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プラチナデータ
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プラチナデータの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 121~137 7/7ページ
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東野圭吾氏の最新作です。 東野氏の著書には、近未来というかSFチックというか、ちょっとだけ設定を未来っぽくした作品がいくつもあります。 そのどれもが、現実を忠実にリアルに表現しながらも、ほんの少しだけ未来的要素を加えることで、非常にエンターテインメントとしての質が際だっています。本書もそうした一連の作品の中の一つであり、その中でも傑作と言っていいレベルだと思いました。 東野作品が今や売れに売れていて(私はデビュー当時から愛読していますが)、ドラマや映画に引っ張りだこなのは、ひとえに彼の表現力・筆力によるものだと思います。ストーリーテリングが上手く、リーダビリティがあって、人物表現が際だっているため、読者はすっかりと彼の術中に引き込まれていきます。本作も読み出したら止まらない面白さで、最後まで一気に読んでしまいました。 本作では、全ての国民のDNAが登録され、犯罪検挙率が格段に向上した世界が描かれています。東野近未来作品の肝は、こうした「さもありなん」と思える設定にあります。馬鹿馬鹿しいほど未来的であったりSFそのものであったりではなく、現実の延長線上にあってもおかしくないリアルな未来像だからこそ、ストーリーが生きてくると言えます。この空恐ろしい世界を舞台に、遺伝子と心をテーマにした作品が本作です。 芸術とは作者が意識して生み出せるものではない。その逆だ。それは作者を操り、作品としてこの世に生まれる。作者は奴隷なのだ。 本作で、陶芸家が放つ言葉ですが、著者は自らの作品についても多少なりともこういう思いを持っているのではないかと感じます。生み出すのではなく生まれるもの。結果として世の中に認められるもの、求められるもの。ベストセラー作家なりの紡ぐ思いが謙虚に凝縮しているように感じました。 本作は「容疑者Xの献身」以来の会心の出来ではないかと、私は思います。唯一、最後の部品のところだけは余計だったかな、筆が滑りすぎたかな、完璧を求めたのだろうな、と思いましたが。それはそれとして、期待を裏切らない高いレベルのミステリーに仕上がっていると思いますので、五つ星でオススメしておきます。 | ||||
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DNAですべてが決まる。この小説からはそう思える。しかし、そんなはずはない。人間の性格や容貌は、環境によって大きく左右される。例えば、若いうちに苦労すれば老けた顔になるかもしれない。ヒトラーの遺伝子を持った赤ちゃんでも、育つ環境が違っていれば独裁者にはならないだろう。従って、この小説の前提には納得がいかない。 また、ストーリーの中に、個人情報を裏取引する店で働いていた人物が出てくる。その人は、そんな生活が嫌になり、田舎へ行って自給自足の生活を始める。パソコンやケータイが必須で、常に時間に追われ、自然と触れ合うことなどほとんどない暮らし。そんな生活が嫌になることはよく分かる。その人は陶芸をやっていた。主人公の父親は陶芸家だった。この作品の世界では、コンピューターのプログラムによって、オリジナルと全く同じ陶芸作品を作り出すことが可能なのだ。そのことが原因で、父親は自殺していた。しかし、その人と出会い、そこで主人公は気づく。たとえコンピューターで見分けのつかない同じ作品を作れたとしても、コンピューターと人間の手の間には決定的な違いがある。それは人の手のぬくもり、そしてそこに込められた思いである。そういう意味で、コンピューターには決して作り出せないのが芸術なのだ。 プラチナデータという言葉の意味が明らかになった時、慄然とせざるを得ない。どこにでも、うまく法の網をかいくぐろうとする人間はいる。小説の中では事件が解決するが、実際はそううまくはいかないだろう。私たち一人ひとりが考えねばならない。このストーリーの持つ意味を。DNAまで管理される完璧な管理社会の是非を。その答えが見つかるまで、私たちはプライバシーの侵害にノーと言う必要があるだろう。いろいろ考えさせられる作品である。 | ||||
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DNAですべてが決まる。この小説からはそう思える。しかし、そんなはずはない。人間の性格や容貌は、環境によって大きく左右される。例えば、若いうちに苦労すれば老けた顔になるかもしれない。ヒトラーの遺伝子を持った赤ちゃんでも、育つ環境が違っていれば独裁者にはならないだろう。従って、この小説の前提には納得がいかない。 また、ストーリーの中に、個人情報を裏取引する店で働いていた人物が出てくる。その人は、そんな生活が嫌になり、田舎へ行って自給自足の生活を始める。パソコンやケータイが必須で、常に時間に追われ、自然と触れ合うことなどほとんどない暮らし。そんな生活が嫌になることはよく分かる。その人は陶芸をやっていた。主人公の父親は陶芸家だった。この作品の世界では、コンピューターのプログラムによって、オリジナルと全く同じ陶芸作品を作り出すことが可能なのだ。そのことが原因で、父親は自殺していた。しかし、その人と出会い、そこで主人公は気づく。たとえコンピューターで見分けのつかない同じ作品を作れたとしても、コンピューターと人間の手の間には決定的な違いがある。それは人の手のぬくもり、そしてそこに込められた思いである。そういう意味で、コンピューターには決して作り出せないのが芸術なのだ。 プラチナデータという言葉の意味が明らかになった時、慄然とせざるを得ない。どこにでも、うまく法の網をかいくぐろうとする人間はいる。小説の中では事件が解決するが、実際はそううまくはいかないだろう。私たち一人ひとりが考えねばならない。このストーリーの持つ意味を。DNAまで管理される完璧な管理社会の是非を。その答えが見つかるまで、私たちはプライバシーの侵害にノーと言う必要があるだろう。いろいろ考えさせられる作品である。 | ||||
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人の精神、DNA、等々、いろんな要素を詰め込んだ小説でした。DNAによる鑑定で、個人を特定することができる。本当に近い将来そんなことが起きるんじゃないかと思わせる内容で、ちょっと怖い気もしますね。実現性はさておき、こういうテーマを気づかせてくれるというだけでも、この本を読む価値があると思います。エンターテイメントの面からすると、もう少し登場人物の人物像を掘り下げてドラマを盛り上げて欲しかったなぁ、と思いました。主人公のもっと人間くさい部分とか。 | ||||
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人の精神、DNA、等々、いろんな要素を詰め込んだ小説でした。DNAによる鑑定で、個人を特定することができる。本当に近い将来そんなことが起きるんじゃないかと思わせる内容で、ちょっと怖い気もしますね。実現性はさておき、こういうテーマを気づかせてくれるというだけでも、この本を読む価値があると思います。エンターテイメントの面からすると、もう少し登場人物の人物像を掘り下げてドラマを盛り上げて欲しかったなぁ、と思いました。主人公のもっと人間くさい部分とか。 | ||||
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以前から作者の東野圭吾は「人間の心」や「家族の愛・絆」を主題にした小説を数多く刊行してきた。福山雅治主演で大きな話題となった「ガリレオ」や「容疑者Xの献身」なども、「科学の力」と併せてそれを活かす「人間の心」が深層に隠されていた。小説たるもの「人間の心」と無縁な作品などあるはずもないとは当然の見解だが、東野圭吾の場合、それを彼独自の世界観や科学観とうまく融和させて読者に力強く訴えかけてくる。ミステリとしての価値も高い。今回の長編小説もわれわれの期待を裏切らないなかなかの出来栄えではないか。いろんな知識を駆使して1つの大きな物語を構築している。 かつて真保裕一氏は東野圭吾を「理系+関西人」と特徴づけたが、「理系」としてのこだわりは本作でも十分に感じることができる。それが「売り」になっている作品ともいえる。<遺伝子>・<DNA>をテーマに「人間の心」に肉薄するシナリオにはあまりお目にかかったことがない。前作『カッコウの卵は誰のもの』(2009年)に続くモチーフである。本書の主人公が最終的にそれまでの生活環境とは正反対の場に身をおくことになるというエンディングには共感できるし、さすがにうまい。「短い締め括り」のなかにすべてのエッセンスを凝縮しているような気がした。高度情報化社会のなかで人びとは大きな利便性を確保したともいえるし、何か貴重なものを見失いつつあるともいえる。大量のイノベーションの背後には大量の無駄、そして脆弱な社会構造があるようにも思う。そんな現代社会を風刺する作風が印象的だった。 内容的には以前に読んだ道尾秀介氏の『シャドウ』(第7回本格ミステリ大賞受賞作)と類似している部分もあり、格段の新鮮味は感じられなかったが、「人間の心」の奥深さを考えさせる好著だろう。それがあってはじめて「科学の力」の有効利用が可能だ。「人間の心」に迫る東野圭吾の躍進は今後も続くに違いない。 | ||||
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以前から作者の東野圭吾は「人間の心」や「家族の愛・絆」を主題にした小説を数多く刊行してきた。福山雅治主演で大きな話題となった「ガリレオ」や「容疑者Xの献身」なども、「科学の力」と併せてそれを活かす「人間の心」が深層に隠されていた。小説たるもの「人間の心」と無縁な作品などあるはずもないとは当然の見解だが、東野圭吾の場合、それを彼独自の世界観や科学観とうまく融和させて読者に力強く訴えかけてくる。ミステリとしての価値も高い。今回の長編小説もわれわれの期待を裏切らないなかなかの出来栄えではないか。いろんな知識を駆使して1つの大きな物語を構築している。 かつて真保裕一氏は東野圭吾を「理系+関西人」と特徴づけたが、「理系」としてのこだわりは本作でも十分に感じることができる。それが「売り」になっている作品ともいえる。<遺伝子>・<DNA>をテーマに「人間の心」に肉薄するシナリオにはあまりお目にかかったことがない。前作『カッコウの卵は誰のもの』(2009年)に続くモチーフである。本書の主人公が最終的にそれまでの生活環境とは正反対の場に身をおくことになるというエンディングには共感できるし、さすがにうまい。「短い締め括り」のなかにすべてのエッセンスを凝縮しているような気がした。高度情報化社会のなかで人びとは大きな利便性を確保したともいえるし、何か貴重なものを見失いつつあるともいえる。大量のイノベーションの背後には大量の無駄、そして脆弱な社会構造があるようにも思う。そんな現代社会を風刺する作風が印象的だった。 内容的には以前に読んだ道尾秀介氏の『シャドウ』(第7回本格ミステリ大賞受賞作)と類似している部分もあり、格段の新鮮味は感じられなかったが、「人間の心」の奥深さを考えさせる好著だろう。それがあってはじめて「科学の力」の有効利用が可能だ。「人間の心」に迫る東野圭吾の躍進は今後も続くに違いない。 | ||||
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過去作の「変身」「パラレルワールドラブストーリー」「宿命」「光を操る少年」を想起させる懐かしい感じるのする東野作品でした。 科学ミステリを中心に、芸術とは何か、結果に至るプロセスの重要性、情報を扱う意味、人の純粋さと醜悪さ、国家権力や階級制度の闇、淡いラブストーリー、そして主人公(神楽&リュウ)の心の成長と開放が描かれています。 多くのサブテーマを抱え込み消化し切れず作品の完成度は高くないですが、一気に読ませる展開と表現力に加え、昔懐かしい東野作品の薫りがしたので甘めに星4つとしました。 | ||||
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過去作の「変身」「パラレルワールドラブストーリー」「宿命」「光を操る少年」を想起させる懐かしい感じるのする東野作品でした。 科学ミステリを中心に、芸術とは何か、結果に至るプロセスの重要性、情報を扱う意味、人の純粋さと醜悪さ、国家権力や階級制度の闇、淡いラブストーリー、そして主人公(神楽&リュウ)の心の成長と開放が描かれています。 多くのサブテーマを抱え込み消化し切れず作品の完成度は高くないですが、一気に読ませる展開と表現力に加え、昔懐かしい東野作品の薫りがしたので甘めに星4つとしました。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は、文章がよいので、どの作品も読みやすい。但し、内容については、 賛否両論が出やすい。 で、この作品、読んでいてミステリーとして軽く楽しむには充分だが、提示された壮大な テーマを味わうには物足りない。いや、もったいない。最後の一文は美しいが、犯行動機が 陳腐で物足りない。こうした不満を補うヒントは、作品の随所に散りばめられているのに、 ああ、もったいない。かつて、イギリスの首相チャーチルは、こんなことを言った。 「民主主義は、ひどい政治形態だ。しかしながら、人類は、いまだに民主主義より優れた 政治形態を発見できずにいる」 今の日本の状況も同様だ。しかし、遺伝子とか、管理社会といったテーマを持ち出すと、 やがて民主主義は否定される。そして、それは、人類の次なる進化を促すことになろう。 但し、そうした変化が、多くの人々にとって幸福な姿かどうかは保証の限りではない。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は、文章がよいので、どの作品も読みやすい。但し、内容については、 賛否両論が出やすい。 で、この作品、読んでいてミステリーとして軽く楽しむには充分だが、提示された壮大な テーマを味わうには物足りない。いや、もったいない。最後の一文は美しいが、犯行動機が 陳腐で物足りない。こうした不満を補うヒントは、作品の随所に散りばめられているのに、 ああ、もったいない。かつて、イギリスの首相チャーチルは、こんなことを言った。 「民主主義は、ひどい政治形態だ。しかしながら、人類は、いまだに民主主義より優れた 政治形態を発見できずにいる」 今の日本の状況も同様だ。しかし、遺伝子とか、管理社会といったテーマを持ち出すと、 やがて民主主義は否定される。そして、それは、人類の次なる進化を促すことになろう。 但し、そうした変化が、多くの人々にとって幸福な姿かどうかは保証の限りではない。 | ||||
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エンターテイメント色が特に強い本作。こういうサスペンスはわりと久しぶりな気がします。 読んでみて思ったのは「近未来SFサスペンス」て事。 流石に本格的なSF描写は無いですが、極近未来を思わせる部分が随所にあります。 内容自体がP.K.ディックの「マイノリティ・リポート」に似てますし。 登場人物も比較的個性が強い感じで、結構好きです。 感動とか深さとかは特別無いですが、普通に面白かったです。 けど、東野作品だけに何かもう一捻り欲しかったかなとも思う。 | ||||
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エンターテイメント色が特に強い本作。こういうサスペンスはわりと久しぶりな気がします。 読んでみて思ったのは「近未来SFサスペンス」て事。 流石に本格的なSF描写は無いですが、極近未来を思わせる部分が随所にあります。 内容自体がP.K.ディックの「マイノリティ・リポート」に似てますし。 登場人物も比較的個性が強い感じで、結構好きです。 感動とか深さとかは特別無いですが、普通に面白かったです。 けど、東野作品だけに何かもう一捻り欲しかったかなとも思う。 | ||||
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一言で言うと、この小説は管理社会を題材にしたミステリーですが、エンターテイメントとして楽しむべきものでしょう。 東野圭吾の作品の中で上位に入るかといえば、難しいかもしれません。 しかし、東野圭吾の作品となるとどうしても辛口になる人が多いですが、流石に基本のレベルが高いというか、過剰の期待をせずに読めば普通に面白い作品です。 話の掴みはうまく、最初から最後まで引き込まれる展開でした。 ただし、最後の落ちとしてはインパクトに欠けるものであるし、ある程度予想できる人も多いと思います。 私の場合はその点に関してはそんなに拘っておらず、逃亡者である「神楽」を主人公としたヒューマンドラマのような感覚で読んでいたので、普通に楽しめました。 まぁほとんど予想通りであった「スズラン」の正体ですが、半ば予想しながら二人のやり取りを読んでいて「神楽」が可哀相に感じました。 ラストのシーンも一応うまくまとめたということなんでしょうが、自分としてはあまり救われた気持ちにはなれませんでした。 結局「神楽」も「リュウ」も「スズラン」も最後まで被害者のままだった気がします。 長々と述べさせていただきましたが、東野ファンなら何も言わなくても買うでしょう。 | ||||
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一言で言うと、この小説は管理社会を題材にしたミステリーですが、エンターテイメントとして楽しむべきものでしょう。 東野圭吾の作品の中で上位に入るかといえば、難しいかもしれません。 しかし、東野圭吾の作品となるとどうしても辛口になる人が多いですが、流石に基本のレベルが高いというか、過剰の期待をせずに読めば普通に面白い作品です。 話の掴みはうまく、最初から最後まで引き込まれる展開でした。 ただし、最後の落ちとしてはインパクトに欠けるものであるし、ある程度予想できる人も多いと思います。 私の場合はその点に関してはそんなに拘っておらず、逃亡者である「神楽」を主人公としたヒューマンドラマのような感覚で読んでいたので、普通に楽しめました。 まぁほとんど予想通りであった「スズラン」の正体ですが、半ば予想しながら二人のやり取りを読んでいて「神楽」が可哀相に感じました。 ラストのシーンも一応うまくまとめたということなんでしょうが、自分としてはあまり救われた気持ちにはなれませんでした。 結局「神楽」も「リュウ」も「スズラン」も最後まで被害者のままだった気がします。 長々と述べさせていただきましたが、東野ファンなら何も言わなくても買うでしょう。 | ||||
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全編を通して飽きることなく楽しんで読めました。 しかし、読み終わった後に心に残るものがあるかというと、 残るものはありません。 これは批判ではなく、 この作品がそういう娯楽作だということです。 お手軽に読めて楽しく時間を過ごすことが出切る。 これは本当に素晴らしいことだと思います。 全ての人が重く心に残るものばかりを求めているわけではないと思いますし。 こういう作品も大事だと思います。 ですが、私が東野圭吾さんに求めるものとは少し違ったので、 星を1つ減らして4つとさせていただきました。 あくまで個人的主観ということをお断りしておきます。 最後に苦言を 解離性同一性障害を便利に使うのはやめた方がいいと思います。 黒幕が陰謀論的な形で提示されましたがちょっとステロタイプすぎると思います。 二つとも娯楽策としてお手軽に楽しむための装置だと思いますが、 もうちょっと何とかならないのかと感じました。 | ||||
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全編を通して飽きることなく楽しんで読めました。 しかし、読み終わった後に心に残るものがあるかというと、 残るものはありません。 これは批判ではなく、 この作品がそういう娯楽作だということです。 お手軽に読めて楽しく時間を過ごすことが出切る。 これは本当に素晴らしいことだと思います。 全ての人が重く心に残るものばかりを求めているわけではないと思いますし。 こういう作品も大事だと思います。 ですが、私が東野圭吾さんに求めるものとは少し違ったので、 星を1つ減らして4つとさせていただきました。 あくまで個人的主観ということをお断りしておきます。 最後に苦言を 解離性同一性障害を便利に使うのはやめた方がいいと思います。 黒幕が陰謀論的な形で提示されましたがちょっとステロタイプすぎると思います。 二つとも娯楽策としてお手軽に楽しむための装置だと思いますが、 もうちょっと何とかならないのかと感じました。 | ||||
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