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(短編集)
桜闇
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桜闇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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既刊より厚みがあります。どのエピソードも面白いし、案外ほっこりした穏やかな終わり方でほっとさせられます。すべての登場人物のその後についてちゃんと言及してくれる締めくくりはとても親切だったと思います。宗教色の強い異常な世界観へと膨らませた後、元通りのところに戻ってくれた安心感も歓迎できます。建築ミステリというジャンルからははみ出してしまった印象もありますが、シリーズの締めくくりというのはキャラ文芸になるべきで、そういう意味でも落ち着くところに落ち着いた感がありよかったです。 | ||||
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私は表題作の「桜闇」が好きです。被害者である老人が毒を盛られたのは、艶やかに咲く枝垂れ桜の下。容疑者は彼の妻だが、確実な物証はない。その事件を目撃したのが、16歳であった頃の桜井京介。不可能犯罪の謎を解明しようとする、若き頃の探偵、一生懸命で素敵です。それに、描写が良くて、雰囲気にものまれます。他、9編の短篇と、探偵年表を収録。ファンにとっては年表も魅力的です。 | ||||
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十篇の短編を収めるこの本の中でも、私のお勧めは、ミステリとはいえないかもしれないが、「神代宗の決断と憂鬱」。蒼への愛情が神代教授独特のぶっきらぼうさで示されると同時に、彼の家の様子が詳しく表現されているが、この家が、懐かしい匂いのする家なのだ。(昔、こういう家に住む友がいた私の、単なる個人的な想い出からかもしれないが)巻末に建築探偵の事件(作品)年表つき。シリーズのファンならやはり読むべき一冊でしょう。 | ||||
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