黄金旅風

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評判

黄金旅風の評価:

4.10/5点 レビュー 29件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 1〜20 1/3ページ
No.48
(5pt)

長編ではあるが秀作でしょう。

縦糸は長崎奉行を失脚させる話ですが、横糸で禁教下の国際都市長崎を楽しませてくれます。作者の造詣の深さや広さに圧倒させられる。以前に1冊長編を読ませてもらいましたが、作者の好む人物には「私」がないように思えます。所謂好漢。好漢を失うと悲しいですね。切なくなる。話は一転しますが、天草四郎ミュージアムで見たセミナリオのイメージがこの本では狂ってしまいました。まーそんな時代もあったのだろうと納得はしています。
長編ですが、読後のさわやかな喪失感は貴重な体験になりますよ。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.47
(5pt)

長編ではあるが秀作でしょう。

縦糸は長崎奉行を失脚させる話ですが、横糸で禁教下の国際都市長崎を楽しませてくれます。作者の造詣の深さや広さに圧倒させられる。以前に1冊長編を読ませてもらいましたが、作者の好む人物には「私」がないように思えます。所謂好漢。好漢を失うと悲しいですね。切なくなる。話は一転しますが、天草四郎ミュージアムで見たセミナリオのイメージがこの本では狂ってしまいました。まーそんな時代もあったのだろうと納得はしています。
長編ですが、読後のさわやかな喪失感は貴重な体験になりますよ。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.46
(5pt)

近くのブックオフにもない本でした

ブックオフにもない本を読むことができ満足しています
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.45
(5pt)

近くのブックオフにもない本でした

ブックオフにもない本を読むことができ満足しています
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.44
(5pt)

骨太

面白い 面白い 男の生きざま勇敢で惚れてしまう。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.43
(5pt)

骨太

面白い 面白い 男の生きざま勇敢で惚れてしまう。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.42
(5pt)

作者の特長を出し切った壮大かつ爽快な傑作

作者の作品としては、「出星前夜」→「狗賓童子の島」→「始祖鳥記」の順で読み、作者の魅力の虜になって本作を手に採った。作者の特長は、時の権力に対する批判精神が一貫している点と、壮大かつ緻密な物語構成力であろう。本作の時代設定は「出星前夜」の題材である「島原の乱」の10年前であり、上述した特長が活きている傑作である。

主人公は長崎代官兼貿易商の平左衛門。物語は南蛮貿易を享受していた長崎の海商達と貿易統制を図る幕府側との対立を縦軸に、南蛮貿易の利権に目が眩んで私腹を肥やし、切支丹弾圧を図る長崎奉行(竹中重義)一派と長崎の町民との対立を横軸に非常に精緻に描かれる。双方の軸の中心点が平左衛門である。平左衛門は長崎代官兼貿易商でありながら、私利私欲の無い世俗を超越した清廉かつ叡智の人物であり、ひたすら長崎(の民)を愛している。同時に、海神から愛されている人物でもある。数多のエピソードを織り込みながら、この平左衛門が竹中を追い詰めて行く過程が本作の一番の見所であろう。また、秀忠から家光へと政権が移行するに連れて、日本を取り囲む国際情勢の変化とそれに伴う幕府の方針変更をつぶさに描いた作品でもある。長崎だけを愛していた平左衛門が、実はこの時代の一級の国際人だったという皮肉も効いている。本作の切支丹弾圧を初めとする圧制が「出星前夜」へと繋がっている点にも注意したい。エピソードの中では、竹中配下の役人に騙されて、<踏み絵>用の聖母像を鋳造してしまった真三郎のサブ・ストーリーが光る。「この世で大切なものは金でも名誉でもなく自らの魂」という本作のテーマと巧みに共鳴している。

史実だったのかも知れないが、平左衛門の幼馴染みの風雲児で、長じて長崎の火消組惣頭となる才介が物語の途中で消えてしまった事を残念に思う読者が多いのではないか。既読の三作も傑作揃いだったが、物語の"纏まり"という点では本作が一歩秀でている感があり、代表作と呼ぶに相応しい傑作だと思った。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.41
(5pt)

作者の特長を出し切った壮大かつ爽快な傑作

作者の作品としては、「出星前夜」→「狗賓童子の島」→「始祖鳥記」の順で読み、作者の魅力の虜になって本作を手に採った。作者の特長は、時の権力に対する批判精神が一貫している点と、壮大かつ緻密な物語構成力であろう。本作の時代設定は「出星前夜」の題材である「島原の乱」の10年前であり、上述した特長が活きている傑作である。

主人公は長崎代官兼貿易商の平左衛門。物語は南蛮貿易を享受していた長崎の海商達と貿易統制を図る幕府側との対立を縦軸に、南蛮貿易の利権に目が眩んで私腹を肥やし、切支丹弾圧を図る長崎奉行(竹中重義)一派と長崎の町民との対立を横軸に非常に精緻に描かれる。双方の軸の中心点が平左衛門である。平左衛門は長崎代官兼貿易商でありながら、私利私欲の無い世俗を超越した清廉かつ叡智の人物であり、ひたすら長崎(の民)を愛している。同時に、海神から愛されている人物でもある。数多のエピソードを織り込みながら、この平左衛門が竹中を追い詰めて行く過程が本作の一番の見所であろう。また、秀忠から家光へと政権が移行するに連れて、日本を取り囲む国際情勢の変化とそれに伴う幕府の方針変更をつぶさに描いた作品でもある。長崎だけを愛していた平左衛門が、実はこの時代の一級の国際人だったという皮肉も効いている。本作の切支丹弾圧を初めとする圧制が「出星前夜」へと繋がっている点にも注意したい。エピソードの中では、竹中配下の役人に騙されて、<踏み絵>用の聖母像を鋳造してしまった真三郎のサブ・ストーリーが光る。「この世で大切なものは金でも名誉でもなく自らの魂」という本作のテーマと巧みに共鳴している。

史実だったのかも知れないが、平左衛門の幼馴染みの風雲児で、長じて長崎の火消組惣頭となる才介が物語の途中で消えてしまった事を残念に思う読者が多いのではないか。既読の三作も傑作揃いだったが、物語の"纏まり"という点では本作が一歩秀でている感があり、代表作と呼ぶに相応しい傑作だと思った。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.40
(5pt)

作者の特長を出し切った壮大かつ爽快な傑作

作者の作品としては、「出星前夜」→「狗賓童子の島」→「始祖鳥記」の順で読み、作者の魅力の虜になって本作を手に採った。作者の特長は、時の権力に対する批判精神が一貫している点と、壮大かつ緻密な物語構成力であろう。本作の時代設定は「出星前夜」の題材である「島原の乱」の10年前であり、上述した特長が活きている傑作である。

主人公は長崎代官兼貿易商の平左衛門。物語は南蛮貿易を享受していた長崎の海商達と貿易統制を図る幕府側との対立を縦軸に、南蛮貿易の利権に目が眩んで私腹を肥やし、切支丹弾圧を図る長崎奉行(竹中重義)一派と長崎の町民との対立を横軸に非常に精緻に描かれる。双方の軸の中心点が平左衛門である。平左衛門は長崎代官兼貿易商でありながら、私利私欲の無い世俗を超越した清廉かつ叡智の人物であり、ひたすら長崎(の民)を愛している。同時に、海神から愛されている人物でもある。数多のエピソードを織り込みながら、この平左衛門が竹中を追い詰めて行く過程が本作の一番の見所であろう。また、秀忠から家光へと政権が移行するに連れて、日本を取り囲む国際情勢の変化とそれに伴う幕府の方針変更をつぶさに描いた作品でもある。長崎だけを愛していた平左衛門が、実はこの時代の一級の国際人だったという皮肉も効いている。本作の切支丹弾圧を初めとする圧制が「出星前夜」へと繋がっている点にも注意したい。エピソードの中では、竹中配下の役人に騙されて、<踏み絵>用の聖母像を鋳造してしまった真三郎のサブ・ストーリーが光る。「この世で大切なものは金でも名誉でもなく自らの魂」という本作のテーマと巧みに共鳴している。

史実だったのかも知れないが、平左衛門の幼馴染みの風雲児で、長じて長崎の火消組惣頭となる才介が物語の途中で消えてしまった事を残念に思う読者が多いのではないか。既読の三作も傑作揃いだったが、物語の"纏まり"という点では本作が一歩秀でている感があり、代表作と呼ぶに相応しい傑作だと思った。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.39
(5pt)

作者の特長を出し切った壮大かつ爽快な傑作

作者の作品としては、「出星前夜」→「狗賓童子の島」→「始祖鳥記」の順で読み、作者の魅力の虜になって本作を手に採った。作者の特長は、時の権力に対する批判精神が一貫している点と、壮大かつ緻密な物語構成力であろう。本作の時代設定は「出星前夜」の題材である「島原の乱」の10年前であり、上述した特長が活きている傑作である。

主人公は長崎代官兼貿易商の平左衛門。物語は南蛮貿易を享受していた長崎の海商達と貿易統制を図る幕府側との対立を縦軸に、南蛮貿易の利権に目が眩んで私腹を肥やし、切支丹弾圧を図る長崎奉行(竹中重義)一派と長崎の町民との対立を横軸に非常に精緻に描かれる。双方の軸の中心点が平左衛門である。平左衛門は長崎代官兼貿易商でありながら、私利私欲の無い世俗を超越した清廉かつ叡智の人物であり、ひたすら長崎(の民)を愛している。同時に、海神から愛されている人物でもある。数多のエピソードを織り込みながら、この平左衛門が竹中を追い詰めて行く過程が本作の一番の見所であろう。また、秀忠から家光へと政権が移行するに連れて、日本を取り囲む国際情勢の変化とそれに伴う幕府の方針変更をつぶさに描いた作品でもある。長崎だけを愛していた平左衛門が、実はこの時代の一級の国際人だったという皮肉も効いている。本作の切支丹弾圧を初めとする圧制が「出星前夜」へと繋がっている点にも注意したい。エピソードの中では、竹中配下の役人に騙されて、<踏み絵>用の聖母像を鋳造してしまった真三郎のサブ・ストーリーが光る。「この世で大切なものは金でも名誉でもなく自らの魂」という本作のテーマと巧みに共鳴している。

史実だったのかも知れないが、平左衛門の幼馴染みの風雲児で、長じて長崎の火消組惣頭となる才介が物語の途中で消えてしまった事を残念に思う読者が多いのではないか。既読の三作も傑作揃いだったが、物語の"纏まり"という点では本作が一歩秀でている感があり、代表作と呼ぶに相応しい傑作だと思った。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.38
(5pt)

とても興味のある本

とても良い状態で届きました。歴史における長崎の状況がとても面白く読みました。
飯島氏の小説は、もっとたくさん読みたいと思いますが、片手間では行きません。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.37
(5pt)

とても興味のある本

とても良い状態で届きました。歴史における長崎の状況がとても面白く読みました。
飯島氏の小説は、もっとたくさん読みたいと思いますが、片手間では行きません。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.36
(5pt)

きれいでした

きれいな本で大変よかった。今後もよろしくお願いします。ではまた
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.35
(5pt)

きれいでした

きれいな本で大変よかった。今後もよろしくお願いします。ではまた
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.34
(4pt)

重量級

軽いタッチの本しか読んでいない人には読了も厳しいでしょうが、昨今の登場人物のキャラクターを「優しい」だのなんだの簡単な形容詞で言ってしまう技量しかない作家に?と思っている人には日本人でよかったと思う本だと思います。歴史的背景や緻密な描写は恐らく翻訳はできないでしょう。とにもかくにもこの作家は小説家というより職人だと思います。

作品としてはこれまでのところやはり『始祖鳥記』を超えるものではないので星4つ
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.33
(4pt)

重量級

軽いタッチの本しか読んでいない人には読了も厳しいでしょうが、昨今の登場人物のキャラクターを「優しい」だのなんだの簡単な形容詞で言ってしまう技量しかない作家に?と思っている人には日本人でよかったと思う本だと思います。歴史的背景や緻密な描写は恐らく翻訳はできないでしょう。とにもかくにもこの作家は小説家というより職人だと思います。

作品としてはこれまでのところやはり『始祖鳥記』を超えるものではないので星4つ
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.32
(4pt)

重量級

軽いタッチの本しか読んでいない人には読了も厳しいでしょうが、昨今の登場人物のキャラクターを「優しい」だのなんだの簡単な形容詞で言ってしまう技量しかない作家に?と思っている人には日本人でよかったと思う本だと思います。歴史的背景や緻密な描写は恐らく翻訳はできないでしょう。とにもかくにもこの作家は小説家というより職人だと思います。

作品としてはこれまでのところやはり『始祖鳥記』を超えるものではないので星4つ
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157
No.31
(4pt)

重量級

軽いタッチの本しか読んでいない人には読了も厳しいでしょうが、昨今の登場人物のキャラクターを「優しい」だのなんだの簡単な形容詞で言ってしまう技量しかない作家に?と思っている人には日本人でよかったと思う本だと思います。歴史的背景や緻密な描写は恐らく翻訳はできないでしょう。とにもかくにもこの作家は小説家というより職人だと思います。

作品としてはこれまでのところやはり『始祖鳥記』を超えるものではないので星4つ
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.30
(5pt)

主人公は長崎

寛永5年、鎖国直前。舞台は長崎。鎖国前夜の物語だ。船大将の台湾への航海や、火消組の消化治安活動。禁教令が出た後の仏具座と鋳物師など、様々な町衆の生活が描かれており、主人公が誰だか少なからず戸惑いながら読んだ。読み進むほど、唐人、高麗人、ポルトガル人、オランダ人など、登場人物はうなぎ上りに増えていく。登場人物は入れ替わり立ち代り長崎の物語を紡ぐ。言うなれば、主人公は長崎という町そのものである。強欲な奉行やら、愚鈍な糞侍やらも出てくるし、人の命はとても軽い。けれども、長崎の町衆たちは活き活きとして、一生懸命に生きている。その様が恰好よく描かれている。姿かたちではなく、その精神が極めて魅力的なのだ。海に面して世界に繋がっている、その精神の一番の体現者であるのが、末次平左衛門であろう。最初は分厚さにためらったが、読めば読むほど引き込まれていった。処理されずに取りこぼされた伏線があった印象は否めないが、蝶のように儚いけれどもたくましい日々の物語に、美しい夢を見たように心が沸き立った。
黄金旅風 Amazon書評・レビュー: 黄金旅風より
4093861323
No.29
(5pt)

主人公は長崎

寛永5年、鎖国直前。舞台は長崎。鎖国前夜の物語だ。船大将の台湾への航海や、火消組の消化治安活動。禁教令が出た後の仏具座と鋳物師など、様々な町衆の生活が描かれており、主人公が誰だか少なからず戸惑いながら読んだ。読み進むほど、唐人、高麗人、ポルトガル人、オランダ人など、登場人物はうなぎ上りに増えていく。登場人物は入れ替わり立ち代り長崎の物語を紡ぐ。言うなれば、主人公は長崎という町そのものである。強欲な奉行やら、愚鈍な糞侍やらも出てくるし、人の命はとても軽い。けれども、長崎の町衆たちは活き活きとして、一生懸命に生きている。その様が恰好よく描かれている。姿かたちではなく、その精神が極めて魅力的なのだ。海に面して世界に繋がっている、その精神の一番の体現者であるのが、末次平左衛門であろう。最初は分厚さにためらったが、読めば読むほど引き込まれていった。処理されずに取りこぼされた伏線があった印象は否めないが、蝶のように儚いけれどもたくましい日々の物語に、美しい夢を見たように心が沸き立った。
黄金旅風 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金旅風 (小学館文庫)より
4094033157