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銀輪の覇者
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銀輪の覇者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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とにかくワクワクドキドキ、ハラハラウルウルであります。謎がいっぱい残ったままなので、続編が欲しいところです。 | ||||
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自転車好き向けなのだが、自転車に興味がなくても絶妙な語り口に、百年間の世界に引きずり込まれる。後半が楽しみで眠れない。 | ||||
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昭和初期に新聞配達の自転車で日本縦断レースを行う え?なんで!と言う設定から 時代紹介や当時の軍部や財閥の介入など、 緻密な調査の上に著者の引き込まれる文体で上下二巻一気に読み切ってしまいました。 が、レースの駆け引きの妙は表現されていても景色や当時の街並みの描写、観客や主催団体の動静など、消化不良が目につき、 楽しく一気読みしておきながら読後感がモヤモヤなのは 名作の一歩手前の作品故でしょうか? | ||||
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十分にうまくいく。 私の質問に答えて、売り手は非常に根気よく、優れたサービス。 彼らは信頼できる。 このセットは、現在1ヵ月について私と一緒には新しく見えます。高品質 さっさと買うのは躊躇しません。 素晴らしい製品を、日付として送られる予定です! | ||||
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自転車小説はずいぶん出てきましたが、これは戦前の(架空)自転車レース、それも実用車で走るレースということで、時代背景をおりまぜてアイディア賞だと思います。文章も力がある。ラストが予定調和的でないのもよい。残念なのは、サクリストでもある著者のものとしては走行感が感じられないこと、長いわりに伏線が回収しきれていないことでしょうか。 | ||||
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進展が遅いし、言葉使いが嫌い。躍動感が無い。先が知りたいと思えなかった。 | ||||
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昔過ぎるので言葉使いがすきじゃなかった。進展が遅いので楽しくなかった。 | ||||
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自転車レースを巡る物語で、人物の描き方やそれを裏付けるエピソードの内容が薄っぺらいという欠点はありますが、その代わりにスピード感で読ませてくれます。 特にレースシーンの苦しさ、爽快感の語りは素晴らしい読書体験を与えてくれるでしょう。 欠点もある作品ですが、ラストシーンでの圧倒的な感動体験を味あわせてくれたというだけでも、十分に読んだ甲斐があったと思います。 | ||||
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正直なところ、自転車レースの描き方にはやや不満が残ります。下関から青森まで本州を縦断するという壮大さには心惹かれるものがあるものの、自転車がレース用でない、出場選手の多くが一攫千金を狙った素人であるが故にレースとしての質が落ちてしまう。しかしこれも、昭和9年の日本という設定を考えればやむを得ないところか。逆に、出場選手の多士済々ぶりが、それぞれの背負う人生を描くうえでプラスにもなっている。レースの推移を物語の軸としながら、カットバックの手法で、レースに係わる人物の人生を活写するところに妙味がある。 | ||||
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同じ自転車ロードレースを題材としたミステリー小説である、近藤史恵の「サクリファイス」と比べると、物語の疾走感では劣るが、自転車レースのディテイルの記述に関しては、こちらの方が読み応えがある。ただ、物語の結末が、やや中途半端な感じがして、読み終わった後の爽快感がイマイチ足りないと思った。物語の最後で、主人公響木のチームメイトである越前屋が死んだのか生き返ったのか、そのあたりの記述も不十分な気がする。全体としては、一読の価値はあると思います。 | ||||
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いわくありげなメンバーが集まって開催された自転車レース。ロードレースの運営と戦略、選手たちの悲喜こもごものやり取りだけでなく、大会の背景にあるアマチュア原理主義の怖さや、戦争直前の息苦しく緊迫した世相も描写された快作です。5つ星に値する作品だと思います! | ||||
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戦前の国内自転車レースを舞台に様々な人間模様をミステリータッチに描いた小説。時代設定と共に言葉も古臭くしているところが面白い。 | ||||
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斎藤純「渾身の冒険小説」と言わせて頂きたい。戦前、オリンピックの為にアマチュア化が推し進められる自転車競技。時代の流れに反してひとりの男が本州縦断の大レースを開催する。競技参加者、開催者、スポンサー、国、そして彼らを取り巻く人間たちの、それぞれの思惑が交錯し、物語は加速していく。この小説は、ひとつのレースのなかで男たちの友情と成長を書き上げるだけでなく、間違いなく、作者斎藤純氏の大きな転換となった作品だと思う。氏のこれまでの作品の系統から脱却し、これこそ氏の本領ではないかと思えるスピーディで迫力ある小説だ。今後、もっと大化けすることを期待します。 | ||||
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自転車が好きな人を前提に評価しました。自転車に興味が無くて作家にのみ興味がある人が読んで5点とはならないと思います。 本格的な自転車レースの小説、それも戦前を舞台にというのでびっくりしたら、ミステリーとしても面白かったので大変満足しています。 小説自体は2001年に連載された新聞小説を大幅加筆訂正したものと言いますが、今回文庫化に当たっても追加したとのこと(エンディングは単行本の方が私は好きだけどね) 作者の斉藤純は7年前から自転車に乗った比較的新しい自転車乗りなのに凄い勉強とのめりこみで感心しました。 今回この本から戦前の自転車に興味を持ち、少し勉強しました。良く今中大介さんが「戦後初の」ツールドフランス参戦者と言われるのもなぜか初めて知りました。1926、1927年に川室 競(かわむろ きそう)という漫画の主人公のような名前の選手がそれぞれステージ1のみ走っています。興味のある方は図書館で 月岡朔太郎 自転車競走 日刊プロスポーツ新聞昭和53年 佐野祐二 自転車の文化史 なんぞをお読みください | ||||
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一癖ありそうな面子が集まり,一括千金を狙う自転車レースを走るという設定は文句なしに面白い。しかし,ネタバレになるので,詳しく書けないが,彼らの謎が明らかになるにつれ,全員似たもの同士の狸と狐の化かし合いのように感じて,醒めてしまった。普通の立場の登場人物でも,結構面白いと思うのだが,設定に奇をてらいすぎで,ラストになって,それほど没頭できなかった。面白かったんだけどね。 | ||||
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自転車レースを舞台にした友情、感動物語です。昭和初期に時代設定されてますが、特に何ら問題なく読み進められます。自転車が素材ですが、自転車や自転車レースの知識は不要です。逆に、ツール・ド・xxx(フランス、北海道、etc)のような自転車レースに詳しくないかたにも、自転車レースの仕方(醍醐味)など、ほんのちょっとですが伝わるかと思います。(本当に理解するには実際にレースに出場しなければ解るものではないのは言うまでもないことですから…)現実社会でも汚職やら癒着など、昔も今も存在するわけですが、そういう構造を許容している日本社会、すべてが官僚や権力組織に管理監督されている社会、米国化されてしまった日本について、改めて考え直すこともできるかもしれません。 | ||||
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2005年版このミス 5位内容を簡単に言ってしまうと、「戦前に行われた自転車レースの話」。これだけ読むと、マニアックな内容で、どこがミステリー?という感じであるが、なかなかどうして楽しめる一冊であった。昭和9年、自転車競技がアマチュア化に向かう中、あえて本州縦断の賞金レースが企画される。競技の出場者、主催者、取材する新聞記者、そして「兵器」としての自転車の性能を見極めようとする軍部、さまざまな背景、思惑をもつ登場人物達が過酷なレースに挑む。実際、登場人物達それぞれの真の目的がつかめないままレースが続き、ミステリー仕立てで物語が進行する。果たしてレースは成功するのか?そして誰が「銀輪の覇者」となるのか? | ||||
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戦前の日本を舞台に開かれた本州縦断自転車ロードレース。その白熱の行方を描いた作品である。’04年、「このミステリーがすごい!」国内編第5位に堂々ランクインしている。戦争の足音が忍び寄る昭和9年、ある男がとんでもないレースを計画し実行に移した。山口県下関から青森県の三厩(みんまや)まで、本州を自転車で縦断するという<大日本サイクルレース>である。しかもレース用ではなく、泥よけや荷台がついた重たい商業用自転車を使用するというのだ。しかし人気は上々、海外からの参加も含めて、決して安くない参加費を工面して、高額賞金目当てに、大人数が参加する。それを取材する側もフランス人などがいて国際的だ。山師的な主催者の狙いや、レースの裏にちらつく軍部の影、アマチュア化に逆行する大会に反対し、妨害を画策するブルジョア競技団体の動き、さらに、謎めいた参加者たちの真意など、さまざまな思惑がレースの背後で複雑に絡み合い、ただでさえ過酷なレースはより厳しいものになっていく・・・。はじめは個人参加だった響木は、越前屋、望月、小松という、一癖も二癖もありそうな者たちに声をかけ、寄せ集めのにわかチームを結成してレースに挑むのだが、彼らの運命は・・・。本書は、昭和不況の後遺症にあえぎ、戦争の泥沼にはまり込んでゆく時代を活写しながら、同時に自転車レースの魅力をたっぷりと描いた、冒険小説の傑作である。 | ||||
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昭和9年。下関から本州を横断する自転車レースが開催される。「過去」を背負う主人公は、急遽、その場でメンバーを選びチームを組む。一癖も二癖もあり、ぞれぞれの過去を背負うメンバーを指揮し、プロ級のチームに挑む。次々に起こるトラブル、明らかになる過去、そして、自転車レースの背後にある黒い影。自転車レースの結果は、そして主人公の運命は・・・。自転車レースって、こんな駆け引きやテクニックがあったものなのか、と驚きです。チームワーク、リーダーシップ、沸き起こる友情など、興味深いことだらけでした。銃も辺境もないけど、冒険小説の楽しさを十分味わいました。レースの結果も気になり、一気に読みきりました。読み始めるときに、上下巻揃えておいて良かった、、と思わせる本でした。 | ||||
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昭和9年、まさに戦争の忍び寄る年に開催された大日本サイクルレースをめぐり渦巻く人々の思惑。そして抜きつ抜かれつのレースの展開の面白さが見事にマッチ。極めてオーソドックスな作りですが、安心して読める冒険ミステリーでしょう。まさか自転車レースがこうも面白いものだとは、正直、目から鱗の思いです。 登場人物のキャラクター描写がまた巧い。それぞれの性格が確立されていて、感情移入しやすいのも読みやすいポイント。主要投登場人物は最後まで活躍するので、お気に入りの人物を応援するような読み方も面白いと思います。 これを読んだ後はきっとツール・ド・フランスが見たくなると思います。 | ||||
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