中原の虹

評判

中原の虹の評価:

4.35/5点 レビュー 128件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全164件 41〜60 3/9ページ
No.124
(4pt)

面白いし軽妙な文章で読み易いが、読めない漢字がけっこう多い

中国近代ものは変化に富んでいて面白い。ご存知の通り、蒼穹の昴の続編で張作霖を主人公にした小説。この時代は西太后から光緒帝、孫文、袁世凱、張作霖、溥儀、孫文と続いて、小説でなくとも非常に興味が湧く。小説であるが故、内容すべてが事実かどうかは別として、上述の人物が年号を覚えなくても同じ時代を生きたことがよく分かるし忘れない。個人的意見だが、それにしても日本とはスケールが違いすぎると思う。星を4とした理由は、蒼穹の昴のように登場人物のメモを付けて欲しかったこと。
中原の虹 第一巻 Amazon書評・レビュー: 中原の虹 第一巻より
4062136066
No.123
(4pt)

面白いし軽妙な文章で読み易いが、読めない漢字がけっこう多い

中国近代ものは変化に富んでいて面白い。ご存知の通り、蒼穹の昴の続編で張作霖を主人公にした小説。この時代は西太后から光緒帝、孫文、袁世凱、張作霖、溥儀、孫文と続いて、小説でなくとも非常に興味が湧く。小説であるが故、内容すべてが事実かどうかは別として、上述の人物が年号を覚えなくても同じ時代を生きたことがよく分かるし忘れない。個人的意見だが、それにしても日本とはスケールが違いすぎると思う。星を4とした理由は、蒼穹の昴のように登場人物のメモを付けて欲しかったこと。
中原の虹 (1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.122
(4pt)

装幀

栞ひもがあると良かった。
中原の虹 (4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.121
(5pt)

清朝はこんなに面白い時代だったのか!

〇4巻まとめてコメントする。娯楽的な歴史冒険小説。主役は西太后と張作霖。浅田が前提としている事実はこうだ(真実かどうかはわからない)。第一に、西太后は稀代の悪女ではなく、高い志をもった政治化であった。行政実務と政治に力をふるって力を失った(皇帝となった夫、息子が無能)清王朝の命脈を50年永らえさせた。第二に、四億の中国の民を列強の支配から守るため、自身が悪役に徹することにより国内勢力による革命の対象となり、結果的に中国人による統治を継続させようとした。
〇これに対して、張作霖は稀代の英雄として描かれる。自身の野望や野心はなく、貧しさに苦しむ四億の人々を救うために、あえて本拠地の満州から中原に進出しようとした。
〇実際の西太后と張作霖がこのような人物であったかどうかはわからない(確実に、全然違っているのではないかと思う。そうでなけれは面白すぎる)。そうは思いながらも、これまでほとんど興味がなかった清王朝について、少なくともその末期は面白そうだと考え始めている。歴史小説の面白さであり危うさである。
中原の虹 第一巻 Amazon書評・レビュー: 中原の虹 第一巻より
4062136066
No.120
(5pt)

清朝はこんなに面白い時代だったのか!

〇4巻まとめてコメントする。娯楽的な歴史冒険小説。主役は西太后と張作霖。浅田が前提としている事実はこうだ(真実かどうかはわからない)。第一に、西太后は稀代の悪女ではなく、高い志をもった政治化であった。行政実務と政治に力をふるって力を失った(皇帝となった夫、息子が無能)清王朝の命脈を50年永らえさせた。第二に、四億の中国の民を列強の支配から守るため、自身が悪役に徹することにより国内勢力による革命の対象となり、結果的に中国人による統治を継続させようとした。
〇これに対して、張作霖は稀代の英雄として描かれる。自身の野望や野心はなく、貧しさに苦しむ四億の人々を救うために、あえて本拠地の満州から中原に進出しようとした。
〇実際の西太后と張作霖がこのような人物であったかどうかはわからない(確実に、全然違っているのではないかと思う。そうでなけれは面白すぎる)。そうは思いながらも、これまでほとんど興味がなかった清王朝について、少なくともその末期は面白そうだと考え始めている。歴史小説の面白さであり危うさである。
中原の虹 (1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.119
(2pt)

ナルちゃん?

著者本人の写真がやたらと多い。
たとえ著者のファンであったとしても、そんなにこの著者を見たい人がいるだろうか?
もっと、宮殿内部や歴史上の人物の写真が見たかった。
浅田次郎とめぐる中国の旅 『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』の世界 Amazon書評・レビュー: 浅田次郎とめぐる中国の旅 『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』の世界より
4062148420
No.118
(4pt)

歴史は「素材」時代は活写

西太后・孫文の見方については一石を投じている。人や事件についての史実と歴史的意味とは別物として読むべきだろう。そのうえで読むならば、筆力ある作家のさすがの作品である。時代の空気や人の思いについては生き生きと描かれており、面白く一気に読める。
中原の虹 (3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.117
(2pt)

なぜここまで偏るのか

中原の虹を読了しました。
清末の雰囲気に浸れるが、全体的に嘘臭すぎてイマイチ乗れませんでした。
張作霖親子、西太后、光緒帝、ヌルハチの息子たちを美化しすぎてキモチワルイ領域に達しています。
しかも、物語の中でそこまで美化する必然性もないと感じました。

幽霊も都合よく出てくるし、龍玉にこだわる理由も??、結局そんなもん関係ないやんという。

しかし、袁世凱や徐世昌、趙爾巽、宋教仁、清朝の皇族達などには少し馴染めた感じがしました。
中原の虹 (4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.116
(5pt)

大いなる目的

大いなる目的、大義の前には常識はなく、自分の考えと行動が必要だと気づかされます。また、自分の風評を気にするものは小者であることがよくわかります。
中原の虹 (2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.115
(5pt)

泣ける

男の優しさに
自分も頑張ろうと思える
ストレスは溜めてはいけないな
続きを読まずにはいられない
中原の虹 第一巻 Amazon書評・レビュー: 中原の虹 第一巻より
4062136066
No.114
(5pt)

泣ける

男の優しさに
自分も頑張ろうと思える
ストレスは溜めてはいけないな
続きを読まずにはいられない
中原の虹 (1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.113
(5pt)

蒼穹の昴の何倍も中原の虹のほうが面白い

蒼穹の昴は、貧乏人が成り上がっていく話だが
中原の虹は、貧乏人が貧乏人のまま立場が変わっていく話
私としては「張作霖」の描き方のみでもこの中原の虹のほうが数段面白かったです。

ただ、ここまで広げた風呂敷を一体どのように仕上げるのか・・・
そのことが読者のくせに心配になっていたが
あっさりとした終わらせ方にもかかわらずあらゆる面を押さえた綺麗な終わり方。
是非ともこの続編を・・・と期待してしまうのは私だけではなかろう。

我が勲は民の平安
という言葉は覚えましたね。

非常に面白いのは、女真族の王たちの当て字の中で「ル」と発音するものに爾という字を当て
その満州東北を平らげ更に新しい国を作ろうとしたのが石原莞爾。
もちろんただの漢字の偶然なのだが、この中国近代史のあれこれは本当に面白い。
なんとなく学校で習っただけの名前が、感情を持って動き出す。
凄い力量だと思いますね。
中原の虹 (4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.112
(5pt)

これであと一巻で終えることができるのか

あれほどまでに魅力的だった張作霖のキャラクターが3巻に入ると一気にトーンダウンする。
独特の馬賊の習慣を背景にした生き様を語る場面が少なくなったからなのか、妙に漫画的な大立ち回りのみが描写が目立つようになってしまった。

とはいえ、
死の迎えがきた百戦錬磨の竜騎馬に
「かわいそうに かわいそうに」
と涙を流すシーンには号泣させられた・・・本当にいい場面でした。

清の建国時の流れと、張作霖率いる馬賊の流れ
東北にとどまるか、長城を超えて中原の覇者となるか
が重なっていく。

廃王が紫禁城のそばで暗躍する部分も描かれており、いまだ大きく風呂敷は広げられたまま。
これがあと一巻でどのような回収を見せるのか。
楽しみです。
4/30
中原の虹 (3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.111
(5pt)

張作霖の描き方に鳥肌が立つ

本作での張作霖の描写は、大袈裟ではなく司馬遼太郎が描いた坂本龍馬のようにまさにその人物像が本物なんだとイメージさせてしまう力がある。
そして、司馬遼太郎の描いた坂本龍馬像は「憧れ」の対象として光り輝いているが、本作の張作霖は個人的に「自分に似ている」という意味において個人史的に光り輝いている。
同調出来る人は限りなく少ないだろうが、この死生観や考え方が浅田次郎という作家の中にいると思うと、作家という存在の凄味まで感じてしまう。

相変わらずミセスチャンが絡んでくると芝居がかった軽薄さが漂って嫌だ。

それでも北洋軍と対峙した際の馬賊の振る舞いを描いた場面は白眉の名シーンだろう。

とうとう西太后が崩じて三巻へと続く。
その過程の緻密な葛藤の描き方も素晴らしい。
中原の虹 (2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.110
(5pt)

紫禁城から舞台は広大な満州へ

このシリーズを蹟かずに楽しむ為にはクリアせねばならない事が2つある。
1つは、占いババァの予言者としての戯言
もう1つは、龍玉という天下人に転がり込むとされる石
この2つの「抽象的な戯言にして真実」をしっかり飲み込めないことにはこのシリーズは楽しめない。
リアリストの私にはこの2つの壁はかなり高いはずなのだがそこは吞み下す事が出来た。

せせこましい紫禁城から舞台は広大にして寒々しい満州の地へと移る。

よくもまぁここまでしっかり各々のストーリーと関係性を保ちながらここまでこぎつけたものだと感心する。

蒼穹の昴で紡いだ物語と背景が見事に本作の奥行きを照らし、さらに大きな荒々しい世界を情感豊かに描くことに成功している。

特筆すべきは馬賊の頭目たる張作霖の人物像だろう。
蒼穹の昴における文秀も春雲も魅力的ではあれど惚れる事はなかったが、この張作霖の容赦ない残忍さと容赦ない内面のえぐりだし方に心底惚れ惚れし、更にその男と春雷の対比は見事としか言いようがない。

そして女真族馬賊そのものの生き方を、死生観とともに如実に語らせることに成功している。
そして、貧乏、というバックボーンが何を意味するのかも…

明らかに蒼穹の昴から数段スケールアップしている素晴らしい作品。
中原の虹 第一巻 Amazon書評・レビュー: 中原の虹 第一巻より
4062136066
No.109
(5pt)

紫禁城から舞台は広大な満州へ

このシリーズを蹟かずに楽しむ為にはクリアせねばならない事が2つある。
1つは、占いババァの予言者としての戯言
もう1つは、龍玉という天下人に転がり込むとされる石
この2つの「抽象的な戯言にして真実」をしっかり飲み込めないことにはこのシリーズは楽しめない。
リアリストの私にはこの2つの壁はかなり高いはずなのだがそこは吞み下す事が出来た。

せせこましい紫禁城から舞台は広大にして寒々しい満州の地へと移る。

よくもまぁここまでしっかり各々のストーリーと関係性を保ちながらここまでこぎつけたものだと感心する。

蒼穹の昴で紡いだ物語と背景が見事に本作の奥行きを照らし、さらに大きな荒々しい世界を情感豊かに描くことに成功している。

特筆すべきは馬賊の頭目たる張作霖の人物像だろう。
蒼穹の昴における文秀も春雲も魅力的ではあれど惚れる事はなかったが、この張作霖の容赦ない残忍さと容赦ない内面のえぐりだし方に心底惚れ惚れし、更にその男と春雷の対比は見事としか言いようがない。

そして女真族馬賊そのものの生き方を、死生観とともに如実に語らせることに成功している。
そして、貧乏、というバックボーンが何を意味するのかも…

明らかに蒼穹の昴から数段スケールアップしている素晴らしい作品。
中原の虹 (1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.108
(5pt)

張作霖は、馬賊から始まった。

中国の歴史は1949年以降のことと思い込んでいた。
こうやって 中国の近代史を 浮かび上がらせる
浅田次郎の筆力に ただただ感心する。
満州 というのが万里の長城の 北側にあり
満族によって 支配されていた。
中原の虹を求めて 万里の長城を 越える。
張作霖が まさか 馬賊 から 始まったとは
知らなかったが、じつに いいオトコである。
その 素直で一途で 非常さがなんともいえぬ。
張作霖の 言葉がきらきらしている。
中原の虹 第一巻 Amazon書評・レビュー: 中原の虹 第一巻より
4062136066
No.107
(5pt)

わが勲しは民の平安。

明から李自成。そして清となる。満族による漢民族の支配。
『わが勲しは民の平安』をとなえ、野人の紳士たる満族のリーダーたち。
父を殺し、兄を殺して天命に従う。その運命は、いかばかりのことぞ。
清が滅亡し 共和制の時代がやってくるとき、袁世凱 張作霖。
始まりと終わりを描写する中で 中原の覇者とは、
を物語で 構成する力は 浅田次郎のすごさですね。
日本の明治維新に関して 司馬遼太郎の果たした役割は大きい。
中国において 辛亥革命は重要な意味を持つが
それよりも 1949年の毛 沢東革命のほうがクローズアップされすぎている。
すくなくとも 辛亥革命の果たした群像に もっとスポットライト
当ててもいい感じがする。その中で 日本留学生の果たした役割は大きい。
中国の歴史は学生のころ少し勉強した。
こうやって読んでいるとまったく知らない中国が、垣間見えてあぁ。
中国という国のダイナミズムを痛感する。
清朝が、滅びてしまった大きな要因は西太后にあるのかもしれない。
時代の大きな流れの中で日本の明治維新を十分に学びとれなかったのだろう。
徳川幕府と朝廷を併せ持ったような 清朝。
結局は 徳川幕府のような終末を迎える。
辛亥革命を調べると その広がりの大きさに驚く。
孫文はなぜ 退き、袁世凱に託したのかよくわからない。
袁世凱の機を見て、時代の流れに乗るうまさは格別だ。
洋を排斥する動きとあわせて、満族も排斥する動きが底流にある。
孫文は はじめは その立場であるが 変わっていく。
浅田次郎 おそるべし。
その巧みな エンターテイメント。
春雷 春児 柳川婦人。この3人の物語が 凝縮しているし、
それが きちんと感情を抑えていることがすばらしい。
中原の虹 (4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.106
(5pt)

中国を外国の植民地にしないという決意。

中原の虹 1,2を読み、
日本から買ってきてもらった 中原の虹 3,4。
待ち遠しいほどに待った本だった。

中国を外国の植民地にしないという西太后の決意。
明治維新のような 禅譲。
中国の大きさから 一筋縄では まとめられぬ。
清が滅び 新たな時代が どう確立するのか。
それにしても 清が 漢族の王朝でないことが 新鮮だった。
中原の虹 (3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.105
(5pt)

西太后のすざましいばかりの執念。

西太后のすざましいばかりの執念。
清という国が 滅びようとも、外国の植民地ではなく 
中国人の国であってほしいと 願う姿の 壮絶さ。
悪女 と呼ばれようと 堂々としている。
春児の献身的な仕事ぶり。
いずれ 春雷に会えるかもしれない 不思議な縁。
清から 時代は 大きく変わっていく。
張作霖は まだまだ 東北王 をめざしている。
中原の虹 (2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422