成瀬は都を駆け抜ける

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種別
長編
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あらすじ

2025年12月01日 成瀬は都を駆け抜ける

成瀬シリーズ堂々完結!! 唯一無二の主人公が、今度は京都を駆け巡る!膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……⁉ 全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!(「BOOK」データベースより)

評判

成瀬は都を駆け抜けるの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 S ランク

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成瀬は都を駆け抜けるの総合評価:

9.38/10点 レビュー 198件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.198
(5pt)

変わらぬ成瀬がいた

大学生になっても変わらぬ成瀬がいた。
泣くシーンでなはいのだが、読んでいると
何故か涙が出てくる。
成瀬を取り囲む素晴らしい人々。
成瀬ほどではないが自分にもいる。
それを実感させてもらえたのか?
厳しい世の中に人々の優しさ、あたたかさを教えてくれる。
自分にとっても成瀬との出会いは特別なものになっている。
これからも是非、成瀬にたくさん関わっていきたいと思う。
それこそ200歳どころか、300歳、400歳まで。
成瀬は都を駆け抜ける Amazon書評・レビュー: 成瀬は都を駆け抜けるより
410354953X
No.197
(5pt)

大団円の最終巻

最高の最終巻だと思った。
今までに関わってきた皆んなが成瀬の最後の観光大使の仕事を見送る。
もっと見たい続き見たいと思いつつこれで終わりでこれ以上のエンディングはないとも思う。
本は終わってもどこかで成瀬と仲間達は今日も元気に生きてると思える。

とりあえず琵琶湖行ってミシガン乗りたいと思った。
成瀬は都を駆け抜ける Amazon書評・レビュー: 成瀬は都を駆け抜けるより
410354953X
No.196
(5pt)

力をもらいました。

成瀬シリーズ、ついに読了!あっという間に全部読んでしまいました。常に肯定的でわが道を行く成瀬に力を貰いました。宮島先生の簡潔でいながら、豊かな表現で一気に読み進むことができました。
成瀬は都を駆け抜ける Amazon書評・レビュー: 成瀬は都を駆け抜けるより
410354953X
No.195
(5pt)

やはり成瀬あかりは面白い

読み進めながらついつい顔が綻んだり、ホロリとしたり本当に成瀬あかりのキャラクターは楽しませてくれる。
成瀬は都を駆け抜ける Amazon書評・レビュー: 成瀬は都を駆け抜けるより
410354953X
No.194
(5pt)

本気で何かに挑戦していれば、その姿が周囲に影響を与える

『成瀬は天下を取りにいく』
『成瀬は信じた道をいく』
シリーズを読み進めてきて、
成瀬あかりという唯一無二の主人公が
この先どこへ向かうのか?

楽しみに読み進めました。

成瀬あかりの魅力は
「こんなふうに生きてみたい」
と思わせてくれるところにある気がします。

膳所から、京都へ。
高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。

一世一代の恋に破れた同級生、
達磨研究会なる謎めいたサークル、
簿記YouTuberなど、
新たな出会いの中で、
成瀬はまたしても周囲を巻き込みながら、
自分の信じる道を突き進んでいく。

今回の成瀬の目標は「京都を極める」こと。

一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには、
成瀬から突然ある知らせが届く。

成瀬あかりはいったいどこへ向かうのか?

シリーズ最終章にして、シリーズ最高傑作。
私はそう思いました。

正直、最初の2作は本屋大賞を獲ったとはいえ
「まあ、おもしろいよね」程度だった感じがしています。

今回はこれまでのシリーズで登場してきた人物たちが、
ただ懐かしい顔見せとして出てくるのではなく、
一人ひとりがきちんと物語の中で
役目を果たしてくれている。

その中で成瀬あかりの成長も見られた。
今回一番良かったのは、成瀬あかりの心の内が
少しだけ見えたところだったと感じています。

普通ならためらうことを平然とやる。
周囲が驚くような目標を掲げる。
それでいて、本人はいたって真剣。

今までと変わらない成瀬あかりはもちろん健在。
けれど本作では、ただ突き抜けた存在としての
成瀬だけではなく、周囲との関係性の中で
少しずつ変化してきた成瀬の姿も感じられました。

特に良かったのは、最終章にして成瀬の母親がしっかりクローズアップされたこと。

これまで成瀬あかりという圧倒的な個性に
目を奪われていましたが、本作を読むと、
「この家族にして成瀬あかりあり」
だと納得できます。

そして、成瀬の父親がますますかわいく見えてくる。

この家族、良い。
とても良い。

成瀬あかりという存在は、突然変異のようでいて、
きちんとあの家族の中で育ってきたのだと感
じられるところが、とても温かかったです。

「みんなは『極める』という到達点を気にするのだが、わたしはそこに至るまでの道が重要だと思っている。ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」

この言葉は、成瀬あかりの生き方そのもの。
その一方で、我々にもっと「挑戦しろ」と
活を入れられているような、そんな気がしてきます。

成瀬は、いつも大きな目標を掲げます。
けれど本当にすごいのは、
目標を達成するかどうかだけではありません。

そこに向かって歩き出すこと。
途中で出会う人たちと関わること。
うまくいかないことも含めて経験に変えていくこと。

その過程こそが、成瀬あかりの魅力なのだと思います。

私たちはつい、結果ばかりを気にしてしまいます。

成功したか。
失敗したか。
評価されたか。
意味があったのか。

でも成瀬は、そこに至るまでの道に
価値を見出している。

ゴールにたどり着かなくても、
歩いた経験は無駄じゃない。

この言葉は、
何かに挑戦しようとしている人の背中を
そっと押してくれる名言だと思います。

成瀬ほど派手ではなくても、
自分なりの「信じた道」を歩いていけばいい。

そう思わせてくれるところに、
このシリーズの大きな魅力があります。

他人を変えるのは難しい。
でも、自分が本気で何かに挑戦していれば、
その姿が周囲に影響を与えることはある。

成瀬あかりは、まさにそういう存在です。

本人は誰かを変えようとしているわけではない。
説教をするわけでもない。
自分の信じる道を、自分の足で歩いているだけ。

それなのに、周囲の人たちは成瀬と関わることで、
少しずつ変わっていく。

この姿に、私は別作品の天久鷹央を思い浮かべました。

二人に共通するのは、
ずば抜けた才能を持っていること。

けれど、それだけではありません。

物語が進むにつれて、他人との関係性の中で、
相手を思いやることができるようになっていく。

その成長が、とても胸に沁みました。

才能があるから魅力的なのではない。
人と関わり、変わっていくから魅力的なのだ。

本書はそのことを、成瀬あかりという
最高の主人公を通じて教えてくれます。

本屋大賞を受賞した作品が気になっていた人には、
ぜひシリーズを通して読んでほしいです。

そして、一作目、二作目を読んで、
成瀬あかりのその後が気になっている人には、
迷わずおすすめします。

本作は、シリーズを追いかけてきた読者への
最高のご褒美と言えるでしょう。

成瀬あかりという主人公を好きになった人なら、
きっとこの完結編に満足できるはずです。

・青春小説が好きな人
・自分も何かに挑戦してみたい人
・結果ばかり気にして、なかなか一歩を踏み出せない人

そんな人にこそ、この小説を読んでほしい。

ゴールにたどり着かなくても、
歩いた経験は無駄じゃない。

成瀬あかりは最後まで、成瀬あかりでした。

そして読み終えたあと、こちらまで少しだけ、
自分の都を駆け抜けてみたくなる。

そんな清々しい読後感のある、
シリーズ最高の完結編でした。
成瀬は都を駆け抜ける Amazon書評・レビュー: 成瀬は都を駆け抜けるより
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