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回転木馬
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回転木馬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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全く問題なし | ||||
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続編 以前にも読みましたけど今回も最後まで一気読みしました 帰ってきてよかった 報われた主人公の思いが良かったと思いました | ||||
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前作の「観覧車」を知らずに読んだのですが 単体としても、楽しめました。 所々に、前作を読んでいた方がわかりやすいと思える描写もありましたが それは、これを読み終えたら前作も読みたい…と 思えるようないい意味で。 柴田さんの作品の好きなところは、心の吐露が巧いところ。 人間の”業”の部分を描かせたら、ピカ一の作家さんだと 思っています。 それは、きっと年齢をある程度重ねないとわからない、言葉の羅列。 私は、何冊が読みましたが 頬にツーっと一筋の涙がこぼれるようなページ が何度かありました。 派手なシーンでは無いのに。鼻の奥が痛くなるようなものでもなく ボロボロと出る涙でもなく、たった一筋の自然とこぼれる涙です。 この回転木馬では、主人公の唯ではなく 第一章の「添う人」の笙子に。 最後の彼女の心の真実に触れた時に、共鳴していました。 その瞬間は、読み続けられず ほんの数分間本を閉じて余韻を感じます。 これこそ、本読みが止められない一瞬ともいえます。 映画やTVという映像がなくても、そのシーンが想像できる。 共感や共鳴する。 そして、それこそが作者の力の見せ所なのかもしれません。 そういう意味では、私はこの”笙子”に共鳴できて 読んで良かったと 思えました。 前作を読んでいない分、唯への感情移入が難しかったかもしれません。 唯の夫探しの長い旅の始まりである「観覧車」も、是非手に取りたい1冊になりました。 | ||||
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前作の「観覧車」を読み、 続編のこちらが文庫になるのを心待ちにしていました。 「観覧車」がとてもよかったのでかなり期待していたのですが、、 感想はちょっと期待はずれ?でした。。 文章はとてもきれいで心理描写もよいのですが、 貴之の失踪理由も記憶喪失というある意味お約束な理由でしたし、 前回は1話完結の事件にからめで徐々に失踪の全貌が、、という手法だったのに対し、 今回は夫探しがメインの物語で全体的に盛り上がりに欠け、ちょっと退屈な構成の印象をうけました。 期待をしていただけに残念です。。 | ||||
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物語の中で唯が貴之の影を見つけ真相を掴むのにかかった12年と、前編から続編が発表されるまでの間隔が12年というのは関連しているのだろう。物語の中心はあくまでも貴之失踪の真実を突き止めることだが、物語の中で心に傷を負った女性が何人か登場し、彼女らの心の中も丁寧に描かれていた。失踪した貴之と一緒にいた雪も心に傷をもった女性の一人だったのだが、知り合って5年しかたっていない夫を12年も追い続ける唯の執念に感動した。また、貴之が唯を忘れようという覚悟にも共感できた。結局は記憶喪失が元で雪と一緒になった貴之だが、もし唯が貴之を探さずに幸せに暮らしていたとしたら、雪が死に事件が時効を迎えても貴之は唯に連絡しなかったと思う。 | ||||
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この物語の前作「観覧車」がとてもよかったので楽しみにしていました。 ですが、こちらの方は主人公唯が夫を待ち疲れたのか、これが歳をとるということ なのか。作者さんが年齢を重ねている様が如実に作品に表れており、「観覧車」 のもつ、哀しい物語でありながら失わないみずみずしさが消えており、 文学としてのキレがなかったです。 もう1つ、観覧車でなかなか面白い役回りだった風太の出番が少なくて、全体的に 真面目すぎる人たちの長い会話が主体で構成的にも退屈で息苦しさが募ったこと。 結局、夫貴之の失踪の理由は記憶喪失に遠因が尽きるわけですから、この「記憶 喪失」という古い素材をミステリー仕立ての遠因にするにはちょっと残念だった かな・・・と。何せ、どきどきして本を開いたものですから・・・・ | ||||
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『観覧車』の続編…。★夫が失踪して12年。ただ当時待ち続けるだけであった唯。その唯が、夫を探すを決意をしてその後を綴っています。★失踪してからの夫の姿。そして、失踪探索までの中で出会う女性達のそれぞれの人生。これがすごく良かったと思います。単なる唯だけの物語に留まってしまったらきっとこの作品はこれだけの重みがなかったと思います。女性達の人生と唯の人生を重ね合わせる事で女性達の胸の内がすごく伝わった来ます。★そして、読者も予想もしなかったような夫のその後の人生もなかなか良かったです。★失踪前の夫を唯の想い出のパンや桜というちょっとした事が、唯の思いの深さそして夫婦の絆をギュッと結んでいてジ〜ンと来ました | ||||
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前作「観覧車」を読んで以来、続編を待ちわびておりました。あの終わり方、唯のテンションも私のテンションも盛り上がるだけ盛り上がっていました。なのに、なのに…。あのテンションからの続きがどうしてこれなの?実際に、前作から今作までの間に、何年も経過したんだと思います。しかし、物語上は上下巻のようにつながった展開なのです。続いて書かれたように、感じさせて下さい。何だか唯のキャラクターまで、少し違うようです。夫が失踪した経緯も、説得力ないなあ〜。柴田さんって、もっと女性心理について、鋭く深く書ける人なんですよ!今まで読んできたどの柴田作品も、これより面白く、必ず「ドキッ」とさせられる部分があったのに、今作はすぐ忘れそうな作品です…。 | ||||
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柴田さんは作品の量が多すぎて、わりとあたりはずれがあったりするのですが、これは良かったです。例によって無理な「ミステリー」を盛り込む必要はなかったように思いますが、暗く重い話を説得力を持って描ききっています。これだけの作品を書くのって相当なエネルギーがいるだろうなぁ。あとがきでも作者は会心のできであることを語っています。 | ||||
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この作品は「観覧車」という作品の続編。この中では貴之の 失踪の理由が分からなかった。やっと続編が読める。この 作品を手に取ったときそう思った。なぜ貴之が失踪したのか? その謎がずっと心に引っかかっていた。失踪の理由は、誰もが 「こんなものだろう。」と言うような、無難なものにまとめ られていたが・・・。それにしても唯のように10年以上も 待てるだろうか?どんなに愛していたとしても、その年月は 残酷なほど長い。その年月に負けず劣らず残酷な現実も待って いたのに。はたして唯はこれから先、それをどのように受け 止めて生きていくのか?新たな一歩を踏み出そうとする唯。 唯の本当の物語は、ここからが始まりなのだ。 | ||||
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夫の突然の失踪後十一年。帰る場所を残しておくため夫の仕事を継ぎ調査事務所の探偵になった唯。一年前、仕事で訪れた新潟で佐渡へ渡るフェリー乗り場で見かけた夫らしき姿を手がかりに同業の友人の手を借りて足取りを追う。何故、突然の失踪なのか? 何故この十一年連絡もないのか? 連れの女性は? 失踪前夜、住んでいた京都で起きたホームレスの死に関係があるのか? 不安と疑問の渦巻く中やっと捜し当てた先で会ったのは、自分と同じ名前の少女“ゆい”。後もう少しこのままで居させてくれと夫と会うことを拒む人々。彼らはいったい何を隠しているのか? 京都の『冷泉の桜』と酵母パンの味と香りが二人の距離を縮めて行き、清冽な湖畔から漂う清い空気の様に失踪前と変わらぬ二人の想い。すべての謎が解けたとき十一年という時の長さがまたしても二人を阻む・・・。この二人会える日がくるのでしょうか? それは読んでのお楽しみ! | ||||
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