(短編集)

バイバイ、ブラックバード

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

バイバイ、ブラックバードの評価:

4.05/5点 レビュー 117件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全270件 241〜260 13/14ページ
No.30
(3pt)

伊坂氏にしては・・・

いまいち入りきれなかった印象です。
多分それは伊坂氏のセンスに私が追いついていないだけかも知れませんが、氏のほかの作品に比べるとどうしてもリピ回数が少ないです。
まず全体を通して強烈なインパクトで話の中心となるのは繭美という巨体の女性で、彼女のセリフにはかなりの癖があるのでこれについていけないと読み進めるのは苦痛だと思います。
主人公となる星野は、5股をかけていたどちらかというと気弱な男性。
星野は繭美に「あのバス」に乗らされてしまうことになり、それぞれ5人の女性に別れを告げていく短編風物語になっています。

読み返して見ても、氏の作品の中では突出して小難しい作品ですが、中には痛烈なユーモアと絶妙な比喩も混ざっていてその辺は楽しめました。

また、他の方も書いているように本の装丁が素晴らしく、カバーの素材の工夫やしおり代わりの紐、中身の模様など色々な点で綺麗だと思いました。


『バイバイ、ブラックバード』
伊坂氏のファンだったら買いでしょう。
買おうかどうか迷っている方は、『死神の精度』『チルドレン』といった短編集を読んでからこちらをご購入ください。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.29
(5pt)

いい作品

本作は6つの短編からなるものです。
最初はすごく怖かった彼女が、
なぜか途中から親しみを感じてしまいます。
ラストにも感銘を受けました。


バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.28
(3pt)

ヘタレ男がそんなにいいのかね

何でこんな情けない奴がそんなにモテるのだ。
 それに別れ方が、綺麗すぎる。もっとドロドロな別れのパターンもあってもよいのにな。

 どうしてこんな奴に引かれるのか、なんて思っていた繭美までもが惹かれてしまうってのは笑えた。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.27
(1pt)

つまらん、だからどうした。

なんだかなあ・・・
何が面白いんだい?
6篇とも全部、書き出しパターンを似せているだけ。
前半部の「嘘」のくだりも。
薄っぺらな内容には本の装丁のオシャレ感がイヤミを増大させる。
思考停止のまま、原稿の升目を埋めただけのような作品としか
言いようがない。「死神の精度」あたりまでは一応読めたんだがなあ・・・
おいおい、いいのかい、そんなに高い点数で?
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.26
(3pt)

期待が高すぎるんでしょうか?

まあまあ、だったと思います。
軽く笑わせてくれたり、ほんのり感動させてくれたり、悪くない部分もありました。
SOSの猿やモダンタイムスで感じたような残念さは持たなくて済みました。
しかし、死神の精度、で感じたような圧倒的なすごさも感じられませんでした。
深さを感じられなかった、というのが率直な感想です。
「最後にドンと来て欲しい」という期待を持ちながら読み進みましたが、期待ほどには来てくれませんでした。

バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.25
(5pt)

伊坂だ!

伊坂らしい人の書き方。。
また、文中でそれぞれ分析までしている。。 
人が好きなんだと思う。
読んでいると、どの人物も憎めなくなる。。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.24
(4pt)

こんな世界

こういう世界あるんだなぁ・・・
と感じてしまいます。
そうやって作る作品もあるんだ。。。
とも感じます。
世の中まだまだ未知にあふれてますね♪
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.23
(5pt)

古き良き伊坂の香り

借金で首が回らなくなり、「あのバス」に乗ることになった星野っち。
「あのバス」に乗るまでのお目付役の繭美と共に、5人の彼女たちにお別れを告げに行く。。。

テンポの良いストーリーとしゃれた会話。
最近の伊坂幸太郎に疑問を抱きつつ、読み続けてよかった。
こういう話を待っていた!

この本のヒロインは5人の彼女たちではなく、
180cm180kg、口が悪くて乱暴で、人の不幸が大好きな繭美。
最初は「何、この女?」と思うものの、所々かわいい。
最終章ではとてもかわいかった。
イメージはまさにマツコ・デラックス。

「星野っち」は私が一番気に入った彼女、ユミちゃんの呼び名。
幼稚園児 海斗くんもよかったなー。

電車やカフェで読んでると、噴き出すところもあるので要注意。
さぁ、かかれ!

バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.22
(4pt)

キックしすぎて、壊すなよ!

あまりにもタイムリーな、ブレイクタレントと
完全に一致するキャラである、繭美が主人公といっても
過言ではない、伊坂節作品。

白新高校の不知火、癌にかかってもガンバレ、
名刺切らしてます・・・。

相変わらず、うまさが突出している。

星野の設定も、決して悪人でもなく、
成り行きと、関わる人間に対する
愛情がかえって「本当の優しさ」と反比例
してしまうところがにくい。

そして、マツコ、いや繭美の存在感。

現実と一緒で、繭美の言ってることって、
物事の真実をど真ん中から突いていて、
爽快感この上なし。

確かに非現実的で、めちゃくちゃなのだが、
対人関係・大人の事情から、ここまで
は出来ない・言えないことを代弁してくれる
設定は、事なかれ主義の現代の病巣への
挑戦状かな。

終盤での、繭美本人の生い立ちや内心を
のぞかせつつ、星野へのある種の愛情を感じさせる
くだりも、物語に深みを与えている。

だからこそ、5股になってしまうほど、魅力的
な星野のキャラにもすんなり納得できる。

男って、イケメンでも金持ちでもなく、
本音でぶつかってくるやつがもてるのだ。

ただ、最後の終わり方、タイトルレビューの
気持になるし、その後をいろいろと
想像してワクワクするのだが、「あのバス」
の正体や星野が乗らなければいけない理由を
書いてもらわなきゃ、話の本筋がブレたまま
で消化不良だな。

オマージュである、太宰作品も未完だし、
伊坂氏なりの解釈で、話のキモを決めたって
問題ないし・・。

「スランバー」のように、言わずもがなの
背景なら、放置でも読者が勝手に補完する
だろうから、キックがどうなったかは放置
でも、納得できるキモが欲しかった。




バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.21
(5pt)

繭美のモデルはマツコ・デラックス?

2010年7月4日リリース。当初は双葉社の『ゆうびん小説』として短編一編を書き上げては50名の人に送り読んでもらうという企画から始まった。最終編のみ書き下ろし。それ以前に編集者から太宰の絶筆『グッド・バイ』の続きを書き上げませんか、といった投げかけから始まったらしい。ぼくは幸せにもサイン入り・落款入り初版を手に入れた。

読み出す前に『ブラックバード』とは誰をさすのか、あるいは何をさすのか予想してみた。ジャズ好きならすぐ浮かぶのはキース・ジャレットの『バイバイ、ブラックバード』だろう。これはマイルス・ディヴィスの追悼盤で『ブラックバード』はマイルスを指している。ロック好きならビートルズのホワイト・アルバムの『ブラック・バード』。これは『ゴールデン・スランバー』つながりから予想しうる。すでにこの段階から伊坂ワールドの魔術にかかっているのかもしれない。

で、そう言った予想を遙かに覆す展開でストーリーは進んでいく。どこか映画的である。何しろ繭美のキャラクタが強烈で、全編を支配している。映画的だが日本映画ではなくて、リュック・ベッソンが創りそうな映画だ。特にラストがそうだ。

読了後、伊坂幸太郎はスランプを脱したと感じた。かつての輝きを取り戻しつつあるようだ。まだもうちょっと本調子には時間がかかるかも知れないが試合は見事に作り上げる。そんなプロのピッチャーのような秀作である。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
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No.20
(4pt)

伊坂らしい作品、でもここから先が読みたい!!

前作ではないとは思いますが、前回読んだオー・ファーザーのお父さん4人設定の逆で、独身のしょうもない男が何故か5股もかける悪い?奴で、その割に本人はそれぞれ本気で付き合っていたという風変わりな設定。
そんな彼の自堕落な性格が災いしたか?なん日か後には、どこかへ連れ去られてしまう予定。それまであいだ、監視役の超ゴリラ級の性格最悪肥満女とつき合っていた女の所へ別れの挨拶に回る。その際の成り行きをストーリーに仕立てている。
私は正直このくだらない設定は、伊坂幸太郎らしくて好きです。ただこの作品には、ゴールデンスランバーやオーファーザーにあったようなスピード感がなく、話がこれから大きく展開し始める所で出版しているのが残念。まだ話は半分でしょ!?ちゃんと話が出来てから出版してほしいよなあ? ということで1点減点のランク4です!!
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.19
(3pt)

一編ずつ読むといいかも

とある事情から、人間関係を精算しなければいけなくなった。
だが、彼は5股をかけていた。

短編1本につき、ひとり相手との関係を清算する。
どろどろした感情は一切排除して、いつも通りの軽快な文章で物語は進む。

短編を1本読むだけなら楽しめるのだが、それを5回繰り返されるとさすがに飽きてくる。
主人公は飄々と淡々としている。いつものように、気が強い女に振り回される。
それが読みやすさに繋がっているのだろうが、5回繰り返されると少しイラつく。
軽薄というか、あまりに感情がなさすぎて違和感を感じました。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.18
(4pt)

あの人が頭の中を・・・・

ここ何作か伊坂幸太郎そんを「期待」すると?というような「作品」だったのと特定の人数に届けるという「作品」というのに
引かれ買いましたが繭美はどうしても「あの人」がイメージされて頭の中をぐるぐるというかドタドタ走り回ってしまう(笑)
さらっとした「作品」と思っていたら「女優」の章のラストでは何故か泣いている自分に驚き、ラストでは繭美と一緒にカウントしている自分がいた。
「あのバス」って一体なんなの?
本についている綴り紐は何故2本あるの?
色々と不思議だけど一番の不思議は5股をかけ、なおかつ一人に絞れない優柔不断な男「星野」にどんどん興味がわいてくるというのが不思議でした。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.17
(4pt)

さぁ、ご一緒に

祈りましょう。
かかれ!かかれ!かかれ!

読んだ時間も読んだ場所も異なる読者が合唱するようなお話です。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.16
(5pt)

伊坂幸太郎は全て読みました



最初に個人的ではありますが、言っておきます。
全作品の中で一番面白かったです。

カテゴリーに分類するなら短編集で、6話からなるお話です。

「あのバス」に連れて行かれるまでの2週間。
大事な5人の人にバイバイを告げにいく物語です。

理不尽な別れ、それでも女の人達はそれぞれ凝った反応を示します。
苦しく悲しいはずなのに無理やり笑って「バイバイ」を言う女の人達には何かグッとくるものがありましたが
それは涙を流すという行為ではなく、なんかジーンとくる行為に近くて、ここらへんは流石としか言いようがありません。

「何が楽しかったのですか?」「どこがよかったのですか?」と聞かれればおそらく答えられません。
でも、何かを答えようとします。でもそれが見つかりません。
それこそがこの物語の魅力であり面白さであると私は思ってます。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.15
(4pt)

さよならバードランド

連作短編形式で過去の作品でいうと「死神の精度」
に近いかな。

5股をかけてた主人公が訳あって彼女たちと別れてゆく、
まあそれだけの話なのだが、この主人公の「星野ちゃん」優しいんだよね。
優しい男が5股もかけるな、なんていわれると困るが、そこはそれ、
「星野ちゃんは間違っていない、間違っているのは世界のほうだ」的な。

星野ちゃんも困ったチャンだが彼女たちもそれぞれ問題を抱えてて、
別れ(させられ)たのに彼女たちの問題を解決しようとする「星野ちゃん」
いいね。1期の伊坂を髣髴させる。ホロリとさせてくれる良作でした。
特に4、アレはいいものだ。

作家なのでいろいろなスタイルを模索しなければいけないだろうけど
初期の張りまくった伏線を一気に回収するのもいいが、
伊坂幸太郎にはこのスタイルもよく似合う。
次回作も楽しみ。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.14
(5pt)

星野の性格には非常に好感がもてた

「あのバス」で連れて行かれる星野と、バスに乗せる役割を担っている破天荒な繭美が、バスに乗る前に女性たちにバイバイの挨拶をしにいく物語。
5人の女性と付き合っていたにも関わらず、星野の女性を想う誠実さがにじみ出ていた。どの女性も癖のある女性だが、嘘がなく自分の気持ちに正直な星野に惹かれるのもなんとなく分かるような気がした。5人目の女性が言っていたように、計算ができず全部に真面目で誰に対しても一生懸命な星野の性格には非常に好感がもてた。それとは対照的に、何を仕出かすか、どんなことを言い出すか分からない繭美のキャラクターも際立っており、繭美の言動にハラハラする星野の様子も楽しめた。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.13
(4pt)

主役は

繭美かな?自分が好きになるキャラクターでは決してないけれども振り返ると繭美の魅力たっぷりな小説になってしまっているような気がする。4話目の結末は気に入っており、安易な結末になってたらどうしようかという心配を吹き飛ばすものだった。楽しむ状況でないはずなのに那美子と一緒にニヤニヤしてしまった。いつまでも心に残る名作とは違うけど最後まで楽しめました。
ところで本についている紐はなぜ2本?「何で?何で?どうして?どうして?」
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.12
(4pt)

納得

ファンでもなんでもなくて、伊坂さんはこれで3冊目です。
この作家さんが人気あるのもわかるな、とあらためて思わせてくれる一冊でした。

文章は読点が多すぎてあまり上手とは言えず、連作短編になっていますが、どの話もそれほど驚きはなく、まあ、凡人でも思いつける範囲内なのですが、読み進めるうちに、だんだんとこの世界観が気に入ってきている自分がいます。

どこかいいかげんで、軟弱で、でも、徹底して人に優しい主人公と、マツコ・デラックスさんがさらに凶暴になったような大女、二人の会話も、それほど大きな笑いに繋がらないのですが、最初のうちは、ふーんという程度なのに、最後のほうでは、なんかいいなって気になってしまいます。要するに、二人のことがいつのまにか気に入ってしまっているんですね。そういうふうにさせてくれる作家こそが、次にまた読みたくなる作家さんなんだと思います、はい。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.11
(5pt)

心に残るストーリー

主人公星野は2週間後に「あのバス」に乗せられる予定で、
監視役の繭美同行のもと、5股交際していた女性たちに別れ話をしに行くお話。

女性たちのタイプや反応はそれぞれで、星野なりのけじめをつけていく。
だから、別れの話なんだけど、終わりの話ではない。始まるための話なんだ、と思った。

内容について、出てくるアレコレの部分を想像してしまう。読了後も、物語の続きを想像してしまう。
「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむためにによると、
“あれこれ思いめぐらせるのが面白い読書だと思う(By伊坂)”ということらしい。

登場人物のキャラクターに魅せられ、時に面白く、時に涙腺を刺激された、とても面白い小説でした。
自分はこれ、結構好きな本です。僕の大切な本になるかな。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950