片耳うさぎ

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種別
長編
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あらすじ

2009年11月10日 片耳うさぎ (光文社文庫)

小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学三年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり―二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。(「BOOK」データベースより)

評判

片耳うさぎの評価:

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片耳うさぎの総合評価:

7.28/10点 レビュー 25件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25
(4pt)

「お化け屋敷」の謎

主人公の奈都は、小学6年生。
父が事業に失敗したため、父の実家である田舎のお屋敷に身を寄せていた。
だが広くて古いお屋敷は奈都たち小学生には不気味で恐ろしく
父と母が帰れないある日、怖くなった奈都は
同級生の紹介で、中学生のさゆりにお泊まりしてもらうことにする。
だが、お屋敷に興味津津のさゆりに連れられて
お屋敷を探検するうち、奈都たちは誰かがお屋敷を探りまわっていることに気づき。。。

田舎の古いお屋敷。
恐ろしい予言をする老婆。
お屋敷に残るいたましい伝説。
まさに本格ミステリといった舞台立てですが
奈都という小学生を主人公にすえ、かろやかなミステリに仕上げられています。
さゆりと二人で、お屋敷のあちこちをのぞく冒険や
不気味な謎をとききったときの爽やかで力強い読後は
低年齢から大人まで、幅広い層にお勧めできるお話です。
(物語の構成や文章は、著者の児童向け小説とは異なり、大人向けですが)

登場人物も魅力的で、特に意欲的にお屋敷を探検する美少女・さゆりと
お屋敷に君臨する当主の姉・雪子大叔母が、凛として素敵でした。
片耳うさぎ Amazon書評・レビュー: 片耳うさぎより
4334925642
No.24
(2pt)

結局何が問題だったのか

古いお屋敷の探検は面白く読みましたし最後は事件???が解決したようでハッピーエンドですが、結局何が問題だったのか謎だったのか、私の読解力が足りないのでしょう、理解できませんでした、謎というのは結局、雪子大伯母の出生の秘密だけ?今さらそのどこが問題なのか。
娘と引き離された八重子さんについてさゆりさんは「遠い土地に追いやられ、しばらくして女の子を生みます。それが私のおばあちゃん」と、えらくあっさりと語っています。そのさゆりさんのおばあちゃんの父親が誰なのかはストーリーには関係ないからいいですが、でもひとりではこどもは生めないのだし、余りにも唐突すぎるので、もうちょっとなにか補足があってもいいのではないかと思いますけど。
○○と大学の同級生が赤の他人ながら瓜二つというのもよくある安直な設定です。これはまあ、親類ではあるけれど会ったのがしばらくぶりだから誰にも気づかれなかったのだろうということで自分を納得させました。
消化不良ですがつまらなくはなかったので星2つとしました。
片耳うさぎ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 片耳うさぎ (光文社文庫)より
4334746772
No.23
(2pt)

結局何が問題だったのか

古いお屋敷の探検は面白く読みましたし最後は事件???が解決したようでハッピーエンドですが、結局何が問題だったのか謎だったのか、私の読解力が足りないのでしょう、理解できませんでした、謎というのは結局、雪子大伯母の出生の秘密だけ?今さらそのどこが問題なのか。
娘と引き離された八重子さんについてさゆりさんは「遠い土地に追いやられ、しばらくして女の子を生みます。それが私のおばあちゃん」と、えらくあっさりと語っています。そのさゆりさんのおばあちゃんの父親が誰なのかはストーリーには関係ないからいいですが、でもひとりではこどもは生めないのだし、余りにも唐突すぎるので、もうちょっとなにか補足があってもいいのではないかと思いますけど。
○○と大学の同級生が赤の他人ながら瓜二つというのもよくある安直な設定です。これはまあ、親類ではあるけれど会ったのがしばらくぶりだから誰にも気づかれなかったのだろうということで自分を納得させました。
消化不良ですがつまらなくはなかったので星2つとしました。
片耳うさぎ Amazon書評・レビュー: 片耳うさぎより
4334925642
No.22
(5pt)

ドキドキのちホッコリ

屋根裏部屋探検にドキドキ。
謎が次の謎を呼び…。
ドキドキしながら読み進んだ最後は
ホッコリ温かい気持ちに。
オススメの一冊です。
片耳うさぎ Amazon書評・レビュー: 片耳うさぎより
4334925642
No.21
(4pt)

雰囲気は魅力的、ただ物語と謎のサイズが合ってない感じも

旧家に伝わる、片耳うさぎの伝承。「うさぎのうらみ わするるべからず・・・人の子死して うさぎはおどる」という童謡もふくめて、メルヘン化された横溝正史の雰囲気です。
 蔵波家の巨大な屋敷に越してきたばかりで、両親の留守のあいだ、こわくて屋敷で寝られないという主人公の小学六年生の奈都に、謎の中学生さゆりがいっしょに泊まりこんでくれることに・・・。一週間のあいだにこの旧家にまつわる謎がひとつ解けていく、というもの。

 旧家の屋根裏をふたりが探険してまわるところが、やはり一番の読みどころでしょうか(祖父の田舎の実家の家がこんな感じでした)。階段だんすからのぼってゆく世界、隠し部屋・・・わくわくします。
 突然投げこまれる片耳のとれたうさぎのぬいぐるみと、奈都が幼児期に一度この屋敷にきて、夢のような体験をし、ある小部屋にたどりついて、そこから持ち帰ったうさぎのぬいぐるみ。謎は、このほのぼのとした二匹に隠されていました。

 田舎の旧家の屋敷の雰囲気やうさぎをめぐるちょっとせつない伝説。その土俗的な世界はとても大きな広がりをもっていて、この家系の宿命みたいなものもあり、ファンタジーとしてまとめることもできたと思います。

 しかし、これだけ豊かでふくらみのある世界なのに、〈日常の謎〉ミステリにしようとして、解くべきなぞは大伯母の出生ただひとつ、それだけのために、この世界が置かれているのはもったいない気がしました。謎自体が、この世界につりあうだけのものであってほしかったし、これだけのことのために、さゆりが行動したというのがちょっと不自然な感じも。

『ねずみ石』のときも、舞台となる田舎の神事や伝説に満ちた世界が、世代を越えた次元の広がりを持っているのに、肝心の事件はその世界の意味とは関係のない、どこにでもありそうな殺人事件だったことに、ちょっと違和感を覚えました。

 設定されている世界が予感させるものと、謎のサイズがあっていないというか、この世界ならもっと大きくまがまがしい、あるいは神秘的な謎がふさわしい、という感じなのです。
 著者には、今後ミステリに縛られることなく、児童文学、あるいはファンタジー的な純文学として、もっとこの手の世界を展開してほしいです。
 
 全編に象徴的にあらわれる「おどるうさぎ」は主人公が少女ふたりであることとシンクロし、とても愛らしい。ラストのシーンも、「うさぎ」の象徴性をかいまみせるもので、謎とは別に、小説として深く心に食い込むものがありました。あえてミステリとするのではなく、青春小説の中でひとりでに謎が解けてゆく、という形でもよかったのではないでしょうか。
 また読み返したい本であることは間違いありません。
 
 

 

 

 


片耳うさぎ Amazon書評・レビュー: 片耳うさぎより
4334925642

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