冬のオペラ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
冬のオペラの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
冬のオペラの総合評価:
7.68/10点 レビュー 25件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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著者の作品は「日常の謎」を扱うことで有名になった【空飛ぶ馬】や【夜の蝉】は既読でしたが、本作品は知らなかったので、読んでみることとしました。
本シリーズは、「探偵は存在であり意志である」と言う哲学により名探偵を自称する巫(かんなぎ)弓彦を主人公とする連作ミステリ。
本書には、2つの短篇と1つの中編が収録されています。
短篇の【三角の水】と【蘭と韋駄天】は「日常の謎」を題材としており、中編の【冬のオペラ】はダイイング・メッセージがテーマの殺人事件の謎、と言うのが大まかな特徴です。
読み始めてすぐに感じたのが、文章の巧みさ。
直木賞作家に、文章がうまいなどと言っても誉め言葉にはならないでしょうが、単なる「謎解き」ではなく、「物語」として綺麗にまとまっています。
ワトソン役を自ら買って出た二十歳の女性、姫宮あゆみの一人称で描かれる本シリーズは、明るくユーモアにも富んだ彼女によって、エキセントリックな探偵を小気味良く読者に橋渡しすることに成功しています。
作中のトリックは奇抜さや斬新さはあまり感じませんでしたが、物語全体としてみた場合、無理なく溶け込んでおり、ストーリーテリングの妙を感じさせます。
巧みな小説を読んだな、と言う充足感を持って書を閉じることの出来る作品だと思いました。