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(短編集)

探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる



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探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくるの評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくるの感想

学園ラブコメミステリ。☆7(+1好み)
版元レーベルの兼ね合いでタイトルと表紙が超ラノベテイストなので、ミステリ読者には敬遠されそうですが中身はちゃんと謎解きしている学園ラブコメミステリです。

シリーズ2作目で変にキャラものや別ジャンルになる事なく、1作目から順当に学園内の日常を舞台にしたミステリをしているのが好感でした。扱われる謎も現代寄りで新鮮。同級生からの相談で、ネット上の知り合い調査やSNSの文脈などを元に人物を推測するというものが扱われます。"学園ミステリ"というジャンルは昔からありますが、時代設定が現代的になっています。

本書は謎解きに重みがあるのではなく、謎解きを軸にそれに関わる同級生や先生たちとの交流を描く青春小説にも感じられました。山田姉妹と主人公の掛け合いも良く、学園内の悩み事を好奇心だけでなく、無下にはできない優しさが感じられるのが良いです。1作目以上に皆との接点が増えていき充実した学校生活を感じられる展開でした。さらに巧いのが3話目に至ってはその学園生活の姿に対比する形での物語が扱われている事。この年代の負のテーマがあり、雰囲気を壊す事なく巧く扱われている事が印象的でした。

前作同様に謎を解く事で人の救済となっている点が大変好み。
キャラクターの明るい雰囲気や会話の流れが優しくポジティブなので読んでいて嫌な気持ちにならないのが良い。作者の性格なのかな。このシリーズは好みで続編希望です。

余談。
本書は去年の発売時期11月ごろに購入しましたが表紙が水着だったので気分的に夏まで寝かせました。読んでみたらリアルな季節は関係なくて物語内が1巻の高校生活新学期から始まり、そのまま時間軸が夏という事でした。イラストは明るく可愛く作品にマッチしていて好み。1作目の表紙はミステリ読みにも伝わるシャーロックでしたが、本書の水着は振り切っていきなり攻めたなと笑えました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくるの感想

一巻の頃よりひねりが増えていて、面白くなってきた。
キャラクターも立っていて良いし、伏線(長女のこと)もしっかり張っているため、今後の展開が楽しみである。
また、主人公やヒロインたちが「探偵」として人々のプライバシーを根掘り葉掘りすることに疑念を抱いているという描写がある点は、この小説が単なる形だけのジュブナイルミステリーを目指していないということが理解できて、個人的に満足した。

陰獣
Z0SROFAS

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