硝子のハンマー
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初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
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お気に入りにされた回数
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読書済み登録回数
244回
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あらすじ
外部リンク
評判
硝子のハンマーの評価:
6.73/10点 レビュー 15件。 B ランク
硝子のハンマーの総合評価:
7.28/10点 レビュー 162件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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密室殺人というクラシカルなテーマを現代的な視点で描いている一冊。
物語は、ある日とあるビルの会議室で発生した殺人事件から始まる。
この会議室は、外部から完全に遮断された密室であり、まるで犯人が蒸発したかのような状況。
本書の魅力は、まず何といってもそのトリック。
密室殺人というありふれた設定でありながら、貴志祐介は読者の予想を上回る複雑かつ斬新な仕掛けを用意している。
犯行の手口は、物理的な制約や現代の技術を巧みに取り入れており、その発想力には驚かされる。
読者は次々に提示される手がかりに目を奪われ、結末まで目が離せない。
また、キャラクターの描写も秀逸。
主人公をはじめ、事件に関わる人物たちは皆、個性的でありながらリアリティがある。
さらに、物語全体に漂う緊張感が、読書体験を一層深いものにしている。
密室という閉鎖的な空間が持つ圧迫感や、犯人の正体が徐々に明らかになる過程で高まるサスペンスは、まさに一級品。
読み手は主人公と共に手がかりを追い、真相に迫るスリルを味わうことができる。
反面物語の伏線が多く、複雑に感じられる点もある。
トリックの巧妙さゆえに、すべてを理解するためには注意深い読解が必要である。
適当に流し読みをしてると、物語の展開に不明な点が出てきて分からなくなる。
何度前に戻って読み直したことか。
そこのあなたもご注意あれ。
特に推理小説に不慣れな読者にとっては難易度が高いと感じる。
それを差し引いても、この作品が持つ魅力と完成度は非常に高く、挑戦しがいのあるミステリーであることは間違い無い。
本書は、貴志祐介の才能が存分に発揮された名作ミステリーであり、推理小説ファンのみならず、スリリングな物語を求めるすべての読者におすすめ。
密室トリックの真髄を体験したい方にとって、必読の一冊と言える。