ハリウッドの悪魔



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    初公開日(参考)2023年07月
    分類

    長編小説

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    ハリウッドの悪魔

    2023年07月04日 ハリウッドの悪魔

    1958年、反共・反ユダヤ主義を標榜するジョセフ・マッカーシーがアメリカ大統領となり、権力を握っている。映画産業は国営化され、制作されるのは反共プロパガンダ映画ばかりだ。ロサンゼルス市警の刑事モリス・ベイカーは、そんなハリウッドで、ある殺人事件を担当することになる。被害者は元映画監督ジョン・ヒューストンと、新進気鋭の記者ウォルター・クロンカイト。現場には「悪魔どもをやっつけろ ベイカー」と書かれたメモが遺されていた。ふたりはなぜ殺され、ベイカーの名前がなぜあったのか? 大統領配下の下院非米活動委員会(HUAC)の横やりが入り、捜査から外されたベイカーに、ソビエト連邦の謎めいた女スパイ、ソフィアが接触してくる。彼はソフィアとともに、俳優ハンフリー・ボガートや脚本家ダルトン・トランボらが暗躍する、もうひとつのハリウッドをさまよう。ユダヤ人のベイカーが大戦中のヨーロッパで過ごした過去の悪夢に悩まされながら――。異なる歴史を歩むハリウッドを舞台にした傑作ノワール。(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (5pt)

    面白い

    筆力も悪くないし、映画ネタ満載で楽しめました。次作も期待です!
    ハリウッドの悪魔Amazon書評・レビュー:ハリウッドの悪魔より
    4152102578
    No.1:
    (2pt)

    魅力的な"つかみ"と失望

    私が最初に映画作家に興味を持った本「世界の映画作家17 カザン ロージーと赤狩り時代の作家たち」(キネマ旬報社)は、紙の本を大量に処分してしまったため残念ながら手元にありません。(最近はこのような嘆きの繰り返しです(笑))ジョゼフ・ロージーが監督した映画「恋 "The Go between"」に魅せられたのがきっかけだったと思います。1970年代前半。映画の原作も読み、ロージーに興味を持ち、「赤狩り」にも興味を広げ・・・そして、「ジョニーは戦場へ行った」。しかしながら、本書を読むための取り掛かりは早かったのですが、読み終えるのにはだいぶ時間を要しました。何故なら、つまらなかった。
     舞台は、1958年夏、ロスアンジェルス。しかし、歴史スリラーというより"IF小説(オルタネート・ヒストリー)"としてその歴史が改変されています。「赤狩り」、米下院による「非米活動委員会」の存在といった事実は変わらないものの当時の大統領はアイゼンハワーではなくジョゼフ・マッカーシー。ハリウッドの映画産業は国営化されており、ユダヤ系の映画作家たちはその活動を抑圧され、全体として共産主義者を根絶やしすべく「下院非米活動委員会」が市民を監視している社会として描写されています。
     主人公はロス市警察の刑事、モリス・ベイカー。彼は第二次世界大戦後に米国に移住したユダヤ人ですが、ユダヤ人をもまた厳しく取り締まろうとするマッカーシー政権下、相棒の刑事・コノリーと共に殺人事件現場へと向かいます。殺されたのは元?映画監督、ジョン・ヒューストン(嗚呼、「マルタの鷹」)とCBSの記者・ウォルター・クロンカイト。そこには或る謀略が隠されていますが、果たしてこの物語は何処へ向かうのか?
     と、ここまで書いてきて、"つかみ"はとても魅力的でしたが、正直に言って、そのストーリー・テリングに最後まで感心することはありませんでした。アイディアがサスペンスを分断してしまい、幾つかの隠されたテーマは伝わらず、スリラーとしてはミッキー・スピレーンほどの輝きもなかったと言えるでしょう。煌びやかな登場人物たちによっておそらく当時のハリウッドへの"オマージュ"という言葉で美しく括られることになるのかもしれませんが、そもそもスリラーはスリラーとして成立している必要があると私は思います。
     □「ハリウッドの悪魔 "Beat the Devils"」(ジョッシュ・ワイス 早川書房) 2023/7/22。
    ハリウッドの悪魔Amazon書評・レビュー:ハリウッドの悪魔より
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