盗作小説
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種別
長編
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あらすじ
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評判
盗作小説の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
盗作小説の総合評価:
7.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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どん詰まりの主人公、目の前の当たり籤、フトコロすれば莫大な利得、バレる可能性は限りなく低い、バレない条件は揃ってる、やりおおせる自信はある、さぁどうする?ええい貰っちまえ!・・めでたく栄耀栄華まっしぐら・・と思いきや、ほぼ例外なく、この手の主人公がしくじっていくきっかけは“女房”である。女房に事情を打ち明ける、打ち明けなくても知られる、こうなるとなぜか女房のほうが目端がきいて、旦那及び妻たる自分の幸運を固めるべく積極的に口を出し手を出す。そこから面白いように主人公の計算が狂っていく。
本作の主人公=行き詰った“昔の有望新人作家”ジェイクは冒頭では独身だが、死んだ教え子の残したプロットを盗用して売れっ子になってすぐ、運命の女性に出会い両想いになりすいすい結婚に至るので、読者としては「ハハン」と思うわけだが、さてお決まりの轍を踏んで行くところまでいくかどうか?はお楽しみだ。
“棚ボタ”のボタ餅に当たるものが小説のオリジナルなプロットということで、“小説=作り話を着想して物語に仕立てる”という生業にひそむ陥穽が引っ張る、なかなかの捻りのきいたサスペンスである。
難点はふたつ。一つは主人公をはじめ登場人物が、脇やちょい役に至るまで軒並み食えない奴、もしくは小生意気でいけ好かない人間ばかりな事。せめてたとえばくだんのプロットの考案者エヴァンが、読者から見て“生かしておいてあげたかった”と少しだけ思える人物像に描かれていたら読後感も違ったと思う。
二つめは本文の中に劇中劇的に挿入される、プロット盗用でジェイクがものした小説が(だんだん全貌が見えてくるプロット自体も含めて)どうにも貧乏くさくてチンケな事。日本で言えば『相棒』の週跨ぎ前後編程度の話なのだ。これで全米ベストセラーになるってのはリアルでないと思うのだが・・
この二点に目をつぶれば結構イケる作品である。