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かがみの孤城の評価:
8.25/10点 レビュー 12件。 S ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.25pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
かがみの孤城の感想
繊細に、それでいて周到に描かれた傑作。ミステリーではないかもしれないが、それはどうでもいい程の傑作。安易な展開に逃げ込まず、7人、いや8人全員を闘士として描いた力作。今も昔も、未来も、若者は傷付きながらも闘い抜くのだという青春賛歌にして応援歌。
感動しました。思春期の描写、お互いのことを知り仲良くなっていくプロセス、そこから生まれる絆、巧みな展開、、切なさもありながらも善処により、少しだけ感じる過去とかも良いです。羨ましい世界を創り上げてます。
素晴らしい作品でした。所々で心に響き、惹き込まれた読書でした。デビュー作の『冷たい校舎の時は止まる』を彷彿させる青春ミステリを感じました。比べると、デビュー作はミステリ色や死の雰囲気が強かったですが、本書は青春物語にミステリの技法が盛り込まれているような作り。まず、あえて少し違った視点で感想を挙げますが、ミステリ的な舞台設定はデスゲームもの。詳細はボカシますが、突然集められた男女。舞台のルール説明。1人だけ得られる報酬。この展開から起きる一般的な小説は疑心暗鬼で殺伐とした物語が多いのですが、本書は優しく温まり、心が揺れ動く話として描かれていた事が読書人生の中で新鮮に映りました。デスゲーム設定でこんな作品が作れるのかと驚いた次第です。さて本書はミステリを期待して読む本ではないです。そこに比重がおかれると少し物足りなく感じてしまうでしょう。著者の描くファンタジー&青春物語の1作を読んでみる。程度の気持ちで読むのが丁度よい心構えとなります。物語は、学校で悲痛な思いをし不登校になってしまった中学生の"こころ"(名前)。彼女の部屋の大きな鏡が輝き、吸い込まれるように中に入ると同じ年代の男女と城の中で出くわします。主人公含む7人の男女。それぞれ何か闇を抱え、最初はギクシャクしながらも、徐々に心を通わせていく――。という流れ。主人公の名前"こころ"とある通り、本書は中学生の心模様をものすごく丁寧に描かれている作品だと感じました。学校に行けなくなった理由を単純に"いじめ"や"不登校"という短い単語でグループ化してしまうのではなく、人それぞれ、一言では語れない関わる人や場やタイミング、その時誰かが言ったセリフなど、1つ1つが丁寧に描かれ、その状況を読んでこそ悲痛な気持ちがより浸透していくような、感情が揺さぶられる読書体験でした。終盤の展開はこうなるのだろうと想定の範疇でしたが、文章や展開に惹き込まれて感動しました。10代の小中高生にはとてもオススメな作品です。素晴らしい作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想
当たり外れのある作者さんですが、この作者さんの当たりは大当たりになる事が多くこの作品も例外に漏れず大当たりでした。登校拒否の7人の中学生が日中17時まで鏡の中の世界で、見つければ何でも願いが叶うという部屋の鍵を探すというファンタジーものですね。読んでいても、登校拒否な人の気持ちなんて私には理解出来ないし、甘ったれるな、とも思ってしまうんですが、この作品は、つまりは「仲間」がいれば、そんな連中の寄せ集めであったとしても、そんな中で役割分担もなされて協力しあってわかりあえて・・・要は人間強くなれるって言っていますね。読中「生年月日を確認し合ったらどうだ」って思っていたくらい展開はほぼ読めてましたし、登場人物たち~あえて弱者たちと言わせてもらいますが、に同調など全くしていないにも関わらず、読中何度も涙腺が緩みました。何故だか自分にも分かりません。辻村さんってホント不思議な作品描く人ですね。
大傑作ですね。とても良かったです。この本に出会って救われる人、多いのではないでしょうか。本当におすすめです。 ▼以下、ネタバレ感想
繊細に、それでいて周到に描かれた傑作。
ミステリーではないかもしれないが、それはどうでもいい程の傑作。
安易な展開に逃げ込まず、7人、いや8人全員を闘士として描いた力作。
今も昔も、未来も、若者は傷付きながらも闘い抜くのだという青春賛歌にして応援歌。