(短編集)

バイバイ、ブラックバード

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

バイバイ、ブラックバードの評価:

4.05/5点 レビュー 117件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 1〜20 1/2ページ
No.35
(3pt)

5人の女性の造形・設定を描き分ける。平たく言えば五股の話!? |『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎

太宰治の「グッドバイ」へのオマージュとして書き始められたという本作。
私、当該作品も読んだこともありません。そして本作、「ゆうびん小説」として一話ずつ抽選で読者に送ったということ。これまた風変りな仕掛けをこさえたものです。

でねえ、本作の話ってのが五股の話。五股ですよ五股!
ただ伊坂氏が言うところによると、本作は恋愛小説ではない、とのことでした。ここが難しいところですよね。五名も素敵な女性が出てきて、自然と素敵な女性たちを想像してしまいますよねぇ。もう五人分、タレントを頭のなかに思い浮かべてしまいます笑

だけれども恋愛小説ではないのです。だから、ここはあらぬ妄想をぐっとこらえて、真面目過ぎる星野一彦(主人公)と五人の女性の異なる個性が描き分けられる、ということを再認識するべきなのでしょう。

・・・
評価が難しいのは、分かれ話をしに行く一彦の一連のアクションではないでしょうか。

<あのバス>に連れていかれる前の、最後の願いとしてお付き合いしている女性たちにお別れの挨拶をしに行くわけです。つまりもう二度とこの女性たちには会えない。その中で、別れの挨拶をする、五股の事実を突きつける、そして挙句の果てに彼女らの将来を気にしたり、健康を案じたり、何かちょっとでも良いことをしようとする。

その心遣い?を「やさしさ」と捉えることもできますが、やはり「てかそもそも五股とかしていなければこんな悲劇おこらなくね?」みたいなそもそも論になりそうです。

繰り返し申し上げますが、本作、恋愛小説ではないそうです笑。
女性の描き分けと彼女らとの洒脱な会話、そして現実離れした設定こそが醍醐味ではあるのですが、楽しむことに集中できずに、五股の件を突っ込む方が多くありそうな気がしました笑

・・・
他方、一彦を<あのバス>に載せるまでの監視役として登場する繭美。
彼女は、私の想像だと常にテンションの高い口汚いマツコ・デラックスみたいな方です。この繭美と一彦、シュールで乱暴・そして洒脱な、なんとも味のある会話を繰り返していました。

ただ読み続けると、最後は少し繭美も「丸くなった」みたいな感じになる気がしました。徐々に一彦のリクエストに答えるようになっていってませんか? この変化を、一彦の人間的魅力、と捉えることもできましょうし、また繭美も含めて、人の相互作用をいう事も出来ましょう。
いずれにせよ会話にリズム感があり、ギャグも私好みで楽しかったです。

・・・
そして、散々繭美へ期待を持たせつつ、結局一彦は<あのバス>に乗せられて行ってしまい、物語は終わります。結局<あのバス>が何かも分からず、一彦がどうなるかも分からずに終わる。

物語の終わりを読者に託すという決着のつけ方、終わりを限定しない、という、広く地平が広がっていく所がいかにも伊坂氏らしいなあと感じました。

・・・
ということで、今回も少しテイストの異なる、風変りな作品でした。

元ネタになっている太宰治の作品「グッドバイ」も読んでみたくなりました。

WOWOWでドラマ化もされているようですが、好きな方は見てみてよ良いのかもしれませんね。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.34
(3pt)

5人の女性の造形・設定を描き分ける。平たく言えば五股の話!? |『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎

太宰治の「グッドバイ」へのオマージュとして書き始められたという本作。
私、当該作品も読んだこともありません。そして本作、「ゆうびん小説」として一話ずつ抽選で読者に送ったということ。これまた風変りな仕掛けをこさえたものです。

でねえ、本作の話ってのが五股の話。五股ですよ五股!
ただ伊坂氏が言うところによると、本作は恋愛小説ではない、とのことでした。ここが難しいところですよね。五名も素敵な女性が出てきて、自然と素敵な女性たちを想像してしまいますよねぇ。もう五人分、タレントを頭のなかに思い浮かべてしまいます笑

だけれども恋愛小説ではないのです。だから、ここはあらぬ妄想をぐっとこらえて、真面目過ぎる星野一彦(主人公)と五人の女性の異なる個性が描き分けられる、ということを再認識するべきなのでしょう。

・・・
評価が難しいのは、分かれ話をしに行く一彦の一連のアクションではないでしょうか。

<あのバス>に連れていかれる前の、最後の願いとしてお付き合いしている女性たちにお別れの挨拶をしに行くわけです。つまりもう二度とこの女性たちには会えない。その中で、別れの挨拶をする、五股の事実を突きつける、そして挙句の果てに彼女らの将来を気にしたり、健康を案じたり、何かちょっとでも良いことをしようとする。

その心遣い?を「やさしさ」と捉えることもできますが、やはり「てかそもそも五股とかしていなければこんな悲劇おこらなくね?」みたいなそもそも論になりそうです。

繰り返し申し上げますが、本作、恋愛小説ではないそうです笑。
女性の描き分けと彼女らとの洒脱な会話、そして現実離れした設定こそが醍醐味ではあるのですが、楽しむことに集中できずに、五股の件を突っ込む方が多くありそうな気がしました笑

・・・
他方、一彦を<あのバス>に載せるまでの監視役として登場する繭美。
彼女は、私の想像だと常にテンションの高い口汚いマツコ・デラックスみたいな方です。この繭美と一彦、シュールで乱暴・そして洒脱な、なんとも味のある会話を繰り返していました。

ただ読み続けると、最後は少し繭美も「丸くなった」みたいな感じになる気がしました。徐々に一彦のリクエストに答えるようになっていってませんか? この変化を、一彦の人間的魅力、と捉えることもできましょうし、また繭美も含めて、人の相互作用をいう事も出来ましょう。
いずれにせよ会話にリズム感があり、ギャグも私好みで楽しかったです。

・・・
そして、散々繭美へ期待を持たせつつ、結局一彦は<あのバス>に乗せられて行ってしまい、物語は終わります。結局<あのバス>が何かも分からず、一彦がどうなるかも分からずに終わる。

物語の終わりを読者に託すという決着のつけ方、終わりを限定しない、という、広く地平が広がっていく所がいかにも伊坂氏らしいなあと感じました。

・・・
ということで、今回も少しテイストの異なる、風変りな作品でした。

元ネタになっている太宰治の作品「グッドバイ」も読んでみたくなりました。

WOWOWでドラマ化もされているようですが、好きな方は見てみてよ良いのかもしれませんね。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.33
(3pt)

5人の女性の造形・設定を描き分ける。平たく言えば五股の話!? |『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎

太宰治の「グッドバイ」へのオマージュとして書き始められたという本作。
私、当該作品も読んだこともありません。そして本作、「ゆうびん小説」として一話ずつ抽選で読者に送ったということ。これまた風変りな仕掛けをこさえたものです。

でねえ、本作の話ってのが五股の話。五股ですよ五股!
ただ伊坂氏が言うところによると、本作は恋愛小説ではない、とのことでした。ここが難しいところですよね。五名も素敵な女性が出てきて、自然と素敵な女性たちを想像してしまいますよねぇ。もう五人分、タレントを頭のなかに思い浮かべてしまいます笑

だけれども恋愛小説ではないのです。だから、ここはあらぬ妄想をぐっとこらえて、真面目過ぎる星野一彦(主人公)と五人の女性の異なる個性が描き分けられる、ということを再認識するべきなのでしょう。

・・・
評価が難しいのは、分かれ話をしに行く一彦の一連のアクションではないでしょうか。

<あのバス>に連れていかれる前の、最後の願いとしてお付き合いしている女性たちにお別れの挨拶をしに行くわけです。つまりもう二度とこの女性たちには会えない。その中で、別れの挨拶をする、五股の事実を突きつける、そして挙句の果てに彼女らの将来を気にしたり、健康を案じたり、何かちょっとでも良いことをしようとする。

その心遣い?を「やさしさ」と捉えることもできますが、やはり「てかそもそも五股とかしていなければこんな悲劇おこらなくね?」みたいなそもそも論になりそうです。

繰り返し申し上げますが、本作、恋愛小説ではないそうです笑。
女性の描き分けと彼女らとの洒脱な会話、そして現実離れした設定こそが醍醐味ではあるのですが、楽しむことに集中できずに、五股の件を突っ込む方が多くありそうな気がしました笑

・・・
他方、一彦を<あのバス>に載せるまでの監視役として登場する繭美。
彼女は、私の想像だと常にテンションの高い口汚いマツコ・デラックスみたいな方です。この繭美と一彦、シュールで乱暴・そして洒脱な、なんとも味のある会話を繰り返していました。

ただ読み続けると、最後は少し繭美も「丸くなった」みたいな感じになる気がしました。徐々に一彦のリクエストに答えるようになっていってませんか? この変化を、一彦の人間的魅力、と捉えることもできましょうし、また繭美も含めて、人の相互作用をいう事も出来ましょう。
いずれにせよ会話にリズム感があり、ギャグも私好みで楽しかったです。

・・・
そして、散々繭美へ期待を持たせつつ、結局一彦は<あのバス>に乗せられて行ってしまい、物語は終わります。結局<あのバス>が何かも分からず、一彦がどうなるかも分からずに終わる。

物語の終わりを読者に託すという決着のつけ方、終わりを限定しない、という、広く地平が広がっていく所がいかにも伊坂氏らしいなあと感じました。

・・・
ということで、今回も少しテイストの異なる、風変りな作品でした。

元ネタになっている太宰治の作品「グッドバイ」も読んでみたくなりました。

WOWOWでドラマ化もされているようですが、好きな方は見てみてよ良いのかもしれませんね。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.32
(3pt)

今回の伊坂ワールドは理解できなかった。

奇想天外なストーリーと、回収型の構成が楽しい伊坂ワールドが好きですが、今回は回収もなく、意味もわからず終わってしまった。
「読者の想像にお任せする」にしては雑過ぎる。
そもそも、別れる彼女へ脈絡ない理由を告げる。事自体、気持ちが悪いなぁと思いながら読み続けましたが、それはこの後によっぽどの回収があるのだろうとの期待から。
しかし、気持ち悪さを5回も繰り返され、終わってしまった。
繭美が拉致された辺りで、「おっ」とうとう来たな。と思ったも、それ以上発展せず終了。
総じてレビュー点数が高いので、私が少数派なのはわかりますが、私は今回は合いませんでした。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.31
(3pt)

今回の伊坂ワールドは理解できなかった。

奇想天外なストーリーと、回収型の構成が楽しい伊坂ワールドが好きですが、今回は回収もなく、意味もわからず終わってしまった。
「読者の想像にお任せする」にしては雑過ぎる。
そもそも、別れる彼女へ脈絡ない理由を告げる。事自体、気持ちが悪いなぁと思いながら読み続けましたが、それはこの後によっぽどの回収があるのだろうとの期待から。
しかし、気持ち悪さを5回も繰り返され、終わってしまった。
繭美が拉致された辺りで、「おっ」とうとう来たな。と思ったも、それ以上発展せず終了。
総じてレビュー点数が高いので、私が少数派なのはわかりますが、私は今回は合いませんでした。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.30
(3pt)

今回の伊坂ワールドは理解できなかった。

奇想天外なストーリーと、回収型の構成が楽しい伊坂ワールドが好きですが、今回は回収もなく、意味もわからず終わってしまった。
「読者の想像にお任せする」にしては雑過ぎる。
そもそも、別れる彼女へ脈絡ない理由を告げる。事自体、気持ちが悪いなぁと思いながら読み続けましたが、それはこの後によっぽどの回収があるのだろうとの期待から。
しかし、気持ち悪さを5回も繰り返され、終わってしまった。
繭美が拉致された辺りで、「おっ」とうとう来たな。と思ったも、それ以上発展せず終了。
総じてレビュー点数が高いので、私が少数派なのはわかりますが、私は今回は合いませんでした。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.29
(3pt)

伊坂さんはここからはじめました。

遅ればせながら、伊坂さんの作品をここから入りましたが、淡々としながら飽きない展開で面白かかったです。
つい、ここからたくさんの伊坂さんの本を読むことになってしまいました。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.28
(3pt)

伊坂さんはここからはじめました。

遅ればせながら、伊坂さんの作品をここから入りましたが、淡々としながら飽きない展開で面白かかったです。
つい、ここからたくさんの伊坂さんの本を読むことになってしまいました。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.27
(3pt)

伊坂さんはここからはじめました。

遅ればせながら、伊坂さんの作品をここから入りましたが、淡々としながら飽きない展開で面白かかったです。
つい、ここからたくさんの伊坂さんの本を読むことになってしまいました。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.26
(3pt)

少し私には難解であった。

すごく太った女性に付き添わて、数人の女性と別れ話をするのだが、最後まで太った女性の正体はわからず仕舞いであった。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.25
(3pt)

少し私には難解であった。

すごく太った女性に付き添わて、数人の女性と別れ話をするのだが、最後まで太った女性の正体はわからず仕舞いであった。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.24
(3pt)

少し私には難解であった。

すごく太った女性に付き添わて、数人の女性と別れ話をするのだが、最後まで太った女性の正体はわからず仕舞いであった。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.23
(3pt)

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説

主人公星野は、とある組織に、とあるバスで、とある場所に連れ去られる。
その使者として来た繭美と一緒に、
連れ去られる前に5人の恋人達に別れを告げ始める・・・

使者繭美の、組織の正体は?そして、行きつく結末は?

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説。
終わり方はおそらく読者の求めるものではない。
しかし、それも含めての伊坂作品。久しぶりに楽しみました。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.22
(3pt)

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説

主人公星野は、とある組織に、とあるバスで、とある場所に連れ去られる。
その使者として来た繭美と一緒に、
連れ去られる前に5人の恋人達に別れを告げ始める・・・

使者繭美の、組織の正体は?そして、行きつく結末は?

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説。
終わり方はおそらく読者の求めるものではない。
しかし、それも含めての伊坂作品。久しぶりに楽しみました。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.21
(3pt)

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説

主人公星野は、とある組織に、とあるバスで、とある場所に連れ去られる。
その使者として来た繭美と一緒に、
連れ去られる前に5人の恋人達に別れを告げ始める・・・

使者繭美の、組織の正体は?そして、行きつく結末は?

良くも悪くも伊坂作品らしい連作短編小説。
終わり方はおそらく読者の求めるものではない。
しかし、それも含めての伊坂作品。久しぶりに楽しみました。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.20
(3pt)

ファンの皆さんは許すでしょうが・・・

残り20ページあたりからイヤな予感がしてきました。
そしてそれは全て読み終えた時に的中しました。
「ああ、ゴールデンスランバーと一緒だ」これが私の第一印象です。
結局この作品も「あのバス」とは何か? 「太った女の属する組織」の正体は?
というような物語の根幹、つまりミステリーでいうところの肝となる部分を放棄
してしまっています。
勿論結末を読者の想像に委ねる手法もアリです。しかそれはラストで太った女が
必死でスターターをキックして、その後どうなったかという部分では許されます。
しかし上記の「?」の部分について記述しないのは、小説として非常に不誠実だ
と言わざるを得ません。
あの「ゴールデンスランバー」とて、絶賛している方の多くは著者の固定ファン
であり、普通の読者が読んだ場合は、「それはないだろ!」という意見が多数な
んですね。
まあこれから伊坂作品を読む場合は、この事を覚悟しておく必要がありますね。
内容やキャラは超絶だっただけにその部分が残念です。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.19
(3pt)

ファンの皆さんは許すでしょうが・・・

残り20ページあたりからイヤな予感がしてきました。
そしてそれは全て読み終えた時に的中しました。
「ああ、ゴールデンスランバーと一緒だ」これが私の第一印象です。
結局この作品も「あのバス」とは何か? 「太った女の属する組織」の正体は?
というような物語の根幹、つまりミステリーでいうところの肝となる部分を放棄
してしまっています。
勿論結末を読者の想像に委ねる手法もアリです。しかそれはラストで太った女が
必死でスターターをキックして、その後どうなったかという部分では許されます。
しかし上記の「?」の部分について記述しないのは、小説として非常に不誠実だ
と言わざるを得ません。
あの「ゴールデンスランバー」とて、絶賛している方の多くは著者の固定ファン
であり、普通の読者が読んだ場合は、「それはないだろ!」という意見が多数な
んですね。
まあこれから伊坂作品を読む場合は、この事を覚悟しておく必要がありますね。
内容やキャラは超絶だっただけにその部分が残念です。
バイバイ、ブラックバード Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバードより
4575236950
No.18
(3pt)

ファンの皆さんは許すでしょうが・・・

残り20ページあたりからイヤな予感がしてきました。
そしてそれは全て読み終えた時に的中しました。
「ああ、ゴールデンスランバーと一緒だ」これが私の第一印象です。
結局この作品も「あのバス」とは何か? 「太った女の属する組織」の正体は?
というような物語の根幹、つまりミステリーでいうところの肝となる部分を放棄
してしまっています。
勿論結末を読者の想像に委ねる手法もアリです。しかそれはラストで太った女が
必死でスターターをキックして、その後どうなったかという部分では許されます。
しかし上記の「?」の部分について記述しないのは、小説として非常に不誠実だ
と言わざるを得ません。
あの「ゴールデンスランバー」とて、絶賛している方の多くは著者の固定ファン
であり、普通の読者が読んだ場合は、「それはないだろ!」という意見が多数な
んですね。
まあこれから伊坂作品を読む場合は、この事を覚悟しておく必要がありますね。
内容やキャラは超絶だっただけにその部分が残念です。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655
No.17
(3pt)

<あのバス>の存在を気にしなければ、充分楽しめる作品

伊坂氏の作品の中でも最も自由奔放に綴られた物ではないか。テーマはいつも通りで、人生を歩んで行く上での無私の優しさや思い遣りの大切さを扱っているが、今回の設定はいつにも増して奇抜。繭美のキャラクター設定や繭美と主人公との間で交わされる言葉のギャグには(特に前半)声を出して笑わされた。「フレンチ・コネクション」、「ドカベン」、「キャッツ・アイ」、「13日の金曜日」、「銀河鉄道999」等の多くのネタ元がある点も特徴的で微笑ましい。

しかし、全体の出来としてはどうであろうか ? 各5編が別々に発表されたという事もあって、各編はそれなりに纏まっている(特に第5話の出来が良い)のだが、それらを繋ぐ筈の<あのバス>に関しては不満が残る。本作を読み進めている方にとって、<あのバス>とは一体何で、その目的地は何処なのかを知りたいと思って頁を繰っていると思う。それを、結局は読者の想像力に任せる(あるいは5つの物語を紡ぐための単なるダシとする)のはエンターテイメント作品としては如何なものであろうか。

そして、<あのバス>に関する秘密を明かさないのなら、最終の第6話を(書き下ろしで)加えた意味が理解出来ない。表裏一体ではあるが、「繭美=主人公」である事は最初から分っている事なので、ワザワザ書く必要性があったとは思えない。元々、<あのバス>の存在を気にせず、各編を気楽に味わって貰えれば良いとの趣旨だったのだろうと思う。その意味では、充分楽しめる作品に仕上がっていると言って良いのではないか。
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)より
4575524484
No.16
(3pt)

<あのバス>の存在を気にしなければ、充分楽しめる作品

伊坂氏の作品の中でも最も自由奔放に綴られた物ではないか。テーマはいつも通りで、人生を歩んで行く上での無私の優しさや思い遣りの大切さを扱っているが、今回の設定はいつにも増して奇抜。繭美のキャラクター設定や繭美と主人公との間で交わされる言葉のギャグには(特に前半)声を出して笑わされた。「フレンチ・コネクション」、「ドカベン」、「キャッツ・アイ」、「13日の金曜日」、「銀河鉄道999」等の多くのネタ元がある点も特徴的で微笑ましい。

しかし、全体の出来としてはどうであろうか ? 各5編が別々に発表されたという事もあって、各編はそれなりに纏まっている(特に第5話の出来が良い)のだが、それらを繋ぐ筈の<あのバス>に関しては不満が残る。本作を読み進めている方にとって、<あのバス>とは一体何で、その目的地は何処なのかを知りたいと思って頁を繰っていると思う。それを、結局は読者の想像力に任せる(あるいは5つの物語を紡ぐための単なるダシとする)のはエンターテイメント作品としては如何なものであろうか。

そして、<あのバス>に関する秘密を明かさないのなら、最終の第6話を(書き下ろしで)加えた意味が理解出来ない。表裏一体ではあるが、「繭美=主人公」である事は最初から分っている事なので、ワザワザ書く必要性があったとは思えない。元々、<あのバス>の存在を気にせず、各編を気楽に味わって貰えれば良いとの趣旨だったのだろうと思う。その意味では、充分楽しめる作品に仕上がっていると言って良いのではないか。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)より
4575515655