真夜中の遠い彼方



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    初公開日(参考)1984年11月
    分類

    長編小説

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    真夜中の遠い彼方

    1992年04月01日 真夜中の遠い彼方

    いまや国際都市になった新宿の片隅で20年近く続いたスナックが店を畳む事になった日に、その女はやって来た。腕から血を流し脅えながらメイリンと名のった女は、地回りの組長を撃ち追われているらしい。マスターの郷田と店に居合わせた常連の客は彼女を匿うが、ヤクザと警察の両方からの執拗な捜索にメイリンを歌舞伎町から脱出させる事にした。人々の欲望を孕んだ週末の新宿の夜は、突然の暴走族の出現を交え熱く膨らんでゆく…。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    真夜中の遠い彼方の総合評価:8.67/10点レビュー 3件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    80年代歌舞伎町ハードボイルド

    1984年に発表された、佐々木譲がバイク小説からハードボイルド、ミステリーへの飛躍を遂げた記念すべき作品。バブル経済の初期、熱に浮かされたような狂乱が繰り広げられていた歌舞伎町を舞台にした、鮮烈な読後感を残すハードボイルドである。
    主人公は1968年、「新宿米タン闘争」の際に機動隊に追われて逃げ込んだ歌舞伎町のジャズの店のマスターにかくまわれて以来、新宿に住み着き、歌舞伎町の片隅で流行らないスナックの雇われマスターとして過ごしてきた。その店が今日で閉店という6月末の土曜日、開店準備をしていた店にケガをした若い女が逃げ込んできた。彼女は不法滞在のベトナム難民で、売春目的に彼女を拉致した暴力団組長を撃って逃げてきたという。歌舞伎町では暴力団員たちが血眼で探し回り、事件を知った警察も暴力団より先に彼女を確保すべく歌舞伎町一体を包囲し始めた。事情を聞いた主人公は、店の常連客の協力を得ながら、彼女を脱出させようとする・・・。
    第一に、二人の出会いから脱出まで、わずか6時間ほどの間に繰り広げられる、人間的で密度の濃いストーリー展開がサスペンスを高める。さらに、バブル期の歌舞伎町の無法地帯ともいえる猥雑さがハードボイルドさを際立たせる。
    ハードボイルドファンにはかなりオススメだ。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (4pt)

    真夜中の遠い彼方・・・・!

    若松孝二監督による映画『われに撃つ用意あり』が大好きで、機会があれば読みたいと思っていた原作本で佐々木譲は初めて読みました。
    いくつかヴァージョンがあるが、天山文庫版はカバーが原田芳雄なのでこれに決めました。
    感想はといえば・・・・・何か物足りなさが残る。
    スピード感はあるが、もっとページを費やして本筋とは関係が無いような事なども含めて色々と描きこんでくれても良かったかな。
    まだ映画を観ていないという方がいれば是非とも見ていただきたい。
    真夜中の遠い彼方 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:真夜中の遠い彼方 (集英社文庫)より
    4087491986
    No.1:
    (5pt)

    当時の新宿がよみがえる秀作

    夜の新宿、アウトロー、行き場の無くなった女性、広域暴力団組長の死。
    それらが巧みに繋がり疾走感へ変わっていく。

    佐々木譲が得意とする”疾走感”がとても良く表現されており一気に読める小説。
    原題”真夜中の遠い彼方”は”新宿のありふれた夜”に改題されたが”世界の中心で愛を叫ぶ”みたいな大きなイメージがある
    こちらの方が好みです。

    クライマックスの新宿大暴走は映画版である”我に撃つ用意あり”でちんけな映像になってしまいましたがきっと現代に映画化した方が良い作品になったと思います。小説の表現は素晴らしい。
    真夜中の遠い彼方 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:真夜中の遠い彼方 (集英社文庫)より
    4087491986



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