館という名の楽園で
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館という名の楽園での総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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推理パズルに、ちょっと話をたしました程度のもの。 | ||||
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殺人事件が起きるためにあるような奇妙な館に住む、という夢を叶えた男が、学生時代のミステリ研究会の旧友たちをそこに招き、推理ゲームを行う……という推理小説ファン、特に所謂「館もの」が好きな人の気持ちを代弁するような作品です。 | ||||
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歌野晶午さんが2002年に祥伝社文庫の企画で館ミステリーとして書き下ろした秀作中編本格推理小説。本書は本文が149頁と薄くてコンパクトながらも単純だけど人間心理の盲点を突いた大胆な不可能犯罪トリックが味わえるハウダニット・ミステリーの良作でしたね。N大探偵小説研究会のOB4人が新築の西洋館「三星館」に招かれ主夫妻と共に行う「殺人トリック・ゲーム」は百数十年前にイギリスで起きた鎧武者の亡霊の消失事件も絡む超難事件で誰もが著者の企みに見事に騙される事でしょう。ラストはアンハッピーエンドながら誠に哀切でしたね。 | ||||
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問答無用の駄作ですね。いくら本格推理小説好きな私でも単なるパズルに文章をくっつけたようなものは要りません。 | ||||
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ミステリの舞台となるような館を持ちたい、という若い頃の夢を叶えた男が、 30年以上前に大学の探偵小説研究会でいっしょだったかつての仲間四名 を自らが建てた館〈三星館〉に招待した。 館の主人は、その館で過去に起きた不可解な事件(主人の創作) を皆の前で語った後、それを踏まえた推理劇をしようと提案する……。 メイントリックは、《家》シリーズの作者らしく、館自体に仕掛けられたもの。 「建設資金は不足していました」という主人の言葉やベッドの数など、随所に ヒントが散りばめられており、カンのいい人は、すぐに気づくかもしれません。 結末は、ミステリを愛する無邪気な稚気と、老いや 病といったシビアな現実が対照され、なんとも哀切。 予定調和と感じる向きもあるかもしれませんが、それに 殉じてみせるのがミステリファンということなのでしょう。 ちなみに、本作の推理劇を先鋭化させ、トリックの追究とその解明に 特化させたのが、のちの《密室殺人ゲーム》シリーズだといえます。 ★『そして名探偵は生まれた』 | ||||
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祥伝社の中篇シリーズで、本書も153頁という薄さ。 本来なら短編でせいぜいというトリックに、ミステリ・ファンの心情みたいなものを織り込むことで中篇にした作品。 トリック、ミステリとしての完成度は高くない。不満に思う読者も少なくないだろう。 良かったのは、ミステリ・ファンの「夢」を描き出して見せた点。これには胸を突かれるものがあった。もの悲しい余韻がたまらない。 しかし、人物に魅力がないというか、ぎこちないというか、小説としてはいまいち。 | ||||
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タイトル通り館ものミステリー。推理小説ごっこという設定じたいは『ある閉ざされた山荘で』や『思いがけないアンコール』などでもあったものです。それらでは例外なく芝居であったのが、本当の殺人事件が起こっていますが、さて本作では…?読了後の感想から言うと、本作のネタは島田荘司か森博嗣的で、両者が好きではない私にとっては少々厳しい感じでした。ただし、館を作り上げた冬木の心情が分からないでもないのは確かで、そのあたりがミステリ・マニアには受けるのかもしれません。とはいえ、小説、あるいは作品としてマニアの心理が昇華されているか、というととてもそうは言えず、結果としては(登場人物の区別が全然付かないことも含めて)同人誌的なレベルに留まっていると思えました。 | ||||
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