ違い、
―店を閉じたコロッケ屋のうわさ、
―石川さゆり スーパーベスト、
―スーパーの試食コーナー、
―地デジ化の波、
―料理に手こずる、
―隣家の息子の悲しい末路、
―老人を見くびる婦人ボランティア。

''本当にどうでもいい、そんな日常。

真面目で一家言もつが、やたらと記憶が抜ける、身寄りのない72歳無職老人 益子徳一の思考がトレースされ、無意味な文学へと昇華される。

このオジイサンの、思っても口には出さない踏み込みの弱さが、物語を微笑ましく好感あるものにしているのだろう。
無駄に表現が上手かったり、口に出さない現代社会批判的な事が、何気に的を射ていたりするのが、また面白い。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.13
(1pt)

恐ろしくつまらない

72歳の老人・徳一は、つい最近「オジいサン」と呼ばれたことを思い出す。
翳んでゆく記憶を頼りに、その言葉の真意を捜しに往く。

老人ののんびりとした日常を淡々と描く意欲作。どういう意図で、それを362頁も書いたのだろう。
50頁を過ぎたところから読むのが苦痛になり、140頁読んだところで挫折した。
起承転結の「起」の部分が無い。だらだらとあらすじを読まされている気がしてならない。

ここのレビューを見ていると高評価をつける人もいるので、かなり嗜好が分かれる作品なのだろう。
amazonのレビュアーは50〜60歳が一番多いと聞いて疑問に思っていたが、本当にそうなのかもしれない。


オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.12
(5pt)

普通の独居老人の生活

京極夏彦の本を初めて読みましたが、とても面白かったです。独身で身寄りのない独居老人の生活が淡々と書かれているのですが、全く悲壮感はありません。ただ、何が面白いかと聞かれると、明確に答えることは出来ず、これは好みの問題なのだという気がします。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X
No.11
(5pt)

普通の独居老人の生活

京極夏彦の本を初めて読みましたが、とても面白かったです。独身で身寄りのない独居老人の生活が淡々と書かれているのですが、全く悲壮感はありません。ただ、何が面白いかと聞かれると、明確に答えることは出来ず、これは好みの問題なのだという気がします。
オジいサン Amazon書評・レビュー: オジいサンより
412004209X
No.10
(2pt)

う〜ん。。

京極堂シリーズの大ファンで全作最低3回は読んでますが…で、他のも結構読んでますが…。。
この作品の前は「厭な小説」を読みました。
が、「厭な小説」より厭な感じのもやもやした感じが…。
厭な小説は嫌ですが、ストーリー展開はあまり嫌ではありませんでした。
難しい漢字を…とのレビュウの方もいらっしゃいますが、そこは京極さん独特の物だと思うので全然気にならないというか、漢字1つに意味を深く持たせるのは他の京極作品を読んでいればごく自然なことだと思います。京極堂シリーズですとそこが良かったりするんですけどねぇ。
ただこの作品は、何もないだだっ広い平坦な荒野でまっすぐな道1本、終点見えず。。みたいな、大げさですが、底知れない恐怖にもにた雰囲気が感じられて。。こちらの方がまさしく「厭」なのではと思ってしまいました。
文庫版 オジいサン (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X