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プラチナデータ
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プラチナデータの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 101~120 6/7ページ
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遺伝子でその人間の情報ほとんどを引き出せるようになった世界。 その研究者の一人神楽が身に覚えのない事件によって追われる立場となる。 神楽には秘密がある。「リュウ」という人格を内に秘めていることだ。そして神楽の元に謎の少女が現れる。その名は「スズラン」。 そして事件を追う浅間はこの本のタイトル「プラチナデータ」の鍵に触れることになる。 神楽は殺人者なのか。事件の真相は。「スズラン」の正体、そして「プラチナデータ」とは。 設定はSFだが、内容ととるとヒューマンドラマに傾くかなと思った。 ガリレオシリーズみたいに科学で犯人を追い詰めるようなわけではなく、単なる推理小説に近い。 内容もそこまで混み合ったものでもなく、ある程度読みやすい。 神楽とスズランの関係、そして結末には何かライトノベルに近い臭いがした。個人的には切ないと思ったのだが。 他書と比べると劣るかもしれない。一つの作品と割りきって読むことを勧める。 | ||||
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遺伝子でその人間の情報ほとんどを引き出せるようになった世界。 その研究者の一人神楽が身に覚えのない事件によって追われる立場となる。 神楽には秘密がある。「リュウ」という人格を内に秘めていることだ。そして神楽の元に謎の少女が現れる。その名は「スズラン」。 そして事件を追う浅間はこの本のタイトル「プラチナデータ」の鍵に触れることになる。 神楽は殺人者なのか。事件の真相は。「スズラン」の正体、そして「プラチナデータ」とは。 設定はSFだが、内容ととるとヒューマンドラマに傾くかなと思った。 ガリレオシリーズみたいに科学で犯人を追い詰めるようなわけではなく、単なる推理小説に近い。 内容もそこまで混み合ったものでもなく、ある程度読みやすい。 神楽とスズランの関係、そして結末には何かライトノベルに近い臭いがした。個人的には切ないと思ったのだが。 他書と比べると劣るかもしれない。一つの作品と割りきって読むことを勧める。 | ||||
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いつもながらに、東野さんの構成力には唸りをあげざるを得ません。普通に起きているような事件から国家的な話にもっていくからみがさすがです。 少し、時代が先をいっている感じですが、あえてそれについてふれているところはなく、近い将来本当にそうなるんじゃないかと思わせられます。 ただ、最近の東野作品は少しさらっとした感じがするのは気のせいでしょうか?(苦労して書かれてるとは思いますが) あと、私は東野さんの後味の悪いところが好きなのですが、これは後味悪くないです。 | ||||
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いつもながらに、東野さんの構成力には唸りをあげざるを得ません。普通に起きているような事件から国家的な話にもっていくからみがさすがです。 少し、時代が先をいっている感じですが、あえてそれについてふれているところはなく、近い将来本当にそうなるんじゃないかと思わせられます。 ただ、最近の東野作品は少しさらっとした感じがするのは気のせいでしょうか?(苦労して書かれてるとは思いますが) あと、私は東野さんの後味の悪いところが好きなのですが、これは後味悪くないです。 | ||||
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犯罪捜査にDNAの検索システムを利用することで検挙率が高まったが、検索システムでも犯人の情報が検出されない連続殺人事件が発生した。被害者の中には検索システムを開発した天才数学者も含まれていたが、なぜDNA検索システムで犯人が検出されず、システム開発者が殺害されたのか。 DNAをめぐる殺人事件と人間の心理を描いた展開は普通に楽しめた。物語がDNAシステム利用者の神楽と、情報公開が許容されない状況で捜査を行う刑事の浅間の視点で描かれていたのも分かりやすかったと思う。事件は神楽が犯人として疑われはじめるところから加速し、プラチナデータとモーグルの謎を解く過程は非常に楽しめたのだが、最後の終わり方は長いものに巻かれるような感じで個人的には残念だった。 | ||||
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犯罪捜査にDNAの検索システムを利用することで検挙率が高まったが、検索システムでも犯人の情報が検出されない連続殺人事件が発生した。被害者の中には検索システムを開発した天才数学者も含まれていたが、なぜDNA検索システムで犯人が検出されず、システム開発者が殺害されたのか。 DNAをめぐる殺人事件と人間の心理を描いた展開は普通に楽しめた。物語がDNAシステム利用者の神楽と、情報公開が許容されない状況で捜査を行う刑事の浅間の視点で描かれていたのも分かりやすかったと思う。事件は神楽が犯人として疑われはじめるところから加速し、プラチナデータとモーグルの謎を解く過程は非常に楽しめたのだが、最後の終わり方は長いものに巻かれるような感じで個人的には残念だった。 | ||||
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文章は相変わらず読みやすく、最後まで難なく読む事が出来る。基本軸としては犯罪物捜査での旧来の手法と新しい手法の対比や対立心や精神的な安らぎを求める事と、科学的な事象を根拠に心を否定する考えの対比と対立の2軸をDNAのキーワードでくくりながら話は進んでいく。相容れないものとしての2者択一の表現や場面はいくつもあるものの最後はお互いに理解し昇華していく過程が描かれている。意図的にある存在は登場当初から明らかに非実在的な扱いで書かれてあり、読み手にはそれとなく分かるのだが、エピソードや逃避行の一つ一つに伏線や今後の鍵が潜んでおりセリフの行間でも楽しむ事が出来る。人を顔の痣というデータで見るのか少女らしい純粋な一面を心としてみるのか徹底的にデータでしか人を見ようとしなかった人に何故心の存在が見れたのか一見合理的に見えるDNAの採取はなぜ進まなかったのか等々ラストに向けて色々なテーマへの答えが見えてくる。著者の作品はすべて読んでいるが、読んで損はない秀作の部類かと思われる。 | ||||
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文章は相変わらず読みやすく、最後まで難なく読む事が出来る。 基本軸としては 犯罪物捜査での旧来の手法と新しい手法の対比や対立 心や精神的な安らぎを求める事と、科学的な事象を根拠に 心を否定する考えの対比と対立の2軸をDNAのキーワードで くくりながら話は進んでいく。 相容れないものとしての2者択一の表現や場面はいくつもあるものの 最後はお互いに理解し昇華していく過程が描かれている。 意図的にある存在は登場当初から明らかに非実在的な扱いで書かれてあり、 読み手にはそれとなく分かるのだが、エピソードや逃避行の一つ一つに伏線や 今後の鍵が潜んでおりセリフの行間でも楽しむ事が出来る。 人を顔の痣というデータで見るのか少女らしい純粋な一面を心としてみるのか 徹底的にデータでしか人を見ようとしなかった人に何故心の存在が見れたのか 一見合理的に見えるDNAの採取はなぜ進まなかったのか等々 ラストに向けて色々なテーマへの答えが見えてくる。 著者の作品はすべて読んでいるが、読んで損はない秀作の部類かと思われる。 | ||||
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自分みたいな小市民にはわからないところで世界は動かされてるのかもしれません。この世界のように一部の人間は守られてたりもするかもしれません。。。ただ、小市民には簡単にその世界に入り込めないのが悲しすぎて。。。そのほうが幸せかなぁ?いろんなことを考えさせられます。 | ||||
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自分みたいな小市民にはわからないところで世界は動かされてるのかもしれません。 この世界のように一部の人間は守られてたりもするかもしれません。。。 ただ、小市民には簡単にその世界に入り込めないのが悲しすぎて。。。 そのほうが幸せかなぁ? いろんなことを考えさせられます。 | ||||
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他の皆さんの評価はさほど高くないようですが、私個人の感想としては、最近の東野さんの作品の中では一番面白かったです。東野さんの作品すべてに言える事かもしれませんが、大変読みやすいので、読んでて疲れません。読後も余韻に浸る、とまではいきませんが、なかなか悪くない感じでした。どなたかのレビューで『「パラドックス13」や「パラレルワールドラブストーリー」に似てる』というものがありましたが、個人的にはこれらの作品よりはずっと楽しめた作品だと思います。ところで、文中に出てくる神楽のセリフ『国民に何ができるわけですか?デモしようが、演説しようが、政治家たちは自分たちの通したい法案を着々と通して行く。これまでずっとそうだったでしょ。国民の反対なんて関係ない。それに国民だって、どんなに無茶な法案を通されようが、怒っているのは最初だけで、すぐその状況になれていく』ものすごくうなずいてしまいました。この小説は近未来(?)の設定だと思いますが、過去も現在も、いつの時代も、政治家・役人というのは欲深くあくどいものです。 | ||||
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他の皆さんの評価はさほど高くないようですが、 私個人の感想としては、最近の東野さんの作品の中では一番面白かったです。 東野さんの作品すべてに言える事かもしれませんが、 大変読みやすいので、読んでて疲れません。 読後も余韻に浸る、とまではいきませんが、 なかなか悪くない感じでした。 どなたかのレビューで 『「パラドックス13」や「パラレルワールドラブストーリー」に似てる』 というものがありましたが、個人的にはこれらの作品よりは ずっと楽しめた作品だと思います。 ところで、文中に出てくる神楽のセリフ 『国民に何ができるわけですか? デモしようが、演説しようが、政治家たちは自分たちの通したい法案を着々と通して行く。 これまでずっとそうだったでしょ。国民の反対なんて関係ない。 それに国民だって、どんなに無茶な法案を通されようが、 怒っているのは最初だけで、すぐその状況になれていく』 ものすごくうなずいてしまいました。 この小説は近未来(?)の設定だと思いますが、 過去も現在も、いつの時代も、 政治家・役人というのは欲深くあくどいものです。 | ||||
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近未来の個人VS権力という話かと思いきや、 読み終えてからふと思う。 「これって恋愛小説だったのかな?」 自分の別人格が、知らずの間に恋をしていて、それでいて最後は彼女の絵を書き上げるなんて、 素敵な恋愛小説じゃないか!? そう思って読んだら、あっさりした終わり方にも納得した。 やはりぐいぐい読ませる東野作品だ。 | ||||
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近未来の個人VS権力という話かと思いきや、 読み終えてからふと思う。 「これって恋愛小説だったのかな?」 自分の別人格が、知らずの間に恋をしていて、それでいて最後は彼女の絵を書き上げるなんて、 素敵な恋愛小説じゃないか!? そう思って読んだら、あっさりした終わり方にも納得した。 やはりぐいぐい読ませる東野作品だ。 | ||||
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追う側、追われる側の同時進行する2人の時間が 読み手の緊張感を誘い、ノンストップで読みきりました。 他レビューにもあるように東野作品の基準が高い為、 評価が厳しいですが普通に読んで充分楽しめました。 | ||||
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東野氏のこれまでの作品のエッセンスをついばんでいるところのある作品だなあと思いました。 神楽が二重人格である点は、個人的な感触過ぎるかもしれませんが「秘密」や「トキオ」をなんとなく感じさせます。 また、科学と人間らしさの在り方の葛藤というものも、いくたびか作品の中に描かれていたものに感じます。 DNAの検索システムと、検索させないためのプラチナデータ。 結局は、勧善懲悪の物語にはなり得ず、背後にある大きな存在はそのままにした結末でした。これは何となく、伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』っぽく感じられ、この点がちょっと残念に感じてしまいました。 でも、こういう設定は楽しめます。なんとか背後の大きな存在をやっつける物語にしてもらえれば、痛快さを楽しめたのかと思いますが、またの機会に期待しておきたいと思います。 | ||||
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東野氏のこれまでの作品のエッセンスをついばんでいるところのある作品だなあと思いました。 神楽が二重人格である点は、個人的な感触過ぎるかもしれませんが「秘密」や「トキオ」をなんとなく感じさせます。 また、科学と人間らしさの在り方の葛藤というものも、いくたびか作品の中に描かれていたものに感じます。 DNAの検索システムと、検索させないためのプラチナデータ。 結局は、勧善懲悪の物語にはなり得ず、背後にある大きな存在はそのままにした結末でした。これは何となく、伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』っぽく感じられ、この点がちょっと残念に感じてしまいました。 でも、こういう設定は楽しめます。なんとか背後の大きな存在をやっつける物語にしてもらえれば、痛快さを楽しめたのかと思いますが、またの機会に期待しておきたいと思います。 | ||||
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二重人格、DNA鑑定の無謬さに潜む闇、権力者の身勝手などがてんこ盛りになって展開される。日本版CSIに勤務する主人公の二重人格(最近では二極症とか多極症といわれるようだが)が早々と明かされて、後は彼が如何に逃げ切るかという話かと思いきや不思議な少女が現れて、逃避行が展開される。三ヶ月読まずに我慢した甲斐があったか。。。 | ||||
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二重人格、DNA鑑定の無謬さに潜む闇、権力者の身勝手などがてんこ盛りになって展開される。日本版CSIに勤務する主人公の二重人格(最近では二極症とか多極症といわれるようだが)が早々と明かされて、後は彼が如何に逃げ切るかという話かと思いきや不思議な少女が現れて、逃避行が展開される。三ヶ月読まずに我慢した甲斐があったか。。。 | ||||
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東野圭吾氏の最新作です。 東野氏の著書には、近未来というかSFチックというか、ちょっとだけ設定を未来っぽくした作品がいくつもあります。 そのどれもが、現実を忠実にリアルに表現しながらも、ほんの少しだけ未来的要素を加えることで、非常にエンターテインメントとしての質が際だっています。本書もそうした一連の作品の中の一つであり、その中でも傑作と言っていいレベルだと思いました。 東野作品が今や売れに売れていて(私はデビュー当時から愛読していますが)、ドラマや映画に引っ張りだこなのは、ひとえに彼の表現力・筆力によるものだと思います。ストーリーテリングが上手く、リーダビリティがあって、人物表現が際だっているため、読者はすっかりと彼の術中に引き込まれていきます。本作も読み出したら止まらない面白さで、最後まで一気に読んでしまいました。 本作では、全ての国民のDNAが登録され、犯罪検挙率が格段に向上した世界が描かれています。東野近未来作品の肝は、こうした「さもありなん」と思える設定にあります。馬鹿馬鹿しいほど未来的であったりSFそのものであったりではなく、現実の延長線上にあってもおかしくないリアルな未来像だからこそ、ストーリーが生きてくると言えます。この空恐ろしい世界を舞台に、遺伝子と心をテーマにした作品が本作です。 芸術とは作者が意識して生み出せるものではない。その逆だ。それは作者を操り、作品としてこの世に生まれる。作者は奴隷なのだ。 本作で、陶芸家が放つ言葉ですが、著者は自らの作品についても多少なりともこういう思いを持っているのではないかと感じます。生み出すのではなく生まれるもの。結果として世の中に認められるもの、求められるもの。ベストセラー作家なりの紡ぐ思いが謙虚に凝縮しているように感じました。 本作は「容疑者Xの献身」以来の会心の出来ではないかと、私は思います。唯一、最後の部品のところだけは余計だったかな、筆が滑りすぎたかな、完璧を求めたのだろうな、と思いましたが。それはそれとして、期待を裏切らない高いレベルのミステリーに仕上がっていると思いますので、五つ星でオススメしておきます。 | ||||
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