(短編集)

20世紀の幽霊たち

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評判

20世紀の幽霊たちの評価:

3.95/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(3pt)

ホラー色は薄い

スティーブンキングの次男とのことで、ホラー作品が多く収録されていると思い読んだが、実際はホラー色は薄く、親子や兄弟について描かれている作品が多いように感じられた。
1、年間ホラー傑作選(ホラー小説の編者が応募作の作者に会いに行き恐ろしい体験をする)
2、20世紀の幽霊(映画館に現れる女の幽霊と主人公の出会いを描いた話)
3、ポップアート(風船人間との交流を描いた話)
4、蝗の歌をきくがよい(朝目覚めたらいきなり虫になってしまった少年の話)
5、アブラハムの息子たち(ある秘密をもった父親と兄弟を描いた話)
6、うちよりここのほうが(野球選手の父親と息子の交流を描いた話)
7、黒電話(太った男に監禁されてしまった少年の話)
8、挟殺(ビデオ店に勤める少年が家に帰る途中にある事件にかかわってしまう話)
9、マント(空に浮くことのできる布を手にした少年の話)
10、末期の吐息(人間の最期の吐息を収めた博物館に訪れた家族の話)
11、死樹(木の幽霊の話)
12、寡婦の朝食(放浪者が婦人の家で朝食を振舞われる話)
13、ボビーコンロイ、死者の国より帰る(ゾンビ映画のエキストラの主人公と昔の彼女との交流を描いた話)
14、おとうさんの仮面(少年が家族と出かけた湖のコテージで不思議な体験をする話)
15、自発的入院(弟の作った段ボールの要塞に迷い込んだ不思議を描いた話)
16、救われし者(父親が遠く離れた娘に会いに行く話)
短編小説の為、詳しく書けないが大雑把にストーリーを書くと上記のようになる。
ミステリー小説ではない為、謎が明らかになったり、結末がはっきり描かれているわけではない。また、内容的にはホラー色も薄いので、主人公が不思議な体験をする短編集として読むのが良いと思う。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.2
(4pt)

600ページを超えるが読み応え十分。秋の夜長にどうぞ。

刊行以来、じわじわとその評判が伝わっている今作、一読したが、じわじわなんてもんじゃない。早急にこの面白さを誰彼となく伝えたくなる傑作だ(笑)。
これは、18篇の短編からなる魅惑的な逸品。身も毛もよだつホラー、悪夢と甘美の薫りが融合する幻想、あまりに奇妙で抒情的な友情、カフカ的なしかしこちらはグロテスクでピカレスクな奇談、、、一編一編のクオリティが高いものが多くて、凄いお値打ち感。それだけに、一気に読み続けると、かなりコアで濃厚なエピソードが多く、翻訳小説特有の言い回しのまわりくどさもあって、どっと疲労感に襲われる。1日2編程度のペースで読み進めるのが健康的か(笑)。9日間に渡って幸福なひとときを過ごせるしね。
レイ・ブラッドベリ、スティーブン・キング、ロアルド・ダールら、かって読み耽った作家たちのアンソロジーの断片が甦ってくる。
誰彼となく、との表現を使ったが、この種のジャンルが苦手な方も居るので、評価は★4つとしたが、ハマル人には堪えられない1冊。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.1
(4pt)

完成形ではないですよ

完璧と称する書評などありますが、もちろん完璧ではありません。作品間の質のばらつきは見られます。しかし、「ポップアート」などの複数の作品は大多数の作家には逆立ちしても出せないクオリティーを持ちます。恐ろしくなるような才能が垣間見られるのは間違いない。訳のせいかもしれませんが、喚起されるノスタルジアやユーモアのセンスは父親に似た雰囲気があります。

この本はこれでいいと思いますよ。今後の要注意人物として登録します。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348