■スポンサードリンク


砂楼に登りし者たち



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)

砂楼に登りし者たちの評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

凄惨なトリック

時代設定のせいもあるのでしょうが、トリックがかなり凄惨です…。
謎が解けても、爽快感と言うより「これだけの犠牲を出してここまでするか…」という気持ちになってしまいます。

作品そのものはとてもよくできていると思います。
でも、私には読んでてつらい本でした…。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.7:
(2pt)

凄惨なトリック

時代設定のせいもあるのでしょうが、トリックがかなり凄惨です…。
謎が解けても、爽快感と言うより「これだけの犠牲を出してここまでするか…」という気持ちになってしまいます。

作品そのものはとてもよくできていると思います。
でも、私には読んでてつらい本でした…。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.6:
(4pt)

表紙の装丁のせいかな?

諸国を放浪する名医の残夢が、後に時代に名を残していくことになる武将たちの関わった事件を、弟子とともに解決していく。あまり日本の歴史ミステリーの小説っぽくなくて、半分くらいファンタジーを読んでいるような雰囲気でした。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.5:
(4pt)

表紙の装丁のせいかな?

諸国を放浪する名医の残夢が、後に時代に名を残していくことになる武将たちの関わった事件を、弟子とともに解決していく。あまり日本の歴史ミステリーの小説っぽくなくて、半分くらいファンタジーを読んでいるような雰囲気でした。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.4:
(4pt)

密殺講義

いやがおうにも古き良きディスクン・カーを想起してしまう好作(フェル爺かH・M爺は「ふぉっ!ふぉっ!ふぉっ!」って笑ったっけかな)。ばかりでなく、偉大なる歴史小説家たちへのオマージュとしても構想されている。山田風太郎パスティーシュとしての味わいをも持つ第三話などは、物語の内的リアリティ(のコード)と不可能犯罪のトリック解明の間に明らかに齟齬があるのだが、これは確信犯だろう。
 現代社会から時空を離れ、その物語を時代・歴史小説的枠組みで演出するのは、探偵小説にしても冒険小説・ハードボイルドにしても、その意図する部分においては変わらない。登場人物のモチベーションに、現代人のそれとの位相差を仕掛けることが出来る。これを物語の喚起力とするわけである。本作も不可能犯罪トリックの動機に時代的、というより、物語のコードにかなった内実が設定されている。本作が伝奇小説としての射程をも収めているゆえんだけれど、「本能寺の変」の原因を織田信長のパーソナリティに還元して、それでもしっくりしてしまうのは、信長が本質的に日本共同体とは別のコードで動いていたからか。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.3:
(4pt)

密殺講義

いやがおうにも古き良きディスクン・カーを想起してしまう好作(フェル爺かH・M爺は「ふぉっ!ふぉっ!ふぉっ!」って笑ったっけかな)。ばかりでなく、偉大なる歴史小説家たちへのオマージュとしても構想されている。山田風太郎パスティーシュとしての味わいをも持つ第三話などは、物語の内的リアリティ(のコード)と不可能犯罪のトリック解明の間に明らかに齟齬があるのだが、これは確信犯だろう。
 現代社会から時空を離れ、その物語を時代・歴史小説的枠組みで演出するのは、探偵小説にしても冒険小説・ハードボイルドにしても、その意図する部分においては変わらない。登場人物のモチベーションに、現代人のそれとの位相差を仕掛けることが出来る。これを物語の喚起力とするわけである。本作も不可能犯罪トリックの動機に時代的、というより、物語のコードにかなった内実が設定されている。本作が伝奇小説としての射程をも収めているゆえんだけれど、「本能寺の変」の原因を織田信長のパーソナリティに還元して、それでもしっくりしてしまうのは、信長が本質的に日本共同体とは別のコードで動いていたからか。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.2:
(4pt)

歴史小説とミステリーの融合

時は戦国の世だ。
山本勘介が武田家に仕える前に、諏訪の地にいた。そこの諏訪王姫は大きな力を持っていたが、一つの伝説があった。
「諏訪王姫は誇り高き姫にて、自らの老いた姿や、その屍を余人に見せたことが無く、死の前には忽然と消えていく」ということだ。そして、戦いの中で、諏訪王姫は消えた。勘介はそれを見た。
勘介が目撃した謎を明かしたのは、旅の老医者である残夢であった・・・
そして、残夢は後の斉藤道三、織田信長などの謎も解き明かしていくのだ。歴史小説とミステリーをつなげた作品集である。
斉藤道三は二人いた、というのは近年の歴史研究による話らしい。(これはミステリー部分ではない。)
油売りの庄五郎が大名に上り詰める、というのは国盗り物語などで有名ではあるのだが、道三は親子で上り詰めた、という設定は初耳だった。あと、最終話の設定も面白い。そういう考えもありうるな、と思えた。全体的に、よくまとまって面白い話だと思う。
ただし、トリックについては、うまくできている、というものと、これはちょっと・・・というものが混じっている。
まあ、作者がおそれていた、歴史小説とトリックのどちらも中途半端、ということはない。実質的なデビュー作だという。今後を期待したいと思う。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134
No.1:
(4pt)

歴史小説とミステリーの融合

時は戦国の世だ。
山本勘介が武田家に仕える前に、諏訪の地にいた。そこの諏訪王姫は大きな力を持っていたが、一つの伝説があった。
「諏訪王姫は誇り高き姫にて、自らの老いた姿や、その屍を余人に見せたことが無く、死の前には忽然と消えていく」ということだ。
そして、戦いの中で、諏訪王姫は消えた。勘介はそれを見た。
勘介が目撃した謎を明かしたのは、旅の老医者である残夢であった・・・
そして、残夢は後の斉藤道三、織田信長などの謎も解き明かしていくのだ。
歴史小説とミステリーをつなげた作品集である。
斉藤道三は二人いた、というのは近年の歴史研究による話らしい。(これはミステリー部分ではない。)
油売りの庄五郎が大名に上り詰める、というのは国盗り物語などで有名ではあるのだが、道三は親子で上り詰めた、という設定は初耳だった。
あと、最終話の設定も面白い。そういう考えもありうるな、と思えた。
全体的に、よくまとまって面白い話だと思う。
ただし、トリックについては、うまくできている、というものと、これはちょっと・・・というものが混じっている。
まあ、作者がおそれていた、歴史小説とトリックのどちらも中途半端、ということはない。
実質的なデビュー作だという。今後を期待したいと思う。
砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:砂楼に登りし者たち (ミステリ・フロンティア)より
4488017134

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!